NANGAってどんなブランド?|ナンガ

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引用instagram@nanga_official

こんにちは。ブランド古着買取専門店KLDです。

確実な技術力と高品質なダウンが魅力の、ダウンメーカー「NANGA(ナンガ)」。

近年は数々のブランドとのコラボレーションや、本格的な海外進出など活躍の場を広げ、幅広い支持を得ています。

今回は、

  • NANGAとは
  • デザイナー
  • ブランドの特徴
  • 海外進出とこれからについて
  • 定番モデル
  • 買取について

という形でお話していきます。

NANGAというブランドを詳しく知りたい!という方や、NANGAの買取についてお話もしていきますので、既にアイテムをお持ちで売却をお考えの方にも、ぜひご覧いただきたい記事となっています。

NANGAとは?


引用instagram@nanga_official

NANGA(ナンガ)は、日本の老舗ダウンプロダクトメーカーです。

名前の由来は、ヒマラヤ山脈にある「ナンガ・パルバット」からきています。
ナンガ・パルバットは標高8,126mの高峰で、多くの遭難者を出したことから「人喰い山」とも呼ばれている山です。

登頂が難しい山に挑むように、どんな困難にも立ち向かい、挑戦していく気持ちを込めて名付けられました。

そんなNANGAの前身である「横田縫製」は、古くから養蚕業や真綿布団の産地として有名な滋賀県米原市で1941年に創業。

もともとは真綿布団の加工会社でしたが、縫製工程の海外シフトによるコスト削減の影響を受け、シュラフ(寝袋)の生産を請け負うことになりました。


NANGAのオリジナル素材「AURORA-TEX®︎」 引用rakuten.co.jp

1990年代に入り、独自に開発した「AURORA-TEX®︎」を採用したダウンシュラフを制作。

防水湿性能に優れた素材と、高い保温力のダウンから作られたシュラフは、登山家やキャンパーからの圧倒的な支持を得られました。

近年では、高品質なシュラフ作りの技術を応用し、アパレル部門としてダウンジャケットやパンツ等が生産され、タウンユースにも活躍する商品が毎年多数発表されています。

さらに現在では、多くのブランドからリスペクトされ、多数のメーカーとのコラボレーションも実現しています。

デザイナー

現在NANGAは、主にOEM(他ブランド製品の製造)やアパレルブランドとのコラボレーションにより、様々なデザインのダウンウエアを制作しています。


ダウンジャケットの生産を広げ、会社を成長させた3代目社長の「横田智之氏」引用yamap.com

初期のダウンジャケットは、社長自ら手がけていました。

当時は、某衣料品店で1,980円のフリースが大ヒットしていた時期。
2〜3万円するアウトドアメーカーのフリースは全くと言っていいほど売れませんでした。

困ったメーカーから、フリースに代わるような手頃な価格のウエアがほしいとの依頼を受け、制作したのがダウンジャケットです。

試作のダウンジャケットは好評で400着ほどを販売。
その後OEMを手がけるようになり、少しづつ実績を積んでいきました。


2023年にschottとコラボ引用schott-nyc.jp


2023年にWIND AND SEAとコラボ 引用instagram@nanga_official

その結果、徐々に知名度も上がり、「アパレルブランド×NANGA」のダブルネームのプロダクト制作が実現します。

また、NANGAの代表的なアイテムでもある「オーロラダウンジャケット」は、アーバンリサーチとのコラボレーションによって誕生しました。

現在では、多くのアパレルブランドから別注オファーの絶えないメーカーへと成長しています。

NANGAの特徴

ここからは、NANGAの特徴や魅力についてご紹介します。

高品質なダウンの追求と圧倒的な技術力

NANGAには、長年培ってきた羽毛の選定・洗浄・管理のノウハウがあります。

創業以来、良質な羽毛の選定にこだわり続け、世界中から厳選しています。


引用nanga.jp

現在はスペインの成熟した水鳥の羽毛をメインに使用しており、すべてのアイテムに原産国証明を付ける徹底ぶり。


羽毛布団に付属している原産地証明書(NANGAでもこのような原産地証明書が付いている) 引用sleep-natura.jp

原産国証明は、かつて布団を取り扱っていたメーカーならでは。
羽毛布団では当たり前に行われてきたことなので、流れで続けてきたそうです。

消費者が、ダウン製品に封入された羽毛を見る機会はほぼありません。
だからこそ、羽毛の品質を一番に捉えて選定しているのです。

さらにダウンの品質を向上させるため、洗浄過程もとことん追求しています。


国内唯一の羽毛専業メーカーの「河田フェザー株式会社」引用aichi-select.net

NANGAで使用するダウンは、日本の老舗羽毛加工メーカーである「河田フェザー」で洗浄。


河田フェザーの羽毛専用洗浄機 引用kwd.jp

他国の工場と比較すると、やはり日本の洗浄技術が最も高いと感じたため、NANGAは国内での洗浄にこだわっています。

そして、高い技術できれいに洗浄すると、羽毛の匂いを大幅に軽減でき、保温性の向上にもつながるのです。

また保温性の観点でみると、「コールドスポット」の処理については他のメーカーでは真似できない技術だと自負しています。

コールドスポットとは、縫製上、どうしても暖気が逃げてしまう部分です。


掛け布団を例にすると、コールドスポットになる顔周り・足元の冷えを抑える構造になっている 引用nanga.jp

いかに暖かさを保つかという点で、シュラフの製造によって培った保温技術をダウンウェアに生かした商品開発は、NANGAならではと言えます。

見えない部分にこだわる誠実さと他にないサービス

一般的に、ダウンジャケットの中身まで気にする消費者は少ないでしょう。

しかし、見えない部分だからこそこだわり抜き、メイドインジャパンの自信を持ってお客様に届けるというNANGAの誠実な姿勢は、消費者だけでなく、アパレル業界からも絶大な信頼を得ています。


引用nanga.jp

また、NANGAには国内唯一で、シュラフの穴あきや破れなどの修理を無償で行うサービスがあります。

修理に関しては専門のスタッフが在籍し、ハイシーズンには毎週20点ほどの対応にあたっているそう。

このサービスは、生産時に使用した生地やパーツを残して管理しておく必要があり、想像以上に大変であるため当初はやめるべきとも言われていました。

しかし、シュラフの市場のほとんどが海外製品で占められている中で、後発組であるNANGAは他のブランドとの差別化を図る必要があったのです。

そこで、日本製だからこそ直して長く使い続けられることに価値があると考え、無償で修理を行うサービスを始めました。

保証があると安心して購入できるため、ファンがついてくるのも納得です。

海外進出とこれからについて


Outdoor Retailer(アウトドア リテーラー)、通称OR(オー・アール)引用goout.jp


アウトドアリテーラーの会場にて、ナンガの展示スペース 引用goout.jp

近年、NANGAは全米最大のアウトドアショーである「アウトドアリテーラー」にエントリーし、アメリカへの本格進出を果たしました。

これまで培ってきた羽毛の技術と、国産の優れた素材を存分に使用し、世界に通用するシュラフとダウンジャケットを提案。


鮮やかなカラー配色のUSモデル 引用camphack.nap-camp.com

海外から見た日本のブランドは、色使いが豊かなイメージが強いとのことで、独自のカラーを意識したUS限定モデルをリリースしました。

会場では、ハイスペックで独自性のあるダウンが大絶賛されていたそうです。

今後は、NANGAを世界に通用するブランドに成長させることを目標にしているとのこと。

ただ、これまでは全ての製品を日本で生産してきましたが、グローバルで戦っているメーカーは生産国では選ばれません。

これからNANGAがもっと成長するためには絶対的な生産キャパが必要ですが、日本では職人の高齢化も進んでおり、国内だけではまかないきれない現実もあります。

NANGAは、どこの国で作っても決して手を抜かず、製品のクオリティを維持しながら、生産の拡大が可能な体制づくりを目指していきます。


NANGAはダウン(羽毛)を再利用する「グリーンダウンプロジェクト」に積極的に参加している 引用bornfreegroup.jp

またNANGAは、エコの視点でも注力している「グリーンダウンプロジェクト」という活動にも参入しています。

実は羽毛は基本的に劣化せず、50年はもつと言われています。

そのため、再度洗浄して精製加工すれば、新毛よりもきれいになるのです。

NANGAは、再生羽毛をサステナブルな素材として活用し、限りある資源を守っていきます。

定番、人気アイテム

オーロラダウンジャケット


引用nanga.jp

NANGAの定番アイテムといえば、独自素材AURORA-TEX®︎を使用したオーロラダウンジャケットです。

AURORA-TEX®︎とは、防水性と透湿性の両方を持ち合わせた多孔質ポリウレタン防水コーティング素材です。

本来、防水性を高めると透湿性は損なわれるため蒸れやすいのですが、同素材ではこの問題を解決しています。

ポリウレタン樹脂に超微粒子を結合させて微細孔を形成し、空気の通り道を作っているのです。

アウトドアではもちろん、タウンユースにも活躍するハイテクノロジーな素材で、さらに撥水加工を施した表地と合わせて機能性を高めています。


2023AWのアーバンリサーチ別注品 引用urban-research.jp

初めてのオーロラダウンジャケットは、アーバンリサーチとのコラボレーションによって誕生。
以来、NANGA別注商品が毎年制作されています。

今ではデザインのバリエーションも増え、自分のスタイルに合った形のオーロラジャケットを見つけられるでしょう。

買取、中古相場について

ここまで、NANGAというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、中古相場について少しだけお話していきます。

アウトドアブランドとして高い機能性を持つNANGAの商品は、中古市場でも高い評価で取引されています。

とくに今回ご紹介したようなダウンジャケットなどはタウンユースでも人気があり、多くが高い金額で売却可能かと思います。

また、ウェアだけではなく、シェラフ(寝袋)の取引数が多いのもNANGAならではでしょうか。
創業初期から作り続けているクオリティの高いシェラフは、ジャケットと同じくらい高い評価で取引されています。

やはりダウンジャケットの取引が目立ちますが、それだけではなくシェルジャケットやTシャツ、ショルダーバッグなどの小物も取引数としては多く、ブランドとして中古市場でもとても愛されているのが伝わってきます。

また、アパレルブランドとのコラボ商品や、別注のアイテムなどはやはり注目度が高く、高額で取引される傾向が強いです。

KLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。

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ここまで読んでくださった方へ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

KLDでもNANGAのお買取を強化しています。

アウトドアブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。

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