スケーターファッションってどんなもの?|文化と歴史
引用popeyemagazine
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
スケートボードカルチャーから発展した、ストリートファッションの一つである「スケーターファッション」。
スケーターファッションには確たる定義はありませんが、スケートボードやトリックの発展、若者文化、時代背景などが絡まり、現在に至るまで様々なスタイルを生み出してきました。
今回は、
- スケーターファッションとは
- スケーターファッションの歴史
- スケーターファッションの特長
- スケーターファッションに根強く関係しているスケボーブランド
という形でお話していきます。
「スケーターファッションが気になっている!」という方はぜひ最後までご覧ください。
目次
スケーターファッションとは
スケーターファッションは、スケートボードカルチャーから発展したストリートファッションの一つです。
動きやすさと耐久性を重視した、ルーズフィットのTシャツやパンツがメインアイテムとされています。
シューズはデザイン性に加えて、スケーターに実用的なグリップ力と耐久性を兼ね備えているのが特徴的。
また1970年代に登場したZ-BOYSの存在は、スケートボード文化を大きく進化させ、現在まで続くほどの影響をもたらしました。
そしてスケーターファッションは、ヒップホップやパンクロックなどのストリートカルチャーの影響を受けながら醸成されてきました。
現代ではストリートファッションがラグジュアリーブランドで取り入れられたことも相まって、スケーターファッションは一般的なファッションとしても広く受け入れられるように。
中でも「Supreme」や「Palace Skateboards」などの代表的なスケーターブランドは、ファッションブランドとしての地位を確立し、若者から熱狂的な人気を博しています。
スケーターファッションの歴史
スケーターファッションの歴史は、1940年代のスケートボードの誕生から始まりました。
以降、1960年代にサーファースタイルを取り入れたことや、1970年代に登場したZ-BOYSの存在などで大きく発展しました。
ここからは、そんなスケーターファッションの歴史を詳しく紹介していきます。
1940~50年代 スケートボードの誕生
引用skateboard-history.weebly.com
1940年代、スケートボードは子供の遊び道具としてアメリカのカリフォルニア州に誕生しました。
「木の板に鉄製の戸車を付けて滑る」という遊びが、スケボーやスケーター文化の始まりとされています。
1950年代に発売されたローラーダービー社のローラーサーフィン 引用kino-shop
1950年代に入ると、スケボーの原型となる「ローラーサーフィン」が発売。
ローラーサーフィンは、子どもたちの遊び道具や移動の道具として使用され、徐々に人気が高まっていきました。
ただ当時は、今でいうスケートボードとしての認識はまだありませんでした。
1960年代 サーフスタイルを取り入れた初期のスケーターファッション
1960年代は、スケートボードのホイル素材が進化し滑走性能が飛躍的に伸びたことで、スケートボードがサーファーたちの間で流行しました。
波の無い日でも楽しみたいと考えたサーファーたちが、スケートボードを「遊び道具」として使い始めたのです。
この時期のファッションは、「Tシャツ、ショーツ、キャンバスシューズ」といったサーフスタイルが主流でした。
スケートボードの動きに合わせた、軽快で動きやすいファッションが形成されていったのです。
そしてサーファーたちがスケートボードに乗り換えたことで、当時は「スケーター=サーファー」というイメージが浸透していきました。
このようにして、スケーターファッションの基礎となる価値観がが少しずつ固まっていったのです。
また、スケートボード自体も改良を重ね、より滑りやすい形状へと進化したことで、サーファーたちが波の無い日でも楽しめる「アクティビティ」としてスケートボードは定着。
スケボー文化は、1960年代後半にかけて世界初の大会が始まるほどにまで広がっていきました。
1960年代は、スケートボードが“単なる遊び道具”から“スポーツ”へと進化する重要な時期だったといえます。
1970年代 スケーターファッションの確立
「Z-BOYS」ジェイ・アダムス 引用slappyblast.com
1970年代に入ると、スケートボードチーム「Z-BOYS(ジーボーイズ)」の登場で、スケボー文化が大きく発展していきます。
1960年代のサーフスタイルから進化し、「ルーズフィットのTシャツ、チェック柄のシャツ、破れたジーンズ、長い髪」といったリラックスしたファッションがトレンドになりました。
当時のZ-BOYSを描いた映画「ロード・オブ・ドッグ・タウン」より 引用dartisanblog.blogspot.com
1970年代後半には、イギリスのパンクロック文化も影響を与え、「ダメージジーンズ、レザージャケット、バンドTシャツ」が流行。
また、1976年には日本初の若者向け雑誌「ポパイ」が創刊されたことをきっかけに、スケートボード文化は一気に日本にも広まりました。
当時は、スケートパークも多く建設され、スケートボードがより広く受け入れられるようになった時期でした。
1977年のポパイよりスケボー特集 引用yamadakoji.com
さらに、スケボーを題材にした雑誌や映画も登場し、スケーターファッションは大衆文化としての地位を確立。
スケーターファッションは、カリフォルニア州を中心に世界的に人気が高まっていたったのです。
1970年代は、スケーターファッションが確立され、日本の若者にも影響を与えた重要な時期となりました。
1980年代 ユースカルチャーの圧倒的存在
1980年代は、スケートボード文化がユースカルチャーの中心に。
1981年1月に発行されたスラッシャーマガジン 引用thrashermagazine
1981年にはハードコアなスタイルを紹介するスケボー専門雑誌「THRASHER MAGAZINE」が誕生し、スケーターたちのバイブルとなりました。
また1984年に「The Bones Brigade Video Show」というスケートボードVHS(家庭用ビデオ)がリリースされたことで、映像メディアとして若者たちに大きな影響を与えたのです。
この時期のスケーターファッションは、「オーバーサイズのTシャツ、ゆったりとしたパーカー、ジーンズ、バギーパンツ」がワードローブの定番でした。
足元は、スケボーの激しい動きにも耐えられる頑丈な「ハイカットスニーカー」がお決まり。
中でもVANS、Converse、Nikeなどのブランドが人気を集め、それらのブランドを筆頭にスケーターファッションはますます広がりをみせました。
また同時期には、ヒップホップやパンクロックも大流行。
その影響で、ベルト無しでサイズの合わないパンツを腰パンしてオーバーサイズのトップスを着用するスタイルや、ロックテイストのデザインが好まれるように。
それらのスタイルはスケボーの動きとも相性が良いため、80年代のスケーターファッションにはよく取り入れられていました。
このようなスケーターファッションの発展には、80年代初頭のスケボーブームの失速がきっかけにあります。
スケートパークが減少し、スケボーをする場所を失った若者たちは、スケーターファッションでスタイリングを組みながら、街中でスケートボードを楽しむようになりました。
若者たちの間で浸透していくスケーター文化 引用marvin
当時のスケボーは、いわゆる“街中のやんちゃな若者たち”の間で楽しむ存在となっていたため、スケーターファッションも若者文化に索引されながら発展したのでしょう。
1980年代からのスケーターファッションは、単なるスポーツウェアを超えて、若者たちの個性やライフスタイルを表現する場となったのです。
その背景を押し上げるように、スケートボードブランドも多く登場し、スケーターファッションが定着していきました。
1990年代 ヒップホップがもたらす大きな影響
1990年代に勢力を拡大し、アメリカで最も人気のある音楽に上り詰めたていたヒップホップ。
そんなヒップホップの影響を大きく受けたスケーターたちの間では、「Tシャツやパーカーにキャップを合わせたルーズなスタイル」が流行するように。
80年代のスタイルを引き継ぎながらも、90年代はさらにゆったりとした着心地のウェアが人気を高めました。
また当時は、ニューヨークカルチャーに精通している藤原ヒロシや、藤原ヒロシを筆頭に巻き起こした裏原文化の後押しによって、スケーターファッションは“ストリートカルチャー”として広まりました。
藤原ヒロシさんは雑誌で度々ストリート(スケーター)ファッションを発信していた 引用mimimimimimimimimi.com
このようにスケーター文化が「裏原系ストリートファッション」というサブカルチャーとして、社会現象を巻き起こすほどのトレンドを生み出したのです。
そして、ヒップホップとスケーターファッションは絶対的な関係を築いていました。
1995年に公開されたNYのストリートキッズを描いた映画「KIDS」引用pinterest.jp
また1990年代は、ビデオゲームや映画でもスケートボードが取り上げられ、一般の人々にも広く認知されるようになった時代でもあります。
さらにこの時期は、スケートビデオが大きな影響力を持ち、スケーターたちのスタイルやトリックが広く共有されました。
スケートパークの数も増え、より多くの若者がスケートボードを楽しむ環境が整備されました。
このように1990年代はスケーターファッションが確立され、ルーズなスタイルが主流となり、スケートボードとファッションの組み合わさった「ストリートファッション」が天下を取った時代といえます。
スケーターファッションは、ファッションだけでなく、音楽、アート、そしてストリートカルチャー全体と密接に結びつき、文化を醸成していきました。
2000年代 スケーターブランドがファッションシーンの台頭になる
2000年代には、コアなスケボーショップ以外にも様々なスケーターブランドが登場しました。
中でもSupremeやPalaceなどが代表的なブランドで、ファッションシーンで大きな勢いを見せました。
1990年代からのストリートファッションブームも手伝い、スケーターブランドはファッションブランドとして浸透していったのです。
この時期のスケーターファッションの定番アイテムは、「ボクシーフィットのパーカー、グラフィックTシャツ、カーゴパンツ、チノショーツ、ロゴハット、トラッカーハット、ふくらみのあるシューズ」。
サイズ感がきつくても流行の波に乗ってスキニーデニムを履く人が多かった 引用jenkemmag.com
しかし、ラグジュアリーブランドのDior hommeが発表したスキニーデニムが世界的に大ヒットした影響で、1990年代のルーズフィッティングとは打って変わって、スリムフィットがスケーター界隈でもトレンドに。
「スキニーまたはストレートカットのジーンズ、リラックスフィットのスケートTシャツ、キャップ」が一般的になる時代に移り変わっていきました。
2000年代のスケーターファッションは、過去のスケボースタイルのエッセンスを残しつつも、時代に合ったデザインとかけ合わさったことで、さらなる進化を遂げました。
2010年代 スケーターファッションの多様化
2010年代は、スケーターブランドがファッションブランドやハイブランドとのコラボレーションを盛んに行い、スケーターファッションの幅が広がった時代です。
スケーターブランドの中でも特にSupremeは、ファッショントレンドの最先端を走るブランドとのコラボレーションを実現してきました。
2012年発表のSupreme x COMME des GARÇONS SHIRT 引用hypebeast.com
代表的なコラボレーションは、世界的に有名な日本ブランドの「コム・デ・ギャルソン」とのアイテムを発表したこと。
このコラボは世界中のファッショニスタが注目し、ブランドとして盛り上がるきっかけにもなりました。
2017AWのSupreme × LOUIS VUITTON 引用fashion-press.net
さらに、世界的に有名なラグジュアリーブランドの「ルイ・ヴィトン」ともコラボしたことで、ファッションに興味の薄い層からも話題を生み出すことにつながりました。
このように2010年代のスケーターファッションは、スケボーをしている人たちだけでなく、ファッションジャンルの一部として広く受け入れられるようになったのです。
スケーター特有のボリューミーなスニーカーが展開を広げるように、スリムフィットなアイテムやコラボアイテムなど、アイテム自体にも変化が出るようになりました。
また、インスタグラムやYouTubeなどのSNSが普及し、スケーターたちは自分のファッションやトリックを発信できる、プラットフォームが持てるようになりました。
これにより、スケーターファッションのトレンドが急速に広がったことにつながったのです。
2020年代 時代とともに進化するスケーターファッション
東京オリンピックで金メダルを獲得した堀米雄斗選手 引用instagram@yutohorigome
2020年代はスケートボードがオリンピック競技となったことをきっかけに、裏原のトレンドを経験してきた方から現代のストリート好きまで、スケーターファッションがますます注目を浴びました。
そんな2020年代のスケーターファッションはこれまでと同様にルーズな感じが基本ですが、ブランドやテイストの幅が広がり、より自由度の高いスタイルが多く見られるようになりました。
例えばウェアのデザイン性や生地感が多様的になったり、スケボー中に邪魔になるうえ傷がついてしまうであろうファッション性の強いアクセサリーを付けたりなど…「スケボーという軸を気にしない」「誰とも被らない」といった個性を主張するスタイルが目立ってきたのです。
また、時代の流れはサスティナブルを意識したモノづくりに移り変わったことで、サスティナブルに特化したスケートブランドも登場し、環境への配慮も意識されるように。
素材調達から製造のすべての工程をエシカル(倫理的)に行っている「CARIUMA(カリウマ)」引用cariuma.jp
例えば、シューズの素材にオーガニックオイルやオーガニックコットン、糸に使用されるプラスチックはリサイクルペットボトルを採用し、環境負荷を軽減しているブランドが誕生しています。
このように現代のスケーターファッションは、スケートボードをする人だけでなく、ファッションとして楽しむ人々にも広く受け入れられています。
そして、スケーターファッションは時代とともに環境にも配慮しながら進化し続けているのです。
スケーターファッションの特徴
動きやすさを重視した服装
スケーターファッションは、基本的に動きやすさを重視したルーズなスタイルが多いです。
ファッション性を求めつつ、トリックの行いやすさも求められるためです。
また好みの音楽やカルチャーによって個々のスタイルは異なり、ブラックミュージックが好きなスケーターはルーズなスタイル、パンクやロックが好きなスケーターはタイトなスタイルであることが印象的。
例えば、ヒップホップを聴くスケーターはバギーパンツやオーバーサイズのTシャツを選び、パンクロックを好むスケーターはスリムなデニムやレザージャケットを好む傾向があります。
スケートボードに欠かせないスニーカー
スケボーシューズは消耗品であると同時に、常に格好をつける一番のポイントでもあります。
そのため、機能性や耐久性だけでなくファッション性も重視されます。
スケボーシューズといえばハイカットのデザインが一般的とされるものの、トレンドや時代とともに、常に新しいスタイルへと変化しています。
1978年に発売され現在も熱い支持を得ているVANSの「SK8-HI(スケートハイ)」引用shredzshop.com
ナイキでは「ダンク」や「エアジョーダン」などのハイカットが人気 引用highsnobiety.com
例えばVANSやNikeなどのブランドは、スケーターに人気のあるハイカットシューズを数々発売しています。
これらのブランドのシューズはグリップ力が高く、耐久性に優れているため、スケートボードの激しい動きにも対応しつつ、ファッション性と実用性を兼ね備えたものばかり。
一方で、ハイカットは「足首が動かしにくい」という側面もあります。
今やローカットのスケボーシューズは多く展開されていますが、90年代頃まではまだまだ「スケボー=ハイカット」という固定概念がありました。
そんな固定概念を変えようとした革命的な考えを持ったスケーターの声を、ブランドにも反映させるなどして、多様性な時代に合わせたスニーカーが生まれてきました。
スニーカーはスケーターの個々の考えや個性を表現する、手段ともなっているといえるでしょう。
DIY文化
スケーターたちは、デッキのカスタムや服のリメイクなど、「とにかく自分でやってみる」といったオリジナルなスタイルを生み出す「DIY文化」を大切にしています。
スケートボードシーンにおけるDIY文化は、1970年代から1980年代にかけてのスケートパークの閉鎖によって確立されたと言われています。
スケーターたちは自宅のバックヤードにランプを作り、滑る場所を自分たちで確保しました。
この「ない物は作る」という姿勢がスケーターの間に根付き、DIY文化が強くなりました。
パンクカルチャーとも共通するこの考えは、スケートシーン全体に広がりスケーターたちの創造性を支え、憧れのスケートブランドや誰かのファッションスタイルに固執しない、オリジナリティ溢れるスタイリングにつながっています。
スケーターファッションに根強く関係しているスケボーブランド
Supreme
Supreme(シュプリーム)は、1994年にスケートボードブランドとして設立され、スケーターから多くの支持を得ているブランドです。
Supremeの人気アイテムは、Tシャツ、スニーカー、バッグ、スケートデッキが挙げられ、赤地に白抜きのボックスロゴはブランドの象徴となり、世界中のファッション愛好者に広まりました。
また人気の理由の一つに、他ブランドとの積極的なコラボレーションも挙げられます。
中でもルイ・ヴィトンとのコラボは大きな話題を呼び、「ストリート×ラグジュアリー」という新たなファッションカテゴリーを確立しました。
様々なコラボやファッショニスタたちの愛用によって、現在では「スケボーブランド」のほか「ファッションブランド」としての立ち位置も確立しているSupreme。
今後もファッションの最前線で注目され続けるブランドであるでしょう、
THRASHER
THRASHER(スラッシャー)は、1981年にスケートボード雑誌「THRASHER MAGAZINE」から生まれた、スケボーカルチャーとストリートファッションに深く根付いているスケーターブランドです。
THRASHERのアイテムは、シンプルでありながらもインパクトのあるデザインや、大胆で反抗的なデザインが特徴で、Tシャツやフーディー、キャップなどを中心にラインナップしています。
象徴的な「フレイムロゴ」は、火炎をモチーフにしたイラストで、一目でTHRASHERとわかる人気のロゴデザインです。
この火炎ロゴは、スケートボードの自由で大胆な精神を体現しており、スケーターからファッショニスタまで広く愛されています。
また、他のスケーターブランドであるSupremeやVANSなどとのコラボレーションを通じて、常に新しいスタイルやトレンドを取り入れ、デザインの幅を広げています。
Palace Skateboards
Palace Skateboards(パレススケートボード)は、ロンドン発のスケーターブランドで、2010年にレヴ・タンジュとギャレス・スクイスによって設立されました。
独特のユーモアと斬新なデザインで、現在のスケーターカルチャーにおいて、瞬く間に最注目ブランドの一つにまで成長しました。
その勢いはスケートボードシーンだけにとどまらず、ファッションの世界へも多大な影響を与えています。
創業以来、Palaceは「世界一笑える」をモットーに、遊び心と独創性を重視したアイテムを次々と発表してきました。
そんなPalaceのデザインは、「トライファーグロゴ」を中心に展開されています。
このロゴは、シンプルでありながらも唯一無二のインパクトを持ち、ブランドのアイコンとして広く認知されています。
さらにPalaceのアイテムは、スケートボードをする際のアクティブウェアとしてではなく、カジュアルな日常着としても活躍するアイテムを多く展開。
2018年にラルフローレンとコラボ 引用instagram@palaceskateboards
ラルフローレンなどのファッションブランドとのコラボレーションにも積極的で、スケーターブランドの域を超える活躍も印象的です。
VANS
VANS(ヴァンズ)は、1966年にカリフォルニア州アナハイムでスタートしたスニーカーブランドです。
ブランド名のVANSには、創設者のポール・ヴァン・ドーレンに因んで「ヴァンとその仲間たち」という意味が込められています。
当初はカスタムオーダーの受注生産形式でスタートし、1970年代から1980年代にかけて、VANSはスケートボードシーンで絶大な人気を得ました。
特に西海岸カルチャーの象徴的な存在であるスケートチーム「Z-BOYS」のメンバーがVANSを愛用したことで、ブランドの知名度が一気に高まりました。
1977年に誕生してから現在に至るまで不動の人気誇る「オールドスクール」引用vans.co.jp
スケボーと共に成長してきたVANSの代表アイテムといえば、スケボーシューズの名作「オールドスクール」。
ひと目でオールドスクールとわかるサイドのジャズ・ストライプや、上品さも感じさせるスエードのアッパーレザーが、長い時代の中で多くの人を魅了しています。
また、グリップ力に優れたアウトソールも兼ね備えていることで、スケーターはもちろんタウンユースとしても人気を博し続けています。
VANSは、現在でもスニーカー界に影響を与え続けているブランドの一つです。
Nike SB
Nike SB(ナイキ スケートボーディング)は、Nikeが2002に立ち上げたスケートボードカルチャーに特化したラインです。
Nikeの伝統的な技術力と革新性を取り入れながら、スケートボードで必要な機能性を兼ね備えたデザインが特徴的。
Nike SB Dunk Low Pro 引用nike.com
最初にリリースされたNike SB Dunk Low Pro(ナイキ SB ダンク ロー プロ)は、スケートボーダーのニーズを取り入れたデザインで、現在も多くのファンから持されています。
Nike SBダンクシリーズは、リース・フォーブスやナタス・カウパスといったプロスケーターたちにも開発に携わってもらい、耐久性・フィット感・衝撃吸収性などの機能性を実現させ、長く愛されるシューズへと成長していきました。
また有名ブランドとのコラボレーションも多く、SupremeやStussyなどとのコラボは即完売してしまうほど人気に。
Nike SBはスケーターだけでなく、ファッショニスタからも愛好されるNikeのラインとしてこれからも活躍してくことでしょう。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
長く、深い歴史を持つスケート文化。
今回はスケーターファッションという角度から、その魅力をお話しました。
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