10eyevanってどんなブランド?|テンアイヴァン
引用instagram@eyevan_official
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
パーツを主役としたアイウェアブランド、10eyevan(テンアイヴァン)。
“パーツのためのブランド”といっても過言ではないほど、パーツの美しさやクオリティにこだわっているブランドです。
今回は、
- 10eyevanとは
- デザイナー
- ブランドの特徴
- 人気アイテム
- 買取について
という形でお話していきます。
10eyevanが気になっている!という方はもちろん、10eyevanの買取についてお話もしていきますので、既にアイテムをお持ちで売却をお考えの方にも、ぜひご覧いただきたい記事となっています。
目次
10eyevanとは?
引用fudge.jp
10eyevanは、アイウェアブランド「EYEVAN(アイヴァン)」で、デザインチームに所属する中川浩孝(なかがわ ひろたか)氏が2017年にスタートさせたレーベルです。
「美しい道具は美しいパーツの集合体である」という考えを掲げ、中川氏の美的センスに基づいたアイウェアを打ち出しています。
メガネを部品の段階から見直し、3年の歳月をかけて厳選したという特別な10種類のパーツ。
これらで構成されたメガネはすべて「美しい道具」というコンセプトの基に作り上げられています。
10eyevanを語るには、その根源となるブランド「EYEVAN」について知る必要があります。
株式会社アイヴァンが誕生したのは1972年。
今では50年以上もの歴史を持つ老舗アイウェアブランドとして、この業界に腰を据えています。
日本でまだメガネが視能矯正を目的とした道具にすぎなかった時代に、ファッションの一部として「着るメガネ」という概念を作り上げた最初のブランドです。
EYEVANブランドには、コンセプトの違うブランドレーベルが5つあります。
スタンダードラインである「EYEVAN」は、ベーシックでクラシカルなデザインが多く、誰でも手に取りやすいオシャレなコレクション。
そのEYEVANの意志を引き継ぎデザインに特化した「EYEVAN7285」は、とにかく繊細で工芸品のような装飾が特徴です。
職人が手掛ける工程が多く、量産されない点も魅力の一つでしょう。
他にもアウトドアやスポーツシーンに特化した「Eyevol」、機能性・耐久性・実用性に優れた「E5 eyevan」などがあります。
それぞれのコンセプトでどれも一級品のアイウェアを作っているレーベルですが、その中でも最高級ラインに君臨するのが「10eyevan」。
天然素材と鯖江の職人技術を駆使して生み出されるオリジナルのパーツは、まさに唯一無二の逸品ばかり。
他レーベルで培った技術的ノウハウを活かし、秀逸なアイウェアを手掛けているブランドです。
デザイナー
デザイナーは前述した通り、中川浩孝氏が務めています。
10eyevanだけでなく、EYEVANの5つのブランドのうち「EYEVAN7285」「E5 EYEVAN」などのデザインも担当。
中川氏が手掛けるアイウェアには「緻密」や「繊細」という言葉がよく似合います。
一見シンプルに見えるものも、細かい装飾にきちんと機能性が伴い、まるで高級時計のように計算高く作り込まれています。
物づくりに対してここまでこだわる姿勢は、これまでのキャリアから培われてきたものかもしれません。
中川氏は子供の頃から絵を描いたり工作でロボットを作ったりと、モノづくりが好きだったといいます。
大学卒業後、機械工具メーカーへの就職を経てアイウェアのセレクトショップに10年ほど勤務。
この頃にはすでにデザイナーを志し、販売業と並行して独学でデザインの勉強に打ち込みます。
その後独立を果たし、デザインはもちろん営業管理や経費について学び、とても良い勉強になったと話します。
2009年に株式会社アイヴァンの代表から声を掛けられ入社。
3年後には「EYEVAN7285」でデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。
10eyevanを始めたきっかけは、「疑問が溜まっていった」ことにあるといいます。
「昔のメガネに使われていたパーツは、なぜ今は使われていないのか?」「他の業界には良いネジがあるのに、なぜメガネにはないのだろうか?」
機械工具メーカーに勤めていた経緯もあってか、パーツについて気になることが多かったようです。
そんな疑問に対して、ならばパーツありきのブランドをやりたいという発想に辿り着きます。
例えば10eyevanのパーツを代表するトルクスネジも、もともとあった形のネジをβチタン製のオリジナルパーツにして作り上げたもの。
これほどこだわり抜いた素材が随所に点在したアイウェアは、まさに最高品質といえるのではないでしょうか。
今後の10eyevanは、もっと道具としてのクオリティを上げていきたいと語ります。
今はデザインと機能性を同じ位置に置いていますが、アイウェアとは本来は機能性に長けているもの。
とは言っても、すべて機能面だけを考えて作るべきかというと、それだけではつまらないでしょう。
意味のない箇所に装飾を施し、それが見る人によっては美しく感じられることもあります。
矛盾しているようで、デザインと機能性のどちらも譲らないという姿勢はまさにデザイナーの鑑ではないでしょうか。
ブランドの特徴
ここでは、10eyevanの要である“パーツ”に焦点を当てて、ブランドの特徴をお話していきます。
βチタン製のトルクスネジ
トルクスネジとは、ネジの頭部が六角星形になっている規格です。
締めやすく緩みにくいという特徴があり、iphoneなどの精密機器にも使われ、ネジの最高峰とうたわれています。
一般的にステンレス製が主流ですが、10eyevanで使っているのはβチタン製のオリジナルのトルクスネジ。
βチタンは軽さや耐食性、アレルギーを起こさないチタンの性質はそのままに、バネ性が加わることで掛けていて疲れにくいという特質があります。
また、リムとテンプルを繋ぐ丁番部分の開閉に耐えうる強度を持ち、中川氏いわくこのネジを作るために10eyevanをスタートさせたといっても過言ではないそう。
職人の技術と最先端の機械を駆使し、3年もの時間をかけて作られたといいます。
アナログと先端技術の「相反するもの」によって生み出されたこのネジは、まさにブランドを象徴するパーツといえるでしょう。
シェルパット
こちらもトルクスネジ同様に、ブランドの代名詞といえるほど特徴的なパーツです。
鼻パットの素材に天然の貝を使用したもので、10eyevanを手にする方はこのシェルパットに魅了されている方も多いはず。
天然素材ならではの美しい光沢となめらかな肌触りで、コアなファンにはたまらない逸品でしょう。
ヴィンテージのメガネによく使われているようですが、現行品のほとんどは樹脂製が基本。
理由は単純に使いやすく壊れにくいからです。
その一方で、天然の貝はカルシウムで出来ているため、使っていくうちにすり減ってしまうデメリットがあります。
古くなったら定期的に交換しなければなりません。
しかし、これはあくまで「美しい道具」というコンセプトにこだわったもの。
その煩わしさが時には愛おしく思えてくることもあるでしょう。
シェルパットは格調高い雰囲気をまとい、気分を上げてくれる美しいパーツです。
セルロイドフレーム
フレームメガネに使用されるプラスチックはアセテートが主流ですが、10eyevanで作られているセルフレームはセルロイド製です。
セルロイドとは、1850年頃にイギリス人が作った世界最古のプラスチック。
原料は植物から採れる天然由来のもので、きめ細かく肌触りが良いという特徴があります。
服の繊維で例えるならシルクのようなもの。
それほどまでに上質な素材であるのに対し、徐々に廃れつつある事には理由があります。
セルロイドの原料であるニトロセルロースは火薬の材料にも使われ、燃えやすさから取り扱いが難しいとされてきました。
加工する工程で起こる火花が原因で、工場で火災が発生することもしばしば。
そんな背景もあってか、だんだんアセテートへと移行していったのでしょう。
ところが、10eyevanはデッドストックのセルロイド生地を使ったモデルをいくつか発表しています。
中川氏が探すのに苦労したと語るほどに、現在では入手困難な素材です。
丹念に磨くことで独特の色合いやツヤを出す特性は、中川氏の審美性に欠かせないものだったのかもしれません。
素材の歴史に触れ、その価値をより高く感じられるのも10eyevanならではの魅力です。
定番、人気モデル
No.5-4S
「10eyevanといえば」という言葉と共に出てくるほどの名作、No.5の4Sカラー。
このモデルはカラー展開が多いのが魅力の一つで、全部で7色あります。
4Sはファーストコレクションから展開されている馴染みの良いアンティークゴールド。
ドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』にて菅田将暉さんが「No.5-4S」を着用 引用cinemacafe.net
なぜこのモデルが注目を集めているかというと、芸能界で屈指のファッションアイコンである菅田将暉さんが、ドラマ内で掛けたことで人気の火付け役となりました。
トルクスネジ、シェルパット、925のテンプルエンドなど、10eyevanならではのパーツがふんだんに使われています。
No.5はラウンドフレームのコレクションですが、微妙に逆三角を描いたボストン型にも見えるのだそう。
中川氏がデザインを起こすときは手書きで描くようで、フリーハンドでしか伝わらない柔らかな線から、絶妙なシルエットを具現化しているのでしょう。
名作という肩書きだけでなく、確かな技術と機能性が凝縮されたモデルです。
No.6 III BR
かなり厚みのあるフレームが特徴的なセルロイドコレクション。
モデル名の「BR」は、BOLD RIM(極太リム)を省略したもの。
FAT RIM(太リム)をアップデートし、さらに太いフレームに仕上がりました。
使用されているセルロイドは天然と人工を最良のバランスで組み合わせ、独特のツヤ感でより存在感ある佇まいです。
10eyevanのメガネはフレームの形をナンバリングで分けており、No.6は「クラウンパント型」。
ボストンベースで上部を一直線に断ち落とすことで、王冠のように見えることからそう呼ばれています。
分厚いセルフレームでボリューム感を出しておきながら、フレンチヴィンテージ要素のある型で、気品を忘れていません。
こういったデザインは、10eyevanにしか出せないオリジナリティのあるものといえます。
買取、中古相場について
ここまで、10eyevanというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、中古相場について少しだけお話していきます。
10eyevanは、アイヴァンの最高級ラインだけあって定価ではなかなかのお値段がするブランドです。
したがって、中古市場での評価も非常に高く、高額で取引されているのが多く見受けられます。
状態のいいものや、限定モデルなどは定価に迫る金額で売れているものも多く、需要の高さが伺えます。
非常にこだわったパーツを使用しているということで、繊細な部分もある製品が多くありますから、コンディションに関してはシビアに見られる部分もあるブランドですが、日頃のお手入れをしっかりして、売る時に状態の良いままで売ることが出来れば、確実に高額での販売が可能といえます。
もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。
「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。
ものを送る前に金額がわかる、LINE事前査定もおすすめです。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
パーツの隅々にまでこだわった美しいメガネを展開するブランド、10eyevan。
「神は細部に宿る」という言葉を体現するかのような仕事ぶりに、熱烈なファンが多くいるのも頷けますね。
KLDでも10eyevanのお買取を強化しています。
インポート、ドメスティック問わず、アイウェアブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。
宅配買取というと、
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