Aldenってどんなブランド?|オールデン名作モデル10選
引用元:lakotahouse.com
こんにちは!ブランド古着買取専門店KLDです。
革靴界の王者と呼ばれるほどのアメリカの名門ブランド、オールデン(Alden)。
革靴といえばジョンロブ(JOHN LOBB)のイギリスであったり、サルヴァトーレ・フェラガモ (SALVATORE FERRAGAMO)を生んだイタリアのイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
そんな中、アメリカ生まれでありながら名門と呼ばれるほどのブランドであるオールデンですが、
「色々なモデルがあるけどどれを選べばいいのかわからない…」
「せっかくなら長く履ける定番を知りたい!」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、ブランド古着店として様々な革靴を見てきた私たちが、
- オールデンはどんなブランドで、どんな魅力があるのか
- オールデンの定番モデルにはどんなものがあるのか
を解説していきます。
また、私たちKLDでも、オールデンはかなり買取強化をしているブランドですので、
その理由や高価買取事例もあわせてお伝えしていきます。
目次
オールデンとは
オールデンは、1884年にアメリカのマサチューセッツのミドルボロウでチャールズ・H・オールデンによって創立されたシューズブランドです。
オールデンはファッション業界でも人気が高く、有名セレクトショップや百貨店などでも取り扱いがあります。
アメトラ(アメリカントラディショナル)のシューズといえばまずオールデンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
オールデンの靴を語る上で欠かせないのが快適な履き心地を実現させるラスト(木型)です。
代表的なものには、1963年に誕生したO脚やX脚の矯正を目的とした医療用の靴という側面ももつ「モディファイドラスト」や、最も古い歴史を持ち、最も多くの靴に採用されている「バリーラスト」などが挙げられ、いずれも日本人の足の特徴に合ったラストとして人気があります。
ラストだけ見ても10を超えるモデルがあり、幅広から細身まで多くの足型に対応する事が出来ます。
この「選べる」という利点は、「イタリアの革靴は細すぎて合わない…」「好きなブランドはあったけど選べる型が限られている」などの苦い思いをしたユーザーの心を捉え、多くのファンを獲得し続けている所以とも言えるのではないでしょうか。
オールデンの名作定番モデル10選
それでは、ここからはそんなオールデンの名作モデルをご紹介していきます。
上述のように、ラスト(木型)が10種類を超えており、様々なモデルがあるからこそ、「どれを選べばいいかわからない…」となってしまうこともあるかと思います。
私たち古着屋の視点から見た「流行に流されず長く履ける、もし売る事になっても高く売れる」名作モデルばかりですので、ぜひご参考にされてみてください!
「990」
引用元:lakotahouse.com
オールデンのプレーントゥといえば「990」。
「990」はグッドイヤーウェルテッド製法で作られた外羽根式のバーガンディーカラーのシューズですが、色違いのブラックは「9901」になります。
木型は前述した万人向けのバリーラストが使われており、使用されている革は革の中でも最高級と呼ばれる、馬の尻部分を削って取り出すコードバンが使われています。
コードバンにしかないきめ細やかな艶や光沢は非常に高級感があり、正に一級品の名にふさわしい靴と言えるのではないでしょうか。
ぜひアメトラスタイルのカジュアルなジャケパンの足元に合わせて履きたい一足ですね。
定番中の定番といえますので、中古市場でもとても需要の高いモデルとなっています。
「54321」
引用元:natoriya
オールデンの躍進のきっかけとなったとも言われているモディファイドラストを使用したUチップシューズである「54321」。
材質はコードバンで有名な老舗、ホーウィン社製のコードバンを使用しており、カラーはこちらもおなじみのバーガンディ。(ブラックは「54331」)。
最も特徴的なポイントが土踏まずをサポートするように設計されたアーチサポート、足型にフィットすることによって歩行が安定し長時間の歩行などでも疲れが出にくいように設計されています。
また、トゥとヒールにゆとりがある点も足幅や足型で合う靴がなかなか見つからないとお悩みの方にも嬉しい設計となっています。
これまでのオールデンの歴史を鑑みても外すことのできないモデルと言えるのではないでしょうか。
こちらも定番モデルとなっており、中古市場でもとても需要の高いモデルとなっています。
「967」
引用元:natoriya
オールデンのシューズといえばどうしてもコードバンを連想しがちですが、「967」はコードバンに劣らず高級素材として知られている、カーフスキンの素晴らしさが感じられるモデルになります。
カーフスキンとは、牛革のなかで一番若い生後6か月程度の仔牛の皮で、希少価値が高い皮素材。
「967」はいわゆるダービーシューズとも呼ばれる外羽根式のウイングチップシューズ(靴のつまさき部分をW字形に切り替え、飾り縫いなどを施した爪先のデザインの靴)です。
オールデンのラストの中でも最も細身のアバディーンラストが使われており、ドレッシーでエレガントな印象。
幅広の足型の人には少々きつく感じられるかもしれないので、バリーラストを基準にハーフサイズアップして選ばれるのが良さそうです。
少しクラシカルにスタイリングしたい時などにオススメなモデルです。
ウイングチップのシューズも古くからとても人気がありますので、確実にお買取り、再販が可能です。
「986」
引用元:クラウドシューカンパニー
甲部分のサドルに設けられた切込みからコインローファーやペニーローファーと呼ばれる 紐なしのシューズです。
使用しているラストはローファー専用のバンラストで素材はもちろんホーウィン社製のコードバンです。
小綺麗にまとめたい、カジュアルになりすぎない時など何かと活躍してくれそうな場面も多く、脱ぎ履きも簡単で使い勝手の良いのがコインローファーの特徴かと思います。
スニーカーから革靴へチャレンジしようと思われている方にも、まずはローファーから慣れていかれるのも良いと思います。
また甲高の方には流通量は少なくなりますが、日本専用仕様として「99162」という甲高で履き口も狭まっているモデルもあり、そちらもおすすめです。
シンプルなローファーは人気が高く、KLDでも強気のお見積りが可能です。
「972」
引用元:amazon
今回ご紹介しているオールデンのモデルの中で最もドレッシーなモデルが「972」です。
トゥはストレートチップ。
ラストは細身のアバディーンラストと、これに内羽根式だともはや室内靴の有様ですが、外羽根式なので外に履いていけるのが嬉しいポイントではないでしょうか。
カーフスキンの持つ上質な質感とあいまって、ビジネスシーンはもちろん、スーツ着用のパーティーや、観劇やカジノといったドレスコードのあるようなシーンでも活躍してくれるでしょう。
またオールデンと言うとコードバンやハイカジュアルなスタイル志向のモデルが多く、「972」のようにどちらかと言うとドレッシーなモデルは希少なため、見かけた時が買い時かもしれません。
ややレアなモデルになりますので、中古市場での流通量はこれまでご紹介したモデルよりも多くはありません。
しかしその分、中古で探しているユーザーがぶつかればオークションなどで金額が上がる可能性なども秘めているモデルです。
「560」タッセルローファー アバディーンラスト
引用元:エコスタイル
甲部分にあしらわれた房飾り(タッセル)が印象的なローファーです。
すっきりとしたコインローファーと印象を比べると、おじさん?たこさんウインナーみたいのがついてる?足に当たって邪魔?といった一般的でない感想をもたれる方も少なくないかもしれません。
しかし、実はこのタッセルローファーは1940年代にアメリカのハリウッド俳優がオールデンに製作を依頼したことから歴史が始まっています。
そういった経緯もあって50年代のアメリカ時に東海岸を中心にハイクラスのビジネスマンや、弁護士が愛用し、「弁護士の靴」と言われるほど流行しました。
上品でやや敷居の高い、癖の強さが感じられるアイテムですが、それゆえに通好みのアイテムとも言えるのではないでしょうか。
やや好き嫌いの別れるアイテムということで、中古市場での流通量もさほど多くはありません。
しかし、こちらも流通量が少なければそれだけ探しているユーザーがいた時に売れやすくなるという側面もあります。
「1878」
引用元:lakotahouse
修道士(monk)が履いていたストラップとバックルで甲を固定する靴を起源とするオールデンのモンクシューズです。
おなじみのホールウィン社製のコードバンとモディファイドラスト。
モンクストラップに、モディファイドラストという組み合わせを見ると、コンフォート感が強く感じられるかもしれませんが、それを配しても失われない高級感や品の良さはコードバンによるところかなといった印象です。
またタッセルローファーのようにおじさんくさいと揶揄されがちなモンクシューズですが、こういった癖の強いアイテムこそお洒落心が問われるアイテムであり、人と違った個性的なテイストへのきっかけとなるのではと思います。
こちらは少し癖のあるモデルではありますが中古市場で比較的安定した人気があり、流通もそれなりに多くあります。
「403」
引用元:lakotahouse
ホールウィン社製のクロムエクセルレザーを使用したUチップワークブーツです。
映画「インディー・ジョーンズ」の中でハリソン・フォードが履いていたことにちなんで別名インディーブーツと呼ばれることもあります。
アメトラスタイルの足元といえば男らしさがワイルドな印象のワークブーツですが、「403」はそういった無骨な印象を、上質な光沢感のあるレザーで仕上げているため、非常に洗練されたオールデンらしさの感じられるブーツといった印象です。
ラストは全体的に幅広設計のトゥルーバランスラストが採用されているのもポイントです。
ジーンズやワークパンツなどのカジュアルテイストアイテムとのスタイリングにも合わせやすいブーツではないでしょうか。
こちらは中古市場での流通量はさほど多くはないですが、狙っているユーザーは多そうな印象で、オークションなどでの金額の伸びも期待できます。
「1339」
引用元:lakotahouse
ミドルブーツといえばチャッカブーツ、チャッカはポロ競技の時間単位を表し、選手が試合後に履いていたカジュアルなブーツを起源に持ちます。
2つないし3つ穴のシンプルな構造にレザーをあしらった上品な印象ですが、もともとはスポーツをルーツに持つことから、フォーマルなシーンでもカジュアルなシーンでも使い勝手の良い汎用性の高いブーツです。
「1339」の木型はオールデンの中でも最も用いられているバリーラストになり、カラーはオールデンの代名詞とも言えるno.8(ダークバーガンディー)になります。
他のブランドを始めチャッカブーツは数多くあれど、これほどまでに高級感と存在感の感じられるものは、オールデンをおいて他にないと思える仕上がりです。
「40219H」
引用元:nextfocus
こちらは「定番」とは少し違うモデルにはなりますが、強くおすすめしたい名作モデルです。
オールデンの日本総代理店ラコタの強い要望により、オールデンの工場から忘れ去られた木型(ミリタリーラスト)を使って復刻したのが先発のインディーブーツと並んで名作とも称される「40219H」タンカーブーツです。
無骨なシルエットのタンカーブーツに上品なコードバン、ソールには歩行時の負担軽減のためにクレープソールが使用されており、デザインこそオールドスクールでありつつも、機能性も保証された仕上がり。
カジュアルなスタイリングの足元で活躍してくれそうです。
2021年6月現在、ラコタのオフィシャルでは取り扱いがないようなので、これこそ見つけたら一生物と言えるアイテムでしょう。
こちらは中古市場での流通もかなり少なく、なかなか見かけることも少ないモデルですが、代理店での取り扱いが無いということで、探しているユーザーは多くいることが予想されます。
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ブランド古着買取専門店KLDでは、オールデンを高価買取しています
ここまでお話ししてきたように、オールデンというブランドは、長い歴史の中で洗練してきた木型と、こだわりの物づくりで非常に高い人気があります。
何よりとても格好いいブランドです。
KLDではこのオールデンの買取に力を入れています。
KLDではこれらを買取する際、中古市場での評価に関する知識や、的確な状態のチェックに沿って買取の評価を行っています。
それに加え、イギリス、イタリア、アメリカ…など様々な革靴に精通しており、自身もオールデンユーザーである査定士が「ファン」の視点でしっかりとお値付けをします。
このように、知識の深い限られたスタッフのみが特定の査定にあたる事は、小さな会社だからこそ可能なことかと思います。
ぜひ当店のお買取りを一度お試しください!
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