Graphpaperってどんなブランド?|グラフペーパー
22AWコレクションより引用 fashion-press.net
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
上質で洗練された「普通」の服を作るブランド、Graphpaper(グラフペーパー)。
ワンランク上の日常着といった佇まいで、幅広い年齢層のファッション好きから熱烈に愛されています。
今回は、
- Graphpaperってどんなブランド?
- デザイナー
- Graphpaperの特徴
- Graphpaperの定番アイテム
- 中古市場での評価
という形でお話していきます。
Graphpaperの服が気になる!という方はもちろん、中古相場についてもお話していきますので、すでにGraphpaperのアイテムをお持ちで、フリマアプリでの売却や専門店での買取サービスのご利用をお考えの方もぜひご覧ください。
Graphpaperとは
「ゆったりとした着心地の良いシルエット」
「こだわり抜いた上質な生地」
「長く着られるベーシックながら個性のあるデザイン」
2021SSルックより引用 graphpaper-tokyo.com
Graphpaperは、気楽さと上質さを兼ね備えた、人気のドメスティックブランドです。
クリエイティブディレクターの南貴之さんが立ち上げ、2016SSからスタート。
メンズ・ウィメンズともに着用できるアイテムを展開しています。
同名のセレクトショップ「Graphpaper」を中心に、全国のショップで販売されています。
様々な洋服を経験した大人がたどり着く上質なワードローブを展開しており、洗練された雰囲気のアイテムが魅力です。
ゆったりしたシルエットの服が多く、シンプルで洗練されたものが多いので、20代から60代まで幅広い年代から支持を集めています。
デザインは、シーズン毎にあまりコンセプトを持たず、定番アイテムを多く作り続けているのが特徴です。
普段着として楽に格好良い。着潰したらまた買い直せる。
本当の意味での「定番」を提案しているブランドです。
デザイナー
引用 www.elle.com
デザイナーは、南貴之さん。
ご本人曰く、デザイナーというよりは「クリエイティブディレクター」という立ち位置で、ブランドのデザインは「編集」するように制作しているとのこと。
株式会社alphaの代表として、さまざまな会社のPRやブランディング、その他の企画など、様々な仕事を請け負っています。
その中でGraphpaperというセレクトショップを出店し、店名を冠したブランドである「Graphpaper」を設立しました。
1976年名古屋生まれ、子供時代は千葉県で過ごしたそう。
弱冠20歳の時にH.P.FRANCEに入社し、その後独立して自身で起業。
現在は、Graphpaperを含むいくつかのブランドを手掛けたり、様々なショップのプロデュースなどをおこなっています。
ブランドの特徴
ここからは、Graphpaperというブランドの特徴をお話していきます。
南貴之が「欲しい」を追求した服達
ファーストコレクションである2016SSより引用 fashion-press.net
Graphpaperのアイテムは、元々店頭でショップ定員が着るユニフォームとして作られました。
身内だけが着る目的で最初は作られたのです。
物を入れられる両胸にポケットの付いたシャツ。
動きやすいワークウェアながらきれいなシルエットのコックパンツ(現在はシェフパンツという名称で展開)。
「利便性ときれいさを兼ね備えた仕事着」としてデザインされていました。
これらの仕事着がバイヤー達に注目され、話題になったことでGraphpaperはブランドとして始動しました。
当初スタッフのために作られたアイテムだったという事もあり、「ブランド名すらつけなくてもいいのでは?」と南さんは考えていたそうですが、周りから反対され、結果的にショップ名と同じ「Graphpaper」というブランド名を付けたそうです。
このように、実際にデザイナー自身が欲しい、身内にも着せたいクオリティとデザインの服を作り続けているのが、Graphpaperというブランドだといえます。
自分のための定番を作り続ける。
その服を欲しいと言ってくれる人がいるなら買ってほしい。
決して人に媚びず、自分の欲しい物を追求する。
この言葉のとおり、Graphpaperの服には南さんのこだわりが詰まっています。
直近何年間もグラフペーパーの服しか着ていないお客さん。
15枚まとめてTシャツを買うお客さん。
Graphpaperは、南さんの感性に共感する人達から絶大な支持を受けています。
刺さる人にはとことん刺さる。
南さんの作る服には、そんな魅力が詰まっています。
“生地オタク”の作る生地
そんな南さんのこだわりは、特に「生地」と「シルエット」から感じ取れます。
Graphpaperは上質かつ着心地の良い生地が魅力です。
南さんは、「生地オタク」といっていいほどに非常に洋服の生地にこだわりを持っている方です。
そんな南さんが納得する生地を求め続けた結果、ほぼすべての生地がブランドオリジナルで作られています。
「洋服製作の8割は生地作りに詰まっている」
と南さんは考えるからです。
以下に、南さんのこだわりが特に感じられるアイテムをピックアップしてご紹介します。
「1日1着だけのニット」
1日に1着しか編めない、とても丁寧に作られた両畦編みのニット生地。
シンプルな無地の中でも、タイトな編み目と凹凸感が高級感を際立たせます。
「色落ちのしないデニム」
デニム製品において、色落ちしていない濃いインディゴカラーが好きな方も多いのではないでしょうか。
南さん自身が「縦に色落ちしたデニムが苦手」と語るとおり、そういった需要は多くあります。(ちなみに、現在は南さん自身、色落ちしたデニムも嫌いではなくなってきたそうで、Graphpaperにも程よい色合いのデニムの展開があります)
そんな理由もあり、なんとGraphpaperは独自にオリジナルの「色落ちしないデニム」を開発しました。
秘密はタテ糸をインディゴではない、色落ちしない染料で染めているのだそうです。
この発想は、さすが生地オタクの南さんといったところ。
なかなか普通はたどり着かないアイデアなのではないでしょうか。
このデニムであれば、遠慮なく洗濯でき、きれいなワンウォッシュの美しいインディゴを味わい尽くせます。
このように、洋服に詳しくない人が見ても、良い服だと分かる。
上質な生地と素材の服を、南氏は追求し続けています。
男性を引き立てるシルエット
引用 Instagram@graphpaper_aoyama
グラフペーパーの服はゆったりとしたシルエットが魅力的です。
日本を代表する2大巨頭、コムデギャルソンやヨウジヤマモトにも通じるものがあります。
以下はコムデギャルソンのデザイナー、川久保玲さんの言葉です。
「ピタッとした服じゃなくて、人と服の間にひとつ空気があるぐらいのボリュームやシルエットの方が、男性は人間が前に出て格好いい」
南氏の作る服にも同様の気概を感じ取ることが出来ます。
体型や年齢に左右されず、経験を重ねた人間としての魅力が前に出る服作り。
シャツは、痩せ型の方が着るときれいに肩が落ちる、余裕のあるシルエット。
一方で身幅があるためしっかりした体型の方が着ると、バランスの良い大人の味わいが楽しめます。
「好きなのは、昭和の男の雰囲気、着こなし」
「なで肩の人がカッコいいと思う」
「バサッと羽織って、でもクラシックすぎず」
引用元pen-online.jp
上記は南氏の言葉です。
シルエット含め、「着た時の佇まい」に非常にこだわり、いわゆる“フェチ”を持っている感じがとても伝わってきますね。
Graphpaperのアイテムでいえば、コックパンツ(シェフパンツ)は、ウエストをベルクロとゴムで止めるワンサイズ仕様。
ウエストを閉めてもシワが目立たず、どんな体型の方でもきれいなシルエットを味わえます。
シェフパンツ 引用元graphpaper-store.com
体型を選ばないから、何年も定番として着続けられる。
むしろ年齢を重ねてさらに様になっていく。
そんな服作りへの想いが詰まっています。
BASICS、COLLECTIONSの2つのライン
Graphpaperでは、定番のアイテムを長く展開していく「BASICS」と、シーズンごとの提案が楽しめる「COLLECTIONS」の2つのラインを展開しています。
大人のための上質なワードローブということで、決まった型を複数、シーズンは関係なく展開している「BASICS」。
元々、気に入った服を毎シーズン着たいという南さんのファッションへの好みから、Graphpaperは定番のものをシーズンに関わりなく展開していくという色が濃いブランドでした。
そんな路線も「BASICS」で残しつつ、よりファッション感度の高い層、遊び心のあるユーザーなどに向けて、シーズンごとの提案も楽しめる「COLLECTIONS」というラインも展開しています。
こちらはシーズンごとに限定的に展開されるカラーや柄のアイテムや、コラボレーションアイテム等を扱っており、コーディネートに変化をつけたい時などにおすすめ。
「絶対に外さないワードローブ」としてのBASICSだけではなく、フレッシュな気持ちで楽しめるCOLLECTIONSも併せて、Graphpaperというブランドを楽しめる構造となっています。
Graphpaperの定番アイテム
ここからは、そんなGraphpaperの定番アイテムについて「BASICS」ラインから、いくつかご紹介していきたいと思います。
High Count Broad Regular Collar Shirt
これぞGraphpaperの作るシャツ、とでも言いたくなるような、南さんのこだわりが詰まったシャツがこちら。
商品名にある「High Count Broad」とは、限界に近い密度に織り上げたコットン生地。
素材は、しなやかで適度な光沢感を放つスーピマコットンを使用しており、気持ちの良い適度なハリ感が特徴です。
こちらのモデルはレギュラーカラーのシャツで、正にワードローブにぴったりで、毎日着たくなるくらいの一着といえます。
身幅はさすがのGraphpaper、プレーンなシャツよりもかなり広めに取られていて、ゆとりがあります。
広い身幅ではありながら、袖口、襟元はきちっと締まることで綺麗に着ることができます。
この「High Count Broad」のシャツシリーズはバンドカラーのバージョンもあり、生地も無地と細いストライプ柄を選ぶことができます。
High Count Broad Band Collar Shirt 引用 graphpaper-tokyo.com
複数枚持っておいて週に何日も着たくなる、Graphpaperにとってのベーシックなシャツとなっています。
Selvage Denim Five Pocket Tapered Pants
Graphpaperで展開するデニムパンツはいくつかのモデルが存在しますが、やはり5ポケットでテーパードしたモデルは強い定番のひとつと言えそうです。
こちらのデニム生地は、アメリカ・Cone Denim社が作った13.75オンスのセルビッチの生地。
先述した「色落ちのしないデニム」の項で触れたように、以前は南さん自身、縦に色の落ちたデニムが好きではなかったそうですが、時とともに許容できるようになり、良さを見つけられたのだとか。
それによってか、Graphpaperでもこのような自然な色落ちのデニムが購入できるようになりました。
自然な太さで裾に向かって綺麗に細くなっていくこのテーパードシルエットは、程よく上品で大人の普段着にもぴったり。
Graphpaperのデニムパンツはこの5ポケットのテーパードモデルの他にも、以下のようなものがあります。
- Five Pocket Wide Straight Pants
- Cargo Pants
- Two Tuck Pants
- Two Tuck Tapered Pants
インディゴの濃さに関しても、こちらでご紹介している「DARK FADE」以外にも、少し明るめの「LIGHT FADE」、まだ色落ちしていない「RIGID」、色落ちしないデニムの「Colorfast」シリーズも展開しています。
このように形、色ともに好みのものを選べるのも非常に魅力的です。
Scale Off Wool Jacket
特殊な樹脂をウール繊維の内部まで染み込ませ、絶妙な光沢感のある生地を使用したジャケット。
こちらはシングルのモデルですが、ダブルのモデルも展開しています。
上下セットアップのスーツを着るほどではないけど、ジャケットで少しきちんとした感じを出したい時もある…というようなクリエイティブ職に携わる人たちに向けたジャケットということで、絶妙にこなれた雰囲気があるのがGraphpaperらしい一着です。
シルエットも、ブランドらしさをしっかりと感じるゆとりのあるシルエットで、体型が少し気になってきた大人の方こそ似合う形になっています。
シーズンを問わず着られる生地感と仕様で、ビジネスシーンにもちょっとしたお出かけにも強い味方になってくれる定番アイテムといえます。
中古市場での評価
ここまでGraphpaperというブランドの魅力についてお話してきました。
Graphpaperは、ブランドの意向として強い定番品を作り続けてることや、流行に流されないデザインをおこなっているということもあり、中古市場でとても高い評価を受けているブランドです。
やはり汎用性が高く、使用感も比較的出にくいジャケット類やコートなどのアウター系は一番人気で、中古のものでも高額で取引しているのが見受けられます。
また、パンツ類も人気があり、デニムやテック素材系、ウールのスラックスやミリタリー系など、満遍なく需要がありそうです。
シャツなども人気が高いですが、やはりより肌に近い部分で身に着けるアイテムということで、使用感をシビアに見られる側面があり、売却を迷っているものがある場合には、出来るだけ早く売却することを検討した方が良いかもしれません。
しかしTシャツやブロードのシャツなども、かなり使用感があるものであっても中古で売買され、需要がしっかりあるという点は、さすが良い生地を使っているブランドである、と言わざるを得ません。
もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。
お手持ちのアイテムで気になるものがございましたらお気軽にご相談ください。
ものを送る前におおよその金額がわかる、LINE事前査定もおすすめです。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
Graphpaperというブランドが、南貴之さんという1人の人物の、情熱的な「フェチ」ともいえるこだわりから生まれたブランドであるということがわかっていただけたかと思います。
定番の型を展開し、「いつでも買える」という安心感は、真の日常着といった感じで、とても好感のもてるブランドの姿勢ですよね。
KLDでもGraphpaperのお買取を強化しています。
ドメスティックブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。
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実はそんなことも無いんです。
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