【名作・定番】LARDINI|数々の有名ブランドを手がけた珠玉の縫製技術|ラルディーニ 【おすすめ10選】
こんにちは!ブランド古着買取専門店KLDです。
イタリアで高いクオリティのジャケットやスーツを作り続けるブランド、LARDINI(ラルディーニ)。
実はこれまで数々の著名ブランドの製品を作り続けており、そこで磨かれた技術を余すところなく投入して自社ブランドとして展開しているブランドでもあります。
「色々なモデルがあるけどどれを選べばいいのかわからない…」
「せっかくなら長く使える定番を知りたい!」
という方に向けて、今回はラルディーニのジャケットにフォーカスして、定番、名作モデルをご紹介したいと思います!
ブランド古着店として様々な洋服を見てきた私たちが、
- ラルディーニってどんなブランドなの?
- ラルディーニの定番モデル
を解説していきます。
また、私たちKLDでも、ラルディーニはかなり買取強化をしているブランドですので、その理由なども併せてお伝えしていきます。
目次
LARDINIとは
引用 lardini.com
ラルディーニは、1978年にイタリアの都市アンコナにて創業されました。
ジャケットのラペルについている花形のブートニエールが特徴的で、日本でも人気高いウェアブランドです。
ラルディーニの象徴「ラペルのブートニエール」 引用 nikkei.com
世界の著名ブランド”プラダ”や”バーバリー”などの製品を30年以上作り続け、高い実績を積み上げました。
そして1993年、その高い縫製技術を活かして、自社名でオリジナルブランドを展開することとなります。
2010SSからは、数々のブランドのコンサルティングを行ってきたルイジラルディーニ(LUIGI LARDINI)が指揮を執り、新しいコレクションを発表。
現在は、色彩ある製品染めや製品洗い、ハンドペイント。
また、コントラストステッチや拝みボタンといった仕様を組み合わせ、革新的でオリジナリティ溢れるデザインのアイテムを続々と発表しています。
質の高い仕立てや縫製などの物作りの本質はそのままに、テーラードの新たな可能性を生み出す、伝統と現代の感性を融合させたものづくりを続けているブランドです。
ラルディーニの定番、名作ジャケット10選
定番モデル「526」
引用 nikkei.com
ラルディーニのオーソドックスとも言えるジャケット、定番モデル「526」です。
程よく品のある色気を感じる一着。
ベーシックな3つボタン、2パッチポケットのフロントです。
シングルのブレスト部分の身体に沿うようなボリューム感は、他では見られない完成度の高さを感じます。
そして、丸みのある美しい袖付けもポイント。
またラペルは、ノッチ(襟のV字型の刻み)の下襟の先が下がっており、”ノッチドラペル”といわれる襟のデザイン。
ノッチドラペルは、最も一般的なラペルデザインと言われています。
定番である「526」は、シーズンにより異なる素材で展開されています。
AWシーズンで代表的なのはバスケット織りのウール素材。
SSシーズンに人気があるのは、涼しく軽やかな生地感のリネン素材です。
引用 guji.jp
仕立てはパット芯や芯地を極力省き、体型に自然とフィットするような感覚で着られます。
スタイリッシュなデザインながらも、その柔らかな着心地はオンオフ垣根なく着用可能。定評ある人気の定番モデルです。
「319」
シングルブレストの構築的なシルエットをした「319」のモデルです。
ジャケットのデザインそのものは、3つボタンで2パッチポケット、そしてノッチドラペルといった”526″とほぼ同じ仕様をしています。
その中で”319″特有の大きな違いは、その柔らかな表情ではないでしょうか。
その表情を生み出すのは、縫い上がったものを一度洗いにかける”製品洗い”という最終工程です。
洗いにかけることで、生地に良い風合いが生まれます。
それに加えて、初めて袖をとおす時から心地よい肌馴染み。裏地は腕にのみ施してあるので軽い着心地が体感できます。
後ろの裾部分は両端に切り込みの入ったサイドベンツを採用。
エレガントさを引き立てつつも、動きやすさもあります。
このモデルのみ、上襟の折り返した部分に”ヒゲ襟”と呼ばれる仕立てが施されています。
もともとヒゲ襟は、襟のサイズ調性の為に利用していたようですが、現在は高級なアイテムの象徴と言われるこだわりのディテールです。
上襟のハネを防ぐことができる、実際のメリットもあります。
(参考)”ヒゲ”と言われるディテール 引用 cocoasso.com
ラフさとカッチリとした凜々しさを合わせ持った「319」は万能タイプ。
クラシックから、ジーンズなどのカジュアルスタイルまでこなせるモデルです。
「316」
「316」は、2列に配列されたダブルブレストとピークドラペルの好相性のバランスの良い組み合わせ。
フロントからみる姿は華やかでドレッシーな印象のデザインです。
古くからのイメージで『ダブルブレスト=貫禄』と誤解されがちですが、昨今はクラシカル回帰の傾向にありダブルのジャケットは大注目されています。
シングルブレストの”319”同様、製造の工程で洗いにかけており、着始めから身体に馴染むような心地の良い感覚で着用できます。
ラルディーニが展開している300番台のモデルは、ラフに使えるアイテムがラインナップされています。
また、製品洗いの他に、製品染めといった、製品になった物を染める手法しているものもあります。
どちらの手法も肌触りや質感の良さがあり、その風合いが大きな特徴です。
程よいフィット感で軽い着心地の「316」は、普段使いでも活用しやすく、シンプルに白シャツやタートルネックなどと合わせるのがおすすめです。
さらりと羽織るだけでも様になります。
「655」
引用 bronline.jp
ラルディーニのフォーマルジャケットがラインナップされている”600番台”のモデルからのピックアップ。
クラシックスタイルをベースにした、6つボタンのダブルブレストの「655」のご紹介です。
シーズンによって異なる素材で展開をしており、SSシーズンは清涼感あるウールのホップサック、AWシーズンは起毛のベルベットが定番人気です。
どちらも深みのある艶感を持った生地感。
時には、光りの加減によっては質感が変わり、しっとりと感じます。
変化する表情を楽しめるのも魅力の1つです。
ラペルは、シャープなピークドラペルと9.5センチ幅の重厚感あるワイドラペルを採用しています。
「655」モデルは一見クラシックフォーマルな印象が強い印象ではありますが、広く取られエッジの効いたラペルから、華やかでモダンな雰囲気も感じます。
合わせるアイテムによってカジュアルにも着こなすこともでき、レンジの広い活躍を見せる一着です。
EASY「903」
ベーシックな見た目でありながら実用性に富んでいる”EASYシリーズ”。
「903」モデルはその中でもオーソドックスなシングルブレストのデザインのモデルです。
”EASYシリーズ”は、ラルディーニの正統派ジャケットの中では、最もカジュアルな雰囲気と作りをしています。
大きな特徴は、なんと言ってもパッカブル仕様である点。
『パッカブル=包装が可能な』という意味で名のとおり、折りたたんでコンパクトに包装してしまうことができます。
アウトドア製品などに多くあるイメージですが、ジャケットでもその利便性は実現されたシリーズです。
バッグなどでも、小さく包装することができる仕様になっています。
また内ポケットは、胸あたりではなく腰ポケットの裏辺りの位置のみに付いています。スマホやシガーケースなどを収納してもシルエットに影響しにくい配置です。
EASYシリーズのカジュアルな印象を活かして、カットソーやゆるめパンツなどと合わせると好相性。リラックスしたスタイリングに合わせやすい「903」モデルです。
EASY「906」
モデル「906」は、ダブルブレストとピークドラペルのジャケットデザインです。
2列に配列されたボタンと、剣先が上向きの尖ったような襟のデザインが特徴的。
この2つの組み合わせはとても相性が良いと言われ、華やかさと力強さを感じるフォーマルなデザインです。
”903”同様の”EASYシリーズ”で展開されています。
もちろんパッカブル仕様で、コンパクトに折りたたむことが可能。
しわになりづらく持ち運びに便利なことから、旅行や出張の時など活躍する場面は様々で、高級感と軽快さを持ち合わせた有り難い一着です。
フォーマル感あるファッションに個性を出したい人におすすめの「906」モデル。
ミックススタイルのような、ほんのりカジュアルさを加えたスタイルと好相性で、絶妙なバランスの良さを発揮します。
SARTORIA「97303」
ラルディーニの”SARTORIA(サルトリア)”のシリーズで展開されている「97303」。
サルトリアは、ブランドのテーラードの中で最もグレードの高いコレクションです。
仕立てや生地の質は、圧倒的に異なる高級仕様。
フルキャンバスの本格的な仕立てと、構築的で洗練されたシルエットです。
例えば、シャツの袖のようなギャザーが入った”マニカカミーチャ”と言われる袖付け方法。
通常のように肩パットなどの副資材を入れずにギャザーを寄せて袖を付けることで、肩に沿うような自然な立体感です。
さらに動きやすい点も大きなメリットもあります。
また、手縫いのフラワーホール、片伏せ縫いも特徴的。
装飾こそ控えめではありますが、細部のディテールへのこだわりが、「97303」の上質さに豊かな表情を添えています。
男性らしいドレススタイルを仕上げるなら、ラフさを加えることなくキッチリと着こなす正統派のコーディネイトがおすすめです。
ラグジュアリーなアイテムの魅力がグッと際立つでしょう。
LIKNIT「LKJ1」
こちらは、秋冬に特化したウール素材を使用した”LIKNIT(ライクニット)”シリーズの「LKJ1」です。
ウール素材ならではの厚みは少々感じますが、毛羽立ちはなくスッキリとした印象です。
AWシーズン用と思われがちな素材ですが、実は一年を通じて着用することができます。
通気性が良いシーズンレスな素材です。
生地は、レノクロス(”からみ織り”とも言う)という、ワッフルや鹿の子のような、細かな網目状のざっくりと織り込りこまれたものです。
メッシュのような透かしがある涼しげなレノクロスを採用することで、重ね着をしても蒸れにくく快適な着心地を実現させています。
また皺になりにくいという特性も、通年愛用される要素の1つと言えるでしょう。
「LKJ1」は、洗練されたスリムなシルエットと、最先端のファブリックの組み合わせで軽くて暖かく、カーディガンとブレザーどちらも合わせ持ったような、画期的な一着です。
「JM57」
「JM57」はAWシーズンに特化した、ネイビーカラーのダブルブレスト仕様のニットジャケットです。
6ボタンの留め具やピークラペル、サイドスリットといった、きれいめな要素がふんだん詰まったクラシックなデザイン。
加えてウール素材が優しい風合いで、ほどよいカジュアルさが絶妙なモデルです。
主体となるウール素材は、艶のある高級メリノウールの細い糸を使用しています。
とてもなめらかな肌心地です。
さらに、最も細かい編み目”12ゲージ”で微密に編み込むことで、まるで1枚の生地であったかのような、柔らかで美しい光沢を見せます。
また素材の特性として、着心地は軽く保温や通気性もあり、見た目以上に高性能であるのもニットジャケットの良さと言えます。
もちろんブランドアイコンのブートニエールも付属されています。
ポイントになってチャーミングです。
着用感は、ラルディーニの中で中間を位置するフィット感のレギュラータイプ。
一般的にはやや細身タイプに当たります。
カジュアル過ぎない落ち着いた印象の紳士な「JM57」。
トレンド問わず永く愛用できる近年人気が上昇しているデザインです。
「JMAMA」
引用 boo-bee.jp
SSシーズンに活躍する、コットンやリネンの素材を使用した「JMAMA」シリーズのジャケットです。
ラルディーニが提案するシャツ仕立てのジャケットの中で、最もカジュアルなシリーズのモデルです。
程良くシェイプされたウエストラインで、リラックス感のあるシルエットが特徴。
袖はボタンの無い筒袖で、ノーベント(裾に切れ込みのない形式)を採用しています。
ラペルは8センチ幅のナローラペル。
カジュアルでありつつも、スタイリッシュさを感じるフォルムです。
生地には、平織りで光沢感のあるシャンブレー素材を使用しています。
通常のジャケット生地ほどの重さはなく、シャツ程薄くないというライトな着心地。
霜降りのような独特の風合いも特徴です。
気温の変化に合せて着回したり、畳んでバッグにしまったり、抜群の勝手のよさも魅力。
見た目にジャケットのきっちり感こそありますが、カーディガン感覚で気軽に羽織ることができる利便性の良さが「MAMAJ」モデルが好まれている、最大の理由です。
番外編「76010」
最後に番外編として、上品さと高級感のあるラペルドカーディガン「76101」をご紹介します。
ミラノリブとカーフヌバックの、異素材コンビネーションのデザイン。
リラックス感がありながらも、ジャケットに負けず劣らずのシックな印象です。
カーディガンといえど、もちろんブートニエールはトレードマークとしてポイントになっています。
素材は、前見頃のみにカーフヌバックを使用。
しっとりした質感で、高級感ある牛革の起毛生地です。
その他の襟や袖、後ろ身頃などは、ミラノリブを使用。
イタリアミラノが発祥といわれるその編み地は、伸縮性が少なく織物の生地のようにしっかりとしています。
カーディガンよりも上品で、ジャケットよりもカジュアルな”76101”。
ニットジャケットのように、オンオフ問わず幅広いシーンでの活躍が期待できます。
一風、個性が強い印象ですが、実際に羽織ってみると違和感を感じることはありません。
ラルディーニだからこそ実現した、デザイン性とラクジュアリー感のあるカーディガンです。
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