TOGAデザイナー、古田泰子ってどんな人?|トーガ

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

国内のモード系ブランドの中で、かなりのビッグネームでありながらもいまだにインディペンデントな存在感を放ち続けるブランド、TOGA。

その尖ったデザインの数々は、デザイナーの古田泰子さんの類まれなるインスピレーションから生まれています。

今回は、

  • TOGAってどんなブランド?
  • 古田泰子さんについて
  • TOGAを形作る要素について

という構成でご紹介していきます。

TOGAとは?


TOGA公式Instagramより引用 togaarchives

1997年にデザイナー古田泰子(フルタヤスコ)さんによって設立された、日本のファッションブランド。

運営会社は「トーガアーカイブス」です。

ブランド名”TOGA”の由来は、古代ローマで着られていた一枚布の上着の名称から。ギリシア神話の「聖なる衣」も意味します。
それは、ファッションの原点であるとも言われ、その背景が気に入ったことからTOGAと名付けたそうです。

1999年より展示会を6シーズン行い、2002AW東京コレクションにてデビュー。
その後2006SSからはパリへと発表の場を移します。

現在、TOGAのブランドラインは5つ。

メインとなる「TOGA」を始め「 TOGAPULLA」「 TOGAPULLASHOE」「 TOGAPICTA」「 TOGAVIRILIS」です。
どれも異なるテーマで、シーンによって選び楽しめるようなライン展開をしています。

特徴は、ベーシックを主としながらも主張のあるエッジの効いたデザイン。

デザイナー古田さんの独自の感性で表現し、官能的でありながらも構築的な印象です。

『好奇心旺盛で変化を恐れない人たちのための服を作りたい』という強い想いのもと、世界へ発信しています。

デザイナー


引用 fashionsnap.com

TOGAのデザイナーは、古田泰子さん。

1971年に岐阜県で、3人姉妹の末っ子として誕生。
姉との関わりにより、幼いころから大人びた環境で育ちます。

その影響からファッションの好みも周りの同級生とは違っていたようです。
また、小学時代から自身で好みのワンピースを作成するなどし、将来の夢はファッションデザイナーでした。

高校卒業後はエスモードジャポンに入学し、3年目に東京校からパリ校へ編入します。
そこでは多くの経験と技術、またファッション似対しての考えを構築。

また、そのころパリでショーをよく見るようにしていたとのことで、多くの刺激と衝撃を受けます。

その中でも最も衝撃を受けたというある”日本を代表する世界的なデザイナー”。
その人のもとで働きたいと、帰国を強く決意。

帰国後は、パタンナーや衣装作成など経験。また、多く人との出会いも。

そして「自身の考えるファッションを発信したい」と、オリジナルブランドTOGAを立ち上げることとなります。

彼女自身が触れ感じてきたカルチャーを発想の源としながら、ファッションとしてだけでなく「固定概念にとらわれず、社会を変えていきたい」という想いも、TOGAを通じて世界に発信しているデザイナーです。

TOGAを形作るもの

TOGAには、デザイナー古田さんの環境や影響、人との繋がり、文化との関わり、価値観など、感受性豊かな古田さんの半生すべてが詰まっているように感じます。

そんな、社会的メッセージも含む、独自の世界感を持つTOGAのデザイナー古田泰子さん。

その彼女を魅力を「形作るもの」として、過去のエピソードと一緒にご紹介したいと思います。

原点|幼いころの刺激あふれる環境


引用 fashionsnap.com

3姉妹の末っ子だった古田さんは、歳の離れたお姉さんにずいぶん可愛がられ、その影響をたっぷりと受けたそうです。

小学生のころから、夜遅くのテレビドラマや姉が愛読するティーン誌を見たり。
時には大人びたファッションを楽しみ周囲をびっくりさせたり。
そんな、同年の友人とは少し嗜好の違うおませな女の子だったとか。

中学時代には、お姉さんの通うディスコに頑張ってオシャレをして付いて行き、こっそり中に入れてもらったこと。
欲しいヴィヴィアンのワンピースが高価で、どうしても欲しい気持ちから内緒でアルバイトをして手に入れてとても嬉しかったこと。

お洒落に対するアグレッシブさを感じるエピソードはたえません。

そんな溢れる好奇心が、今TOGAで発揮している古田さんの”常識にとらわれない思考”の原点です。

影響|コムデギャルソンから受けた衝撃


エスモードパリ校 引用 fashionsnap.com

古田さんは、1番尊敬しているデザイナーとして、コムデギャルソンの川久保玲さんの名前をあげます。

川久保玲さん率いるコムデギャルソンとの出会いは、エスモードジャポン3年目にパリ校へ留学してからの事。

当時、川久保玲さんを始め、高田賢三さん(ケンゾー)、山本耀司さん(ヨウジヤマモト)さん、三宅一生さん(イッセイミヤケ)といった日本のデザイナーがパリで注目を浴びていた時期でした。

縁あって見に行ったコムデギャルソンのコレクション。それを見て、古田さんは胸を衝かれるほどの衝撃が走ります。
もともとパリに残る予定でいた古田さんが、帰国を決意するほどの強い衝撃だったそうです。

そして帰国後、ギャルソンのアルバイトとしてめでたくパタンナーに採用。

しかしし古田さんの『自分で作りたい』という想いから仕事は辞め、新たにコムデギャルソンの社員の採用試験に挑戦します。
試験は順調に社長面接まで通過。ところが最終選考で落選してしまいました。

その時のショックはとても大きかったそうです。

それでも、古田さんにとって川久保さんは今でも尊敬に値する人。

それほどコムデギャルソンが古田さんのファッション観において、大きな影響を与えるものであったことが伝わります。


パリでの古田泰子さん 引用 fashionsnap.com


古田さんの尊敬するコムデギャルソン川久保玲さん 引用 asahi.com

繋がり|TOGAが始まるまでの人との出会い


2021AWコレクション内で発表している五木田さんとのコラボアイテム 引用 store.toga.jp

TOGAが今までおこなったブランドとのコラボレーションの数々。
それは、古田さんの人との親交の深さがあったことからのようです。

そのコラボの1つ、画家の五木田智央さんが手掛けたアイテムがあります。
それも古田さんとの深い繋がりからできたもの。五木田さんとはTOGAを始める前からの古い仲間だったといいます。

まだ2人が無名だった頃、ファッションに関わる制作を共にしたことで深まった仲。
初めてのTOGA展示会の招待状は五木田さんが描いています。

またTOGAの初めての誌面デビューには、当時仕事で関係があった、スタイリストの安野智子さんと写真家の伊村薫さん。
この2人は古田さんがTOGAとして世に服を発表する、貴重な機会をくれています。

他にも、人との関わりをきっかけに活躍の場を広げていったことがわかるようなたくさんのエピソード。

「人との出会いに恵まれ、助けられた」と古田さん。TOGAの創り上げる上で、人との繋がりも大切な要素の1つであることが感じられます。


TOGAがファッション誌「zyappu」にて誌面デビューをした1ページ 引用 fashionsnap.com

発想|親しんできた音楽の存在


メンズラインTOGAVIRILISの2005ssコレクション内で、海外ミュージシャンのライブを開催した様子 引用 fashionsnap.com

TOGAの強い想いはいつだって自信を持って明確にしています。その発信の場となるのがコレクション。
その発想の始まりのきっかけは、その時の気になる音楽や言葉だといいます。

そんな古田さんも、10代のころからハウスやヴォーギングといった音楽を好み、音楽と共に遊ぶことを楽しむことが多かったようです。

パリ留学時には、時間があればライブハウスへふらりと寄って、色んなアーティストの音楽を楽しんでいました。

当時は、オルタナティブロックやブリットポップ、また帰国後はテクノに夢中で、クラブに通っていたのだとか。
古田さんにとって音楽がとても身近なものであることを感じます。

現在のTOGAからたびたび感じるロカビリーな要素は、音楽からの影響です。

他には70年代のパンク。古いものを壊して新しいことをしようという動きあった時代のモチーフをデザインに意識して入れることもあるそう。

TOGAの特徴ともいえる、クラシックさの中から溢れるエッジの効いたデザイン。

古田さんの親しむ音楽にも深く関係しています。

価値観|古着とともにあるTOGA


TOGAが古着を扱う「TOGA XTC HARAJUKU」の様子 引用 ginzamag.com

TOGAには原宿と大阪に「TOGAXTC」という古着を扱うショップがあります。このショップは古田さんにとって、TOGAの世界観を構成する上で欠かせないもの。

デザインする上で、古着を資料として扱うデザイナーが多いなか、古田さんの古着への考えは少し違うようです。

古田さんの考える理想形は、量産された服が並ぶ後ろで、古着も混ぜて存在するショップ。
新作と共に古着を扱うことで、服の歴史の構図を表現するのが理想なのだそうです。

また、古着も1つのTOGAのラインと考えているため、古着のセレクトも自ら古着の卸屋に問い合わせするほどのこだわりが。

古田さんにとって古着は、ヴィンテージと言われるような高い価格がついたものよりも自分で探し見つけたものに対して価値や魅力を感じるのだそうです。

いつかTOGAの服が古着になった時、手に取った人がその服の背景を想像したくなるような、深みのある服になる事を考えてTOGAの服を作っているといいます。

古田さんの古着の価値観は、ブランドにも反映していることがわかります。

想い|社会へ伝えたいメッセージ


FASHIONSNAP公式Instagramより引用 ginzamag.com

古田さんは、以前から『女性に対する不平等を感じることのない社会にしたい』と思っていたそう。
そして、そんな環境作るべく会社を立ち上げたといいます。

もともと会社を起こすにあたり、古田さんにとっての根っことなる大きな想いは”社会システムをつくること”でした。

「これからの時代、もっと自分の意思を出していくべき。でもまだ日本はなかなか実現できていないのでは」と古田さん。

そんな社会に自身のブランドTOGAで、”どういった発信をしていくべきか””何かできることはないか”そんな事を常に考えているといいます。

ファッションとして魅せるためだけではなく、TOGAのメッセージを多くの人のもとに届けたい。
そんな気持ちから発信を今も続け、これからもまだまだやりたいことはたくさんあるのだそうです。

TOGAには、そんな古田さんのファッションに対する哲学と、社会を変えたいという強い想いが込められています。


日本を代表するファッションデザイナーが受賞してきた「毎日ファッション大賞」で、2度目の大賞を受賞 引用 soen.tokyo

未来|これからのTOGAと終わり


TOGA最初のオフィス fashionsnap.com

今後について、まだやりたいこと、伝えたいことはたくさんあるそうです。

古田さんは「人には服を選ぶ自由があり、服を通して自分の意見を堂々と述べられる。だからこそ、あまり保守的にならず刺激のあるものをこれからも作り続けたい。」といいます。

さらに、TOGAの今後のビジョンには”終わり”についての考えも。

すべての人に訪れる最期に、”その人がどうなりたいのか”という人生のエンディングを迎えるための服として、TOGAの新たなラインを真剣に考えてもいるそうです。

「これから時代が変わっていく中で、終わるってことも、そんなに悪いことじゃない。」と古田さん。

ブランドTOGAのありかたに対して、終わりを見据えながらも、これからも想いを発信し続けることを考えているようです。

時代の変化を前向きに捉え、社会への想いを発信し続ける意思を示す、TOGAの古田泰子さん。

これからのTOGAの未来と古田さんの活躍が、ますます楽しみです。

ここまで読んで下さった方へ

ここまで読んでくださりありがとうございました。

今回は、TOGAというブランドを形作るピースのような形で、デザイナーの古田泰子さんが持つ、様々な要素をご紹介しました。

古田さんがどのようなルーツやこだわりを持つ人物なのかが少しでも見えたのではないかと思います。

KLDでももちろんTOGAのお買取り強化をしています。

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