Aloha Blossomってどんなブランド?|アロハブロッサム

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引用 instagram@aloha_blossom

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

上質で本格的、なおかつ他にはない素敵な柄を選んでアロハシャツを購入できるブランド、Aloha Blossom(アロハブロッサム)。

展開しているオリジナル柄の生地は凝ったものが多く、男女ともに人気のあるブランドです。

今回は、

  • Aloha Blossomってどんなブランド?
  • デザイナー
  • ブランドの特徴
  • 人気のテキスタイル
  • 中古市場での評価

という形で、Aloha Blossomというブランドについてお話していきたいと思います。

Aloha Blossomが気になっているという方はもちろん、中古相場についてもお話していきますので、すでにアイテムをお持ちで、売却をお考えの方にもぜひお読みいただきたい記事です。

Aloha Blossomってどんなブランド?


引用 instagram@aloha_blossom

Aloha Blossomは、沖縄発のアロハシャツブランド。

これまでのアロハシャツにありそうで無かったスタイリッシュな柄や独特な茶目っ気のある柄、こだわった染色方法による渋い柄などが特徴で、複数のセレクトショップ等で取り扱われており、人気となっています。

メインのアイテムは夏物のアロハシャツで、サイズもメンズ、レディース、キッズと幅広く展開しています。

使用するテキスタイルもオリジナルで、様々なアーティストとのコラボレーションで作られているものや、伝統的な技法で染め上げたものなど、一筋縄ではいかないこだわりのあるものばかり。

メンズ、レディース、キッズと全てのラインナップでレーヨン生地を使用しており、本格的で夏にぴったりの涼しげな仕上がりのアイテムが中心となっています。

デザイナー

Aloha Blossomは、代表・ディレクターである上江洌清作さんとデザイナーである小野崎朋孝さんの2人で作られています。

代表の上江洌清作さんは、MONGOL800(モンゴル800)というバンドでベース、ボーカルを務めるフロントマンだった人物でもあります。


上江洌清作さん 引用 natalie.mu

2001年に大ヒットした「小さな恋のうた」は誰もが知る名曲なのではないでしょうか。

一方、デザインを手掛けるのは、小野崎朋孝さん。


小野崎朋孝さん 引用 dicexdice.com

小野崎さんはシューズを中心にアイテム展開を行うブランド、Tomo&Coのディレクター兼代表も努めています。

Tomo&Coは元々2014年の秋冬より「ARTYZ」という名前でスタートしていましたが、10年目を迎えた2023年を区切りに「Tomo&Co」に改名しています。

小野崎朋孝氏がブランドを立ち上げたのが23歳の時である点から、若くして成功を収めている実力派のデザイナーといえるでしょう。

Aloha Blossomは、ディレクターの上江洌清作さんがアーティスト活動の中で感じた日々のアイデアをもとに、小野崎朋孝さんがデザインを手掛け、形にしていくというスタイルで作り上げられています。

ブランドの特徴

楽しみながら作る「良いムード」

Aloha Blossomのブランドの特徴として一番に挙げたいのが、作り手が楽しんでいることが伝わってくる「良いムード」です。

上述のように、Aloha Blossomのアイテムは、代表/ディレクターの上江洌清作さんとデザイナーの小野崎朋孝さんが二人三脚で作り上げています。

ブランドとしては始めて10年ほどになるそうですが、ブランド開始当初、そもそも「アパレルブランド」の事業としてやるつもりではなく、2人で深夜まで楽しみながら作業をし、勢いでいくつかのデザインが出来上がったのが始まりだったそう。

そこから複数のアイテムを作り、販売を始めたそうですが、当初は立ち上げたものの全く宣伝などをおこなわず、セールス的には惨憺たるものだったようです。

また、ブランドの知名度がないにも関わらず、無地のアイテムを6色も展開して、結果的に4枚しか売れなかったなんていうこともあったそうです。


引用 dicexdice.com

(それに関しては、「でも今から考えるとラインナップに無地は必要だからね」と上江洌さんは語っており、現在でも無地のラインナップは存在しています。)

また、既存のアパレル業界の常識にとらわれない姿勢もブランドの魅力となっており、上江洌さんの「展示会って無駄じゃない?」という一言から、なんとAloha Blossomは展示会をおこなったことが一度も無いそうです。

何でも「展示会に高いお金をかけるぐらいなら、みんなを呼んでバーベキューした方が良くない?」という上江洌さんの型破りな言葉があり、元々デザイナーとしてアパレル業界に身を置いていた小野崎さんとしてはハッとさせられたんだとか。

このように、Aloha Blossomはあくまで「自分たちのやりたい事」に重きを置いて、既存のアパレル業界のルールややり方に縛られず、あくまで楽しみながら服作りをおこなっているのが特徴です。

それが結果的にブランディングにつながり、多くの人に愛されるブランドの核になっているのではないかと思います。

数々のオリジナルテキスタイル


引用 instagram@aloha_blossom

Aloha Blossomでは、オリジナルの生地を採用してアイテムを作っており、様々なアーティストとのコラボレーションや、伝統的な染色方法で多様なアイテムを展開しています。

例えば、ブランドの始まりとなったのは「SOUNDS GOOD」と「KISS」というテキスタイルです。
ブランド立ち上げの際、上江洌さんと小野崎さんが深夜まで作業をしながら作り上げたというこの2つ。

「SOUNDS GOOD」はミュージシャンである上江洌さんらしさが感じられる音符をモチーフにしたポップな柄です。


「SOUNDS GOOD」 引用 treasure-isle-japan.com

「KISS」は、セクシーなキスマークとドットを組み合わせた柄です。


「KISS」 引用 us-onlinestore.com

上記の2つのテキスタイルを原点として、現在は国内外様々なアーティストとのコラボ柄や、伝統的な染色方法にチャレンジした生地、有名手ぬぐいメーカーとのコラボなど、まさにアイデアが赴くまま様々な展開を楽しみながらしているのが伝わってきます。

基本的には伝統的なアロハシャツの柄をそのまま踏襲するというよりは、自分たちのアンテナでキャッチした「いい絵」などを柄に落とし込んでいるといった雰囲気です。

また、流行を追うという事もしていない、とデザイナーの小野崎さんは語ります。

「僕たち流行を追うような生活してないじゃないですか?狙ったとしても絶対外すし(笑)」
引用 dicexdice.com

とのこと。

名作テキスタイルについては後ほどピックアップして解説していきますので、そちらもぜひご覧ください。

丁寧な仕立て

Aloha Blossomの魅力は多様なテキスタイルだけではありません。

アロハシャツとしての仕立てにもこだわっており、袖を通してみると安っぽさのない、非常に心地のいい着心地を味わうことができます。

使用しているレーヨン生地は国内生産にこだわり、ひんやりした独特の着心地が魅力。

縫製も国内でおこなう事にこだわっており、普段はドレスシャツを縫う職人に依頼して、丁寧な縫製で仕上げられています。

ブランド立ち上げの際に無地のシャツを6色も作ったという話が出てきましたが、縫製や生地が上質だからこそ、無地でも魅せられるシャツを作ることが出来るのではないでしょうか。

日常の中でリラックスできる服だからこそ、妥協しないで作りあげる。

そんなこだわりを、Aloha Blossomのアイテムの随所に感じ取ることができます。

地元への愛


引用 instagram@aloha_blossom

Aloha Blossomは、「沖縄展」という企画を福岡のDice&Diceというセレクトショップや、表参道のTHE LIBRARYでおこなっています。


「沖縄展」の様子 引用 instagram@aloha_blossom

元々はAloha BlossomのポップアップストアをDice&Diceでおこなっており、そこで「もっと「沖縄の魅力」とか「夏」っていうのを伝えられないかな」という発想から、Aloha Blossom以外の、沖縄に縁のあるブランドやショップを招いて「沖縄展」としてポップアップに発展したそうです。

参加するショップは、「みんげい おくむら」という沖縄を中心とし、日本各地やアジアの民芸品をセレクトして売っているショップや、ORRS(オールズ)という沖縄・北谷町でパナマハットを中心としたオリジナルアパレルのショップを営むブランド(1ルームのみのプライベートホテルを併設しているそう)など。

こうした沖縄らしい品が一堂に会するのが「沖縄展」なのです。

Aloha Blossomの元々のコンセプトとして、普通のアパレルを販売するだけのブランドではなく、「沖縄の魅力」とか「夏」を売りたい、というマインドがあるそうで、それがこのイベントの元にもなっています。

また、ブランドが11年目を迎えた2023年、節目として「Aloha Blossom Inn」というコンセプトショップを沖縄県読谷村長浜にオープンしました。

その店舗の2階、「Long Beach Gallery」では、Aloha Blossomとも縁の深いアーティストなどの展示をおこなっています。


「Long Beach Gallery」での展示についての投稿より 引用 instagram@aloha_blossom

このように、自分たちのブランドだけではなく、地元・沖縄の他のショップやアーティストにもスポットを当てて盛り上げたい。

こうした精神が根底にあり、Aloha Blossomというブランドを形作っているといえます。

人気のテキスタイル

ここからは、Aloha Blossomにおける人気の柄をご紹介していこうと思います。

既に新品ではなかなか購入できないものや、人気の柄ですぐに売れてしまうものなどもありますが、中古市場では運良く購入できるものも多くありますので、ぜひご参考にされてください。

KING&QUEEN


「KING&QUEEN」 引用 dicexdice.com

スカルプチャーアーティストであるMASA SCULP氏とのコラボ柄であるこちらの「KING&QUEEN」。

小気味よくダンスする男女と「KING&QUEEN」の文字、南国らしい椰子の木やタツノオトシゴなどが散りばめられた可愛らしいテキスタイルです。

Aloha Blossomがアーティストとのコラボでテキスタイルを作り始めたのはこの柄が初めてだったそう。

MASA SCULP氏とは元々友人同士だったそうで、上江洌さんと小野崎さんの2人で直接、なんとMASA SCULP氏の実家(!)にコラボレーションのお願いに行ったそう。

そうして完成したのがこの「KING&QUEEN」で、今でもブランドを代表する、色褪せない魅力のある柄の一つとなっています。

HULA GIRL


「HULA GIRL」 引用 dicexdice.com

こちらは沖縄のタトゥーアーティスト、KENTA氏の書き下ろしイラストを使用したテキスタイルです。

宜野湾の家具屋通りで「W-OKI TATTOO」というタトゥースタジオを構えるKENTA氏は、独特の、どこか懐かしいような、茶目っ気のある作風が持ち味。

この「HULA GIRL」は、沖縄のお祭りで用いられる衣装、「花笠」を頭に被り、ハワイのドレス「ムームー」を着た可愛らしいフラガールたちが伸び伸びと踊っている柄となっており、KENTA氏らしい作風が存分に味わえる一品となっています。

なんでもテキスタイルのデザインを依頼された時、「KENTA君っぽさが出るならどんなデザインでもいいよ」と上江洌さんにオーダーされたそう。

KENTA氏のテキスタイルは非常に人気で、「HULA GIRL」のあとには「LUCKY」という柄もリリースしています。(その後も複数の柄を提供しています。)

こちらは招き猫や福助、恵比寿さんなど縁起物を集めたなんともご利益のありそうなデザイン。

KENTA氏の作風はここでも健在で、独特のどこか「ゆるさ」を感じるモチーフが並んでおり、こちらも人気となっています。


「LUCKY」 引用 dicexdice.com

CHUSEN DYE


「CHUSEN DYE」 引用 dicexdice.com

江戸初期から受け継がれる伝統的な型染めの技法「注染」を使って染め上げた、こだわりの一品。

「注染」は本来、手拭いや浴衣などを染めたりする事を主にした技法で、くっきりした柄を染め上げることが多いそうなのですが、こちらはあえてタイダイ風に滲んだような柄が出ているのがポイント。

タイダイ柄と違う点としては、染める際に生地を縛らないために、「白い線」が柄の中に入らないことだそうです。

注染は糊で生地に線を描き、生地を染めて、糊を洗い落すという方法で染めるので、くっきりとした絵画やグラフィックのような染めが出来るのが特徴ですが、Aloha Blossomの今回の「CHUSEN DYE」は、あえて生地にシワを寄せ、そこに染料を注いで、このまだら模様を作っています。


注染の工程 引用 kimono-yamato.com


注染で作られた浴衣 引用 kimono-yamato.com

伝統的な技法を使いながらも、自分たちのアイデアでものづくりをする。

Aloha Blossomのそんな姿勢を感じる、なんとも味のある染めの生地となっています。

KAMAWANU


「KAMAWANU」 引用 dicexdice.com

「かまわぬ」は、日本のてぬぐい専門店。
そんなかまわぬとのコラボで生まれたのがこの「KAMAWANU」というテキスタイルです。

「鎌」のイラストと「○(輪)」と「ぬ」を組み合わせたかまわぬの屋号を総柄にしたもので、こちらの柄自体は江戸初期に造られた古いものなのだとか。

日本語の「構わぬ」の語呂合わせが由来の柄で、「物事にこだわらない」という江戸町民の気っ風の良さや、「何もお構いできませんで」という商人の心意気を表しているそうです。

江戸時代、歌舞伎の衣装に用いられて流行柄になったこともあり、この柄自体は古典的な文様として商標の無いものなので、Aloha Blossomとしてはそのまま柄に用いることも出来たとのことですが、そこをあえて「かまわぬとのコラボ」という形で商品にしたという一品。

江戸っ子が着る浴衣のような雰囲気があり、アロハシャツながら和服のような佇まいが楽しめる一着となっています。

中古市場での評価

ここまでAloha Blossomの魅力を解説してきましたが、中古相場ってどんな感じなの?ということについてお話していきたいと思います。

Aloha Blossomのアイテムは、決して大規模に展開しているわけではなく、福岡のDice&Diceをはじめとしたいくつかのセレクトショップでの取扱と、自社サイトでのウェブ販売のみで展開しています。

したがって、人気の柄、サイズなどは早々に売り切れてしまうものも多く、中古市場での購入を狙うファンも多くいます。

「アロハシャツ」というのは、素肌に近い部分で、尚且つ汗をかきやすい季節に着用するものとして、中古市場ではやや倦厭されやすい商材ではあるのですが(もちろん非常に価値のあるヴィンテージ品等もあります)、ブランドとしての強さと人気で、それを払拭するような相場の高さを持っているブランドといえます。

今回ご紹介したように、Aloha Blossomのアイテムは、クラシックなアロハシャツの柄とは違う、様々なアーティストとのコラボ柄であったり、ブランドを作る2人の感性で作り上げたオリジナル柄であったり、このブランドでしか味わえない雰囲気があるアイテムばかりなので、他のアロハシャツブランドではダメ!と言うファンも多く、中古市場での需要は総じてとても高いです。

また、洗いやすいレーヨン素材を使用しているという点も中古市場では強みで、洗濯などの日頃のお手入れをしっかりしているものは中古市場でも当然売れやすくなりますので、市場での回転率も高そうです。

もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。

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ここまで読んでくださった方へ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

沖縄という土地を大事に、温かい人とのつながりと、ブランドを作る2人の卓越したセンスによって編まれていくアロハシャツたち。

「夏を感じたい!」という時にぜひ一着、Aloha Blossomのアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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