古着屋が選ぶ、本当にマジで格好いいアロハシャツブランド7選【独断と偏見】
こんにちは!ブランド古着買取専門店KLDです。
みなさん、いよいよ本格的に夏ですね。
夏といえばアロハシャツ。
みなさん、かっこいいアロハシャツをお探しではありませんか?
「どんなアロハが良いのかな?」と思った時に、ネットで色々情報収集されると思います。
検索すると、世の中には「おすすめアロハシャツブランド〇選!」という記事がたくさんありますね。
それ格好よかったですか?本当に?
それについて深くは言及しませんが、今回は、KLD的格好いいアロハシャツブランドをご紹介していこうと思います。
今回は「アロハシャツブランド」に限らず、「普段はアロハ以外のブランドだけどアロハが格好いいブランド」も含め、ブランド古着店の視点から「売る時も高く売れるぞ!」という点からもおすすめのブランドを選出しています。
今回は、
- アロハシャツってそもそも何?
- 本気で格好いいアロハシャツブランド5選
を解説していきます。
動画バージョンもありますのでこちらもどうぞ
目次
アロハシャツってそもそも何?
今回、おすすめのアロハシャツブランドをご紹介するにあたって、そもそもアロハシャツって何だっけ?ということについてお話したいと思います。
ウィキペディアによると、
アロハシャツ (Aloha shirt) は、パイナップルやフラを踊る女性などのトロピカルなモチーフや、金魚、虎などのオリエンタルなモチーフ(和柄と呼ぶ)を華やかでカラフルな色彩で染め上げた、シルクやレーヨン、ポリエステル、綿などの生地を用いて作られる開襟シャツ。
とあります。
「ハワイアンシャツとどう違うの?」という声をよく聞きますが、アロハシャツの別の名称なんだそうです。
※アロハシャツイメージ画像。異常なほどにアロハが似合うブラッド・ピット。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・
ハリウッド』より
引用元:mensnonno.jp
アロハシャツの起源としては19世紀終盤にまで遡るようですが、1930年以降にハワイのリゾートウェア、お土産として売られるようになり、広まっていったようですね。
よく似ているものとしては、「ボーリングシャツ」というものがあります。
これはアロハシャツのようなレーヨン素材を使ったものが多いのですが、ハワイアンなモチーフの柄ではなく、無地の生地に刺繍やワッペンなどで飾り付けをしたものが主流です。
1950年代ファッションを代表するシャツといえるアイテムで、ロックンロールやロカビリーの、リーゼントのお兄さんが着ているようなイメージですね。
上から、ロカビリーのお手本であるエルビスプレスリーとボーリングシャツ。これも格好いいですねー。
引用元:yuenterpriseのブログ
引用元:cream.jp
こちらもアロハシャツのようなオープンカラーの形が主流で紛らわしい部分もあるのですが、使用するモチーフやルーツがアロハシャツとは全く違うので混同に注意です。
アロハシャツの定義はざっくり分かっていただけたかと思いますので、難しい話はこのくらいにして、次からは(本当に)格好いいアロハシャツを紹介していこうと思います。
本当に格好いいブランドのアロハシャツ7選
それでは、ここからはKLDが選ぶ本当に格好いいアロハシャツブランドをご紹介していきたいと思います。
アロハシャツ専門のブランドもありますが、「通常のアパレルブランドがそのブランドのカラーを出したアロハシャツ」というのもたまらなく格好いいものなのでそういったブランドも選出しています。
中古相場も高いものを選んでいますので、もし手放す時も安心!ということでぜひご参考にされてみてください。
SUN SURF(サンサーフ)/Duke Kahanamoku(デューク・カハナモク)
アロハシャツといえばSUN SURF!そしてDuke Kahanamoku!といっても過言ではない不動のアロハシャツブランド日本代表。
Duke Kahanamoku “MOONLIGHT PALM TREE”
SUN SURF “THE CRY OF CRANE”
引用元:sunsurf.jp
どちらも東洋エンタープライズが展開しているブランドで、過去のヴィンテージアロハシャツの復刻を主に多くリリースしています。
やはりアロハシャツを着るなら伝統的なハワイの柄は魅力的ですよね。
実際のヴィンテージはかなり良いお値段しますし、本当に貴重なものは着る事さえためらわれるようなコレクターズアイテムであったりします。
そんな貴重なヴィンテージを比較的手軽に楽しめるよう、様々なバリエーションでヴィンテージアロハを復刻しているのがSUN SURFとDuke Kahanamokuです。
Duke Kahanamokuはヴィンテージアロハシャツの中でも、限定的なブランドの復刻をおこなうブランドです。
ブランド名にもなっている「デューク・カハナモク」とは、伝説のサーファー、アロハシャツプロモーター、オリンピックメダリスト…など様々な顔をもつ、ハワイのレジェンド的人物の名前です。
写真右がデューク氏。なかなかの濃い系イケメンですね。
引用元:dukekahanamoku.jp
1890年生まれのデューク氏は、アロハシャツが流行する以前から、現在のアロハシャツの原型を考案し、のちにプロモーターとしてもアロハシャツを積極的に広めた人物です。
また、世界中にサーフィンというスポーツを広めた伝道師ともいえる人物で、ワイキキビーチにはブロンズ像が建てられるほどの英雄です。
この「Duke Kahanamok」は、そんな彼が当時展開していたアロハシャツブランドの復刻をおこなうラインで、まさにハワイの伝統的なアロハシャツを楽しむことが出来ます。
一方、SUN SURFは様々なヴィンテージアロハの復刻を軸に、限定的に葛飾北斎や伊東若冲の日本画をアロハシャツに落とし込んだり、他ブランドとのコラボレーションなどもおこなうラインです。
こちらは和柄も充実しているので、そういった柄をお探しの方はSUN SURFへどうぞ。
SUN SURF × 伊藤若冲 SPECIAL EDITION “動植綵絵 紫陽花双鷄図”
SUN SURF × 葛飾北斎 SPECIAL EDITION “凱風快晴”
引用元:sunsurf.jp
どちらもアロハシャツの王道をいくブランドですので、「まずクラシックなアロハシャツが欲しい!」となった場合はこの2ブランドを見てみるのがおすすめです。
Aloha Blossom(アロハブロッサム)
「コテコテすぎるアロハじゃなくてもうちょっとシュっとしたのが欲しい~」というシティボーイにおすすめのブランドがこちらのAloha Blossom。
“HAWAIIAN” 引用元:alohablossom.com
“ATOMIC” 引用元:alohablossom.com
レーヨンのてろっとしたアロハシャツを基本に、どこかお茶目なアイテムが揃うブランドです。
柄は伝統的なアロハの柄というよりは、様々なアーティストの作品や書下ろしのイラストをテキスタイルにしたものが主流。
中には千代の富士をイラストに落とし込んだお相撲さん柄や、キティちゃん柄などもあります。
どこかシティポップ感を感じるというか、洒脱な雰囲気のあるブランドで「普段アロハとか着ないけどワードローブに取り入れてみたい」と考えている方にもおすすめです。
レディースラインも存在しており、アロハの雰囲気そのままのワンピースなども展開しています。
“HAWAIIAN” 引用元:alohablossom.com
“CHIYONOFUJI” 引用元:alohablossom.com
これが実にかわいくて、アロハシャツにはあまり縁が無いかなー?と普段かんじている女性にもぜひ着てみてほしい一品です。
基本的にメンズのアロハシャツと同じ柄で展開しているので、恋人同士でお揃い!なんてしてしまって、夏らしくはしゃぐのも良いかもしれません。
WACKO MARIA(ワコマリア)
「シティボーイとかぬるい事言ってんじゃねぇ」という武骨なお兄さんにおすすめのブランドがWACKO MARIAです。(偏見です)
引用元:kaddish.jp
引用元:fashion-press.net
WACKO MARIAは「ルード系」と呼ばれるブランドたちの代表といっても良いブランドです。
ルードというのは「失礼な、無礼な、無作法な」というスペイン語を元に、不良っぽくて格好いいファッションを軸にしたジャンル。
ただ悪ぶっているというよりは、芯のある武骨な格好よさを感じられるのがWACKO MARIAの魅力で、それはアロハシャツにも存分に発揮されています。(正直痺れます)
「酒」、「女」、「音楽」、「ハット」をブランド設立時のテーマとしていたというWACKO MARIAの、ブランドとしてのカルチャーが存分に感じられるモチーフを多く展開しています。
刺繍のスカジャンやベトジャンなどが得意なWACKO MARIAだけあって、アロハもスカジャンっぽいトラの総柄や、
WACKO MARIAのブランドとしてのルーツである「音楽」を象徴するレコード柄や、ボブマーリーの写真を配置したもの、
思い切り派手に着こなしたいレオパード柄、日本画の幽霊を配置した総柄などなど…。
本当に色々な柄を展開しているのですが、「WACKO MARIA」というブランドがしっかりと様々な文化を消化してその柄になった、という必然性が感じられるものばかりです。
個人的なおすすめは、刺繍などでも展開のある「女」というシリーズのアロハシャツです。
引用元:jonas-web.net
引用元:specs03.shop-pro.jp
アートなタッチで描かれたお姉さんがヌードモデルのようなポーズで総柄になっているもので、WACKO MARIAのテーマであるまさに「女」!という感じでギラギラに着こなしたい一着です。
同じく「女」がテーマで、プロレスのマスクをかぶったお姉さんが縄で吊られているエロス度の高いものもあります。こちらもたまらなくWACKO MARIAっぽさを感じられておすすめです。
WACKO MARIAのアロハシャツは、「派手な柄に負けない素体を持ってこそ男!」という意気込みで着たい、気合いの入るラインナップとなっています。
アーティストとのコラボレーションもおこなっており、直近ではヒップホップグループである「舐達磨」とのコラボレーションでアロハシャツとボーリングシャツっぽいシャツを発売しています。
引用元:wackomaria.co.jp
ボーリングシャツの方とくに格好いいですね。
ちなみにこのコラボレーションを発売後、舐達磨はメンバー3人中2人が大麻所持の容疑で逮捕されました。
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)
迫りくる百豚の波。
”百豚アロハシャツ”
引用元:dartisan-onlineshop.com
“Diamond Head”
引用元:dartisan.co.jp
豚ってかわいいですよね。
STUDIO D’ARTISANは、「豚」をブランドの象徴とする、岡山県のブランドです。
岡山県だけあって普段は基本的にジーンズが強いブランドなのですが、夏は思いっきり「豚」なアロハシャツを展開しており、人気があります。
作風の特徴といえば「パロディ」とでもいいましょうか、基本的に伝統的なアロハシャツの柄に「豚」を落とし込むという二次創作にも近い、非常に愛せるシリーズを展開しています。
上記の画像も、柄の中にしっかりと豚がいるのがおわかりになるでしょうか…?
上の「百豚アロハ」の方は比較的わかりやすいですね。
クラシックなアロハシャツに見られる「百虎」のパロディで、勇ましいトラたちの中に、まるで勇ましいトラのような顔をした豚が紛れ込んでいます。
下の「Diamond Head」…おわかりになりますか?
こちらもアロハシャツでよくみられるダイヤモンドヘッドの風景の中に…いますね。豚。
良く見るとヤシの木に必死で捕まっているように見える豚がいます。豚って木に登れるのでしょうか?もしくは台風か何かで飛ばされてきたんでしょうか?
…とにかくこのように、「アロハシャツ」というフォーマットの中に、いかにして豚を紛れ込ませるかに苦心する(苦心しているかはわからないですが)愛すべきブランドがSTUDIO D’ARTISANなのです。
Porter Classic(ポータークラシック)
Porter Classicは、「吉田カバン」の創業者、吉田吉蔵氏の三男である吉田克幸氏と、その息子である吉田玲雄氏が2007年に設立したブランド。
”ショーフォークアロハシャツ”
“フィルムノワールアロハシャツ”
引用元:phaeton-co.com
「メイドインジャパン」にこだわり、「世界基準のスタンダード」をコンセプトに掲げるブランドです。
タンカーなどのバッグで有名なPorterですが、このPorter Classicは少しイメージが違ってとても格好いいです。
普段は様々なアパレルを展開していますが、夏はアロハシャツも展開しており、柄はオリジナルのデザインが多くてとてもしゃれた雰囲気です。
「パリの郵便局員」をテーマにした小ぶりの総柄だったり、「フィルム・ノワール(退廃的な雰囲気を持つ犯罪映画のこと)」をテーマにした柄だったりと、一見「しゃらくさい…」と思ってしまいそうなオシャレ度満載の柄が多いのですが、嫌みを感じないのは「Porter」という歴史ある堅めのブランドイメージがあってのことかもしれません。
全体的に小ぶりで上品な柄が多いので(その中に日本語のプリントがさりげなく紛れ込んでいたり、遊び心があります)、シティーボーイを卒業したダンディな大人の方にも着ていただきたいアロハシャツです。
同じ柄のイージーパンツなども展開しており、上下セットアップで着ればよりチャーミングな雰囲気になれそうでおすすめです。
アロハシャツと同生地のパンツたち
引用元:phaeton-co.com
DAIRIKU(ダイリク)
「アロハは着たいんやけど、他人と被るのは嫌やねんな…」
引用元:arknets.co.jp
ヴィンテージやミリタリー、アメカジをルーツに、「アメ村」的テイストを加えたデザインを展開するブランド、DAIRIKU。
ブランドの背景にあるカルチャーからいえば、やはりアロハシャツというアイテムも外せない!ということで、かなりツボを押さえたアロハシャツを展開しています。
柄はアロハシャツらしい百虎柄からスタイリッシュな花柄など様々ですが、その最大の特徴が、前身頃にドレスシャツのようなプリーツが施されていること。
襟元はオープンカラーでアロハシャツ然としていますが、身頃のプリーツがドレッシーで、百虎柄などと合わさればインパクト抜群です。
(特徴のあるディテールとしては、前身頃にあるフリンジ(紐)もあり、その点もかなりDAIRIKUらしさを感じるポイントです。)
デザイナーさん自身、アメ村文化にかなり影響を受けてきたという事で、かなり何となくですが「派手な柄シャツとベルボトム、ロン毛のサイケバンドのお兄さん」のようなグラマラスな雰囲気も感じます。
「アロハは着たいんやけど、他人と被るのは嫌やねん…でも…やっぱ好きやねん…」
そんなあなたには、DAIRIKUのアロハシャツをぜひおすすめしたいと思います。
女子が可愛く着るのも男子がグラマラスに着るのもハマりそうな花柄 引用元:baycrews.jp
NIPOALOHA(ニポアロハ)
「コテコテの和柄アロハが着たい!」という方は、ぜひNIPOALOHAへどうぞ。
引用元:nipoaloha.com
「NIPOALOHA」は、NIPOA(ハワイ語で、日本人)ALOHA(ハワイ語で、こんにちは、ありがとう、さようなら)という意味を持つブランド。
春夏限定で、アロハシャツを展開する専門ブランドです。
着物生地を使って作る「KIMONO」と、現代アーティストとのコラボでアロハシャツを作る「ARTIST」という2つのラインで展開。
「KIMONO」ラインはもちろん最高の和柄が満載ですが、「ARTIST」ラインも、彫り師(タトゥーアーティスト)とのコラボなどによって和の雰囲気を感じつつも現代的な感覚が味わえておすすめです。
彫り師・四代目彫よしとのコラボ 引用元:nipoaloha.com
生地もシルクやレーヨンなどを展開しているので好みに合わせて選ぶ事ができ、とにかく和柄アロハを選ぶならぜひ一度は見てみて欲しいブランドです。
KLDの販売ページはこちら
こちらのページでKLDの商品を販売しています。
最後まで読んでくださった方へ
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
夏ということで、アロハシャツが好きな著者自身のほぼ独断と偏見で選ばせていただいた記事でしたがお楽しみいただけていたら幸いです…。
KLDでは、アロハシャツブランドのお買取りを強化しています。
今回ご紹介したブランド以外のアロハシャツブランドのものでも、夏に関係なく一年中高価買取が可能ですので、ぜひお問合せ下さい!
宅配買取というと、
「時間かかるんじゃないの?」「面倒臭そう…」「配送料の分、買取金額を安くされそう…」
という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実はそんなことも無いんです。
KLDでは、取り扱いブランドをある程度絞ることにより、高い水準のお買取金額を維持。
もちろん送料、キャンセル料なども無料です!
LINE査定も出来ますので、もし気になるアイテムがございましたらお気軽にお声かけ下さい!
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ありがとうございました!
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他にもアロハシャツをご紹介した記事がありますのでご覧ください!
今回はご紹介し切れなかったのですがパタロハなどもアロハシャツブランドとしてはかなりおすすめです。