ANSNAMってどんなブランド?|アンスナム
引用ANSNAM
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
デザイナーのこだわりで、すべてのアイテムがハンドメイドで作り出されるANSNAM(アンスナム)。
ハイクオリティな技術を持つ職人が、素材選びからパターン、縫製などすべてに携わっています。
今回は、
- ANSNAMとは
- デザイナー
- ブランドの特徴
- 人気アイテム
- 買取について
という形でお話していきます。
ANSNAMが気になっている!という方はもちろん、ANSNAMの買取についてお話もしていきますので、既にアイテムをお持ちで売却をお考えの方にも、ぜひご覧いただきたい記事となっています。
目次
ANSNAMとは?
引用ANSNAM
引用ANSNAM
引用ANSNAM
ANSNAMは日本のデザイナーズブランドです。
デザイナーは中野靖氏で、2006年にスタートしました。
初めはハンドメイドで作られたテーラードジャケットなど、計4型のアイテムでスタートしましたが、瞬く間に人気ブランドとなり、翌年にはパリ・ミラノでコレクションを発表します。
製作するにあたっての各工程で卓越した技術を持つ職人を採用し、ハンドメイドで作り出されるクオリティの高いアイテムの数々が非常に高い評価を得ています。
デザイナー
中野靖氏引用SOU
デザイナーの中野氏は、本格的に服飾の技術を学ぶため、エスモートジャポン・メンズコースに入学します。
2000年に卒業した中野氏は、卒業後にさまざまな文化様式や伝統服飾に触れる目的で、のべ30カ国を巡りました。
その後、世界的な人気を誇るドメスティックブランド、「sacai」でアシスタントや生産に携わったのち、自身のブランドであるANSNAMを立ち上げることを決意します。
中野氏はANSNAMを立ち上げるにあたり、日本全国を飛び回って選りすぐりの職人たちと関係を築き上げてきました。
時には職人たちとお酒を飲みながら信頼関係を構築し、「職人たちと深い繋がりを持つことが一番の収穫であり、ANSNAMの強みになっている」と中野氏は語ります。
また、職人たちと深く関わっているからこそ、日本の伝統技術が失われようとしている現状に中野氏は強い危機感を感じています。
中野氏は職人たちの技術をさらに多くの人に届けるため、2010年にANSNAMの別ラインである「LYTHA(リター)」を立ち上げました。
LYTHA 2014SSコレクションより 引用fashionpress
基本的なコンセプトはANSNAMと同じであるものの、価格はANSNAMと比べると比較的お手頃で、コストパフォーマンスに優れています。
また、2013年にはレディースブランド「REALL(リュール)」、2018年にはスケータースタイルのメンズブランド「I am dork(アイアムドーク)」をスタートさせています。
ANSNAMの特徴
引用ANSNAM
中野氏はデザイナーとしての経歴を見ても分かるように、とにかく職人の技術をとても高く評価しています。
したがって、ANSNAMは薄利多売が主流の現在のファッションの流れとは相反する特徴を持つブランドといえます。
オーダーメイドで服を制作
ANSNAM cedatでオーダースーツを作る右代啓祐さん引用Instagram
ANSNAMはカジュアルブランドでありながら、販売店舗からのオーダーメイドを受注している非常に珍しいブランドです。
卒業後の世界周遊の際にイギリスのサヴィル・ロウを訪問した中野氏は、現地でオーダーメイド技術を学び、とても感銘を受けました。
この経験が、ANSNAMでオーダーメイドの服を制作するきっかけになりました。
中野氏は、元々エスモード・ジャポンでテーラー技術を学んでいた時に、テーラーの技術とファッションの融合ができないかと考えていました。
オーダーメイド受け付けは、まさにテーラーとファッションの融合を形にしたものといえます。
満足のいくアイテムを製造することが最優先
引用SOU
ANSNAMのアイテムはすべての工程において腕利きの職人を招き入れ、1つ1つ丁寧に制作されています。
そのため、制作できるアイテム数に限りがあり、各アイテムの販売数は極めて少ないです。
また、デザイナーの中野氏も極めて職人肌な気質の人物で、アイテム制作の際に一切妥協せずに自分が満足する作品を作り上げることを最優先しています。
オーダーメイドの際は当然納期を決めることとなりますが、作成の際に不満点が見つかれば、たとえ納期が迫っていたとしても不満点を解消するために全力を尽くします。
したがってANSNAMの納期が遅れてしまうことは日常茶飯事で、長年ANSNAMを愛用している人や販売しているセレクトショップも、納期はあってないようだといったスタンスで受注しています。
受注納期どおりにアイテムが届かないことが多くてもANSNAMを愛する人が多いのは、徹底的なこだわりを持って顧客が満足するような作品を作り続けているからでしょう。
優れたテーラリング技術
引用SOU
デザイナーの中野氏はエスモード・ジャポンでテーラー技術をメインに学び、卒業後に就職したsacaiでも引き続きテーラー技術を磨きました。
そのため、テーラリング技術に関しては達人の領域に達しています。
テーラードジャケット、ボタンシャツといったアイテムは特にその技術が遺憾なく発揮されて作られているので、ANSNAMのアイテムを購入するのであれば、まずはトップスから入手してみることをおすすめします。
アイテム
ANSNAMのアイテムは見た目が派手なものや、奇抜なデザインのものはあまり作られません。
しかし細部を見ると、生地、縫製、着心地すべてにおいて計算され尽くしたものばかりです。
本当の服好きなら、手に取った瞬間その凄さを実感するのではないでしょうか。
ここからはANSNAMのアイテムを一部ですが紹介します。
ジャケット
ここまでお話したとおり、ANSNAMのデザイナー、中野氏は優れたテーラリング技術に定評があります。
ANSNAMの優れた技術を体感するには、まずジャケット類から手にとって見るのが一番です。
画像のジャケットもANSNAMの基本方針に則ってオーダーメイドで作成されたジャケットですが、かなりの紆余曲折を経て制作されました。
当初、生地はダブルフェイスのウールでしたが、その生地の在庫がなく、イタリアの老舗であるカノニコのウールフランネルへの変更しますが、この生地もまた在庫がありませんでした。
最終的に、愛知県の某メーカーが制作するフランネルを使用することでやっと落ち着きます。
このメーカーはションヘル織機という、通常の織機の2割程度のスピードでしか生地を製作できない織機を使用しています。
ですがその分、糸に無理なストレスがかからず、完成した服は非常に柔らかい仕上がりとなります。
デザインとしてはベースがミリタリージャケットということもあって、ポケットが4つもあり非常に機能的です。
ポケットが多いジャケットはデザイン的に少し野暮ったくなりがちですが、このジャケットはややウエストを絞っているので野暮ったさは一切ありません。
後ろ身頃はスクエアプリーツとなっているうえに、サイドベンツがあるためとても動きやすい作りです。
リネンシャツ
テーラード技術の巧みさは、シャツでも存分に体感できます。
こちらのリネンシャツの生地はイタリアの老舗ブランドの別注であり、ここにもANSNAMのこだわりが感じられます。
写真のブルーチェックシャツは、パッと見た感じナードな印象なのにも関わらず、上質なリネンによって高級感あふれる仕上がりになっています。
ジャストサイズで着てももちろんカッコいいですが、今なら2サイズくらい大きめでオーバーサイズに着るのもおすすめです。
カーディガン
引用PARK
こちらは、ビスコース・ナイロン・ポリエステル・ペーパーと、4つの生地を混合させた糸で織り上げて作った、こだわりのカーディガンです。
程よくゆとりをもたせたシルエットで着丈もスタンダードなので、カットソーやシャツの上からジャケット感覚で羽織るだけで春のコーディネートが完成します。
薄いブルーやホワイトなど淡い色との相性が抜群なので、先程紹介したリネンシャツのような色合いのトップスとコーディネートするのもよいでしょう。
買取、中古相場について
ここまで、ANSNAMというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、中古相場について少しだけお話していきます。
非常にこだわった制作をおこなうブランドということで、購入する時にもそれなりにお高く、それゆえに中古で探しているユーザーは多く存在します。
オーダーメイドでの制作をおこなうという特殊なブランドですが、中古市場でもそのアイテムの数々は、高額で取引されています。
取引数は多くはありませんが、今回ご紹介したようなジャケットやシャツ類はもちろん、スラックスなどのパンツ類も人気が高く、高額で取引されているものが見受けられます。
オーダーでの制作ということもあり、極端なサイズ感のものや、使用感の強いものに関しては少し注意が必要ですが、強気のお値付けでの売却が可能なブランドといえます。
もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。
「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。
ものを送る前に金額がわかる、LINE事前査定もおすすめです。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
圧倒的なテーラリング技術とデザイナーのこだわりで、多くのファンがいるANSNAM。
KLDでもANSNAMのお買取を強化しています。
ドメスティック、アルチザンブランド等の査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。
宅配買取というと、
「時間かかるんじゃないの?」「面倒臭そう…」「配送料の分、買取金額を安くされそう…」
という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実はそんなことも無いんです。
KLDでは、取り扱いブランドをある程度絞ることにより、高い水準のお買取金額を維持。
もちろん送料、キャンセル料なども無料です!
LINE査定も出来ますので、もし気になるアイテムがございましたらお気軽にお声かけ下さい!
\ご登録はこちらからどうぞ/
ありがとうございました!
KLDの販売ページはこちら
こちらのページでKLDの商品を販売しています。
関連記事
こちらの記事もぜひご覧ください!