WACKO MARIAデザイナー、森敦彦さんってどんな人?|ワコマリア

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森敦彦さん 引用:gqjapan

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

元Jリーガーで、現在はWACKO MARIA(ワコマリア)のデザイナーの森敦彦さん。
異例の経歴を持つからこそ作り出せる、森さんの作品に魅力を感じている人も多いのではないでしょうか?

今回は、

  • 森敦彦さんってどんな人?
  • 森敦彦さんの経歴
  • 森敦彦さんを形作るもの

という形でお話していきます。

デザイナーを知ると、よりそのアイテムに愛着が湧くということもありますよね。
WACKO MARIAのアイテムがお好きな方は、ぜひとも本記事をご覧ください。

WACKO MARIAデザイナー、森敦彦ってどんな人?

森敦彦さんは、2005年に立ち上げたファッションブランドのWACKO MARIAの創設者兼デザイナーです。

1972年5月31日生まれの兵庫県出身。

WACKO MARIAの名前の由来にはラテン語で「へんてこマリア」という意味合いがあり、ブランドコンセプトは「女、音楽、酒にハット」というテーマで展開されています。

森さんは、音楽や様々なカルチャーから得たインスピレーションをファッションに昇華させる才能を持ち、WACKO MARIAのデザイナーとしてブランド創業以来、活躍しています。

様々なカルチャーに造詣が深い森さんですが、特に「音楽」は森さんのデザインの重要な要素であり、WACKO MARIAを通じて、音楽を感じさせるロマンティックで色気のあるアイテムを提案しているのは広く知られているところ。

また森さんは、映画やアートなど、音楽以外の分野からも大きな影響を受けており、特にジム・ジャームッシュやウィアード・デイヴといったクリエイターとのコラボレーションはその1つに挙げられます。

森さんの服づくりは、多彩なカルチャーが重なり合い、唯一無二のスタイルを生み出しているといえるでしょう。


森さんのワークデスク上のポータブルプレイヤー 引用:gqjapan

また、WACKO MARIAのアイテムにしばしば見られる「GUILTY PARTIES」のフレーズは、「良いことも悪いことも共にやっていく仲間達」という森さんの哲学を象徴しています。

音楽やカルチャーを通じて形成されるコミュニティの大切さを表現したものであり、森さんの作品全体に流れる考えを反映しています。

森敦彦さんの経歴


森敦彦さん 引用:gqjapan

森さんはファッションデザイナーとして、異例な経歴を持っています。
ここでは、経歴について紹介をしていきます。

Jリーグからファッションの世界へ


Jリーグ時代の森敦彦さん 引用:calbeecard

森さんは、1991年にプロサッカー選手としてキャリアをスタートし、横浜フリューゲルスやコンサドーレ札幌で活躍。
サッカー界で「レゲエキーパー」としての独特な風貌とプレースタイルで注目を集めました。

1997年の引退を機に、ファッションデザイナーという新たな分野へと転身します。

サッカー引退後は、趣味の音楽への想いを形にしたいとの考えから、都内にバー「ROCK STEADY」を開店。
森さんの音楽愛が反映されたコミュニティスペースとなりました。

WACKO MARIAの立ち上げ


引用:wackomaria

森さんはファッションデザイナーとなるため、友人たちとのつながりを活かし、2005年には元サッカー選手の石塚啓次氏と共に「WACKO MARIA」を立ち上げます。

WACKO MARIAは、音楽を根底に置いた独自のスタイルで注目を集め、2015年には東京・東山に旗艦店「PARADISE TOKYO」を出店しました。

PARADISE TOKYO 引用:wackomaria

さらに、音楽への情熱から、「KILLER TUNES BROADCAST」というサウンドクルーを主宰し、ファッションと音楽の融合を通じて独自の文化を作り出しています。

森さんの経歴は、サッカー、音楽、ファッションといった異なる分野で昇り詰めた異例の経験をされています。

森さんの人生から、情熱と才能があれば、どんな分野でも新たな挑戦し切り開いていけるということが感じられるのではないでしょうか。

森敦彦さんを形作るもの


引用:wackomaria

森さんの生活は、「音楽を中心に“おもしろいこと”を見つけて全力で突き詰める」というマインドが下地にあり、他ブランドを寄せ付けない世界観を生み出しています。

森さんの形作る感性を感じ取ることで、WACKO MARIAの魅力をさらに理解できるでしょう。

サッカーに打ち込んだ学生時代~Jリーグ時代


高校時代の森さん 引用:youtube

森さんはファッションの道に進むまでは、Jリーグで活躍するほどサッカーの才能に恵まれて打ち込んでいました。

サッカー選手としての才能は、高校時代から輝き始めました。

滝川第二高校在学中の森さんは、ゴールキーパーとして活躍し、高校サッカーの全国大会である全国高等学校サッカー選手権大会に兵庫県代表として出場。

優勝候補であった国見高校との試合では、森さんを中心とした堅実な守備で接戦しPK戦まで押し込んだ動きは、高校時代を象徴とする出来事でした。

その時の結果として敗れはしましたが、森さんは大会の優秀選手に選出され、国見が全試合で唯一ゴールを奪えなかったチームとして記憶されるほどの活躍っぷり。

高校卒業後、1991年には全日空横浜サッカークラブに入団し、プロのキャリアをスタート。
Jリーグ創設と共に横浜フリューゲルスの一員に加わりました。


横浜フリューゲルス時代の森さん 引用:instagram

その当時から森さんはプレースタイルのみならず、独特の風貌で注目を集めます。
ロングヘアやドレッドヘア、鮮やかなバンダナを身に着けた森さんの姿は、Jリーグ初期を象徴する人物の一人でした。

Jリーグ1年目からレギュラーを務め、チームの中心として活躍。
天皇杯優勝など、チームの成功に大きく貢献しました。

プロサッカー選手としてのキャリアは周りが思っていたより短く、25歳で現役引退を選択。

その後はファッション界へと転身し、WACKO MARIAのデザイナーとして新たな成功を収めることになりますが、Jリーグ時代の彼の活躍は、多くのサッカーファンの記憶に深く刻まれています。

特に、攻撃的なスタイルでゴールを守り、ピッチ上での反骨精神溢れるプレーは、今も語り草となっているそう。

森さんのJリーグ時代は、引退後にファッション界で見せるクリエイティビティや、挑戦的なものづくりの原点とも言えます。
サッカー選手としての経験が、森さんの人生とキャリアに大きな影響を与えたことは間違いありません。

森さんの生活を彩る音楽


引用:silver-mag

森さんは、デザイナーになる前のサッカー選手時代から、レゲエ音楽を中心にした生粋の音楽愛好家として知られています。

森さんのトレードマークであるドレッドヘアは、音楽への愛を象徴しており、彼自身の名を冠したレゲエコンピレーションアルバムをリリースするほどでした。

ファッションへの情熱と混ざりあうようにして、音楽も森さんの人生において欠かせない要素になっています。

森さんが経営していたバーは音楽機材にこだわった本格的なもので、後にワコマリアの前身となるブランド名になるほどの情熱を注ぎ込んでいました。

森さんの音楽愛はジャンルが幅広く、小学3年生の頃から洋楽を聴き始め、1980年代のポップミュージックに触れたことがきっかけで、ヘヴィメタル、レゲエ、ロックステディ、スカ、ヒップホップを経て、ソウルやファンクにも興味を持つようになりました。

最近では、ロカビリー、ガレージ、中南米やアフリカンミュージック、マイナーなファンクなど、「カッコいい音楽は何でも好き」と語るほど、森さんの型にハマらない趣向が音楽にも表れています。

2015年に初のWACKO MARIAの旗艦店としてオープンした「PARADISE TOKYO」では、極上のサウンドシステムから流れる音楽が、店内に彩りとWACKO MARIAの空気感を作り出しています。


引用:silver-mag

また、森さんは音楽を配信等で楽しむのではなくアナログレコードで鑑賞することを好み、自分の趣味に合ったレコードを常に探求し続けています。

“音楽”は、森さんにとってただの趣味を超えた存在であり、森さんのデザインする服や開催するイベントに大きな影響を与えています。

服作りにおいても、「自分の好きな音楽に合うか、好きな映画のワンシーンに合うか」を考えながら、想像を膨らませてデザインを行っているそう。

音楽イベントでは、WACKO MARIA主宰の下、賛同する有名アーティストが参加し、ブランドの根底にある音楽への熱量が表現されています。

サッカー選手時代から続く森さんの音楽への深い愛情は、物の考え方やデザインに大きな影響を与えており、WACKO MARIAらしい服づくりを形成する重要な要素となっています。

映画やアートへのこだわり


引用:silver-mag

森さんの作るWACKO MARIAのアイテムは、音楽だけでなく、映画やアートからも着想を得ています。

アイテムの製作過程では大きなムードボードが作られ、映画のワンシーンやアートワークなどがボードに貼られます。

思い思いに張り付けることで、洋服をデザインする際に直観的な感性につながり、独特なカルチャーミックス感のあるアイテムへ仕上げられていきます。

そんな森さんの物づくりは多くのデザイナーを魅了し、引き付けています。

その一つとして、ビギー(ノトーリアス・B.I.G.)、『羊たちの沈黙』、バスキア(ジャン=ミシェル・バスキア)など、異なるジャンルのビッグネームとのコラボレーションが実現。


ノトーリアス・B.I.G.とのコラボアイテム 引用:SPECS

森さんはコラボレーションを通じて、WACKO MARIAなりの空気感や面白さを意識しながら、作品に落とし込んでいるそうです。

また、森さんは海外のコンテンツだけでなく、日本映画や春画も好み、デザインとして表現しています。

映画『凶気の桜』とのコラボレーションや、春画をモチーフとしたアロハシャツの展開など、日本の伝統的な作品に敬意を表しながらWACKO MARIAらしさを調和させています。


凶気の桜とのコラボアイテム 引用:STUDIOUS

日本の代表的な春画を残した喜多川歌麿や葛飾北斎の生き方も、森さんの刺激的な感性をくすぐり、アイテムに深みを加える要素となっています。

森さんの映画やアートへの強い想いは、WACKO MARIAにおける大事な着想源の1つです。

WACKO MARIAの独特な世界観は、趣味に対しても他者を圧倒する森さんの探究心と、さまざまなカルチャーへのリスペクトがマッチしているからこそといえます。

森さんの服づくりは、ただのファッションアイテムを超え、ある意味アート作品のような感性を表現する場となっています。

かっこいい大人の「ファッション」との向き合い方


引用:wackomaria

森さんは、服づくりを通じて「自分自身だけでなく周りの人たちも楽しく過ごして欲しい」と願って、デザイナー業をされています。

WACKO MARIAを立ち上げた時、服作りの経験がないながらも、友人たちのアドバイスを得て、手探りでの服作りを始めました。

最初期に作ったアイテムはTシャツ、シャツ、そして意外にもスラックスでした。
「カッコいい人はスラックスもはく」という森さんの価値観から、アイテム作りの優先順位が決められていきました。

WACKO MARIAの服作りは、そんな森さんの想いを実現できるように身近なスタッフがブランドを支えています。
森さんはスタッフとなんでも言い合える雰囲気を作り、チーム全員が気分よく楽しく働けるような環境を大切にしているそうです。

「人間がダサかったら、作った服がカッコ良くなるわけがない」という考えのもと、人間性と物づくりの密接な関係を大事にして作られるWACKO MARIA。
ただのファッションブランドではなく、着る人のライフスタイルや価値観を表現するブランドとしての地位を確立しています。

ここまで読んでくださった方へ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

森さんの感性で作られる唯一無二のブランド、WACKO MARIA。

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