マメクロゴウチのシーズンテーマ解説 【2016~2021まで】|Mame Kurogouchi
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
デザイナー、黒河内真衣子さんのフィルターを通して世界にちらばっている美しいものをファッションに昇華するブランド、マメクロゴウチ。
この記事では、マメクロゴウチの2016年から2021年までのコレクションテーマを解説したいと思います。
旅をしながらピースを集め、デザインを作ることも多い黒河内さんの新たな旅、そしてコロナ下での状況の変化によるデザインへの影響…などを感じられる記事になっているかと思います。
- シーズンテーマのタイトル
- デザインの特徴など、そのシーズンの説明
- 各コレクションの写真
というような形で、各シーズンテーマを解説していこうと思います。
当店で調べきれず、テーマが不明なコレクションについては割愛させていただきますが、判明したものについては随時追加していきたいと思います。
2011年~2015年のコレクション解説記事はこちら
こんにちは。ブランド古着のKLDです。 ユニクロとのコラボレーションでも話題になったMame Kurogouc...
マメクロゴウチ関連の販売商品はこちらから
目次
- 1 2016年以降、マメクロゴウチの歩み
- 2 2016年~2021年のコレクションテーマ
- 3 二次流通市場での評価
- 4 KLDの販売ページはこちら
- 5 関連記事
- 6 KLDではマメクロゴウチを高価買取しています。
2016年以降、マメクロゴウチの歩み
2016年以降、マメクロゴウチというブランドとしての変化や歩みを少しだけご紹介します。
2018年、パリコレクション初参加時からブランド名を「mame」から「Mame Kurogouchi」と変更します。
2019年、株式会社TARO HORIUCHIと共に、縫製会社を立ち上げ。
日本の職人の技術を守る活動の一貫として職人の育成などをおこなっています。
2020年には10周年を迎えたということで、様々なプロジェクトをおこないました。
世田谷区羽根木エリアにブランド初の直営店「Mame Kurogouchi Hanegi」を出店。
長野県立美術館で、10年間の創作プロセスを紹介する展覧会「テン マメ クロゴウチ(10 Mame Kurogouchi)」を開催。
同館の新しいスタッフユニフォームのデザインも担当しました。
そして、洗練された素材と極限まで削ぎ落としたシンプルなデザインによる新たなコンセプトのコレクション「マメ クロゴウチ ベーシックス(Mame Kurogouchi Basics)」を発表。
2021年5月に、UNIQLOとのコラボレーションアイテムを発売すると発表。
賛否両論あるコラボレーションでしたが、マメクロゴウチの美しさが上手く落とし込まれた展開になっているようです。
このように、2016年から2021年という期間はマメクロゴウチにとってパリコレ初参加、2020年にはブランド10周年、その他の色々な試み…と、かなり着実にブランドとして成長している印象があります。
2016年~2021年のコレクションテーマ
ここからは、2016年からのコレクションのテーマについて、少しずつにはなりますが、解説させていただきたいと思います。
2016SS/AW「Alchemist.」
「錬金術師」をテーマに掲げたコレクション。
今回は、黒河内さんがアメリカ・ニューメキシコへ実際に足を運び、旅の中で発見したエッセンスを昇華したものになっています。
このコレクションを作る前、前シーズンが終わった後から黒河内さんは毎晩のように怖いような、不思議な夢を見ていたようで、その夢の影響からニューメキシコに足を運んだそう。
そんな一種の霊感のようなものから紡ぎだされたコレクションは、ニューメキシコの広大な大地と、有機的なエッセンスを感じる作品群で作られています。
春夏シーズン
春夏シーズンは、乾いた大地を感じさせるサンドベージュ、大地に点在し、しっかり根を張って生きる植物たちのグリーン…などのカラーが目を惹きます。
この時、「気持ちよく寝れる服」を目指した服作りもおこなっていたそうで、ナイトガウンのようなアイテムや、肌触りの良さそうな生地感など、着ていてストレスにならないアイテム展開にも注目出来るコレクションになっています。
引用元:Fashion Press
秋冬シーズン
引き続き、前シーズンからの旅は続いており、同じテーマで展開した秋冬シーズン。
旅の途中で出会った老夫婦や宿泊したホテルの内装、この旅の始まりでもある「夢」を半分見ているような幻想的なムード…
それらをコレクションに落とし込み、前回から続く淡いベージュのような色彩のと、鉱物のようなブルーやワインのようなボルドーが混ざりあい、そこに黒が効果的にコレクションを引き締めています。
前回同様、リラックス出来そうなシルエットや質感は健在で、大胆に刺繍を施したガウンなどは注目度の高いアイテムとなっていました。
引用元:Fashion Press
2017SS/AW「TIMELESS」/「異邦人〜”Foreigner”〜」
2017年は、春夏、秋冬で違ったテーマを設けて展開した年でした。
春夏シーズン
春夏シーズンのテーマは「TIMELESS」。
今回は芥川賞受賞作家・朝吹真理子の小説から影響を受けたコレクションになっています。
作中の一節で、使い捨てカメラを表現した、
‟そこらじゅうでジージー樹脂製の歯車の音がする。”
といった言葉に、自身の記憶を重ね合わせるときがあり、そういった体験がこのシーズンのインスピレーション源となっているそうです。
また、メキシコの画家であるフリーダカーロにも同時に影響を受けたというシーズンであり、フリーダの絵画そのものというより、彼女の遺品を撮影した写真から彼女の生涯に思いを馳せ、それを発想の源としている部分も多くあるそうです。
ランジェリーやコルセットのディティールはフリーダの遺品から着想を得たものであり、それも含めこのシーズンは2人の女性の人生から大きくインスピレーションを受けたコレクションとなっていたようです。
引用元:Fashion Press
秋冬シーズン
2017年秋冬シーズンのテーマは「異邦人〜”Foreigner”〜」。
マメクロゴウチが1年のうちに2つのテーマを設けることは珍しいことでしたが、この年以降、春夏、秋冬とテーマを分けて(テーマ同士が繋がっているようなこともあるのですが。)、コレクションを展開しています。
秋冬シーズンのテーマは異邦人。
これまで数々の旅をし、それをテーマにコレクションを作ることの多い黒河内さんでしたが、今回も北日本への旅を行い、それをテーマにしたコレクションだそうです。
まず最初の印象は、オリエンタルなムードが漂うコレクションとなっており、チャイナドレスのようなディテールのドレスがまず目につきます。
中華風のディテールは、「はるか昔、日本の北国に大陸から流れついた織物」というストーリーをモチーフにしており、歴史を感じる、ロマンある一品。
チャイナ風だけではなく、どこかオリエンタルで重厚感のあるデザインをモダンに取り入れているのが特徴となっており、そこに北の大地を彩る深く美しい色合いが融合されてたコレクションとなっています。
引用元:Fashion Press
2018SS/AW「New Color」/「現代社会の女性のための戦闘服」
この年も別々のテーマを設けてコレクションを展開。
しかし、描き方は違っても「日常にフォーカスする」という手法が一致しており、どこか共通項の感じられる2シーズンになっています。
春夏シーズン
春夏シーズンのテーマは「New Color」。
「New Color」とは、1970年代、まだモノクロームフィルムが主軸であった写真の世界で、アメリカの新たな写真家たちがカラーフィルムを使用して撮った写真を指して使われた呼称だそうです。
その時代の写真家の一人、William Egglestonの写真集を、黒河内さんがプレゼントされて手にしたことが今回のテーマのきっかけになっているそう。
何気ない日常の写真ばかりを撮影するWilliam Egglestonの写真を見て、日常の様々な出来事の大切さに改めて気付いたという黒河内さん。
例えば、目の粗いニットで作られたドレスは、野菜を入れてキッチンに置いておく網が着想源。
また違ったアイテムではバラバラにプリントされたタイポグラフィのスカート。
これはどこかの街中で偶然目にした看板から。
鮮やかな青いドレスはこれも街中で目にしたブルーシートから…。
今回は、様々な日常のピースが全て黒河内さんのフィルターを通してファッションに昇華されているものであり、旅先で得た着想をコレクションに仕立てることの多かったマメクロゴウチが、もっと目の前にある日常の風景を切り取るという形で作ったコレクションとなっています。
引用元:Fashion Press
秋冬シーズン
マメクロゴウチは、ブランド黎明期といえる2011年春夏シーズンに「現代社会における戦闘服」ということで、現代社会を生き抜く、女性のための戦闘服を提案していました。
2018年秋冬シーズンは、なんとここで原点回帰するかのように、「現代社会の女性のための戦闘服」をテーマにしたコレクションを展開しました。
今回のコレクションもその原点に回帰するように、現代社会の女性の戦いにフォーカス。
また、前コレクションで注目した日常への視点がさらに洗練され、日常の中の戦いを追求しています。
事務所の前に集められていた落ち葉から取ったブラウンや、普段使っているゴミ袋のグリーン、事務所の前に咲いた花をスケッチした花柄…など、黒河内さんのフィルターを通して日常が驚くほど洗練されたファッションへと昇華されています。
また、インスピレーションの源になったものの一つとして、フランス人インテリアデザイナーのシャルロット・ペリアンの名前も挙がっています。
1940年代当時の日本に滞在したシャルロット氏は、見過ごされていた日本の美しさを発見し、それをデザインに取り入れました。
シャルロット氏は日本の籐に影響を受けた椅子などを作っており、黒河内さんは今回、それを編まれたレザーで表現したりなど、シャルロット氏の感性を通した日本の美しさを再解釈しました。
引用元:Fashion Press
2019SS/AW テーマ不詳 /「セカンド ダイアリー」
2019年は、春夏のテーマについてタイトルのようなものが判明しなかったのですが、1年を通して「個人的な日記」にフォーカスしています。
春夏シーズン
2019年春夏シーズンは、デザイナーである黒河内さんの個人的な日記からコレクションを作っていったとのことです。
デザイン的には随所に和の雰囲気を感じさせるディティールが盛り込まれています。
夏着物、もしくは襦袢のような薄い透け感のあるガウン風のコートや、光沢のある絹の帯のようなベルト、下駄のようなサンダルなどに和の雰囲気が感じられます。
色彩は、綺麗な藤色と透け感のあるグレーが混じりあい、そこから段々と黒が含まれてきてベージュ、赤、黄色なども混じりあってくる…というような、まるで水に水彩絵の具を垂らしたようなグラデーションを感じるコレクションになっています。
引用元:Fashion Press
秋冬シーズン
2019年秋冬シーズンのコレクションは、前シーズンに引き続き「日記」をテーマに、「セカンドダイアリー」というタイトルでコレクションを展開していました。
今回の、デザインのキーカラーになったのが「青」でした。
浴槽で溶けて混ざるバスソルト、歌川国貞らの浮世絵作品、そして江戸時代に織られた古布などからインスピレーションを受けたとのこと。
コレクション全体に印象的な、様々な青が展開されており、日本の伝統的な技術を融合させた生地の上で、美しいブルーとシルバーやゴールド、ブルーのラメ色が交わって夢の中のような幻想的な雰囲気があります。
パンツスタイルの多さと、ボマージャケットなどの少しワイルドなアイテム選びの中に、マメクロゴウチ特有の生地の繊細さや色彩の美しさが交じり合い、マニッシュな雰囲気がありながら上品なコレクションとなっています。
引用元:Fashion Press
2020SS/AW 「EMBRACE」
久々に1年を通して同じテーマでコレクションを展開した年である2020年。(前年もテーマとしては繋がっていましたが。)
2020年のテーマは「EMBRACE」。
EMBRACEとは、抱擁する、抱き締める、擁する…というような意味合いを持つ単語です。
黒河内さんは、そこから「包む」というニュアンスを抜き出し、蚕が薄い繭ごしに世界を見ているような、「包まれた世界」を表現しました。
繭越しに見る世界は、不必要なものがそぎ落とされ、本質のみが見えるのではないか…そんな発想からこのコレクションは作られたそうです。
また、この年からプレフォールコレクションということで、秋の始まりのために一つコレクションを発表するという形を取っており、ブランドとしての1年の時間の流れ方に少し変化を感じる年となっています。
春夏シーズン
まず、この春夏のコレクション全体を通して印象的なのが、使う色をかなり絞っている点ではないでしょうか。
新緑のような鮮やかなグリーン、繊細な繭のような白、そこを引き締めるような黒、分量少なめに少し使われるベージュ…
今回のコレクションはほぼ上記のような色のみで構成されています。
色味は絞っていますが、表現の手法としてはマメの得意とする大胆かつ繊細な刺繍、大きめの網目が特徴的なネットの生地、重ねた模様を透かすような薄い生地など、様々な趣向を凝らし、「蚕が見ている繭越しの世界」を表現しています。
引用元:Fashion Press
秋冬シーズン
前シーズンに引き続き、「EMBRACE」をテーマに、「包む」ことから繋がる表現で展開したコレクション。
今回は、前回の発想を更に展開して対象物を「包む」、「守る」という意味合いを持つ「籠」をモチーフに展開。
日本のアート・ディレクター 岡秀行による手編みのカゴをインスピレーションの起点として、格子柄をモチーフに、籠に包まれているような表現のコレクションになっています。
また、このコレクションを作るにあたってアイルランドへの旅もおこなったとのこと。
アイルランドの大自然を目の当たりにした黒河内さんは、地球という惑星も“人間を守る籠である”という発想にも至り、その影響も色濃くこのコレクションに反映されているようです。
このコレクションで何よりも一番に目につくのは、大胆かつ繊細な模様を描くコード刺繍を使ったアイテムたち。
荘厳さすら感じられる複雑な文様は、古い建築の装飾部分に見られる彫刻のようにも見えます。
コード刺繍で形作った服の下に、コートやブラウスを着込んでレイヤードしたスタイルは甲冑のようにも見え、「包む」ことで「守られる」というテーマを強く感じるスタイルになっています。
籠のようなコード刺繍はコレクション全体を通して使用されており、編み目の大きいタイツや、袖先のアクセントなど、様々な形で効果的に使用されています。
引用元:Fashion Press
プレフォールコレクション
このプレフォールコレクションのテーマは判明しませんでしたが、モロッコの文化に影響を受けたコレクションだそう。
モロッコの伝統建築やステンドグラス、モザイクタイルなどの美しいものを黒河内さんのフィルターを通して表現。
使用する色を絞っていた2020年のイメージに比べると、カラフルな印象の強いコレクションになっています。
ルックも街中でシューティングしたようなラフなものになっており、春夏、秋冬のコレクションよりもリラックスしたムードが感じられます。
引用元:Fashion Press
2021SS/AW 「窓(Window)」/「Nocturnal Window」
2021年は、春夏、秋冬と微妙に繋がったテーマでありながら、タイトルとしては少し違ったものをそれぞれ掲げた年になっています。
どちらも「日常への視点」というブランドとしての原点に回帰している印象があります。
春夏シーズン
春夏シーズンのテーマは「窓(Window)」。
これまでのマメクロゴウチは、デザイナーの黒河内さんが世界各地に旅をする中で見つけた色々な美しいものをファッションに昇華させる手法を多くとっていました。
しかし、コロナ禍で旅が思うように出来なくなったことが影響したのか、今回のコレクションは「身近なものに目を向ける」ことに着想を得たものになっています。
これまでも身近なものにフォーカスするタイプのコレクションはありましたが、今回はより日常のモチーフにぐっと視点を絞って、「窓」をテーマにしています。
「どうしたことか、自分の撮った写真の中には昔から窓の写真ばかりがある。」と、黒河内さん自らが言うように、窓というものが昔から気になる存在だったそうで、今回はその中でも「カーテン」という存在にフォーカス。
引っ越してから誰もが真っ先に決めるものであり、引っ越し後に忘れ去られるものでもあるカーテン。
そのどこか哀愁のある存在であるカーテンから、「住んでいた人の時間がしみ込んでいるのではないか」という発想で、どこか懐かしい、誰に家にもあったようなカーテンを思わせるアイテムを展開しました。
レースのカーテンを思わせるホワイト、少し日焼けしたカーテンのような生成り色、薄いグレー…など、優しい色合いで作られたコレクションは、懐かしく、風邪を引いた日の白昼夢のような幻想的な感じも漂わせます。
カーテンをテーマとするにあたって、ちょうど自宅の窓のカーテンをブラインドに変えたことから、外したカーテンを実際に着てみて服作りをおこなっていったという黒河内さん。
実際にカーテンを着てみて、真四角の布だと思っていたものが体のラインに沿わせてみても綺麗なひだが生まれることに感銘をうけたそうです。
そんな経験から、今回のコレクションは生地をたっぷりとって美しくたわませたワンピースや、レースのカーテンを思わせる模様の編みのニット素材など、随所に懐かしい「窓」を感じるコレクションになっています。
引用元:Fashion Press
秋冬シーズン
秋冬シーズンのテーマは「Nocturnal Window」。
春夏シーズンに続き、再び「窓」をテーマにしたコレクションとなっています。
前回の昼間の明かりが差し込むレースのカーテンのような、淡い明るさのイメージから一転して、今回は夜の雰囲気を感じさせる展開に。
月明りが差し込むような様子を、カーブしたプリーツの描く線や光と闇が溶け合うようなマーブル模様で表現。
また、アトリエの庭に咲いていたという金木犀の花もモチーフのひとつに。
黒地に細かくちりばめられた金木犀は、秋の夜に甘い香りを漂わせる様を思い出させるような仕上がりになっています。
このコレクションからアイウェアの展開も始まり、マメの服に合いそうな上品なサングラスがルックにも登場しています。
引用元:Fashion Press
リゾートコレクション
シーズン的には春夏と秋冬の中間で、リゾートコレクションが発表されました。
今回のリゾートコレクションは、ポルトガルへの旅に着想を得たものだそう。
ポルトガルの青い空や地面の土っぽさをそのままインディゴブルーとブラウンに落とし込み、コレクションを作っています。
このシーズンで目立ったのがデニムのアイテムたち。
これまでのマメクロゴウチには以外にもデニムの要素が少ない印象でしたが、このシーズンにはデニムジャケットやデニムスカートがアイテムに加えられています。
デニムジャケットもスカートも、シルエット等は比較的シンプルな、使いやすそうな、ものとなっていますが、ジャケットの胸ポケットのフラップやスカートの左右のポケット部分などにマメらしいコード刺繍のモチーフがあしらわれています。
引用元:Fashion Press
プレフォールコレクション
プレフォールコレクションは2021年も健在で、秋口を彩るアイテムが並んでいます。
このコレクションの着想源となったのが、「京都の町屋建築で採用されている窓格子」だそう。
古い町屋建築には必ず格子があり、風通しや採光、防犯等の役目を兼ねたものだったそうです。
また、それぞれの建物で営まれている仕事の職業によって格子の柄が異なり、糸屋や染物屋に多い“糸屋格子”や“米屋格子”“お茶屋格子”“酒屋格子”“炭屋格子”などがあるそうです。
そんな「格子」から着想を得たコレクションは、縦のラインが印象的なデザインが多く、細く縦に並ぶ格子をイメージしたものとなっています。
また、格子の木目をイメージしたブラウンや、格子が後ろを透かすようにやや透け感のあるレース生地など、「町屋建築の格子」というテーマが見事にデザインに落とし込まれています。
引用元:Fashion Press
二次流通市場での評価
2016年~2021年までのマメクロゴウチのコレクションについてご紹介してきました。
前回の記事(リンク)でもご紹介した通り、マメクロゴウチというブランドは、古いものでも中古市場で高い評価を受けています。
現在も当然、ブランドとしての人気は衰えていませんので新しいコレクションのアイテムも中古市場では高額で取引されています。
特に「EMBRACE」期のコード刺繍のアウターなどは非常にインパクトも強く、シーズンが新しいこともありますがとても高額で取引されています。
ブランドとしては依然ワンピースやアウター類などのアイテムが象徴的な存在としてあり、中古市場での評価も自ずとそういったアイテに人気が集まる傾向があります。
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以上のように、10周年を超えてますます人気が高まりそうなブランド、マメクロゴウチ。
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