マメクロゴウチ、透明なPVCバッグの世界|Mame Kurogouchi【劣化対策も】

こんにちは、ブランド古着のKLDです。

ユニクロとのコラボレーションも話題で、ブランドの姿勢は守ったまま今や一般層にまで浸透し始めたブランド、マメクロゴウチ(Mame Kurogouchi)。

繊細な刺繍やカッティングの表現など、特筆すべきところの多いブランドではありますが、ブランド立ち上げ当初から展開しており、ブランドの象徴ともいえるアイテムをご存じでしょうか?

そう、PVCバッグです。

透明なPVC(ポリ塩化ビニル)素材を使用したバッグは、複雑なカッティングや構造を持ち、まさにマメクロゴウチにしか作れないアイテムといえます。

今回は、私たちブランド古着屋の視点から、

  • 改めて、マメクロゴウチとは?
  • マメクロゴウチの色々なPVCバッグ
  • PVCバッグが劣化してしまう前に、気を付けたいお手入れ方法

をご紹介していきたいと思います。

改めて、マメクロゴウチとは?

2021年にユニクロとのコラボレーションを発表するなどして注目度が高まっているマメクロゴウチ。

ブランドの始まりは、2010年、デザイナーの黒衣内真衣子さんが「黒衣内デザイン事務所」を立ち上げ、独立したことからでした。

それまで黒衣内さんは、イッセイミヤケで企画、デザインとして活躍しており、そこから独立して自身のブランドを立ち上げました。

そんなマメクロゴウチの、ブランドを象徴するアイテムといえば、今回ご紹介する「PVCバッグ」です。

PVCバッグ
引用元:mamekurogouchi.com

ブランド黎明期から重要なアイテムとしてコレクションにも組み込まれており、現在に至るまでブランドを象徴するアイテムとして様々なパターンで展開しています。

透き通ったビニール素材を活かした複雑な造形は、マメクロゴウチならではです。

一枚のビニール素材をカッティングして編み込んだり組み合わせたりして、まるで日本の伝統的な籠や生地などに見られる「編み」や「織り」を再現しているかのよう。

この造形は、なんと一つ一つ手作業で制作されているそうです。

このPVCバッグシリーズは、元々東急ハンズに行くのが好きだった黒衣内さんが、そこで発見したビニール素材を自身で色々な形にカットしたり組み上げたりしながら試行錯誤して作ったものだそうです。

自身で制作したサンプルが出来てから、いくつかの工場に同様のものが作れないか…と打診するも断られ、なかなか量産に苦労したという一面があったようです。

現在では裁断、パーツ加工、成型と組み立ては全て違う工場で行われ、職人の手作業によって作られています。

そうしてPVCバッグも安定して様々な形を作れるようになり、すっかりマメクロゴウチの人気の定番アイテムとなっています。

様々なPVCバッグ

ここからは、そんなマメクロゴウチの様々なPVCバッグの世界をご紹介したいと思います。

コレクションのルックなどでもモデルさんが印象的にコーディネートに組み込んでおり、ブランドの重要なピースとなっているPVCバッグ。

「中身が透けるとかバッグとして使いにくそう…」

と、ためらってしまう気持ちもあるかもしれませんが、バッグの中を綺麗に整理して普段のコーディネートに組み込むと意外とすんなり調和してくれるアイテムです。

いろいろな形で展開しているので、ぜひ普段のコーディネートに合いそうなものを探してみてください。

クラッチバッグ

PVCバッグ
PVCバッグ
PVCバッグ
引用元:mamekurogouchi.com

引用元:fashion-press.net

ブランド黎明期の2011年の春夏コレクションのルックから登場している、PVCバッグの原点ともいえるのがクラッチバッグです。

片手で持てるサイズ感の中にぎっしりと複雑なカッティングと装飾が盛り込まれた、まさにこの造形のためのバッグといえます。

色もシーズンによって様々な展開があります。

上記の写真のグリーンのバッグは、色なし透明色のベースのボディにグリーンのパーツを編み込んでいますが、色によっては全て同じカラーで全体を作られたものも多く、完全な透明色のバッグに抵抗がある方は、乳白色のものなどが良いかもしれません。

PVCバッグ
引用元:mamekurogouchi.com

また、がま口型のクラッチバッグなども存在し、丸いフォルムでこちらもまた可愛らしい仕上がりとなっています。

商品写真ではなかなかイメージしにくいですが、手に持つと結構な大きさがあり、がま口部分のボリュームも相まってなかなか存在感のあるアイテムで素敵です。

PVCバッグ
引用元:wear.jp

引用元:wear.jp

ここまでご紹介した、複雑なカッティングの装飾のバッグがマメクロゴウチのPVCバッグの象徴的な存在となっていますが、同じPVC素材のバッグでも違ったアプローチのものも存在します。

2016年春夏にリリースされたPVCバッグは、ガラスのビーズのような、もしくはレトロなすりガラスのような生地をベースにしていて、また違った繊細さが感じられるアイテムとなっています。

PVCバッグ
引用元:fashion-press.net

こちらも中がほんのり透けるような上品な仕上がりなので、初めてのPVCバッグとして中古品などの二次流通で探してみるのも良いかもしれません。

ショルダーバッグ

PVCバッグ
PVCバッグ
PVCバッグ
引用元:fashion-press.net

次にご紹介するのはショルダーバッグ。

こちらはクラッチバッグよりも少し遅れて登場した商品です。

クラッチバッグと同じPVCの本体に、アクリルのチェーンが付いているのが基本。
こちらも繊細な細工が存分に楽しめるバッグとなっています。

こちらも毎年、様々なカラーで展開しておりいくつも欲しくなってしまいそうです。

伊勢丹の限定カラーなども展開しており、こちらのとても綺麗な青いバッグなどは2014年春夏シーズンのもので、今では手に入れることの難しいレアリティの高いアイテムとなっています。

PVCバッグ
引用元:facy.jp

また少し趣向の違うバッグですが、同じPVC素材でも懐かしいテーブルクロスのような生地を使ったショルダーバッグもあります。
PVCバッグ
引用元:orann.shop

こちらは2019秋冬シーズンのアイテムで、ハンドバッグタイプやエコバッグのような形の大きめのバッグも展開していました。

ハンドバッグ

PVCバッグ
PVCバッグ
PVCバッグ
引用元:mamekurogouchi.com

小ぶりなバッグにぎゅっとデザインが凝縮されていたりするさまは、クラッチバッグにも引けを取らないのがハンドバッグ。

クラッチバッグはマメクロゴウチのPVCバッグを代表する存在といえますが、持ち手がないと実際の生活では使いにくい…とお考えの方におすすめなのがハンドバッグタイプのものです。

こちらは「手に持つ必要がない」という利点を活かして、クラッチバッグでは出来ない派手な装飾などもできることから、なかなか面白いラインナップになっています。

持ち手部分がリングだったりチェーンだったり、自由度が高いのも魅力的な点。

サイズ的にかなり小さいものもあるので最低限の荷物だけを持って、おしゃれして出かける際にはよさそうです。

こちらは、2020年春夏コレクションで登場したハンドバッグ。
ビーズ バケットバッグという名前で、鳥の尾のような、シダ植物のような装飾がバッグから生えているかのように見えます。

これは、本体を手に持つ必要のあるクラッチバッグには出来ない発想ですね。
PVCバッグ
引用元:farfetch.com
PVCバッグ
引用元:fashion-press.net

PVCバッグが劣化してしまう前に。気を付けたいお手入れ方法

マメクロゴウチのPVCバッグについて調べていると、検索の関連ワードで「劣化」という言葉が目立つことに気付きました。

素材自体は丈夫なPVC(ポリ塩化ビニール)ですが、どうしても少しずつ買った時の綺麗な状態からは経年変化していく素材といえます。

ここでは、そんなPVC素材を、出来る限り劣化させないように維持するための日頃のお手入れについてお話したいと思います。

汚れてしまった時のお手入れ方法

いつまでも綺麗に透きとおった状態で使いたいPVCバッグ。
汚れや黒ずみが付着した場合、とても気になるしすぐにでも落としたいですよね。

そういった場合、汚れた部分におこなうお手入れ方法をご紹介します。

基本的にはふき取りで汚れを落とすことになりますが、使用する洗剤には少し注意が必要です。

PVCは、シンナーやベンジン系の汚れ落としを使用すると溶けてしまいます。
マニキュアの除光液なども基本的には使わないでください。

汚れの程度にもよりますが、汚れ落としを試す際にはPVCにとって負担の少ない方法から試すのがおすすめです。

以下に負担の少ない方法からご紹介していきますのでご参考にされてみてください。

水拭きをする

PVCは水に強いビニール素材ですので、水で濡らしても何ら問題はありません。

軽い汚れであれば、まずは水を付けて絞った布などでふき取ってください。

水分が多すぎると水の跡が筋になって残り汚くなってしまうので、水分が残らないくらいの適度に絞った布か、水分が残ってしまった場合はから拭きで強くこすらず、水分をそっと吸ってあげるようなイメージでふき取ってください。

ふき取った後は水分が完全に乾くまで、日の当たらないところで乾かすことをおすすめします。

中性洗剤でふき取る

次におすすめしたいのが中性洗剤でのふき取り。

中性洗剤とは、家の中の様々な場所で使われている洗剤で、キッチンの食器洗い洗剤やお風呂の日常洗い用の洗剤なども中性洗剤です。

中性洗剤を使用する場合も基本的に布に含ませてふき取る方法でおこないますが、洗剤をそのまま付けてしまうと色褪せなどの原因になりますので、必ず薄めたものを布に含ませてください。

中性洗剤を含ませた布で絞った後、違う布を水で濡らして仕上げの水拭きをおこなってください。

こちらもふき取った後は水分が完全に乾くまで、日の当たらないところで乾かすことをおすすめします。

消しゴムでこする

小さい範囲の汚れであれば、上記の方法よりも消しゴムでこする方が相性がいい場合もあります。

あくまで優しく、力加減をみながら消しゴムでこすってください。

保管時のおすすめ方法

PVCバッグは、ビニール素材なので、素材のくっつきや色移りなどに注意が必要です。

保管時に気を付けることをご紹介したいと思います。

直射日光のあたらない場所に保管する

洋服やそのほかのバッグであっても基本の保管方法ではありますが、やはりPVCバッグも直射日光のあたる場所や、高温多湿になる場所での保管は避けてください。

PVCの劣化の一つとして「黄変」と呼ばれるものがあり、紫外線にあたると徐々に黄ばんでくる現象があります。

透明色のバッグなどには特に注意が必要で、せっかく綺麗な透明色だったバッグが黄ばんでしまってはショックですよね。

極力日が当たらない、湿気の少ないクローゼットに保管していただくことをおすすめします。

くっつきを防ぐために出来ること

PVCのようなビニール素材の宿命ともいえるのが、ビニール同士のくっつきや色移りかと思います。

保管時に気を付けたいのが、色のあるものと密着させて保管しないことです。
色移りなどを防ぐため、不織布の袋などに入れてクローゼットに保管していただくのもおすすめです。

また、バッグの内側のくっつきを防ぐためには中に一枚、和紙かそれに類した薄い紙を入れておくのもおすすめです。
これは長期的に使う機会が無さそうな場合の保管におすすめです。

型崩れに注意

最後に、マメクロゴウチのPVCバッグは繊細な装飾部分が特徴です。

これを無理やりつぶして保管してしまったり、狭いところに押し込んでしまったりなどすると、装飾部分の劣化や損傷に繋がりますので注意が必要です。

短冊状にカットされた装飾部分などは、逆に折れたまま保管してしまうと、最悪劣化して切れてしまったりすることも考えられます。

充分に余裕のあるスペースに保管する、もしくはマメクロゴウチで購入時に付属する箱に入れて湿度のこもらない場所に保管するというのも有効な方法かと思います。

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ブランド古着買取専門のKLDではマメクロゴウチのお買取りを強化しています。

ここまで読んで下さりありがとうございました。
KLDでは、マメクロゴウチのお買取りを強化しております。

今回ご紹介したPVCバックはもちろん、お洋服やその他のアイテムもお買取り強化しております。

長く着続けられるのが魅力のマメクロゴウチのお洋服ですが、理由があって手放さなければならないタイミングなどはあるかと思います。
その際に、KLDのことを思い出していただければとても嬉しいです。

マメクロゴウチのお買取りについてはこちらからもどうぞ。

どのシーズン、アイテムでも出来る限り強気のお値付けでお買取りしております。
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