mina perhonenってどんなブランド?|ミナペルホネン

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引用instagram @mina_perhonen.jp

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

mina perhonen(ミナペルホネン)は、1995年にデザイナー・皆川明さんが設立した日本のブランドです。

手描きの図案によるオリジナルのテキスタイル(生地)をもとに、服やバッグ、インテリアファブリック、テーブルウェアなどを制作。

「かわいくて、華やかで、ずっと新鮮な気持ちで着ることができる」「物語を感じられ、経年変化も楽しい」などと言われています。

毎年新作を発表しつつ、人気のテキスタイルは定番となり、国内外でたくさんの人が愛用しています。

そこで今回は、

  • mina perhonenとは?
  • デザイナー、皆川明さんの経歴
  • mina perhonenの特徴(制作するうえでのスタンス、人気のあるテキスタイルなど)
  • mina perhonenが展開しているアイテム
  • 中古市場での評価

という形で、mina perhonenというブランドを紐解いていこうと思います。

mina perhonenのことが気になる!という方はもちろん、すでにアイテムをお持ちでフリマアプリでの売却や、リユース店の買取サービスのご利用をお考えの方にもぜひご覧いただきたい記事です。

mina perhonenってどんなブランド?


引用instagram @mina_perhonen.jp

mina perhonenというブランド名は、フィンランド語。
ミナ=私 ペルホネン=ちょうちょを意味します。

mina perhonenの服を着ている人たちが、「私」を解放し、自分らしく過ごせるようにとの願いが込められていて、ブランドロゴの枠は人を、手描きの小さな粒は個性をあらわしているそうです。

設立から約25年のあいだに発表されたテキスタイルは、2000種類以上。
長年人気のあるテキスタイルは定番になり、なかでもブランドを代表するtambourine(タンバリン)は、見たことのある人が多いのではないでしょうか。

テキスタイルの図案は、皆川明さんやインハウスデザイナーによる手描き。
機械では出せない柔らかさや繊細さ、優しさ、華やかさが魅力です。

手描きの図案が完成したら、「ハリがありつつ、触れるとやわらかくて温かみのあるようにするにはどうしたらいいだろう?」など、肌ざわりや服をまとった時の表情まで考えるそう。

日本各地の工場や職人の方々と協力して生地をつくり、アイテムが完成するまでの工程すべてにおいて丁寧に仕上げられています。

デザイナー、皆川明さんの経歴


引用pass-the-baton.com

そんな唯一無二のブランドを設立した皆川明さんは、どんな人なのでしょうか。

1967年に東京で生まれ、幼いころに両親が離婚。
北欧やイタリアのインテリアを輸入販売していた祖父母のお店で、お姉さんと、かくれんぼなどをして遊んでいたそうです。

「この革はバッファローのものなんだよ」「漆は、何百年も使い続けることができるんだよ」といったことを、自然体で教えてもらいながら成長しました。

中学・高校時代は長距離走に打ちこみましたが、選手生命に関わる大けがによりアスリートになることを断念。
大学進学への道も閉ざされ、卒業後の進路に迷っていたときにヨーロッパを旅しようと思い立ちました。
旅では当時珍しかったフィンランドをはじめとした北欧の文化を体験するなど、各地で見聞を広めたそうです。

ヨーロッパ旅行は、ファッションに興味を持つきっかけになりました。
お金が必要になったタイミングで、偶然知り合った人からパリコレクション関係のアルバイトを頼まれ、第一線で活躍する人たちを目の当たりに。
この経験によって進路を決め、帰国後、昼間は縫製工場で働きながら、文化服装学院の夜間に通学しました。

卒業後は「P・J・C」へ。
この会社は既製の布を使うのではなく、自分たちの手で布を作るところから始めていて、皆川明さんのものづくりに影響を与えました。

また、染物屋と生地工場でも知識と技術を習得。
お手伝いをする合間に自身でデザインした布を試作したりしていました。

1995年、27歳のときにファッションブランド「mina」(mina perhonenの前身)を設立。
「せめて100年続くブランド」と紙に書き出し、世代を超えて続いていくことをイメージした服作りをスタートしました。


前身である「mina」時代のブランドタグ

設立当初から長いあいだ、服作りだけでは生活の糧が得られませんでした。

「朝が早いから、昼には終わる。そうすれば昼から自分の作業ができる。ぴったりじゃないか。」そんな考えから、魚市場でのアルバイトを兼業し、マグロの解体を担当。
大トロ、中トロ、赤身など、それぞれの特性によって切りわけていく仕事でした。

同じ素材でも、扱い方によって味や価値が変わること。
よい食材を選ぶ目を持っている職人は包丁さばきがきれいで、材料を見る目と技術はイコールだということ。

その他にも、服作りに参考になる経験をたくさんしたそうです。

同時期に、服を車に乗せて日本全国や海外を回る活動もしていました。
飛び込み営業という方法をとっていたため、なかなか売れませんでしたが、展示会をするとバイヤーの目にとまることに気がつきました。

場所代を切り詰めるため、深夜に搬入して朝から展示を始めるなどのハードスケジュールを必死で過ごしているうちに、少しずつ経営が軌道に乗っていったそうです。

1997年に、魚市場での仕事を辞めてミナの仕事に専念。
この年に、服作りであまった布を余すことなく使おうとの発想から生まれた「egg bag」の販売を開始。
今も人気のあるアイテムのひとつになっています。

2000年、白金台にアトリエ併設の直営店をオープン。


白金台の直営店(現在は代官山に移転) 引用style-arena.jp

2003年にはブランド名を「mina perhonen」に変更し、翌年にはパリコレクションに参加。
以降、シーズンごとの新作発表をパリでも行うようになりました。

その後は、毎日ファッション大賞の受賞、デンマークやイギリスのテキスタイルメーカーとのコラボレーション、舞台衣装、ユニフォームのデザインなど活動の場が広がっていきました。

現在は国内だけでなく、海外でも人気のあるブランドになっています。

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ブランドの特徴

制作するうえでのスタンス


テキスタイル制作の下絵(mina perhonen展示「つづく」より)

「着る人が選んでうれしい、楽しいと思ってもらえるのと同時に、つくる人もつくってうれしい、やった仕事に誇りが持てるという、着る人とつくる人の両方の環境がよいことが、ものづくりにおいてとても大事なことだと考えています」
引用:OTEMOTO 「人よりも会社が成長してはいけない」皆川明が語る、100年先のミナ ペルホネン

皆川明さんの制作へのスタンスは、このような言葉に表れています。

この言葉から受けるイメージに違わず、mina perhonenのものづくりは、皆川明さんやインハウスデザイナーが手で図案を描くところから始まります。

モチーフとなるのは自然が多く、自然への好奇心とそこから生まれる空想の世界が、テキスタイルのなかに描かれています。

優れた技術を持つ日本各地の工場や職人たちと、二人三脚でアイテムを制作し、服作りの際に余った生地は、バッグなどに展開。

また、コレクションの発表前には、新作の素材、デザインの意図を説明し、mina perhonenに関わる人たちが想いを共有できるようにしているそうです。

人気のあるテキスタイル

ここでは、2,000種類以上あるmina perhonenのオリジナルテキスタイルのなかでも、人気の高い3つをご紹介します。

tambourine

2000年に発表されたmina perhonenを代表するテキスタイル。
刺繍による少し盛り上がった小さなドットが集まって輪が描かれていて、よく見ると微妙に表情が違っています。

「遠くから見たときは同じように見えるのに、よく見たら個体差がある。そんな生きもののようなテキスタイルが作りたかった」(皆川明さん)
引用:ミナ ペルホネン tambourine [black] ほぼ日手帳2014 spring

forest parade


引用mina-perhonen.jp


記事に刺繍を施したものと刺繍で作ったモチーフを連ねたものがあります。

この「forest parade」は、2005年の発表以来、現在も服や小物などでとても人気があります。

「森のなかでにぎやかに過ごす住人たち」をテーマに、刺繍による37種類のパーツで作られたテキスタイルで、繊細なモチーフが連なった様子は、まさにパレードのようです。

choucho


引用mina-perhonen.jp

2001年初夏コレクションで発表されたテキスタイル。
ブランド名にもある蝶々を象ったもので、ブランドの定番テキスタイルの一つとして非常に人気があります。

「空間や動きを感じてほしい」との想いから作られ、軽やかに、ゆったりと舞うちょうちょの姿を表現。

シンプルですが、見る人によって、かわいくも、美しくも感じられるデザインです。

展開しているアイテム

mina perhonenの独創的な世界観は、服はもちろんのこと、多方面で表現されています。

服の型を切り取ったあとの余り布も大切な素材だとの考えから、多彩なデザインのバックが生まれ、更に小さなはぎれセットなども販売しています。


服の型の隙間で取った生地で作られる「egg bag」(mina perhonen展示「つづく」より)

1999年からはオリジナル家具を、2008年からはプレートやコーヒーカップなどのテーブルウェアを展開。
近年は、デザイナーの皆川明さんディレクションという形で、店舗や宿などの空間プロデュ―スも行っています。


tambourineプレート 引用mina-perhonen.jp


皆川明さんがディレクションを手がけた宿「cocoon」 引用mina-perhonen.jp

形は違いますが、手に取ると心地よさを感じる人の多いのが共通点。
理由は、皆川明さんのこのような言葉からわかるのではないでしょうか。

「それぞれに境界線はほとんどありません。材料やプロセスが違うだけで、最終的な目的は同じだと感じています。目的とは、「よい記憶をつくる」ということ。抽象的ですが、どんなものも「所有する」だけではなくて、「(それを)使った時の記憶」によって気持ちが満たされるものです。」(皆川明さん)
引用:日経ビジネス電子版スペシャル MITSUI HOME PREMIUM INTERVIEW

仕立てがよく、手触りも心地よく、着たり使ったりするたびに歓びを感じられるようなmina perhonenのアイテムは、このような目的を持っているから生まれるのかもしれません。

中古市場での評価

ここまでmina perhonenというブランドについてお話してきました。

ここでは、そんなmina perhonenの中古相場ってどうなの?というお話をしていきたいと思います。

まず、結論からいうとmina perhonenのアイテムは中古市場で非常に人気が高く、高額で取引されることが多くあります。

ブランドの丁寧なものづくりや、「流行に流されずに長く使えるものを作りたい」というスタンスから、mina perhonenのアイテムは発売からの年数にあまり左右されず、古いものでも金額が落ちないまま、中古での取引がされています。

実際にmina perhonenは長年、作風を変えず、洋服のシルエット等も流行に左右されにくいベーシックなものが多いので、発売から年数が経っているものでも違和感なく、とても素敵に着ることができます。

また、オリジナルのテキスタイルたちはシーズンごとに限定的に展開されるのではなく、定番的に人気のものを中心に、何度も違ったアイテムとして生まれ変わったり、カラー展開を変えてリリースされたりしています。

したがってmina perhonenのアイテムはあまり古びるということがなく、中古市場での評価の高さにつながっているといえます。

そのクオリティゆえ定価がそれなりに高く、セール等で安く売ったりしないということも中古市場での人気の要因となっています。

もちろんKLDでも強気のお買取が可能なブランドですので、気になるお品物がありましたらお気軽にご相談ください。

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ここまで読んでくださった方へ

ここまで、mina perhonenってどんなブランド?という事についてお話してきました。

唯一無二の存在感で、幅広い年齢層のファンに愛されるブランドである、mina perhonen。

もちろんKLDでもmina perhonenのお買取を強化しています。

mina perhonenのこれまでのお買取り履歴はこちら

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ありがとうございました!

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