Nigel Cabournってどんなブランド?|ナイジェルケーボン

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引用Instagram @nigelcabournengland

こんにちは。ブランド古着買取専門店KLDです。

ヴィンテージのミリタリー、アウトドアウェアなどをルーツとし、それを現代的な感覚に落とし込んだアイテムが人気のNigel Cabourn。

本格仕様のしっかりした造りで、ミリタリーや古着好きのユーザーからも愛されています。

今回は、

  • Nigel Cabournってどんなブランド?
  • Nigel Cabournの定番アイテム
  • 中古市場での評価

についてお話していきます。

私たちKLDでも、Nigel Cabournはお買取を強化をしているブランドですので、中古市場での評価などについてもお話していきます。

Nigel Cabournが気になっている!という方はもちろん、フリマアプリでの売却や買取サービスのご利用をお考えの方もぜひご覧ください!

Nigel Cabournとは?


引用Instagram @nigelcabournengland

「熱烈なヴィンテージオタクが作ったブランド」

ナイジェルケーボンというブランドを一言で表すと、こう表現して差し支えないかと思います。

デザイナー

デザイナーはナイジェル・ケーボン。1949年、イギリス生まれの男性です。


ナイジェル・ケーボン氏 引用元:DAILY JOURNAL PICS

イギリスの北部の最大都市ニューカッスルにある、ノーザンブリア大学のデザイン科で服作りを学びます。

在学中に「服の製作を手がけているうちに起業したい」との思いが募り、卒業と同時、71年に前身ブランドとなる「CRICKET(クリケット)」を立ち上げます。

CRICKETでは特にアウターの生産が優れていると話題を呼び、80年に自身の名を冠したブランド、「Nigel Cabourn」を創業。

以降、40年以上にわたり、ファッション業界の重要人物として、ビジネスとアイテム制作に携わっています。

Nigel Cabournは日本でも非常に人気のあるブランドで、2009年には東京・目黒にフラッグシップ店「THE ARMY GYM – Nigel Cabourn FLAGSHIP STORE」をオープン、その他伊勢丹や阪急などでもショップインショップが展開されています。

また、デザイナーのナイジェル氏自身も、日本には年に何度も訪れており、またメインラインを日本生産としていることからも、大の日本好きであることが伺えるでしょう。

ナイジェル氏には、

  • ヴィンテージへのこだわり
  • 生地へのこだわり

上記の強い2つのこだわりがあり、それがブランドを形作っている大きな要素となっています。

ヴィンテージへのこだわり

Nigel Cabournの最大の特徴は、彼自身のコレクションである貴重なヴィンテージのミリタリーウェア、アウトドアウェアなどをイメージソースにしたデザインにあります。

彼が所有するヴィンテージのコレクションはなんと4,000点以上にも及び、デザイナーとしてだけではなく非常に有名なヴィンテージコレクターとしての一面も持っています。

ミリタリーウェアやアウトドアウェア特有の、厳しい環境の中で耐えうるための様々な知恵をデザインに落とし込んだ、流行に左右されない強度のあるアイテムの数々がNigel Cabournの特徴です。

その説得力のあるデザインはブランドの大きなアイデンティティのひとつとなっています。

生地へのこだわり

Nigel Cabournのもう一つのこだわりは生地への偏愛とも言っていいほどのこだわりです。

ヴィンテージ、アウトドアの機能性を裏打ちするひとつの要素である「生地の良さ」を再現するため、ヴィンテージウェアに使用されている生地の作りを研究、それを元にして現在の技術を合わせ、更に質のいいオリジナルの生地を作っています。

実際に機能的かつ、ヴィンテージの古き良き雰囲気も感じられる生地は、服好き達を唸らせるに充分なクオリティで多くのファンを生んでいます。

2つのラインナップ

Nigel Cabournは、イギリス生産の「オーセンティックライン」と、日本生産の「メインライン」のふたつのラインナップを製造しています。

日本生産を「メインライン」としていることは、日本人として非常に嬉しいことですよね。

イギリス生産の「オーセンティックライン」は、マッキントッシュやハリスツイードなどイギリスならではの素材を使用しているものが多く、本場ブリティッシュの歴史ある独特な雰囲気を楽しむことができます。

中にはイタリア製の高級ラインナップも組まれており、イギリスだけではなく幅広くヨーロッパを楽しめるようです。

日本生産の「メインライン」は、日本の高度な生産技術を存分に活かし、テキスタイルも日本独自のものが採用されています。

ナイジェルケーボン氏自身も、メインラインのディレクションやデザインに携わっており、イギリスでは表現できない日本特有の洗い加工や染めを取り入れたアイテムも多数です。

また、2つのラインナップとともに、ワークの色が強い「LYBRO(ライブロ)」ラインナップも展開されています。

LYBROは、リバプールを拠点とした同社が、イギリスのワークウェアブランドとして中心的存在だった時代を反映させ、40年代から50年代にかけて作られたワークウェアを、当時の雰囲気そのままに復刻させていることが特徴です。

ウィメンズライン


引用Instagram @nigelcabourn_woman

Nigel Cabournは、ウィメンズラインも非常に人気のブランドです。

Nigel Cabournのウィメンズのラインナップである「Nigel Cabourn WOMAN」は、ナイジェルケーボン氏の自宅の庭にある離れを改装したデザインスタジオを軸に展開されています。

このスタジオは「GARDEN HOUSE」と名付けられており、世界中から集めてきたヴィンテージ服と、同氏が既に持っている中から厳選してミックスしたものが保管されています。

GARDEN HOUSEは、ケーボン氏のメインスタジオとしてクリエイトの中心になっているだけではなく、ショールームとしても大いに役立っているブランドの本拠地です。


GARDEN HOUSEのショールーム 引用phats-co.com

そこで創り出されているウィメンズラインは、激動の時代に生きた女性の品格や精神を今日の女性にふさわしい物に変換することを目指されています。

本質的な女性らしさを纏いながらも、アクティブかつクール、そして強く、自立している女性像を描き出すことに成功している本ラインは、男性の勇ましさと女性らしさが絶妙なバランスで保たれていることが特徴です。

商品展開を見ても、男性らしいミリタリージャケットとフェミニンなヴィクトリア時代のブラウスを交ぜたようなアイテムが目立ち、どれも丈夫で実用的、かつクラシックな世界観が完成されています。

人気アイテム

ここからは、Nigel Cabournの定番ともいえる人気アイテムをご紹介したいと思います。
こちらでご紹介するアイテムたちは中古市場での評価も高く、大きなダメージ等がなければまず高価買取が可能であるといっていいでしょう。

MALLORY JACKET

Nigel Cabournの定番商品といえばこれ、といっても過言ではないのがこの「マロリージャケット」です。

英国を代表するツイード生地「ハリスツイード」や、上質なリネン生地などを使用して作られるジャケットで、クラシックな雰囲気はNigel Cabournを象徴するかのような存在です。

「マロリージャケット」の名前の由来ですが、1924年、エベレストの山頂を目指したイギリス人登山家のジョージ・マロリー氏が登山の際に着ていたジャケットをモチーフにしているからとのことです。


1924年遠征隊。マロリー氏は後列左から二人目。 引用元:白水社

この写真を見た時に個人的に衝撃だったのが、当時の登山家の方々がこのようなジャケットで登山をしていたということでした。

現在の登山の装備のイメージとはかけ離れた、一見お洒落なイギリス風のジャケットで登山をしている姿に最初は驚きましたが、登山に耐えうる、当時としてはしっかりとした機能性を備えた装備だったということです。

Nigel Cabournのマロリージャケットも、この登山に耐えうる耐久性を持ったジャケットをモチーフとしています。

ハリスツイード生地を使用したものが代表的ですが、こちらは秋冬のアウターとして申し分ない機能を備えた伝統のある生地です。

デザインのディティールを一つ取っても、肩とエルボーパッチ部分にコットンの別布が付けられている部分などは、リュックサックやロープを担ぐときに生地が擦り切れないように補強のために付けられていたものが元になっています。

その他にもしっかりとしたイメージソースに則ってデザインされたこのジャケットは、様々なシーズンで生地や色を変えリリースされており、大変人気のあるアイテムの一つとなっています。

中古市場の評価でいえば、状態にもよりますが¥20,000前後~¥100,000弱ほどの金額で取引されています。

CAMERAMAN JACKET

Nigel Cabournでマロリージャケットと人気を二分するといっても良い、もう一つの定番ジャケットがこちら、「カメラマンジャケット」です。

その名の通り、カメラマンが着用して仕事が出来るようなレンズ・フィルム・フィルター等を収納することを想定した大容量のポケット、上部3つを「USクリップ」と呼ばれるクリップ状の金具で留めるようにした仕様などが特徴的です。

このジャケットのイメージソースは、1957年、エドモンド・ヒラリー卿の南極大陸横断に同行したカメラマンWilfrid Noyce氏が着用していたカメラマンジャケットだそうです。


Wilfrid Noyce氏 引用元:everest60.com

上部と下部で生地が切替えになっており、上部は高い防風性能・防水性能を有しているベンタイルコットンを使用。

下部にはマロリージャケットと同じく、上質なハリスツイードを使用しています。

腕の可動域の確保や、屋外での長時間の活動に耐えうるようによく考えられたデザインは、ナイジェル氏曰く、「完成されたデザインは変える必要はない」との事で、長くこの形でリリースされています。

中古市場でも非常に人気があり、状態やカラーにもよりますが、¥20,000弱~¥100,000前後までの金額で取引されています。

HOSPITAL JACKET

「アンコンジャケット」と呼ばれる、芯地や肩パッドなどの硬い素材を使用しない、柔らかなジャケットが、この「ホスピタルジャケット」。

「ホスピタル」という名前の通り、第一次世界大戦当時、英国の陸軍病院で採用されていたものをモチーフとしています。

入院した傷病兵が一時的に外出する際に貸し出されていたジャケットだそうで、怪我などをしていても身体に負担がかかりにくいよう、着心地を優先させた楽なシルエットと、軽い仕上がりが特徴です。

しかし楽に着られるというだけではなく、袖を通してみると快適さだけではなく「何となく着てもちゃんと決まる」感じがあるのが人気のポイントです。

ウールやコーデュロイなど様々な生地でリリースされており、シンプルなだけに何着も素材違いで欲しくなる魔力のあるアイテムということもあり、中古市場での人気も高いモデルといえるでしょう。

同じモデルのベストも展開しており、トータルでコーディネート出来ることもあり、ベストも人気です。

中古相場は状態や素材にもよりますが、¥10,000弱~¥50,000弱くらいで取引されています。
こちらは他アイテムよりも素材による価格の違いがやや大きい印象があります。

BRITISH OFFICERS SHIRT

Nigel Cabournの定番シャツといえばこの「ブリティッシュ オフィサーズシャツ」。

しっかりした厚みのオックスフォード生地が特徴で、様々なカラーで展開しています。

このオックス生地、ただの既製品ではなくNigel Cabournオリジナルの生地を作っているそうです。

あるヴィンテージのパンツの生地から着想を得て、パンツとしては薄めの絶妙なハリと厚みの生地を再現出来ないか…ということで研究、制作された生地だそうです。

イメージソースとなっているのは1940年代頃の英国陸軍のシャツ。
フロント裾部分の丸いカットが特徴的で、こちらのディティールは1940年代~50年代の英国陸軍のヴィンテージアイテムによく見られる仕様です。

パンツインで着ることがスタンダードだったため、着て動いても裾が飛び出しにくい仕様にするため、丸くカットしていたそうです。

襟はワイドカラーで表からは見えないボタンダウン仕様。
ボタンが見えない仕様なのは、ドレッシーな装いにも対応出来るようにとのこと。
しっかりネクタイを結んでも、ノーネクタイでラフに着ても決まる汎用性の高さで、とても人気のあるモデルの一つです。

中古相場としては、上述のアウター類よりも肌に近い位置で身に着けるものということで、やや状態にはシビアな面がありますが、¥3,000~¥20,000弱くらいで取引されています。

ARMY CARGO PANT


引用cabourn.jp

ARMY CARGO PANTは、ミリタリーをベースとしたNigel Cabournの全体を表現しているかのような、ブランドの代表作のひとつです。

米軍のM-43と、カーゴパンツの傑作M-51、そして英国陸軍のヴィンテージをミックスしたデザインは、非常に独創的かつ普遍的で、万人が感じられる無骨さとクラシックさに溢れています。

一般的に、M-51の後継であるM-65では、素材がコットンナイロンに変更となりますが、本作はM-51同様にコットン100%を使用。

当時のミリタリーパンツの雰囲気さながらに、アメリカとヨーロッパを横断した普遍的なミリタリーのかっこよさが追求されています。

こちらも中古市場で非常に人気のアイテムで、盛んに取引されています。

パンツ類はアウター等に比べて状態をシビアに見られる傾向がありますが、大きな汚れ、ダメージが無ければ¥20,000前後〜¥30,000円弱ほどで取引されています。

NEW BASIC CHINO PANT


引用cabourn.jp

こちらもパンツカテゴリーのブランドの定番、「NEW BASIC CHINO PANT」です。

図太く落ちるヴィンテージチノのシルエットと、定番のオリジナル素材である「ウエストポイント」素材が独特の光沢を持つ一作です。

一般的に、昨今のチノパンツではウエストポイント生地は使用されなくなり、ウエストポイントは昔のチノパンツを表すひとつの指標となりました。

しかし現在、状態の良いウエストポイント・チノの個体は非常に少なくなってきており、入手困難な状況です。

しかしNigel Cabournでは、当時さながらのウエストポイントを贅沢に使い、完璧なまでに風合いが再現されています。

右腰には当時のデザインを踏襲したウォッチポケットがつけられており、こちらもまた現代のチノパンツではなかなか表現されていないポイントです。

前述のカーゴパンツよりも定価がお手頃ということもあり、中古市場での取引額は¥10,000前後〜といったところ。

それでも定価と比較すると高評価で取引されているアイテムといえます。

40’S US NAVY P-COAT


引用cabourn.jp

冬のアウターの定番といえばこちら、「40’S US NAVY P-COAT」です。

デザイン、ディティール、ファブリックともに、他社ブランドのPコートとは明らかに異なる、40年代のヴィンテージUSを再現したプロダクトとなっています。

また、ミリタリーやワークを参考にしているNigel Cabournでは、オリーブやネイビーといった配色が目立ちますが、シーズンによって、ブラックも展開されています。

メタルボタンも近年新たにアップデートされ、ボディにマッチするマット感が絶妙です。

マイナーチェンジを繰り返しながら展開しているモデルということで、新しいもの、古いものによって相場が異なりますが、¥10,000前後〜¥70,000円ほどの金額で取引されています。

中古市場での評価

ここまでご紹介したように、Nigel Cabournはヴィンテージのアイテムを基本的なイメージソースとしており、流行に左右されない強度のあるアイテムを作り続けています。

したがって、年式が古いものの価値が落ちにくく、発売から年数が経っても極端に価値が落ちるということがないので、安定した金額で取引される事が多いブランドといえます。

今回ご紹介してきた定番アイテムは特に人気でシーズンを問わずリリースされており、中古市場での人気もとても高いです。

デザイナーの非常に強いこだわりに共鳴した根強いファンがおり、「憧れのブランド」として二次流通で購入を狙うユーザーもとても多いこともあります。

もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。

お手持ちの気になるアイテム等ございましたら、お気軽にご相談ください。

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ここまで読んでくださった方へ

ここまで読んでくださりありがとうございます。

ヴィンテージへの強いリスペクトによって裏打ちされた、強度のあるデザインが人気のブランド、Nigel Cabourn。

KLDではNigel Cabournのお買取を強化しております。

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