CFCLってどんなブランド?|シーエフシーエル
公式Instagram「CFCL」より 引用@cfcl_official
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
“ISSEY MIYAKE MEN(イッセイミヤケメン)”のデザイナーが立ちあげた、サスティナブルな哲学とコンセプトを掲げるニットブランド、CFCL(シーエフシーエル)。
今回は「CFCLってどんなブランドなの?」というお話と、ブランド古着店の視点から、中古相場についても解説していきます。
- CFCLとは?
- デザイナー
- ブランドの特徴
- 定番アイテム
- 中古市場での評価
という形で「CFCL」をご紹介していきます。
CFCLのアイテムが気になっている方はもちろん、中古相場についてもお話しますので、フリマアプリでの売却や買取サービスのご利用をお考えの方もぜひご覧ください!
目次
CFCLとは?
2020年にローンチした日本のブランドCFCL(シーエフシーエル)。
ISSEY MIYAKE MEN(イッセイミヤケメン)のデザイナー経歴を持つ、高橋悠介が立ち上げたブランドです。
ブランド名は“Clothing For Contemporary Life”が由来。
“現代生活のための衣服”を意味し、現代社会に寄り添う服を展開しています。
ブランドを代表するアイテムは、コンピューター・プログラミングによって作られたニットです。
ワンピースやスカートを除き、基本的には、レディース・メンズ問わず着用できるユニセックス展開をしています。
着る人が自由にスタイリングできる自由なアイテムが多く、どんなライフスタイルの人にも合う、ミニマルなデザイン。
またコンピューター・プログラミング技術を取り入れることで、デザイン性や着心地はもちろんのこと、サスティナブルを追求しているのもCFCLの特徴です。
デビューして数年のブランドであるにもかかわらず、すでに国内外の約70店舗で取り扱われており、2022年には、東京・表参道に初の旗艦店「CFCL OMOTESANDO」をオープン。
ファッション好きの間で、注目度の高まっているブランドです。
デザイナー
引用cfcl.jp
CFCLのデザイナーは、高橋悠介氏。
1985年生まれです。
文化ファッション大学院大学(BFGU)時代には、新人デザイナーの登竜門である「装苑賞」を受賞しています。
卒業したあとは、同年に株式会社三宅デザイン事務所に入社し、2013年から2020年まで、ISSEY MIYAKE MENのデザイナーを務めています。
(ISSEY MIYAKE MENは、日本のモードファッションを世界に根付かせながらも、2021年に終了。)
三宅デザイン事務所で「何のためにデザインするか」や「世の中のために服を作るという意識」を経験から学び、根付かせています。
その後、2020年に自身のブランド「CFCL」を、立ち上げました。
ブランド立ちあげる時には、“服のデザインだけではなく、社会のシステムに関わり未来への責任を果たす”ということを考えたと、インタビューで答えています。
引用fashionsnap.com
また独立のきっかけは、結婚をして子供ができた事や、自身の母が亡くなったことだったそう。
“次世代に向けてアクションを起こしたい”という気持ちや、“やりたいことを今やらなければ”という想いが強くなったようです。
そして学生の頃から「いつか自分のブランドを持ちたい」という強い希望があったことも手伝って、株式会社CFCLを設立し、2021年春夏シーズンでコレクションを発表しました。
装苑賞を受賞した際にも採用した、自身のルーツ”コンピューター・ニッティング”を強みとして、ブランドを展開しています。
ブランドの特徴
ここからは、CFCLの特徴やこだわりなどについてご紹介します。
ブランドコンセプト
CFCLのコンセプトとして、3つの要素を挙げています。
- ソフィスティケート
- コンフォート&イージーケア
- サスティナビリティ
まずファッションで、“洗練された”や“上品な”などの意味で使われる「ソフィスティケート」。
朝起きて家事をしたり自宅や会社で仕事をしたりする日常だけでなく、ドレスコードのあるレストランへのお出かけであっても、どんなシーンにも対応できる上品さとリラックス感を併せ持つことを大切にしています。
また、快適で簡単なお手入れ方法についても。
どんなに素敵な洋服でも、毎回クリーニングに出さなければいけないとなると、自然と着用回数が減ってしまうように、家庭の洗濯機で洗え、すぐ乾き、面倒なアイロン掛けもほとんど必要としない、”イージーケア”を、意識しています。
CFCL公式サイト「ケアガイド」より 引用cfcl.jp
そして、CFCLのすべての衣類は、洋服に再生繊維を使用し、生産工程での廃棄物をなくすことを徹底。
のちほどCFCLとSDGsの関連についてもご紹介しますが、廃棄の削減のほかにも、最適な国産素材を選択や、流通経路の透明性を追求するなどしています。
ただ単純に“地球に優しい取り組み”ということではなく、自分たちのアクションを通じて次世代へさらに良い世界を広げる取り組みを行っているのです。
「3Dコンピューター・ニッティング」の技術
CFCLといえば、3Dコンピューター・ニッティングの技術で制作されたニット。
“カジュアル”や“ほっこり”といったニットのイメージを、真逆なモードの世界に持ち込み、ブランドローンチからわずか1年半でパリコレに進出しています。
それを可能にしたのは、ミシンや縫製糸を使わずに、プログラミングで洋服を作り出す技術「3Dコンピューター・ニッティング」の手法です。
高橋氏がコンピューター・ニッティングに出会ったのは、文化ファッション大学院大学の在学中のこと。
修了制作には15体の作品の提出が必要で「1から自分で縫い上げるのではなく、合理的に作り上げたい」という思いから、コンピューター・ニッティングという手法を選びました。
3Dニットの特徴として、
「型紙と縫製が必要な布帛と比較すると廃棄物量が抑えられることで、サスティナブルを意識することができること」
「ホールガーメント(無縫製)を中心としているため、肌触りの良さが叶うことと、安価な労働力を求めないで済むこと」
が挙げられます。
在学中に培った経験を基盤に、三宅デザイン事務所での学びでさらに昇華させ、自分のブランドで展開させているこの手法が、現在のCFCLを作り上げています。
デザインのこだわり
主に展開しているのは、ジェンダーフリーなアイテムです。
CFCLの商品は「長く着られる洋服」を前提にデザインされているため、基本的には着る人が自由にスタイリングできて、洋服ではなく”着る人”が主役になれるような、シンプルなデザインが中心です。
「ただの無地のベーシックなアイテム」ではなく、3Dコンピューター・ニッティングの技術によって、ふんわりとした立体感のあるフォルムにアップデートさせています。
他にはないこの立体的なシルエットは「ボディラインが強調されない」「美しいラインを創出してくれる」と好評です。
特に定番品とされる”ポッタリードレス”は、プログラミングの技術が遺憾なく発揮された「壺のようにふんわりしたシルエット」が人気となっています。
CFCLの考えるSDGs
引用cfcl.jp
デザイナーの高橋氏は「SDGsに徹底的に向き合いたい」という想いがあります。
約10年間在籍した三宅デザイン事務所で“自分のためではなく社会のために洋服を作ること”を学び、そのマインドを自身のブランドでも取り入れています。
その想いは、人事体制にも現れており、通常のアパレル企業では珍しく、メンバーにサステナビリティ&ストラテジー担当のCSO(Chief Sustainability&Strategy Officer)を置くことで、”ものづくりから働き方まで、すべての状況を把握して責任を持つ”ことを重視しているそうです。
また国際的な認証制度の「Bコーポレーション」を日本のアパレル企業で初めて取得し、社会・環境に配慮した公益性の高い企業として、認められています。
この評価制度は、業界を越えて全世界で12万社以上がビジネスの指標にしているほど信頼感の高いシステムで、CFCLは、この認証制度で、
- 3Dコンピューター・ニッティングの技術を用いて、トレンドに左右されない衣類を提供していること
- 衣類の機能性と無駄な布を出さない環境への配慮
- サプライチェーンの透明性
を高く評価され、Bコーポレーションの合格点である80点を大きく超えた128点という高得点で認証されました。
高橋氏は「これからはきっとBコープを取って当たり前の時代が来る」と考えており、この評価の多様性に期待をしている様子です。
定番、人気アイテム
CFCLでは、ブランドを象徴するような個性的な形のニットに名前をつけ、アイテムを複数展開しています。
ここではとくに定番的な人気を誇るシリーズの一部をご紹介していきます。
「POTTERY(ポッタリー)」
「POTTERY DRESS 2」 引用cfcl.jp
ブランドを代表するシリーズの一つが、この「POTTERY」シリーズです。
「ポッタリー(陶器)」の名の通り、ふっくらとした曲線が美しい、壺のような形が特徴。
代表的なワンピース、「ポッタリードレス」をはじめとして、トップス、スカートなども展開しています。
ポッタリードレスなどはノースリーブ、半袖、長袖、スカートの色を切り替えたもの…など様々なパターンで展開しており、モデルごとに「POTTERY DRESS1」「POTTERY DRESS2」…など、番号が付けられています。
「POTTERY KAFTAN 3」 引用cfcl.jp
「POTTERY HS TOP 1」 引用cfcl.jp
「FLUTED(フルーテッド)」
「FLUTED DRESS 1」 引用cfcl.jp
「FLUTED(フルーテッド)」とは、柱の縦溝を表す言葉です。
その名の通り、縦に走るリブの模様が特徴で、縦長のワンピースなどはまさにギリシャ建築の柱のよう。
この「FLUTED」シリーズは、ワンピース、パンツ、トップス、スカートなどの展開があります。
縦溝の走るリブ部分と、編み方を切り替えた部分が交互に組み合わされており、リズミカルにくびれるシルエットが実に個性的。
着用してもこの曲線が綺麗に出るので、モード感のあるシルエットをコーディネートにプラスすることが出来ます。
「FLUTED PANTS 1」 引用cfcl.jp
「FLUTED TOP 3」 引用cfcl.jp
中古市場での評価
ここまで、CFCLについて解説してきました。
ここでは、CFCLって中古市場ではどんな評価をされているの?という事についてお話していきます。
比較的新しめのブランドであるCFCL。
イッセイミヤケで経験を積んだデザイナーのブランドということで、やはり中古市場での注目度も高まっています。
中古市場でも高額で取引されていることが多く、とくにワンピース類が人気のようです。
もちろん、今回ご紹介した定番の2シリーズ(POTTERY、FLUTED)は安定して高価格で取引されています。
ブランドのマインドとして、ホームクリーニングなどお手入れしやすいアイテムを作っているという事もあり、清潔な状態のアイテムが多く出回っているという事も、中古市場での人気につながっているといえるでしょう。
定価と遜色ない金額で取引されているものも多くありますので、もし気になるお品物をお持ちでしたら、お気軽にお問い合わせください。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
現代社会に寄り添う、現代生活のための持続可能な衣服を展開するブランド、CFCL。
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