ayameってどんなブランド?|アヤメ
こんにちは。ブランド古着買取専門店KLDです。
ヨーロッパのクラシックなヴィンテージの名作などをモチーフにしながらも、日本的な解釈と技術力でクオリティの高いメガネを作り続けるブランド、ayame(アヤメ)。
今回は
- ayameとは
- デザイナー
- ブランドの特徴
- 定番・人気モデル
- 買取について
という形でお話していきます。
ayameが気になっている!という方はもちろん、ayameの買取についてお話もしていきますので、既にアイテムをお持ちで売却をお考えの方にも、ぜひご覧いただきたい記事となっています。
目次
ayameとは
引用ayame
ayameは、2010年にデザイナーの今泉悠さんが立ち上げた日本のメガネブランドです。
メガネとしての機能性だけでなく、ファッションアイテムとしてデザインされたメガネが人気を呼んでいます。
ブランド名の由来は、今泉さんの出身地である茨城県の象徴「あやめ(菖蒲)」と「目を彩る」という意味が込められています。
コーディネートのアクセントや主役として活躍するメガネが多く展開されており、ファッション業界や多くの著名人から支持される新進気鋭のブランドへと駆け上がりました。
デザインの特徴としては、ファッション性のあるメガネでありつつも、デザインソースはヨーロピアンクラシックのメガネが多く、決して奇抜な印象は与えません。
伝統的なメガネをayame流に解釈した、クラシックながら個性的なメガネが魅力的です。
ayame公式Instagramより引用 instagram.com
また、作りにもこだわっており、メガネの名地 鯖江の確かな技術が随所に感じられます。
ヨーロッパの伝統的な技法を、新たなトレンドとして現代風のデザインで蘇らせてきたのです。
まさにブランドコンセプトである「温故知新」の精神でしょう。
ayameがなければ今の日本のメガネ業界はなかった。そんな唯一無二のブランドです。
デザイナー
引用富士フイルム
デザイナーの今泉悠さんは、1983年に茨城県潮来市で生まれました。
元々は美容師を目指していましたが、代官山のクラブで働いていた時にメガネが似合う学生との出会いがきっかけで、メガネに対する見方が変わりました。
この経験から、2005年にメガネ作りの道を志し、日本有数のメガネ産地として知られる福井県鯖江市でメガネ製造の技術とノウハウを4〜5年間学びました。
その後、2010年にayameを設立。現在に至ります。
そんな今泉さんですが、インタビューでサーフィンとキックボクシングが趣味だと語っており、サーフィンは20年以上、ボクシングも10年間続けられています。
クリエイティブな仕事だからこそ、体を動かしたり自然に触れることで新しいアイデアが浮かんでくるのかもしれません。
ブランドの特徴
ayameの特徴は以下の3つです。
- 日本製にこだわった製造
- シンプルながら個性的なデザイン
- 数々のコラボレーション
それぞれ詳しく解説していきます。
日本製にこだわった製造
引用wwdjapan
日本のもの作りの伝統と技術を守り続けるayameは、メガネ製造において日本国内生産にこだわり続けています。
その主な製造拠点は、日本のメガネ産業の中心地として世界的に知られる福井県鯖江市です。
ここでは、長年培われてきた高度な技術と職人の熟練の技が、ayameの品質の基盤となっています。
同時に、ayameは日本国内の多様な技術を活用するため、一部のモデルについては岐阜県の職人による製造も行っています。
このように、ayameはそれぞれの地域が持つ強みを巧みに組み合わせることで、国内生産の利点を最大限に引き出しているのです。
そして、ayameのすべてのメガネには「HANDMADE IN JAPAN」の刻印が施されており、これは各製品が日本国内で熟練職人によって丁寧に手作りされていることを示しています。
各工程において職人による細やかな手作業が施され、200以上もの工程を経て一つ一つのメガネが完成していきます。
このように、効率よりも品質を重視し各工程に最適な技術と職人を選び抜くことで、ayameは日本のもの作りの精神を体現した、世界に誇れるメガネを生み出し続けているのです。
シンプルながら個性的なデザイン
ayame公式Instagramより引用 instagram.com
ayameのメガネは、シンプルさと個性を巧みに組み合わせたデザインで高い評価を受けています。
その中心にある「温故知新」のコンセプトは、クラシックな要素と現代的な解釈を絶妙に調和させ、長く愛される普遍的な美しさを生み出しているのです。
そして、デザインの特徴は洗練された曲線美にあります。
フリーハンドで描かれる繊細な曲線は、顔の輪骨に自然に馴染むよう慎重に設計されており、装着時の調和を重視。
この設計により、控えめながらも特徴的な個性を表現することができています。
独自のレンズシェイプもayameの個性を引き立てる重要な要素です。
例えば、定番モデル「SPIKE」の「クラウンパント」と呼ばれる特徴的な形状は、上部が台形型で下部が丸型という独特のデザインを採用し、他のブランドとは異なる存在感を示しています。
ayame公式Instagramより引用 instagram.com
また、素材選びにおいても、ayameは特徴的なアプローチを取っています。
チタンやセルロイドなどの高品質な素材を用いることで、軽量性と耐久性を兼ね備えつつ、フレームの表面にマット加工を施すことで、控えめな個性を表現。
これらの要素が組み合わさることで、シンプルでありながら独特の存在感を放つayameならではのデザインが完成するのです。
このように、ayameのメガネはシンプルさを基調としながらも独自の形状や細部へのこだわり、素材の選択など多様な要素を巧みに組み合わせることで個性的で洗練されたデザインを実現しています。
数々のコラボレーション
ayameはこれまで数々のブランドや人物とコラボを行ってきました。
今回は、その中でも以下の3つをピックアップして紹介していきます。
- 金子恵治
- ポンメガネ
- SWANS
詳しく見ていきましょう。
金子恵治
ayameと金子恵治さんのコラボサングラス「L’AMERIQUE(ラメリク)」が2024年9月28日に発売されました。
金子さんは、L’ECHOPPE(レショップ)やBOUTIQUE(ブティック)などの有名セレクトショップを手掛けており、日本のファッション業界において重要な人物として知られています。
金子恵治さん 引用baycrews.jp
L’AMERIQUEは、金子さんが長年愛用してきたスポーツサングラスを現代的に再解釈した特徴的な作品です。
その名称はフランス語で「アメリカ」を意味し、フランスの視点から捉えたアメリカのイメージを表現しています。
デザイン面では、アヤメの特徴である「ノー芯」技法が採用されています。
これにより、テンプル部分に金属芯を使用しない上品な仕上がりが実現しました。
この技法のおかげで、従来のスポーツサングラスの機能性を保ちつつ、洗練された雰囲気を生み出すことに成功しています。
素材にはセルロイドが使用されており、フレームカラーは2色展開。
ファンシーな印象のレッドカラー「SMOKE(スモーク)」と、落ち着いた雰囲気のグレージュカラー「BEER(ビア)」が用意され、それぞれの個性を引き立てています。
さらに、レンズタイプはカラーレンズとミラーレンズの2種類が用意されており、使用シーンや好みに合わせて選択できるようになっています。
このように、L’AMERIQUEはスポーツサングラスの機能性とファッションアイテムとしての魅力を両立させたメガネとして注目を集めました。
ポンメガネ
引用ポンメガネ
ポンメガネは、2005年に埼玉県で立ち上げられたメガネのセレクトショップで、最新のメガネから1980年代以降のアーカイブやヴィンテージ・アンティークまで、幅広い時代のフレームを取り扱っていることで知られています。
このような多彩な品揃えを持つポンメガネと、ayameとのコラボが2014年に行われました。
このコラボから生まれたアイテムは「ayame for pon megane」と名付けられたオリジナルデザインのメガネフレームです。
ayameのデザイナーである今泉さんが手掛けたこのモデルは、1950年代に製造されたヴィンテージTART OPTICAL社のBRYAN(ブライアン)をベースにデザインされています。
引用ポンメガネ
注目すべき点は、レンズ幅44mm、ブリッジ幅22mmという、アメリカンビンテージの規定に基づいたサイズ感です。
ポンメガネの熟練職人によりハンドメイドで制作され、全ての角に丁寧な磨きをかけることで、柔らかく顔に溶け込むような印象を実現しています。
カラーバリエーションは、クラシックなブラックに加え木製フレームのココボロが用意されており、個性的なバリエーションに。
また、コラボの発表に合わせて、2014年6月14日から6月29日まで「ayameの過去・現在・未来」をテーマにした特別展示会が開催されました。
この展示会では、新作の「ayame for pon megane」だけでなく、ayameの過去のプロダクトや入手困難なフレームも展示され、ブランドの歴史と今後の方向性を示す機会となりました。
今回のコラボでは、ayameのブランドコンセプトである「温故知新」を体現しており、過去のクラシックなデザインを現代的に解釈し新たな価値を作り上げています。
SWANS
引用SWANS
ayameとSWANS(スワンズ)のコラボが、2016年10月に発売されました。
SWANSは日本の総合メガネメーカーである山本光学株式会社が展開するスポーツメガネブランドで、スポーツサングラスやゴーグル、ヘルメットなどを製造しています。
「MADE in JAPAN」にこだわった製品開発で知られるSWANSと、ファッション性に優れたayameのコラボは、機能性とデザイン性を兼ね備えたサングラスを生み出すことを目的としています。
その結果、両ブランドの強みを活かし、機能性とデザイン性を兼ね備えたサングラス「STRIX series」を生み出しました。
特に代表モデルである「STRIX AYSW-0001 MBK」は、オールブラックのスマートなデザインが特徴的で、マットブラックのフレームとグレーのレンズが調和しています。
STRIX AYSW-0001 MBK 引用ポンメガネ
このコラボでは、日本人の頭部にフィットする「ジャパンフィット仕様」を採用し、ホールド性と軽さを両立させたフレーム設計を実現しました。
さらに、耐衝撃性に優れた「ペトロイドレンズ」を使用し、紫外線を99.9%以上カットする高い機能性も備えています。
デザイン面では、過度な装飾を排除し、シックでシンプルな美しさを追求しました。
レンズは限界まで天地を深くし、丸みを持たせたシェイプを採用することで、視界の広さと洗練された外観を両立させています。
今回のコラボは、ayameの「温故知新」というブランドコンセプトとSWANSのスポーツメガネとしての機能性が見事に調和し、長く愛される上質なサングラスを生み出すことに成功しました。
定番・人気モデル
ここからはayameの定番・人気モデルを5つ紹介します。
ヨーロッパのクラシックを日本流に解釈した、ayameならではのラインナップとなっています。
FOCUS
ayame公式Instagramより引用 instagram.com
FOCUSはayameのメインモデルの1つで、2012年からのロングセラーです。
FOCUSの特徴はなんと言っても「インナーリム」でしょう。
インナーリムとは、レンズとフレームの間にプラスチック素材を噛ませた設計です。
もともとはレンズの強度を高めるための設計でしたが、ayameがデザインとして取り入れました。
インナーリムのデザインは、メタルの頑丈かつ洗練された雰囲気にプラスチック素材の程よいアクセントが魅力です。
アクセントとなるプラスチック素材はシンプルカラーの物から柄物まであり、シンプルカラーはコーデの程よいアクセントとして、柄物はコーディネートの主役として取り入れられます。
また、インナーリムとテンプルは同カラーで統一され、まとまりのある仕上がりになっています。
直線的でシャープなフレームとクラシカルな雰囲気を同時に楽しめる、ayameきっての人気モデルです。
GENERAL
ayame公式Instagramより引用 instagram.com
GENERALはayameで最も人気のあるモデルの一つです。
フレームはプラスチック素材、テンプルはメタル素材と、異素材のコンビネーションフレームが特徴です。
プラスチック素材のクラシカルな雰囲気の中に、キラリと覗くメタル素材がラグジュアリーな印象を感じさせます。
メタル部分には彫金加工と呼ばれる繊細な模様が描かれており、高級感を底上げしています。
コンビ素材は複数の素材をつなげているため強度が低いことが難点ですが、GENERALは強度面でも優れています。
世界に誇る鯖江の技術によって、メタルとプラスチックの結合部に丁寧な作業が施されているのです。
組み合わせる素材の厚みやネジを止める箇所の細かな調節により高い強度を誇っています。
クラシカルでラグジュアリーな雰囲気と職人の確かな技術を感じることができる逸品です。
NEWOLD
ayame公式Instagramより引用 instagram.com
NEWOLDは、メガネ業界に「ボスリントン」という新たなジャンルを生み出したメガネです。
ボスリントンとはメガネの定番のフレームシェイプである、ボストンとウェリントンの中間のシェイプを表します。
ボストンは丸みが強く優しい知的な印象を、ウェリントンは大人っぽくクールな印象を演出します。
ボスリントンは優しさと大人っぽさを合わせ持つ、ボストンとウェリントンの良いところ取りのモデルです。
また、フロントのレンズ横でキラリとひかるダイヤ型の鋲も特徴です。
単体で見るとあまり感じませんが、実際に掛けてみると程よいアクセントとして存在感があります。
また、NEWOLDを一回り小さくした「NEWOLD S」や、全く同じレンズシェイプでフロントのデザインだけを変えた「NEWOLD 2」などの派生モデルも展開されています。
NEWOLDがいかにバランスのとれたモデルであるかが分かります。
男女問わず人気でコーディネートのアクセントとしても活躍するモデルです。
MANRAY
ayame公式Instagramより引用 instagram.com
MANRAYはヴィンテージメガネをデザインソースにしたayameの代表的なメガネです。
1920年代から1930年代の真鍮製メガネを現代の技術で表現した、ayame流のヴィンテージメガネです。
クラシックな雰囲気と職人技を堪能できる魅力が詰まっています。
MANRAYは当時流行していた「マンレイ山」と呼ばれる、フレームとノーズパッドが一体化した構造が特徴です。
マンレイ山は強度を高めるためによく用いられてきましたが、ayameはデザインとして現代の技術との融合を図りました。
他の金属と比べ圧倒的に加工が難しいチタンを、複雑で美しい流線型のパーツに仕上げています。
まさにクラシックと現代の技術の結晶と言えるでしょう。
MANRAYで使われる特徴的なノーズパッドはayameの代表的なデザインとなっており、様々なモデルでこのデザインが用いられています。
オールチタン素材でayameのメガネの中でも最軽量のモデルとなっており、掛け心地も抜群です。
無駄な装飾なくシンプルなデザインながら一癖ある個性的なモデルです。。
KORO
ayame公式Instagramより引用 instagram.com
KOROはayame定番のサングラスです。
サングラスは一般的に威圧感が強く、人によっては顔に掛けた時の不自然さに繋がります。
しかし、KOROはサングラス独特の威圧感を消し、顔への馴染みと掛けやすさを追及したモデルです。
一見するとボリューミーな、ウェリントンをベースとした太いフレームながら、威圧感を感じにくく仕上げられています。
威圧感をもたらす主な要因である角が立ったエッジ部分に研磨仕上げを施すことで、柔らかい印象を感じさせるように工夫されているのです。
また、ボリューミーな見た目ながら軽量で、ずっと着けていられる掛け心地も魅力です。
見た目、機能性ともに洗練されたサングラスに仕上げられています。
買取、中古相場について
ここまで、ayameというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、中古相場について少しだけお話していきます。
ayameは長く続くロングセラーの商品や、定番アイテムを多く展開しています。
こういったブランドの姿勢は、二次流通市場ではとても高く評価される傾向があります。
長く続く定番があるということは、当然「数年前に購入したものでも古びない」ということに繋がり、中古市場で売りに出そうと思った時にも高く評価されやすくなります。
ayameは今回ご紹介した定番モデルはもちろん、様々なモデルのアイテムが総じて人気です。
中古市場では「ayame」と検索しただけで出品されている品物が多く、取引が盛んにおこなわれていることがわかります。
また、定番モデルなどは他ブランドの別注やコラボレーションモデルなどもあり、そういったものは特に高額で取引されたりなどするパターンも見受けられます。
メガネというアイテムは洋服などと違い、サイズ展開があまり無いこともあるので中古で購入しやすい面があります。
また、低価格のメガネ店が増えたこともあり、レンズの交換などが容易になったので中古での購入へのハードルが総じて下がっているといえます。
サイズ調整などもそこでしてもらう事が出来るので、中古でメガネを買うことに抵抗がなくなったユーザーが増えており、二次流通市場での取引は盛んになっています。
そんな取引が盛んなメガネの二次流通市場の中で、ayameのアイテムは広い年齢層のユーザーにとても高い評価で取引されています。
もちろんKLDでも強気のお見積もりが可能なブランドです。
「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
温故知新をコンセプトに、古き良きを取り入れながら常にアップデートを続けるayame。
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