ANATOMICAってどんなブランド?|アナトミカ
引用 Instagram
こんにちは。ブランド古着買取専門店KLDです。
フランスで立ち上げられ、その精神やこだわりを現在も継続し続けているブランド、ANATOMICA。
セレクトショップのオリジナルブランドとして生まれましたが、ヴィンテージやミリタリーをうまく落とし込んだこだわりのラインナップは多くのファンを魅了しています。
今回は
- ANATOMICAとは
- デザイナー
- ブランドの特徴
- 定番・人気アイテム
- 買取について
という形でお話していきます。
ANATOMICAが気になっている!という方はもちろん、ANATOMICAの買取についてお話もしていきますので、既にアイテムをお持ちで売却をお考えの方にも、ぜひご覧いただきたい記事となっています。
目次
ANATOMICAとは?
引用 Instagram
引用 Instagram
引用 Instagram
ANATOMICA (アナトミカ)は、1994年にピエールフルニエさんによってフランスのパリで立ち上げられた、セレクトショップのオリジナルブランドです。
メンズ・レディースともにアイテムを展開。
「人体の構造と動きに沿ったアナトミカル(解剖学的)なモノづくり」をコンセプトに、時代や物事に流されない普遍的でかつエレガントなアイテム作りが特徴です。
ブランド名のANATOMICAの由来も「解剖学的」から来ているそう。
ロゴマークには、木靴を照らす王冠のように「人々を照らす永遠のワードローブでありたい」というピエールさんの想いが込められています。
引用 ANATOMICA
創業時のANATOMICAのデザインは、ヴィンテージやトラディショナルな要素を取り入れていました。
特に、Burberry(バーバリー)のリバーシブルラグランコートや、シェットランドセーターなど、伝統的なアイテムを現代風にアレンジしたものが多く見られます。
そして、2006年にピエールさんは世界的なヴィンテージコレクターの寺本欣児(てらもと きんじ)さんと出会い、この出来事がANATOMICAの大きな転換期となります。
寺本さんは当時、サイドシームが全くないジーンズを着用していました。
それまではフランスのヴィンテージをベースにし、アメリカンヴィンテージには目を向けていなかったピエールさん。
しかし、ピエールさんが忘れようとしていた記憶と情熱が再熱し、2008年に寺本さんと共同でANATOMICA初のジーンズを開発することになります。
結果、現在は2人のフィルターを通した、日本のモノづくりによるアメリカンテイストがANATOMICAの新たな方向性に加わりました。
そして、2008年にユナイテッドアローズ原宿本店のメンズ館でショップインショップをオープンし日本での販売がスタート。
2011年には東京日本橋で路面店をオープンしました。
ANATOMICAは、強烈なまでにフィッティングを追求し上質な服と靴を提供するとして、ファッション好きから高い評価を得ています。
デザイナー
ANATOMICAのデザイナーは、ピエールフルニエさんと寺本欣児(てらもと きんじ)さんの2人です。
もともとは、ピエールさんがANATOMICAを立ち上げデザイナーとして活動していましたが、2006年に寺本さんと出会い、2008年に共同開発を始め現在に至ります。
この章では、ピエールさんと寺本さんについて、それぞれ詳しく解説していきます。
ピエールフルニエ
引用 dig-it
ピエールフルニエさんは、1944年にフランスのサヴォワ地方で生まれました。
1975年、パリのレアール地区にセレクトショップ「GLOBE(グローブ)」をオープン。
このお店は、現代のセレクトショップの先駆けとされ、Levi’s(リーバイス)・Lee(リー)などの有名ジーンズブランドや軍用品、デッドストック品などを取り扱っていました。
そして1979年には、パリのグランド・アルメ通りにセレクトショップ「HEMISPHERE(エミスフェール)」を設立。
このショップは、当時Saint Laurent (サンローラン)のナンバー3として活躍していたジャン・セバスチャンさんがピエールさんのセンスに目を付け、タッグを組んでオープンします。
アメリカやヨーロッパからの多様な衣類を取り揃えており、日本の六本木にも出店していました。
しかし、1993年、共同経営者のジャンさんの逝去により閉店しました。
HEMISPHEREの閉店の翌年、1994年にパリのマレ地区にANATOMICAをオープンし現在に至ります。
このようにピエールさんは、セレクトショップの先駆けを作った人物として「世界のアパレル業界に最も大きな影響を与えた人物の一人」と言われており、彼のセンスは日本のファッション業界の発展にも貢献しています。
寺本欣児
引用 houyhnhnm
寺本欣児(てらもと きんじ)さんは、1964年に兵庫県で生まれました。
母親は縫製の仕事をしており、父親は舶来物を誂える着道楽でした。
この家庭環境から、寺本さんは自然とファッションの世界に興味を持つようになります。
ちなみに「舶来物を誂える着道楽」とは、海外から取り寄せた高価な服をオーダーメイドで作り、楽しむ人という意味です。
寺本さんは高校卒業後、梅田のセレクトショップ「スタジオ・フロンティア」で働き始めました。
ここでの経験がファッションキャリアの基盤となります。
また、高校卒業後は文化服装学院に入学していますが、入学後すぐにパタンナーとしての才能がないことに気づき、すぐに退学しました。
そして1989年、25歳の時に神戸で「サーティーファイブサマーズ」を創業。
当時は、1人でヴィンテージアイテムの収集と販売を行っていました。
引用 35summers
高品質なヴィンテージアイテムを取り扱っていますが、特にアメリカンヴィンテージに強いこだわりがある寺本さん。
現在は日本国内だけでなく、世界的にも事業を展開しており、多くのファッション好きに支持されています。
また、サーティーファイブサマーズではさまざまな事業を行っており、その中の一つとして2005年にロッキーマウンテンフェザーベッドを復活させます。
ロッキーマウンテンフェザーベッドとは、アメリカのダウンブランドで、1980年代後半に一度消滅しました。
しかし、サーティーファイブサマーズによって復活したのです。
復活後も、オリジナルのデザインと品質を忠実に再現しつつ、現代的なシルエットを取り入れたアイテムを展開しています。
ロッキーマウンテンフェザーベッドのダウンベスト 引用 ロッキーマウンテンフェザーベッ
そして、2006年にピエールフルニエさんと出会い、 ANATOMICAの立ち上げに至ります。
寺本さんはヴィンテージデニムやミリタリーアイテムの世界的なコレクターとして知られており、このファッションセンスが寺本さんとピエールさんを繋げたと言えますね。
ブランドの特徴
ANATOMICAの特徴は以下の3つです。
- 人体の構造に基づいたもの作り
- ヴィンテージとミリタリーの要素
- 高品質な素材と職人技術
それぞれ詳しく解説していきます。
人体の構造に基づいたもの作り
引用 35summers
ANATOMICAは、人体の構造に基づいたもの作りを重視しています。
ブランド名の「アナトミカ(解剖学的)」の通り、デザインは人体の動きや形にフィットするように設計されています。
このフィッティングの追求により、着心地の良さと動きやすさを生み出し、長時間の着用でも快適さを保つことができるのです。
特に、ジーンズやアウターなどのアイテムでは、細部にわたるフィット感へのこだわりが強調されています。
例えば、人気ジーンズの「618 Original Jean」は、ヴィンテージのアメリカ海軍のワークパンツにインスパイアされています。
これにより、クリーンなデザインに仕上がり、美しいストレートシルエットを実現。フィット感が向上しています。
ヴィンテージとミリタリーの要素
引用 Instagram
ANATOMICAのデザインには、ヴィンテージやミリタリーの要素が強く取り入れられています。
寺本さんの豊富なヴィンテージミリタリーアイテムの知識を活かし、稀少な歴史的アイテムを厳選して現代風にアレンジ。
これにより、クラシックでありながらも新鮮なデザインが生まれています。
例えば、ANATOMICAのシングルラグランコートは、ミリタリーの機能性とクラシックなデザインを兼ね備えており、男女共に着用できるユニセックス展開が特徴です。
ヴィンテージの持つ独特の風合いを再現しつつ、現代のスタイルに合うようにデザインされています。
このようにヴィンテージアイテムを現代風に落とし込み、昔と今を繋ぐ架け橋になっているのが、ANATOMICAならではの魅力といえます。
高品質な素材と職人技術
引用 35summers
ANATOMICAは、高品質な素材と職人技術を重視しています。
特に、日本の卓越した職人技術を活用して製品を製造しており、アメリカンテイストのアイテムを日本の職人が手掛けることで、品質の高い製品を提供。
例えば、英国の高級ファブリックブランドであるBrisbane Mossのコーデュロイ地を使用したアイテムなど、素材選びにもこだわりが見受けられます。
これにより、耐久性と美しさを兼ね備えたアイテムを提供しています。
定番・人気アイテム
ここからは、ANATOMICAの定番・人気アイテムを3つ紹介していきます。
ANATOMICAが気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ポケットTシャツ
引用 35summers
ANATOMICA定番のシンプルなポケットTシャツです。
アメリカのクラシックな生地感を再現するために、アメリカから輸入した米綿を使用しています。
12番単糸を使用しており、透け感のない薄すぎず厚すぎないしっかりとした生地感が特徴。
襟元は程よく詰まっており、ポケットは小ぶりでコーディネートの邪魔をしないデザインが魅力的です。
618 ORIGINAL
引用 35summers
ANATOMICAを代表するジーンズで、黄金比(1:1.618)を意識した美しいシルエットが特徴です。
深めの股上にテーパードのない裾幅広めのシルエットは、クラシックな要素を汲み取りつつエレガントさを感じさせます。
素材には1950年代のLeeの101Zモデルに見られる左綾(ひだりあや)のデニムを使用し、特別な硬仕上げが施されています。
最大の特徴は、脇に縫い接ぎのないシームレスなディティールで、U.S. NAVYの作業用パンツをイメージして製作されているのです。
また、618 ORIGINALは、ピエールさんと寺本さんをつなぐきっかけとなったモデルであり、ANATOMICAの始まりとも言えます。
BIG A SHIRT
引用 35summers
クラシックなワークシャツからインスピレーションを得た、ANATOMICA定番のシャツです。
シンプルながらもディテールにこだわった、ANATOMICAらしいデザイン。
高品質な素材を使用しており、耐久性と快適さを兼ね備えています。
ヴィンテージ感を持ちながらも現代のファッションに適応したデザインで、多くのファッション好きに支持されています。
買取、中古相場について
ここまで、ANATOMICAというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、中古相場について少しだけお話していきます。
1994年創業と、セレクトショップオリジナルブランドとしてはなかなかのキャリアを持つANATOMICA。
流行に流されないもの作りをしているだけあって、中古市場でも常に安定した人気を維持しています。
派手にプレミア価格で取引されるようなブランドではありませんが、根強いファンがいますので、手堅く売却することが出来るかと思います。
生地や縫製が良く、丈夫で長く着られるのが魅力のブランドですが、商品の状態には注意が必要。
今回ご紹介したTシャツなど、肌に近い部分で身につけるアイテムなどは、使用感などが強い場合、ほぼ値段がつかない…という事態もありえますので日頃からのお手入れに気を付けることが重要です。
もちろんKLDでもお買取対象ブランドです。
「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。
ものを送る前に金額がわかる、LINE事前査定もおすすめです。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
ヴィンテージやミリタリーをモチーフとして、流行に流されないデザインが魅力のANATOMICA。
KLDでもANATOMICAのお買取を強化しています。
デザイナーズブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。
宅配買取というと、
「時間かかるんじゃないの?」「面倒臭そう…」「配送料の分、買取金額を安くされそう…」
という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実はそんなことも無いんです。
KLDでは、取り扱いブランドをある程度絞ることにより、高い水準のお買取金額を維持。
もちろん送料、キャンセル料なども無料です!
LINE査定も出来ますので、もし気になるアイテムがございましたらお気軽にお声かけ下さい!
\ご登録はこちらからどうぞ/
ありがとうございました!
KLDの販売ページはこちら
こちらのページでKLDの商品を販売しています。
関連記事
こちらの記事もぜひご覧ください!