謎のニットブランド、「田中さんのセーター」とは?

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引用info.envelope.co.jp

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

ブランド名もなく、定期的な受注販売でしか買えない…そんな知る人ぞ知るニットブランド、「田中さんのセーター」。

受注販売ならではの、上質なのにリーズナブルなニットで注目度が上がってきています。

今回は、

  • 「田中さんのセーター」とは?
  • 「田中さんのセーター」が作られたきっかけ
  • 入手方法について
  • 商品について
  • 中古市場での評価

という形で、田中さんのセーターについて紹介していきます。

中古相場についてもお話していきますので、既に田中さんのセーターをお持ちで、売却をお考えの方にもぜひお読みいただきたい記事です。

「田中さんのセーター」とは?


引用lee.hpplus.jp

確かな着心地と、長年着て楽しめるコストパフォーマンスの良さ、「自分だけのオリジナルセーター」を作り上げることができる…ただ、ブランド名は無い。

それが、通称「田中さんのセーター」です。

常時営業している実店舗を持たず、オンラインショップも持たず、商品が掲載されているwebサイトもなく、年に一度の受注会でのみ、自分にぴったりの1枚をじっくりと選ぶことができるのが特徴です。

ブランド名が無いので、襟ぐりのタグもありません。
そのため、何と呼んだらいいか決まっているわけではありません。

ただ、「田中さん」という人が作っているという事実から、“田中さんのセーター”“田中さんのニット”などと呼ばれているのです。

今回は、服好きの中で密かに話題になっている田中さんのニットの、誕生の経緯や入手方法などについてご紹介します。

「田中さんのセーター」が作られたきっかけ


デザイナーの田中英樹さん 引用info.envelope.co.jp

「田中さんのセーター」を手掛けているのは、現在ファッションマーケティングの会社を主宰されている田中英樹さん。

田中さんはもともと、長年百貨店のメンズフロアのディレクションに携わっていて、“自分の欲しいファッション”のビジョンが明確にありました。

その中でも、自分の思い描くセーターが特に見つからなかったことが、田中さんのセーターの立ち上げのきっかけです。

2013年の秋、カシミヤで作られたシェットランドセーターを探していた田中さんは、ピンとくるデザインのものがなかったり、デザインは気に入ってもすごく値段が高かったり、ゲージが細かすぎたり、逆に粗すぎたりと、なかなか自分が思い描くセーターに出会えませんでした。

そこで自分の持っているヴィンテージのカシミヤセーターと、ウールのシェットランドセーターをベースに、「売っていないなら自分で作ってしまおう」と思ったのが原点です。

そうして生まれた、田中さんの制作したセーターを見た友人たちが絶賛し、こぞって購入。

それが口コミとなって広がって、直接オーダーして作り上げる“田中さんのセーター”が出来上がったのです。

もともと、「利益を追求して実績を伸ばしたい」というよりも、「自分の思い通りのセーターを楽しんでほしい」「良いものを育てるつもりで長くたくさん着てほしい」という気持ちが大きかったため、求めやすい価格なのも大きな特徴です。

商品を百貨店やショップなどに卸して販売する形式ではなく、田中さんからお客さんが直接買える。
販売までの間に、田中さん以外の人が入らないことで、良心的な価格帯を実現しているんだとか。

市場に出回っているカシミヤセーターの半分ほどの価格で、自分の思い通りの1枚が手に入る田中さんのセーター。

友人同士、家族で一緒に、色違いで作る…色々な楽しみ方ができるのも、口コミで広がったポイントではないでしょうか。

入手方法について


引用envelope.co.jp

そんな田中さんのセーター、入手方法と入手時期も限られています。

肌寒くなってきた10月頃に思い出して、「やっぱりオーダーしてみようかな…」そう思った時には、時すでに遅し。入手時期に関しては要注意です。

スケジュールとしては、年明けの1月頃から3月頃にかけて、銀座にある田中さんのオフィス兼アトリエで受注会が開催されるのがメイン。

もし作りたいものが決まっていたり、少し距離のある人は、受注期間中に限り、メールでもオーダーを受け付けてくれます。

そして、自分のオーダーしたものが届くのは、約半年後。肌寒くなる10月頃には手元に届きます。

この機会を逃すと、田中さんのセーターを着られるのが次シーズンになってしまいます。

基本的に、シーズン中に思い立ったらWEBで購入…とはいかないのが田中さんのセーターですが、例年、1月~3月頃田中さんのオフィスで受注を受け付けているほか、2024年は1月に表参道の「HOEK」・仙台の「antelope」で、2月に鹿児島の「owl」というショップで受注会が開催されています。

年によっては各ショップでの受注会自体も予約制で、事前に連絡してからしかオーダーできない時もあるほど。

2019年には、「STEVEN ALAN(スティーブンアラン)」と協業して別注品を作ったこともありますが、基本的には入手経路は上記のみなので、気になっている人は、会期中に問い合わせてみるのもおすすめです。

商品について


引用info.envelope.co.jp

田中さんのセーターは、いたってシンプル、そしてベーシックなデザイン。

一見どこにでもありそうなのに、実際に着てみると随所に田中さんの細やかなこだわりが感じられるのが特徴です。

商品展開は、毎年決まった形で色を変えていくスタイル。
品数も色数もミニマルですが、その分じっくり厳選されています。

年によっては新しい形のセーターを展開していますが、シーズン品(今年しか売らない、来年になるとセールになるようなもの)は一切ありません。

その定番品たちも、完成までにじっくり時間をかけて、何度もサンプルを作り上げ、実際に田中さんが着用して完成させているのです。
時間をかけて完成された田中さんのセーターは、何年たっても飽きることなく、愛着が増していくのもポイントです。

サイズ展開は、XS~XLサイズまでのユニセックス。
身長に合わせて選ぶも良し、「ゆとりを持って着たい」など、着方によって選ぶも良し。
田中さんにアドバイスを求めれば、きっと素敵なアドバイスがもらえるはずです。

また、「気に入ったものを長く着てほしい」という田中さんの思いから、受注時にカシミヤセーターの毛玉についてもしっかりケアの方法を教えてくれます。

それだけでなく、田中さんのインスタにも毛玉取りのhow toをしっかりと掲載。
安心して毎日着られて、お手入れまで自分でできるのも“セーターを育てて着る”という田中さんの意思がしっかり反映されているのです。

中古市場での評価

ここまで田中さんのセーターについてご紹介してきました。

ここでは、田中さんのセーターの中古相場のお話を少ししていきたいと思います。

まず、なかなか手に入らない受注販売のアイテムということで、田中さんのセーターのアイテムは中古市場でも数は少なく、比較的すぐに売れてしまいます。

また金額も強気のお値付けで売れる傾向があり、ベーシックなカシミヤセーターは3万円弱くらいの金額で売れている事例が多いです。

2022年の時点でカシミヤセーターの定価が39,000円となっていましたので、定価に対してもかなり高く売れる傾向があるといえるでしょう。

もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。

「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。

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ここまで読んでくださった方へ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

知る人ぞ知る、上質なカシミヤニットを展開する「田中さんのセーター」。

注目度が増していることもあり、全国にファンが増えているブランドです。

KLDでも田中さんのセーターのお買取を強化しています。

ドメスティックブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。

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