Araki Yuuってどんなブランド?|アラキユウ
引用arakiyuu.com
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
唯一無二の国産アルチザンブランド、Araki Yuu(アラキユウ)。
一つ一つのアイテムが手作業で作られ、その希少性に熱狂的なファンを多く抱えるブランドです。
今回は、
- Araki Yuuとは
- デザイナー
- ブランドの特徴
- 人気アイテム
- 買取について
という形でお話していきます。
Araki Yuuが気になっている!という方はもちろん、Araki Yuuの買取についてお話もしていきますので、既にアイテムをお持ちで売却をお考えの方にも、ぜひご覧いただきたい記事となっています。
目次
Araki Yuuとは?
Araki Yuuは日本のデザイナーズブランドで、カテゴリとしては「アルチザンブランド」に属します。
アルチザンブランドは数多あるブランドのようにその年の流行を取り入れたアイテムを販売するのではなく、デザイナーの信念を優先し、作りたい服を制作し、販売しているのが最大の特徴です。
Araki Yuuも他のアルチザンブランドと同様にアイテム制作については並々ならぬこだわりを持っており、熱狂的なファンを獲得しています。
多くのブランドはその年の流行やデザイナーの取り組んでいるテーマを考慮して毎シーズンブランドコンセプトを決めていますが、Araki Yuuではブランドコンセプトやテーマを毎年決めることはありません。
ブランドとしての基本のデザインは毎年ほぼ同じであり、生地を変えるなどして変化を持たせています。
デザイナー
Araki Yuuのデザイナーはブランド名と同じ荒木 勇氏です。
荒木 勇氏はブランドを設立する前は衣料の量産工場で勤務していました。
そこで制作されるアイテムが資本主義的に大量生産・大量消費されている現在のアパレル業界のシステムに疑問を抱くようになります。
洋服作りの原点を意識するようになった荒木氏は、洋服を作る際のすべての工程を自分たちで手がけることを信念に服飾業界に関わることを決心、自身のブランドである「Araki Yuu」を立ち上げることを決心しました。
色々と調べてはみたものの、正式な立ち上げ時期は判明しませんでしたが、Araki Yuuのアイテムを一番最初に紹介しているのが2014年なので、その辺りで本格的にブランドを立ち上げたと考えられます。
最初はシャツをメインに制作していましたが、現在はフルライン展開しており、取り扱いショップで販売が開始されるとアイテムによっては即完売するほど大人気のブランドへと成長しました。
ブランドの特徴
Araki Yuuは他のブランドにはないこだわりや特徴を多数持っているブランドです。
一見して分かるようなこだわりではありませんが、本当の服好きには伝わるものが多く、一度それに気づくと他のブランドでは得られないような魅力を感じるブランドです。
徹底的に手作業に拘る
Araki Yuuは通常のブランドのように機械による大量生産を行っていません。
ブランドを立ち上げるきっかけとなった「洋服を作る際の全ての工程を自分たちで手がける」という信念を現在も守っており、アイテムひとつひとつをすべて手作業で制作しています。
例えばボタンを付ける工程は、ミシンなどを使えばほんの十秒ほどで終えることが出来ますが、Araki Yuuではボタンの取り付けも手縫いでおこなっています。
ボタンを手縫いすると、どれだけ早くても数分かかってしまうでしょう。
効率を求める今の社会から見れば、Araki Yuuの服を制作する工程は非常に非効率的で時代とは逆行していますが手作りに拘るのは、「洋服を作るのに責任を持ちたいと思ったから」だそうです。
日常に自然と溶け込むアイテムたち
Araki Yuuはアルチザンブランドに属していることは冒頭に解説しました。
アルチザンブランドはデザイナーの作りたいアイテムを制作するといった特徴を持っているので、良くも悪くもデザイナーの個性が全面的に押し出されます。
したがって、ブランドによっては個性が強すぎて他のブランドと組み合わせると浮いてしまい、日常的に使いづらいといった弊害が生じることもあります。
Araki Yuuは独自のこだわりを持っていることはここまでの解説を見ても分かる通りで、アルチザンブランドに恥じない個性を持ってはいるものの、それは決して他のブランドと組み合わせて浮いてしまうような個性ではありません。
Araki Yuuのアイテムは自然と日常に溶け込むデザインのものが多く、他のブランドと組み合わせた時に違和感を感じることはありませんし、日常着として全く問題なく用いることができます。
服を見る目が肥えている人がAraki Yuuのアイテムを見ると、「非常に丁寧に作られている服だな」という印象を抱くことでしょう。
真鍮ボタン
Araki Yuuのキーアイテムのひとつが「ボタン」です。
ボタンなんて服のパーツのひとつでしかないと感じるかもしれませんが、ボタンに対するこだわりを知れば、Araki Yuuがいかに丹精を込めて服を制作しているかをうかがい知ることができるでしょう。
Araki Yuuのボタンは真鍮で出来ています。
実は荒木氏の実家は鉄工業を営んでおり、それがきっかけでボタンに真鍮を使い始めるようになりました。
真鍮ボタンひとつひとつも手間暇をかけて作られています。
ボタン用パーツを削り出し、成形し、バリを取ってボタンにするといった工程も服の制作と同様にすべて手作業で行われており、ふたつとして同じボタンはありません。
真鍮ボタンは年月を追うごとにヴィンテージのような風合いを見せるようになるため、ボタンの変化を楽しめるのもAraki Yuuの魅力のひとつといえるでしょう。
2019年からは水牛の角を使ったボタンも使用していますが、このボタンの加工もひとつひとつ手作りでおこなっています。
生地に対してのこだわり
Araki Yuuは服の縫製やボタンといった所だけではなく、生地にも他のブランドにはないこだわりを持っています。
元々Araki Yuuは古くから営業している「機屋」と共にブランドを立ち上げました。
ちなみに機屋とは、糸から生地を造る職人のことを指します。
Araki Yuuで使用している生地は、この機屋に制作を依頼して作られた完全オリジナルで、Araki Yuuで使っている生地は他に出回ることはほぼありません。
更に荒木氏はその生地を自らの手で染め上げることもあります。
Araki Yuu独自のカラーに「ダーク」という色がありますが、これは元の生地を荒木氏が染め上げており、その結果ただの黒ではない独特のムラが現れ、アイテムの魅力を更に引き上げています。
ナンバリング
実際の商品のナンバリング 引用:store.kld-c.jp
Araki Yuuは荒木氏の自宅兼アトリエで制作されています。
服の制作には荒木氏の奥様も協力しており、家族ぐるみで制作されているブランドといって良いでしょう。
全ての工程を手作りでおこなっているため、年間150アイテムほどしか制作できません。
ちなみにAraki Yuuのアイテムはすべてナンバリングがされていて、服作りに責任を持つという荒木氏自身の信念がここでも感じられます。
大量生産をおこなう一般的なブランドでは、デザイナー自身が実際に店頭に売られているアイテム制作に直接携わるというケースは非常に珍しいです。
デザイナー本人が手がけたアイテムを実際に手に取って更に袖を通せるというのは、ファッション好きからすればこの上なく魅力的に感じるのではないでしょうか。
これもAraki Yuuの大きな特徴であり、他のブランドにはない魅力のひとつといえるでしょう。
定番、人気アイテム
Araki Yuuの定番、人気アイテムを紹介しつつ、その魅力を更に深堀りしていきます。
シャツ
long pullover shirt white 引用:signal-shizuoka.jp
ブランド立ち上げ時期から制作し続けているシャツは、Araki Yuuの定番アイテムのひとつです。
素材はコットン100%で、さらっとした肌触りの良さが特徴。
かなりゆったりとしたデザインとなっているので、ジャストサイズよりも大きめのサイズで着用するのがおすすめです。
ボタンはAraki Yuuのキーアイテムである真鍮ボタンとなっており、ひとつひとつ風合いが違うほか、使い続けるごとに表面のコーティングが剥がれ、経年変化を楽しむこともできます。
バギーパンツ
ツイードバギーパンツ 引用:hues.co.jp
バギーパンツもAraki Yuuの定番アイテムのひとつです。
画像のバギーパンツはブランド創設当初から販売されているパターンのバギーパンツで、2通りのシルエットが楽しめます。
パンツの裾に2つボタンがあり、このボタンの締め方でシルエットを変化させることができます。
ボタンを締めれば裾が絞り込まれたデザインとなり、ボタンをすべて外せばワイドパンツのようなシルエットに。
生地はツイードやデッドストックのコットン生地などを使用することもあり、シーズンによってバリエーションが楽しめます。
こちらに掲載している写真の商品は、Araki Yuuが独自に開発したツイード生地で、秋から冬、春と3シーズン着用できるように配慮されています。
ウエストはシンチバック仕様になっているので、ベルト無しでフィット感を調整できるようになっており、ベルトの金具はキーアイテムである真鍮が使われているなど、細部にまでこだわりが詰まったアイテムです。
ジャーキンジャケット
ローカット4Bジャーキンジャケット 引用:hues.co.jp
ジャーキンジャケットもブランド開始から作られ続けているアイテムです。
「ジャーキンジャケット」は、16世紀からイギリスで宮廷服として着用されており、ジャケットの元祖と言われているアウターです。
その時代を踏襲してか、このジャケットにはラペルがありませんが、襟を寝かせて着用することも可能となっており、襟を立てるか寝かせるかで雰囲気をガラリと変えることができます。
こちらに掲載の商品の生地は別注仕様で、実は元々もっと明るい色だったのですが、荒木氏自身がダークに染め上げる事によって何とも言えない風合いになっています。
また、写真のジャーキンジャケットは断ち切り仕様となっており、着れば切るほど糸がほつれていくので、自分だけの1枚に変化していくのもこのジャケットの魅力の1つと言えるでしょう。
フロントの大きなボタンはもちろん真鍮ボタンとなっており、こちらも経年変化を楽しめます。
ジャケットというカテゴリーではありますが非常に軽い作りなのでシャツ感覚で羽織ることができ、さまざまなシーンで大活躍するアイテムです。
中古市場での評価
ここまでAraki Yuuというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、Araki Yuuの中古相場について少しだけお話していきたいと思います。
唯一無二の国産アルチザンブランドということで、非常に根強いファンが多いAraki Yuu。
当然、中古市場でもアイテムは高額で取引されています。
まず一時流通で出回る物量が少ないことで希少性が高まり、取引額も安定して高い水準を維持しています。
過去の貴重なアイテムを中古市場で探している熱心なファンも多く、出品されたものがすぐに売れてしまうことも多くあります。(当店でもAraki Yuuのアイテムの回転はとても良い印象があります。)
もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。
「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
国産アルチザンブランドとして手作業にこだわり続けるAraki Yuu。
KLDでもAraki Yuuのお買取を強化しています。
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