YASHIKIってどんなブランド?|ヤシキ
Yashiki公式Instagramより 引用@yashiki.since_2014
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
石川県をルーツに、日本の文化や美しい風景をデザインに活かし表現するニットブランド、YASHIKI(ヤシキ)。
今回は「YASHIKIってどんなブランドなの?」というお話と、ブランド古着店の視点から、中古相場についても解説していきます。
- YASHIKIとは?
- デザイナー
- ブランドの特徴
- 定番・人気アイテム
- 中古市場での評価
という形で「YASHIKI」をご紹介していきます。
YASHIKIのアイテムが気になっている方はもちろん、中古相場についてもお話しますので、フリマアプリでの売却や買取サービスのご利用をお考えの方もぜひご覧ください!
目次
YASHIKI(ヤシキ)とは?
「YASHIKI(ヤシキ)」は、2014年にデザイナー矢鋪彩義さんによって立ち上げられた、日本のファッションブランドです。
繊維産業で盛んな群馬県と栃木県をまたぐ、両毛(りょうもう)地区で作られるニットアイテムを展開しています。
ブランド名は、デザイナー自身の名前から付けられました。
YASHIKIのニットから感じるのは、伝統的な日本文化と現代的なスタイルのデザインの融合。
デザイナーのふるさとである石川県の、風景や文化がデザインに大きくかかわり、風景や文化からインスピレーションを受けた柄やディテールのニットデザインです。
展開されるアイテムは、ユニセックスで、全体的にゆったりとしたシルエット。
和のテイストを感じさせる柄や素材を用いながらも、シルエットやディテールに現代的なアプローチを取り入れたアイテムが揃っています。
「ニットといえば、YASHIKI」といわれるほど、多くのセレクトショップなどで取り扱われ、人気を確立しているニットブランドです。
デザイナー
矢鋪彩義 氏(2018年) 引用blog.ishikawa-tv.com
YASHIKIをデザインするのは、矢鋪 彩義(やしきさやとも)氏です。
出身地は、石川県能美市。
幼い頃から海や山に囲まれて育ちました。
矢鋪氏は、元お笑い芸人で自演販売士、タレントとして活動する“ハンディやしきさんの弟”としても知られています。
ブランド立ちあげ当時、自身の故郷での思い出の風景をデザインカラーに落としこんだのが始まり。
「YASHIKIを着る人にも、自分の思い出も風景を蘇らせてほしい」という想いを込めたのだそうです。
その想いは現在でも続き、毎シーズンアイテムにはどこか懐かしさのあるアイテムを作り、情緒あるテーマをデザインにも落とし込んでいます。
また矢鋪氏は、パンツブランド「SAYATOMO(さやとも)」も展開中です。
洋服文化の始った時代の礼装をベースにデザインしたものや、袴をモチーフとしたものなど、YASHIKI同様の、情緒あるアイテム提案をしています。
ブランドの特徴
YASHIKIは、デザイナー矢鋪氏の生まれ故郷の風景や文化を取り入れたデザインが多いのが大きな特徴です。
石川県の伝統的な工芸品や、自然の美しさをモチーフにした柄など、他のファッションブランドでは感じることが出来ない独自の美しさがあります。
生地には日本製の素材を使用し、一般的な編み機にかける糸の本数より糸を減らし、目の詰まった密度の高いものを作っています。
その結果、伸びが少なく耐久性のある、上質で耐久性の良い生地が出来上がります。
またYASHIKIのアイテムは、各シーズン、YASHIKIならではのシーズンテーマが設定されています。
YASHIKIの作るニットは模様のそれぞれに意味を持ち、まるで風景が浮かぶようです。
定番・人気アイテム
ここからは、YASHIKIの定番や人気のアイテムと、シーズンテーマについてもご紹介します。
Yukisora Cardigan(雪空)
「冬の日」をテーマにした2022AWシーズンに発表された、YASHIKI定番のクルーネックカーディガン「Yukisora Cardigan(雪空)」です。
“その年初めて振る雪の風景”を、イメージして作られました。
前見頃の真ん中と袖のワッフル編みは、厚みのある雪雲を。
脇のデコボコとした編み地は、はらりはらりと舞落ちる雪を表現しています。
肩を落とした着物のような着方ができるよう、シルエットも計算されてデザインされました。
またボタンの天然素材の黒蝶貝は上品に光り、それぞれ表情が異なります。
2022AWテーマ「冬の日」 公式Instagram「Yashiki」より引用@yashiki.since_2014
Hanaikada Cardigan(花筏)
2023SSシーズンテーマ、日本の春の風景や日常を表現した「花見」の「Hanaikada Cardigan(花筏)」です。
散り始めた桜の花びらが川面を流れる様子をイメージした、ゆったりとしたシルエットのカーディガンです。
鹿の子編みのベースに、身頃脇に強弱を付けた柄を交互に入れ、桜の花びらが無数に流れる様子を表現しています。
凹凸のある鹿の子編みは、肌触りも魅力的です。
プレーティング編みという技法を採用しており、表情豊かな仕上がり。
前述した雪空と同様、デザインも和服の羽織のようなゆとりを感じさせるナチュラルなシルエットです。
また、展開しているグリーンカラーも美しく、春先のニットスタイルを演出するのに最適なアイテム。
家紋をイメージした袖口のデザインも、YASHIKIらしさを感じるポイントです。
2023SSテーマ「花見」より 公式Instagram「Yashiki」より引用@yashiki.since_2014
Asanagi Knit(朝凪)
2022SSのシーズンテーマは「碧海」。
夏の海で遊んでいた思い出や海が見せる景色をデザインに落とし込んでいます。
サマーニット「Asanagi Knit」は、まるで時が止まったような、涼しい朝の静かな海をイメージしています。
見頃と袖の編みで、涼しげな様子と静かな海を。
肩の立体感のある編みは、優しげな波の音を表現しています。
また表目側と裏目側で異なる糸で編むことで、立体的な深みのある表情を。
生地は、夏の季節でも愛用できる薄手です。
このシーズンから、従来のものより薄い生地へ改良されており、快適に着られます。
着用時に肩が落ちる独特のシルエットは、YASHIKI定番の着物のようなパターンで美しい曲線を演出できます。
2022SSテーマ「碧海」 公式Instagram「Yashiki」より引用@yashiki.since_2014
Hanadoki Knit(花時)
引用yashiki-jp.com
「花見」がテーマの2023SSシーズンより。
「Hanadoki Knit(花時)」は、“女川(おながわ)”と呼ばれる、石川県を流れる川の桜並木をイメージしています。
中央には、連続して続く編み地で川の美しい流れを。
身頃脇には、大小様々な柄を斜めに入れることで、満開の桜と花びらが舞う様子を表現しています。
こちらもプレーティング編みを用い、表目側と裏目側で異なる糸を使い分けています。
2色の異なる糸を使うことで、模様としてだけでなく奥行きが生まれ、より表情良く仕上がります。
首元は、着物の合わせ襟から着想を得ており、粋な風情も感じるデザインです。
Yukitsuri Beret(雪吊り)
引用yashiki-jp.com
YASHIKIからは「Yukitsuri Beret」というベレー帽も販売しています。
こちらは帽子を主に扱う「CA4LA」とのコラボアイテムです。
デザインの元となるのは、デザイナー矢鋪氏の出身、石川県の風物詩「雪吊り」。
樹木の先端から放射状に張られた縄のイメージをデザインに取り入れています。
48番手の双糸を4本取りにした糸を使用し、7ゲージの編み機で編むことで、しっかりとした生地に仕上がり、ニットらしい素材感です。
もちろん、YASHIKIのニットトップスと相性は抜群。
またCA4LAとのコラボはベレー帽以外に、ニットキャップも発売しています。
Setsugi Hoodie(雪戯)
2022AW「雪の日」より「Setsug(雪戯)」です。
まだ誰の足跡もついていない、まっさらな雪をイメージ。
日常着の定番ともいえるプレーンな天竺編みで作られたパーカーも、YASHIKIの手にかかれば独特の世界観を感じられるアイテムに。
カラーも真っ白ではなくニュアンスのある絶妙な色合いで、雪のように柔らかく穏やかな印象です。
肩の凹凸のある編み地は、雪に覆われた屋根と、太陽の光で美しく輝く雪景色を表現。
天竺編みと凸凹の編み地を組み合わせることで、シンプルながらも表情のあるデザインで、その景色が目に浮かぶようです。
カラーは落ち着いた4色の展開ですが、黒のみ、プレーティング編みを採用。
袖口にはYASHIKIの象徴、矢絣柄。
ドロップショルダーの肩落ちシルエットも定番で、男女問わずゆったりと着用できます。
中古市場での評価
ここまで、YASHIKIについて解説してきました。
ここでは、YASHIKIって中古市場ではどんな評価をされているの?という事についてお話していきます。
ニットを中心に独特な世界観を表現しているYASHIKI。
あまり他に似たブランドがなく、中古市場でも狙っているユーザーは多いようです。
定番のニットアイテムは全体的に人気で、総じて高い評価で取引されている様子。
しかし、ニットの状態には要注意で、伸びたりよれてしまったもの、毛玉や毛羽立ちなどで使用感を感じるものは評価が下がる傾向があります。
KLDなら、多少難ありのお品物も自社でのメンテナンスを経て出品するので、強気のお見積りが可能です。
気になるお品物をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
物を送らずにお見積りが分かる、LINE事前査定などもおすすめです。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
石川県の思い出をルーツに、日本の文化や美しい風景をデザインに活かし、素朴でありながらも奥行きを表現するニットブランド、YASHIKI。
KLDではYASHIKIのお買取を強化しております。
宅配買取というと、
「時間かかるんじゃないの?」「面倒臭そう…」「配送料の分、買取金額を安くされそう…」
という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実はそんなことも無いんです。
KLDでは、取り扱いブランドをある程度絞ることにより、高い水準のお買取金額を維持。
もちろん送料、キャンセル料なども無料です!
LINE査定も出来ますので、もし気になるアイテムがございましたらお気軽にお声かけ下さい!
\ ご登録はこちらからどうぞ /
ありがとうございました!
関連記事
こちらの記事もぜひご覧ください!
KLDの販売ページはこちら
こちらのページでKLDの商品を販売しています。