スノーピーク社長、デザイナーの山井梨沙さんってどんな人?|Snow Peak

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

「人生に、野遊びを」をテーマに、アウトドアと私たちの生活をシームレスにつなぐブランド、スノーピーク(Snow Peak)。

アウトドア系のブランドとしてはかなり規模も大きく、とても人気がありますよね。

現在、そんなスノーピークの代表取締役社長を務めるのは山井梨沙さんという30代の女性です。

「こんな大きい会社を取りまとめる社長って一体どんな人なの?」

という疑問を解消するべく、今回はスノーピーク代表の山井梨沙さんにフォーカスしてその人となりをご紹介したいと思います!

今回は、

  • スノーピークってどんなブランド?
  • 山井梨沙さんについて

という構成でご紹介していきます。

スノーピークとは?



Snow Peak公式Instagramより引用 instagram.com

スノーピークは、新潟県三条市に本社を構える、日本を代表するアウトドアブランドです。

現在展開している事業はテントやチェア、小物類に至るまでのいわゆるアウトドアギアと呼ばれるものから、さまざまなシーンにフィットするアパレル、キャンプ場の運営やグランピング事業、レストラン、地域創生のための施設開発…など多岐にわたっています。

創業は1958年、山井幸雄商店だった頃に初代代表取締役である山井幸雄さんがオリジナルの登山用品や釣具を開発し、株式会社ヤマコウと改名したことから始まります。

その後1986年、山井幸雄さんの長男である山井太さんがキャンプ製品の開発を始め、1996年に山井太さんが代表取締役に就任と同時に株式会社スノーピークが誕生しました。

そして2020年3月、当時副社長であった山井梨沙さんが3代目代表取締役に就任し、その後のスノーピークを引っ張っています。

創業からスノーピークは、「文明によって失われた人間性を自然の力によって回復する」という社会的使命を掲げて、持続可能性を意識した製品開発や活動を行なっています。

スノーピークでは、「永久保証」ということで全製品にあえて保証書をつけていません。

保証書などなくても無条件で修理してくれる。それは、「愛着ある製品を修理してまた大事に使ってほしい」という思いからだといいます。

スノーピークのこうした活動は、私たちが自然の大切さや未来への持続可能性に気づくきっかけとなることでしょう。

山井梨沙さんとは


lisayamai公式Instagramより引用 instagram.com

山井梨沙さんは1987年11月10日生まれ、新潟県三条市出身で、スノーピークの3代目代表取締役です。

文化ファッション大学院大学を卒業後は、東京でファッションデザイナーをやっていましたが途中で行き詰まりを感じ、自分はデザイナーとして何をやりたいのか見つめ直すようになります。

そして、父である山井太さんに相談した結果、スノーピークでしかやれないアパレルがあるのでは?と考えるようになり、スノーピークへの入社を決意したそうです。

スノーピーク入社後は、2014年にアパレル事業である「Snow Peak Apparel」を立ち上げ、デザイナーも務めました。

2020年3月にスノーピークの代表取締役に就任した後には、その土地の伝統文化に特化したアパレル作りを、「その土地を着る」をコンセプトに広めていく、「LOCAL WEARプロジェクト」も立ち上げました。

山井さんには、「自然の力、アウトドアの力で世の中を良くしていきたい。一言で言うと、世の中を変えたい。より豊かに生きやすい世の中にか変えていきたい」という強く目指すべき答えがあるようです。

山井梨沙さんを形作るもの

ここからは、山井梨沙さんを形作る要素をひとつずつ紐解いていきたいと思います。

アパレル事業の展開

上述のように、2014年、山井梨沙さんによってスノーピークには新たにSnow Peak Apparelが立ち上げられました。

「HOME⇄TENT」がコンセプトになっていて、日常とアウトドアに境界線のない「生き方にいちばん似合う服」を発信してきました。

また、2018年には「LOCAL WEARプロジェクト」という、日本各地のアパレル文化に光をあて、その土地の物語になる服作りを行ってきました。


LOCAL WEAR第一弾は、地元新潟にフォーカス。 引用元 colocal.jp

そして2020年、新アパレルブランド「YAMAI」が春夏シーズンにデビューを果たし、スノーピークのアパレル事業は益々盛り上がりを見せています。

YAMAIでは、自然と人、人と人とのつながりを感じることができる、自然界におけるラグジュアリーウェアを発信しています。


YAMAI/2021ssコレクションより 引用元 yamaijapan.com

山井さんは、アパレルでスノーピークの文化を作りたいそうで、生活に寄り添った文化を作ることをアパレルでの最終的な目標に掲げています。

服作りは生地から

幼いころから主体性があり、自分の意見をはっきり持っていた山井さんは、学校などで敷かれたルールや空気感との摩擦を多く経験してきたそうです。

高校時代などは、メイクをしたり、スカートを短くしただけで人格否定をされることが嫌でグレてしまうなどということも。

しかし、そんな中でも夢中になれることがあったそうで、それが服を作ることだったと言います。

山井さんの服作りの現場には、たくさんの生地が並べられていて、山井さんの服作りは生地を決めていくことから始まります。

一般的にはデザインを書いた後に、生地を決めていくという流れになりますが、山井さんの場合はその手順が逆になっています。

その理由は、それぞれの素材にそれぞれの魅力があり、その魅力を引き立たせるような服作りをするという考え方を持っているからです。


オリジナルブランドのYAMAIのサイトでは、なんと生地から商品を選ぶことができます。 引用元 yamaijapan.com

作られた服には「Made in Japan」のタグが付けられています。

日本の良さを伝えていきたいという気持ちが強くあるようで、高い安いに関係なく「日本の素材を使う」という点は、山井さんのデザイナーとしての一つのこだわりなんだそうです。

父に連れられたキャンプ


Snow Peakが運営するキャンプ場。 引用元 snowpeak.co.jp

山井さんはなんと生後半年頃でキャンプデビューし、幼少の頃から父である山井太さんに毎週末のようにキャンプに連れられた過去があります。

キャンプでは、「AかBか」のような選択をしなければならない場面が多く、「自分で考えて、とにかく自分で経験を積んで、自分で判断しろ」というのが山井家の教えだったそうです。

時には、「Cの選択」で自分で新しい答えを見つけることもあり、いまでも自然の中で身に付いた感覚が今に生かされていることはすごく多くあるといいます。

このように、物心ついた時からキャンプや自然が山井さんのすぐそばにありました。

その不便な自然の中で、火を起こし、寝床を作り、助け合いながら工夫して過ごそうとする大人達の姿を見てきたのです。

幼い山井さんの目には、頼りなくも強い人間の姿が映り、その空間を五感で吸収していったのだといいます。

こういった過去のキャンプの経験が、今のスノーピークを引っ張る山井さんの強みになっているのでしょう。

焚き火を囲む

山井さんはスノーピークの代表取締役に就任してからも、自らの足で全国各地を訪れています。

そして、「初めまして」の仕事相手とは、必ず焚き火を囲むのが山井さんなりのルールです。

焚き火をする理由として、都市では秩序や序列のようなものが人々に鎧を着せてしまっているからだといいます。

焚き火をすることによってその鎧が取れて、自分の本来の人間性が周りに伝わるからだそうです。

山井さん曰く、日本人が稲作文化を築くよりも前、人は火を囲んで煮炊きをして生きてきたから脳を進化させられたんだとか。

そのため、DNAとしてはテントを張って焚き火を囲むことを人が求めることの方が自然で当たり前なのだと納得がいったそうです。

また、1人の人間でありたいから焚き火をすると言い、「スノーピークの社長さんの娘さん」という見られ方をするのもすごく嫌だったようです。

焚き火を囲んで、お互いの本来の姿が見えた時、1人の人間としての山井さんの力がより発揮できるのでしょう。


Snow Peakの焚火台は、「地表にダメージを与えない焚火のための道具」というこだわりのアイテム。 引用元 businessinsider.jp

自然に対する欲求

現在コロナの影響で外出ができない昨今、多くの人が自然に対する欲求がすごく高まっていることを実感したと山井さんはいいます。

「コロナ明けはキャンプに行きたい!」という声を聞く機会がとても多くあったそうです。

確かに、コロナの影響で今まで当たり前に外に出て、当たり前に何かを体験することがどれほど大切なことであったかと感じている人は少なくないでしょう。

そして、暮らし方や働き方などを改めて考え、人々の「東京じゃないと働けない、住めない」という価値観はなくなったのではないでしょうか。

山井さんは、「文明や都市によって、人間と自然は遠ざけられているが、人と自然が結びつくこと、自然の中で人と人が繋がることは、本来あるべき姿であり、人間にとって必要なこと」だとしています。

この考え方は、きっと山井さんが幼い頃に父や周りの大人達と過ごしたキャンプという経験から培ったものに違いありません。

だからこそ、これからも自然で過ごすことも必要だという提案をスノーピークを通してしていきたいといいます。

地元、栃尾への愛

スノーピークは、1958年創業から登山用具を作り始め、燕三条という金属加工が発達している地域で、地元の工場と二人三脚で成長してきました。

山井さん自身が2014年にスノーピークでアパレルを立ち上げる際も、新潟の企業として地元の産業と一緒に、新しい事業として展開していきたいと強く思っていたそうです。

そんな時、探していたシャツ記事の素材の条件にハマったのが地元新潟の素材で、とにかく一番柔らかかったと言います。

実際に、他の地域にも足を運んだそうですが、同じ糸の太さで同じ織機にかけ、同じやり方で作っても、新潟のシャツ地が他よりズバ抜けて柔らかくなるんだそうです。


yamai/新潟製造のオーガニックコットン生地。 引用元 yamaijapan.com

良い素材が出来るのは地元を流れる綺麗な水にも関係があるのだと思いますが、一番はやはり、「愛」があるからではないでしょうか。

地元新潟に本社を置き、地元新潟の柔らかい素材を使用し、愛情を込めて織ったものを発信しているのです。

地元での生産にこだわることが、山井さんが作り出すアパレルの1つの元になっているのでしょう。

ロックな姿勢

山井さんはスノーピークの3代目社長ということで、立場的にはお嬢様?のような人と思われるかもしれません。

そんな山井さんを見ていて、個人的に最近のスノーピークで意外だったのがロックバンド「GEZAN」とのコラボレーションをおこなっていたことです。

GEZANは2007年、大阪で結成されたロックバンド。現在は東京を拠点に活動しています。

2021年、フジロックフェスティバルへの出演も決まり、そういったフェスにぴったりのアイテムとして…かどうかはわかりませんが、GEZANのオリジナルポンチョをスノーピークから受注販売という形で発売しました。

GEZANのフロントマンであるマヒトゥ・ザ・ピーポー氏は、山井さんの著書の帯にコメントを寄せるなど山井さんとは元々交流があったようです。

ポンチョのデザインは、こういったブランドとアーティストのコラボものによくある「バンド名をプリントしただけ」「有名な写真をプリントしただけ」などのものではなく、バックには自主レーベルのロゴである「十三月」を大きく配置し、マヒトゥ・ザ・ピーポー氏の写真を印刷、フロントにはGEZANの自主企画である「全感覚祭」のロゴをプリントした非常にクールな仕上がり。



スノーピークとは思えないインディペンデントな仕上がりの一着。 引用元 gezan.net

スノーピークほどの大きな企業がリリースするアイテムとして、GEZANというバンドのチョイスに驚かされたのが正直なところであり、山井さんの社長としての攻めの姿勢を感じるコラボレーションだと思いました。

「大きな企業だからできない」と言い訳せず、実現したいことをしっかりと企業の枠組みの中で実現していく姿は非常に格好よく、ロックな姿勢だと感じます。

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ここまで読んで下さった方へ

ここまで読んでくださりありがとうございました。

今回は、山井梨沙さんを形作るピースのような形で様々な要素をご紹介しました。

山井さんがどのようなルーツやこだわりを持つ人物なのかが少しでも見えたのではないかと思います。

KLDでももちろんスノーピークのお買取り強化をしています。

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