Anya Hindmarchってどんなブランド?|アニヤ ハインドマーチ

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引用 instagram@anyahindmarch

こんにちは。ブランド古着買取専門店のKLDです。

2023年11月、ユニクロとのコラボアイテムを展開することでも話題になっているブランド、Anya Hindmarch(アニヤ ハインドマーチ)。

1987年にロンドンで創業し、ユーモアを感じさせる可愛らしいアイテムの数々と、サスティナブルな姿勢で人気を博しています。

今回は、

  • Anya Hindmarchとは?
  • デザイナー
  • ブランドの特徴
  • 定番シリーズについて
  • 中古相場について

という形でお話していきたいと思います。

中古相場についても解説しますので、既にAnya Hindmarchのアイテムをお持ちで、売却をお考えの方もぜひご覧ください!

Anya Hindmarchとは


引用 instagram@anyahindmarch

Anya Hindmarchは、1987年にロンドンで創業したブランドです。

「クリエイティビティ、クラフツマンシップ、パーソナライズ」をテーマに、高級感と機能性を兼ね備えたバッグやアクセサリーを展開。

サステイナブルな取り組みと“楽しさ”を前面に出したデザインが特徴です。

ひょうきんな目玉のついたバッグやスマイルモチーフなど、どこかで見たことがある!という方も多いのではないでしょうか。

デザインのポップさもありながら、バッグや財布の作りはしっかりとしているのもブランドの魅力。

また、環境に配慮した取り組みを多くおこなっているブランドとしても評価されています。(詳しくは後述します。)

デザイナー


引用 harpersbazaar.com

デザイナーは、アニヤ・ハインドマーチ。

1968年、イギリス生まれの女性デザイナーです。
幼い頃からファッションには興味があったようで、16歳の誕生日には母親から古いグッチのハンドバッグをプレゼントされたそうです。

18歳の頃、イタリア語を学ぶために1年間フィレンツェに留学。
その時に、周りのおしゃれな人たちのあいだで巾着型のダッフルバッグが流行していることを知ります。

その頃マーガレット・サッチャーの起業家精神に影響を受けていた彼女は、お金を借りてバッグをいくつかイギリスに輸入。
ファッション雑誌「ハーパーズ」に販売し、最終的に雑誌を通してバッグを500個売り上げたそうです。

ちなみに彼女の親は起業家。
幼い頃から起業家精神のようなものを、身近なところで見て学んでいたのかもしれません。

その後、1987年に自身のブランドである「Anya Hindmarch」を立ち上げ、自分でデザインしたバッグを作るようになります。
彼女のブランドはたちまち人気となり、1992年までにロンドン、ニューヨーク、日本、フランス、イタリアの高級店で販売されるようになりました。

その後もブランドは評価され、数々の賞を受賞したデザイナーであるアニヤ・ハインドマーチですが、ブランドの立ち上げ当初から「英国的でユーモアがあり、個性的」という哲学をデザインに反映させているとのこと。

ブレずにその精神性を表現したAnya Hindmarchのアイテムの数々は、世界中で多くのファンに愛されています。

ブランドの特徴

ユーモアのあるデザイン


「Zany」三つ折り ウォレット 引用 anyahindmarch.jp

Anya Hindmarchのアイテムを見ていくと、まず最初に目を惹かれるのがユーモラスなデザインではないでしょうか。

代表的なものでいえば、ひょうきんな目玉マークのついた「The Eyes」。
バッグやウォレットに、特徴的な目玉がついているとても可愛いシリーズです。

2010年代から展開しているこのシリーズ。
Anya Hindmarchにはレザーはもちろん、ナイロンやボア素材、ラフィアなど様々な素材のバッグがありますが、そういった様々なバッグにくりっとした目玉がついているのが特徴です。

目玉だけの「The Eyes」シリーズとは別に、ぺろっと舌を出したような表現がおちゃめな「Zany」というモデルもあります。
小さめのウォレットやカードケースで主に展開しており、開閉部分のスナップボタンが鼻になって、その下に可愛らしい舌が覗いている仕様。

Anya Hindmarchのユーモアのあるデザインは、見ているだけで笑顔になってしまいそうなものが多く、プレゼントなどにも最適といえます。

サスティナブルな姿勢

デザイナーのアニヤ・ハインドマーチは環境に対する関心が強く、自身のブランドでも環境に配慮したプロジェクトやアイテムの展開を度々おこなっています。

以下にそのプロジェクト、アイテムの一部をご紹介します。

「I’m NOT A Plastic Bag」プロジェクト (2007年)


引用 anyahindmarch.com

使い捨てのビニール袋の使用を減らすことを目的とし、繰り返し使えるエコバッグを発表したこのプロジェクト。

「I’m NOT A Plastic Bag(私はビニール袋ではありません)」とフロントに大きく書かれたキャンバスのバッグを製作し、当時の販売価格で5ポンドという、破格の値段で展開されました。

Anya Hindmarchのラインナップではあり得ないリーズナブルな価格と、現在のエコバッグの先駆けともいえる環境への意識に共鳴した世界中のファンが殺到し、爆発的なブームとなりました。

当時、セレブたちがこぞってこのバッグを身につけた姿が見られ、正規品はプレミア価格で転売されるような事態でした。
また、多くのパロディ的な模造品も多く出回っていたようです。

当のアニヤさん本人は、「模倣品が出たということは、世界的に広く知られたという意味ではあまり悪いようには思っていないんです。実際に、オフィスの壁には日本語版や中国語版など、世界で見つけた模倣品のバッグを飾っていました(笑)」と鷹揚に構えていたようです。

このプロジェクトが発表された2007年から、実際に2年間で無料のレジ袋使用量を4割強が削減されたそうで、ただのファッション的なブームではなく、世間の環境への意識を高めることに大きく寄与したプロジェクトの一つといえます。

参考記事:gendai.media

「I AM A Plastic Bag」プロジェクト (2020年)


引用 anyahindmarch.jp

上述の「I’m NOT A Plastic Bag」プロジェクトでは、「ビニール袋を使わない」という選択肢によって環境への配慮を促したAnya Hindmarchでしたが、2020年、新たに「I AM A Plastic Bag(私はプラスチックバッグです)」というプロジェクトによって、「既に作られてしまったビニール(プラスチック)はどうするのか?」という問題へのアンサーをおこなっています。

このプロジェクトは、廃棄物から回収されたプラスチックボトルを再利用した素材を使用したバッグを製作するもので、「無駄なく循環させる」という考えに基づいて長く使えるビニール製のバッグを展開しています。

このプロジェクトでは、例えばラージサイズのトートバッグを製作するのに500mlのペットボトルを32本再利用でき、更にファブリックの表面には、自動車のフロントガラスをリサイクルした素材でコーティングをおこなっているそうです。

デザインは2007年のプロジェクトを思わせるようなもので、フロントに大きく「I AM A Plastic Bag」と書かれており、キャンバスを思わせる手触りの素材感をビニールで再現、使いやすいトートバッグなどにしています。

ロゴモチーフのバッグの他にも、ブランドおなじみの目玉モチーフやスマイルマークのもの、バッグ以外にもウォーターボトルホルダーなども展開しており、好みのアイテムを選ぶことで環境に配慮したプロジェクトに参加できるような形となっています。

「Return to Nature」バッグ


「Return to Nature」バケットバッグ スモール 引用 anyahindmarch.jp

「廃棄ということと無縁のバッグを作ることはできないのかな」という思想から生まれたシリーズで、使用するすべての素材が「自然に還す」ことが出来るという条件で設計されているのが特徴です。

一見普通のおしゃれなレザーバッグに見えるこのシリーズですが、使用する素材にとことんこだわる事により、廃棄物を減らし、自然界にあるような健全な循環を生む仕組みになっています。

まず使用するレザーは、最新のなめし技術により従来のクロムを使った方法ではなく、「zeology」という手法でなめされています。
この技術を使うことにより、重金属やアルデヒドを含まず、ポリウレタンなどのコーティングも行わない、自然界で分解が可能な素材だけでのなめしが可能になりました。

この素材を使う際には「理論上自然に還る」というだけではなく、しっかりと素材に対する実験もおこなっており、実際にこのレザーは45日で「土に還る」という状態となったそうで、その実験の過程などもウェブサイトで丁寧に説明されています。


実験の過程 引用 anyahindmarch.jp

また、デザインとしては金属の金具などを使用せずにバッグを閉じたりストラップの長さが調節できるような工夫が凝らされており、廃棄物が出ない仕様となっています。

こういった技術の確立には非常に手間がかかっており、このシリーズは構想から2年もの時を経てコレクションが発表されました。

通常よりも、より自然な方法でレザーを仕上げているということもあり、革の経年変化を楽しめるシリーズとなっているそうで、「自然に還るから廃棄しても良い」と言われたとしてもそもそも手放したくない、大切なバッグの一つになりそうなコレクションです。

高品質のクラフツマンシップ


引用 instagram@anyahindmarch

デザインや環境への配慮など、ブランドとしての魅力が豊富なAnya Hindmarchですが、何よりもまず手に取って、使ってこそ感じられる品質の高さも外せない魅力の一つです。

いくら高い志があってデザインが可愛くても、品質が良くなければ長くは使えないし愛着も湧きにくいもの。
しっかりとした職人の技術で高い品質のアイテムを作り続けることは、ブランドのサスティナブルな姿勢を支える裏付けの一つにもなっています。

素材についても、レザーは品質の高いものを使用しており、トレーサビリティが確立されたものを使用しています。

製造に関しても、熟練の職人がレザーのステッチ一つ一つにこだわって仕上げています。

可愛らしいデザインが多いAnya Hindmarchですが、チープな印象にならず、大人が持っていてもサマになるアイテムが多いのは、やはりこういった品質の高さがあってこそといえるでしょう。

ビスポークサービス


「Walton」ジップトップ ハンドバッグ 引用 anyahindmarch.jp


「Be A Bag」 E/W トート 引用 anyahindmarch.jp

Anya Hindmarchというブランドの特徴として、豊富なビスポークサービスも挙げられます。

ビスポークとは個別に注文生産を受け付けるサービスのことで、Anya Hindmarchではいくつかのモデルでオーダーを受け付けています。

例えば「Walton」というモデルでは、バッグやポーチにイニシャルをかたどったレザーのワッペンをつけてもらうことが可能です。

また、「Be A Bag」というモデルでは、バッグやポーチのフロント部分にお気に入りの写真を大きくプリントしてもらうことができます。

他にもイニシャルや特別なメッセージをオーダーしてプリントしてもらえるものなどいくつかのビスポークサービスを展開しており、プレゼントや自分だけの特別なアイテムを作るのにぴったりです。

有名ブランドの熟練の職人技術と優れたデザインで作り上げられたアイテムに、自分だけのお気に入りの要素をプラスできるというのはなかなか無いサービスなのではないでしょうか。

人気シリーズ

ここでは、Anya Hindmarchの人気アイテムを、シリーズ別にご紹介していきます。

「The Eyes」シリーズ


引用 anyahindmarch.jp

ここまででも少しお話しましたが、やはりブランドを象徴するシリーズの一つとして外せないのはこの「The Eyes」シリーズではないでしょうか。

その名の通りくりっとした大きな目玉が特徴のシリーズで、パッチワークのように目玉が縫い付けられていたり、プリントされていたりなど、素材によって様々に展開しています。

シンプルで上質なバッグに目玉が付けられていることが多く、まさに大人の遊び心といった感じでコーディネートのポイントになるものが多いです。

レザー、スエード、ラフィア、プラスチック、羊のボア…など、季節によって様々な素材、形で展開されているので、Anya Hindmarch入門にもおすすめのシリーズです。

「Neeson」シリーズ


引用 anyahindmarch.jp

細いレザーを編み込んだ生地が特徴の「Neeson(ニーソン)」シリーズ。

様々な形のバッグやウォレットなどで展開しており、カラーもブラックやブルー、ゴールドなどがあり、好みに合わせて選べる定番的なシリーズとなっています。

レザーでありながらカゴバッグのような軽快な印象もあるのが特徴で、季節を問わず使えそうなのが嬉しいところ。

Neesonシリーズの多くのアイテムは、細かい編み目の中にAnya Hindmarchのブランドロゴであるリボンのマークが編み込まれており、それがなんとも可愛いポイントです。

編み込みレザーのため通常のレザーバッグよりも軽いうえに、内ポケットの配置などの使いやすさにも配慮されているため、無理なく長く付き合えるアイテムが見つかりそうなシリーズです。

企業コラボ


「Heinz」とのコラボ 引用 anyahindmarch.jp


「Perrier」とのコラボ 引用 anyahindmarch.jp

Anya Hindmarchのアイテム展開の中で一際インパクトがあるシリーズとして、他企業とのコラボレーションで、商品パッケージなどをデザインに取り入れたものがあります。

例えばケチャップで有名な「Heinz」社とのコラボレーションで、リサイクル・フェルトのトートバッグに大きくパッケージのデザインを描いたものや、炭酸水で有名な「Perrier」のパッケージをスパンコールで表現したミニバッグなど、過去には様々な企業の特徴のあるパッケージのバッグを発売しています。

日本の企業でいえば、醤油の「キッコーマン」がスパンコールのミニバッグになっています。


「キッコーマン」とのコラボ 引用 anyahindmarch.jp

日常的に見慣れた商品のパッケージがバッグになっている様子はなんとも可愛く、ブランドのユーモアも感じられるアイテムとなっています。

インパクトもあるのでプレゼントにも良いかもしれません。

中古市場での評価

ここまでAnya Hindmarchというブランドの魅力についてお話してきました。

ここでは中古相場ってどうなの?ということについてお話していきます。

Anya Hindmarchは上質なバッグや小物の展開が多いこともあり、使用感の少ないものに関しては特に高い評価で取引されている印象です。

頻繁に手で触るウォレットやカードケースなどは中古市場で使用感をシビアに見られる傾向が強く、それはAnya Hindmarchのアイテムにおいても感じられます。

中古市場でもやはり人気なのは定番の「The Eyes」シリーズなどは人気です。
また、企業コラボのアイテムなどは一つ一つがレアなものが多く、特に強気のお値付けで売却が狙えるアイテムといえます。

ナイロンやレザーなど様々な素材でアイテムを展開していますが、使用感の少ない状態の良いものは、あまり素材等を問わず、比較的高額で取引されている印象です。

ユニクロコラボなどもあり、今後、より注目度を増していく可能性も高いブランドなのではないでしょうか。

もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。

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ここまで読んでくださった方へ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

長年、真剣にサスティナビリティと向き合い、デザイン面ではユーモアや独自の美学を忘れないブランド、Anya Hindmarch。

ブレないその姿勢には、世界中から愛されるのも納得の魅力が詰まっていました。

KLDでもAnya Hindmarchのお買取を強化しています。

インポートブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。

Anya Hindmarchのこれまでのお買取り履歴はこちら

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