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公開日 2019/02/26

カテゴリー:ブランド情報

ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)各ラインの解説と中古相場について

引用元 朝日新聞 DIGITAL

 

日本を代表するファッションブランドの一つであるISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)。

ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)には、数多くのラインがあり、
整理できていない方も多いことでしょう。

今回は、ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)各ラインの解説
中古相場(高く売れやすいライン等)についてご紹介したいと思います。

 

■各ラインの一覧

 

ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)のラインは多数存在しています。
各ラインは以下の通りです。

・ISSEY MIYAKE
・ISSEY MIYAKE MEN
・PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE
・HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE
・me ISSEY MIYAKE
・HaaT
・BAO BAO ISSEY MIYAKE
・132.5 ISSEY MIYAKE
・ISSEY MIYAKE A.POC
・ISSEY MIYAKE FETE
・MIYAKE DESIGN STUDIO
・IS
・ISSEY MIYAKE PARFUMS
・ISSEY MIYAKE WATCH
・陰翳 IN-EI ISSEY MIYAKE
・littala×ISSEY MIYAKE
・ISSEY MIYAKE EYES PROJECT

また、株式会社イッセイミヤケから
1996年に分社化したファッション会社に、エイ・ネットがあります。

エイ・ネットが扱うブランドは以下の通りです。

▼エイ・ネット
・ZUCCA(ズッカ)
・TSUMORI CHISATO(ツモリチサト)
・Ne-net(ネネット)
・にゃー
・mercibeaucoup,(メルシーボークー)
・Plantation(プランテーション)
・tac:tac(タクタク)

 

この中から、いくつかのラインをピックアップして、より詳しく解説したいと思います。

 

– ISSEY MIYAKE

 

ISSEY MIYAKEは、1971年にニューヨークで初めてコレクションを発表。
その後の1973年秋冬シーズンからは、パリでコレクションを発表します。

このISSEY MIYAKEは、一貫して「一枚の布」という考え方に基づいています。
そこから生まれた服は、世界に大きな驚きを、そして共感をも得られました。

すなわち、このISSEY MIYAKEは、三宅一生の服作りの原点とも言えるラインです。

原点とも言えるISSEY MIYAKEが長年にわたって着目してきたのが、身体と衣服の関係性
その関係性から、研究・実験・開発を繰り返し、今もなお、新しいものづくりにチャレンジし続けています。

後述しますが、設立後から数年後にメンズラインが独立します。
従って、今ではこのラインは基本的に主力レディースラインという立ち位置になっています。

 

– ISSEY MIYAKE MEN

 

ISSEY MIYAKE MENは1978年にISSEY MIYAKEから独立し、スタートしました。

パリメンズコレクションデビューは1985年のこと。

原点であり、根幹でもあるISSEY MIYAKEから派生したメンズラインであり、
機能性着やすさを基本とし、常に新たなメッセージをグローバルに発信しているメンズラインです。

 

– PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE

 

1993年にスタートした、プリーツに特化したラインです。

こちらはプリーツ系のラインとして、主にレディース専門のラインとなっています。

「暮らしの中で生きてこそ、デザインの存在価値がある」
という三宅一生の思想を表現したラインが、このPLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEです。

プリーツという伝統的加工素材を、テクノロジーによって、
着やすく、軽く、扱いやすい機能性に富んだ製品に進化させ、反映させた服がこのラインです。

クリエーション・ビジネス・テクノロジーの3要素を上手く融合させたイノベーティブなラインと言えるでしょう。

 

引用元 Arc Street

 

– HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE

 

前述した、PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEの男性版のラインです。

このラインの特徴として、男性が着用することを見込んで、
男性の実生活や特性を意識した服作りや生地選びをしています。

というのも、シワにならないような乾燥性に富んだテキスタイルを採用したり、
プリーツ自体、規則性のある一定幅で、肌に密着しないような仕様にしています。

すなわち、「軽くて動きやすく」というように、着やすさを重視し、
かつメンテナンスが容易であるというのがこのラインの魅力と言えるでしょう。

 

引用元 FASHION HEADLINE

 

– me ISSEY MIYAKE

 

me ISSEY MIYAKEとは、2001年春夏からスタートしたラインです。

主な特徴として、軽量でコンパクト、着こなしやすく、イージーケア、
生活を快適に楽しむための服
をコンセプトに掲げています。

 

引用元 FASHION HEADLINE

 

– HaaT

 

HaaTは、2000年秋冬シーズンにスタートした、
手の温もりが感じられ、長く使用できる衣料アクセサリーを扱うラインです。

HaaTのコンセプトは3つのハートです。

ビレッジマーケットを意味するHaaTには国境を越えて様々な技術、素材、美意識が集まります。
また、日本で開発する上質なテキスタイルや長年培われた技法を今の服に反映させたHEART(心)
そして、日本のデザインとインドの最高水準のクラフツマンシップを融合させたHAATH(手の意味)
※一部HPより抜粋

これら3つのハートを根幹に、ISSEY MIYAKEのテキスタイルディレクターとして活躍してきた
皆川魔鬼子がトータルディレクターとしてHaaTをディレクションしています。

 

– BAO BAO ISSEY MIYAKE

 

BAO BAO ISSEY MIYAKEはバッグやポーチを専門とするラインです。

2000年にPLEATS PLEASE ISSEY MIYAKEで発表され、
2010年秋冬からバッグブランドのラインとしてスタートしました。

ピースを組み合わせて構成することによって自由自在な形をある種、
無限に作り出す革新的なコンセプト製法によるバックブランドと言えるでしょう。

三角形を構造体として、使用すると平面が立体に変化し、フォルムが変わります。
そういった偶然によって生まれる美しさ、楽しさ、驚きを使い手にもたらすと同時に、
生活のあらゆる場面に機能する実用性をも兼ね備えています。

研究を重ねながら、独自の工学的アプローチによって、新たな可能性を探求しています。
※一部HPより抜粋

 

引用元 AFP BB NEWS

 

– 132.5 ISSEY MIYAKE

 

132.5 ISSEY MIYAKEは、三宅一生がReality Lab. (リアリティ・ラボ)チームと共に、
2007年から取組みを開始した新しいものづくりの成果を、2010年よりブランドとして反映させスタートしたラインです。

ブランド名には、1枚の布(1次元)から立体造形(3次元)が生まれ、
折りたたむと平面(2次元)になり、身にまとうことで時間や次元を超えた存在(5次元)になるように
との思いが込めれています。

コンピュータサイエンスと協働し、様々な3次元造形を折りたたみ、プレスし、
切リ込み線の位置を変えることでシャツ、スカート、ワンピース、パンツ等を生み出す
新たな製法による衣服を打ち出しているのがこのラインの特徴でもあります。

また、基本素材に改良を重ねて開発した再生ポリエステル生地を用いていることから、
現代のものづくりに対してもメッセージが込められています。

132.5 ISSEY MIYAKEは三宅一生における「再生・再創造」という
ものづくりの考え方を集約し、挑戦し続けているラインと言えます。

※一部HPより抜粋

 

引用元 PlasticsleMag

 

– ISSEY MIYAKE A.POC

 

1998年、藤原大とともにデジタル・テクノロジーを用いて
「A-POC」の開発がスタートされました。

「A-POC」は、{A Piece Of Cloth(1枚の布)」「Epoch(時代)」を合わせた造語です。
コンピュータ・テクノロジーを用い、一本の糸から一体成型で服を作り出すこの製法は、
ファッション以外の分野にも広がる可能性を持っています。

この「A-POC」によって、一本の糸、一枚の布が服になるまでの革新的なプロセスが確立されたことは、
衣料の歴史においても重要な事柄であると言えます。

また、2006年に「A-POC」がニューヨーク近代美術館(MoMA)に永久コレクションとして所蔵されました。
「A-POC」は、デザインエンジニアリングという考え方と共に、
21世紀の衣服の新しいあり方を示すものとして世界的に評価されています。

ちなみに、この「A-POC」によって作られたアイテムは他のラインでも販売されています。

 

次は、ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)各ラインの中古相場に関して、より詳しく説明をしようと思います、

 

■中古相場について

 

近年における顕著な傾向として、HOMME PLISSE ISSEY MIYAKEが特に高値で取引されています。

本記事執筆時点ではHOMME PLISSEはオンラインでの販売をおこなっておらず、店頭のみでの販売となっています。
つまり、オンラインで購入できるものは中古品と海外からの並行輸入品のみとなります。
この点でプレミア感が増し、中古相場も高く形成されているものと推測できます。

その次に挙げられるのが、ISSEY MIYAKE MENです。
ISSEY MIYAKE MENは中古市場でも安定した需要があります。

ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)に限ったことではありませんが、
ブランド衣料において、メンズと比べるとレディースは中古市場での需要は低いと考えられます。

原因は2つあると推測できます。

1.中古品を好まない女性の割合が多いこと
2.市場流通量がメンズと比べてレディースの方が多いこと

これらの理由から、レディースの中古市場の需要は低いと言えます。

以前投稿した記事「ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)の内タグから判別するシーズン、アイテム詳細について」
でも紹介している、ヴィンテージ初期モデルは近年において高値で取引される傾向にあります。

その中でも特に高値で取引されるのが、
ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)を代表するアイテムである「イカコート」です。

イカコートとは、極端に広くとられた身幅なめらかに袖先へと向かっていくドルマンスリーブ
そして、地面に付きそうなくらい長い着丈などが特徴として挙げられるコートのことです。

シルエットが独特で、熱狂的なファンが多いことで知られています。

 

■まとめ

 

時代の流れと共に、
常に革新的なアプローチで服作りをおこなってきた「ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)」。

長い歴史を持っているので、派生した各ラインの数が多くなっていて、
イマイチ整理ができていなかった方も多かったと思います。

以上、「ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)各ラインの解説と中古相場について」でした。