guépardってどんなブランド?|ギュパール

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引用Instagram@guepard_jp

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

フランスのヴィンテージメガネを知り尽くしたプロが作り出すアイウェアブランド、guépard(ギュパール)。

ヴィンテージの雰囲気を極限まで再現する、こだわりの詰まったブランドです。

今回は、

  • guépardとは
  • デザイナー
  • ブランドの特徴
  • 定番、人気アイテム
  • 中古相場について

という形で、guépardというブランドについて掘り下げてご紹介していきます。

中古相場についてもお話していきますので、すでにguépardのアイテムをお持ちの方にもぜひ読んでいただきたい記事です。

guépardとは


引用Instagram@guepard_jp

guépard(ギュパール)は、神戸のアイウェア専門店「SPEAKEASY(スピークイージー)」の創設者である、山村将史氏と、札幌に構えるアイウェア専門店「Fréquence.(フリークエンス)」の創業者、柳原一樹氏の2人で新設したアイウェアブランドです。

山村氏と柳原氏は、両名とも「フレームフランス」の専門店の創設者です。
フレームフランスとは、1940年から1950年代にそのクオリティによりアイウェア業界を牽引したフランス製のヴィンテージフレームのこと。

その後、神戸のアイウェア専門店「めがね舎ストライク」の比嘉氏を加えた3人で運営しています。

ブランド名の由来は1920年代、禁酒法期において盗み見るチート行為が由来とされるメガネのスラング、「チーター」とヴィンテージの流行を追いかける風潮に対して上部だけを盗むといった皮肉の「チート」を掛け合わせ、フランス語にしたものがguépard(ギュパール)だそうです。

ヴィンテージの良さを損なわぬように多くの手は加えず、サイズ感のみを現代に合わせています。

現代の技術でフレームフランスのヴィンテージ的な世界観を保ちつつ、新品として再現することによってより多くの人がヴィンテージのフレンチフレームの雰囲気を楽しむことができます。

それぞれは工房にて、一つ一つを職人の手作業によって作り上げています。

デザイナー

ここからは、「guépard」の立ち上げに携わったお二人と、彼らのお店について紹介していきます。

山村将史


山村将史氏 引用nestbowl.com

山村将史氏は、上述のように「SPEAKEASY(スピークイージー)」の創設者。

山村氏は、元々ファッションの専門学校に通いながら、自身の店舗を展開したいという気持ちを抱えていました。
そのために英語力が必要と考えた山村氏は、2001年に渡米します。

初めは1年の滞在を予定していましたが、田舎の短期大学に通ううちに、更に学びへの意欲を強めました。
そして短大を卒業後、1年間をアルバイトに費やし、ニューヨークのセレクトショップに就職。

自身のやりたいことであるアパレルでの仕事に満足している反面、給料への不満が募っていった山村氏は、1本のメガネに出会います。

それは憧れのあった「CAZAL(カザール)」のデッドストックのメガネでした。

このタイミングで彼は服よりもメガネが好きということに気づき、ヴィンテージアイウェアの市場規模から大きな可能性を見出し、帰国後、4年間の資金作りの期間を経てヴィンテージアイウェアの会社を立ち上げました。

SPEAKEASY


SPEAKEASY東京店 引用speakeasy-kobe.com

山村氏が創設した「SPEAKEASY」は、1940-50年代の未使用のフレンチヴィンテージのデッドストック品にこだわったアイウェアの展開をしている専門店です。

機械など無かった時代の、職人による手作業によって作り上げられた品質とデザイン性を併せ持つフレンチフレームを取り扱っています。

また、アジア人の顔にも合うフレームのセレクトなどが、創設者の山村氏のこだわりだそうです。

「実際に見て、試着をしてもらい、ディテールや製作の背景を楽しんでもらいたい」といった気持ちからオンラインでは販売せず、店舗での購入のみとしています。

柳原一樹


柳原一樹氏 引用speakeasy-kobe.com

「Fréquence.(フリークエンス)」の創業者である柳原一樹氏は、大学生の時に金子眼鏡の直営店でアルバイトをしていました。

大学卒業に伴って、就職し、11年間働いた後に独立。
勤めている時から独立を考えており、当初は現行のアイウェアのセレクトを構想していました。

しかし、現行のブランドのクオリティやデザインへの魅力が薄れていく中で、辿り着いたものがヴィンテージのメガネでした。

機械による大量生産ではなく、職人の手作業によって作り上げられた品質や、現在は使用できない石油系の油を多く含んだプラスチック特有の艶や雰囲気、当時の技術や流行によって生まれた丸みを帯びたデザインといった、「品質、材質、デザイン」の3点の違いに惹かれた柳原氏は、ヴィンテージのアイウェア専門店を開くこととなります。

Fréquence.


引用Instagram@frequencesapporo

2014年に柳原氏がオープンしたヴィンテージアイウェア専門店です。
先にも述べたようにヴィンテージアイウェアのみを取り扱っています。

特徴は、クオリティを重視した買い付けを行い、長く使用できるような一品を提案している点。

現在は完全アポイント制での来店になっており、細部のこだわりや風合い、手作業ならではの荒さやクラフトマンシップを丁寧に説明してもらえます。

過去には大手セレクトショップTOMORROW LAND SHIBUYAで、guépardとフレンチヴィンテージのポップアップも開催していました。

また、柳原氏は東京ミッドタウン日比谷の3階、「ヒビヤセントラルマーケット」に出店しているヴィンテージアイウェア専門店「CONVEX」のディレクションも行いました。



このように、双方共に丁寧な接客を心がけており、実際の店舗でしか聞けないようなアイテムの背景やディテールを知ることのできる、素晴らしい専門店です。

また、お二人はヴィンテージアイウェア業界で初めてデッドストックのメガネを全て分解し、撮影。
全てのパーツを実寸大で掲載した一冊、『Frame France』を出版しており、業界での注目度は高く、ヴィンテージアイウェアへの強い想いも感じられます。


書籍『Frame France』 引用hibiya-central-market.shop

ブランドの特徴

フレンチフレーム


引用Instagram@guepard_jp

guépardで展開しているメガネのモチーフとなっているのは、ヴィンテージの、かなり古い時代のもので「フレームフランス」と呼ばれています。

フレームフランス とは、1940~1950年代にフランスの職人たちによって作られたフレンチヴィンテージフレームの総称。

1940~1950年代という時代は、「メガネ」というアイテムがファッションアイテムとして浸透した1960年代よりも前の時代です。

この時代のメガネは、着用者への気遣いと高いデザイン性を両立させた、至高の品々ばかりと評価されています。

通常の2-3mmの厚いフレームに丸みを持たせるため削る技術や、現代で言う「テレビジョンカット」によってレンズの内径を薄く削り、野暮ったさを感じる分厚いフレームにスッキリとした印象を与えるような高度な技術を、職人のハンドメイドで実現していました。

レンズに関しては、全てフラットレンズが採用されています。

当時のメガネは加工技術の関係からガラスレンズのみでした。
現代では反射防止コートといった技術がありますが、当時はこのような技術がもちろんなかったため、メガネを掛けるとギラついた印象を与えていました。

guépardではプラスチックでガラスの表情の出るフラットレンズを採用することで、あえて当時のガラスレンズによるギラつきを再現しています。

このような当時のディテールを紐解き、現代で再現するといった熱意はヴィンテージフレームのプロだからこそ出来ることといえます。

約80年前のフレンチフレームの雰囲気を現代の技術によって再現し、新品として楽しむことのできるアイテムが揃っています。

サイズに関してはフレームのデザインに合わせてそれぞれ1つのサイズが選ばれており、全体的に小さめのサイズ感となっています。

金額

guépardというブランドにおいて大きな特徴の一つが、アイテムの定価。

現在(2023年8月)、販売されているモデルのほぼすべてが35,200円という金額で統一して販売されています。

モデルによって金額の差をつけない、このような販売方法をおこなっているブランドはなかなか無いのではないでしょうか。

クリップオンサングラスなど、オプション的なアイテムなどは別の価格設定がされていますが、基本的なモデルの本体価格を統一するという試みはかなり面白いものではないでしょうか。

人気・定番アイテム

gp-05


引用store.sekkakudo.com

「3dots Parisian」と呼ばれ、Parisian(パリジャン)というフレームフランスのエントリーモデルとして最適の型といえる一品。

guépardのファーストモデルでもあるgp-01の存在感を際立たせたモデルです。

丸みのある太めのフレームに太めのテンプルでホールド感を生ませているのがポイント。

また、gp-01では2点の採用だったカシメを3点採用し、よりクラシックでヴィンテージな印象を与えます。

裏面にのみ加工を施したフラットレンズが採用されており、当時の雰囲気を再現しています。

フレームフランスにトライしてみたい!という方に、初めの一本としてオススメのモデルです。

gp-02


引用store.sekkakudo.com

フレームの上部が直線を描き、王冠(クラウン)を被った、パントシェイプ(ボストン)の「クラウンパント型」のモデル。

直線のシャープな印象とティアドロップに寄せた曲線美のバランスが、素晴らしい一本です。

裏面にのみ加工を施したフラットレンズが採用されており、当時の雰囲気を再現しています。

gp-07


引用store.sekkakudo.com

オーソドックスなボストンではありますが、全体的に厚みを持たせて当時の雰囲気を再現したモデル。

丸みを持たせてカッティングすることで厚みによる威圧感を抑え、カシメを3点にすることやテンプルを太くすることでクラシックな印象を加えています。

裏面にのみ加工を施したフラットレンズが採用されており、当時の雰囲気を再現しています。

中古市場での評価

ここまでguépardの魅力についてお話してきましたが、ここでは中古相場はどうなのか?ということについてお話していこうと思います。

結論からいうと、guépardは中古市場でも高く評価されており、高い金額で取引されています。

ブランドの特徴の項でもお話したとおり、ほぼ全てのアイテムを35,200円で販売しているguépardですが、中古でも状態が良ければ定価の半分以上で取引されることも多く、使用回数が少ないものに至ってはほぼ新品に迫る価格設定でも売却が可能なモデルもあります。

アイウェアは洋服に比べて使用感が出にくいということもあり、「古着は苦手だけど使用回数の少ないメガネなら…」というユーザーも多くいます。

もちろんメガネ特有の歪みや割れ、傷などに注意は必要ですが、綺麗な状態を保っている中古品なら強気のお値付けが可能です。

もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。

「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。

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ここまで読んでくださった方へ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

フレームフランスを知り尽くした2人が創業したこだわりのブランド、guépard。

KLDでもguépardのお買取を強化しています。

国内外のアイウェアブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。

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