visvimはなぜ高い?また、どうして高くても愛されているのか?|ビズビム
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
アメカジをベースとしたストリート感がありつつも、大人が着て様になる上質さを併せ持つブランド、visvim。
大人に似合うブランドだけあって、お値段もなかなかのもの。
「visvimってどうしてそんなに高いの?」とお思いの方も多いのではないでしょうか?
今回は、
- visvimってどんなブランド
- visvimはなぜ高いのか?また高くても愛されているのか?
- 中古市場での評価
という形で、お話していきたいと思います。
「visvimは魅力的だしすごく気になってるけどなんでこんなに高いの…?」とお思いの方にもご納得いただける理由を解説していきます。
中古市場での評価についてもお話しますので、売却をお考えの方にもお読みいただきたい記事になっています。
ぜひご覧ください。
目次
visvimとは?
visvimは2001年にデザイナー&CEOである中村宏樹さんによって設立されたメンズブランドです。
ブランド設立以前にスノースポーツブランドのBARTONに勤められていた中村さんは、BARTONから独立した後、visvimをシューズブランドとしてスタートしました。
ちなみに2022年現在は、シューズの他、メンズライン、コンセプトライン、レディスラインなどと展開を広げ、東京、ロンドン、ニューヨークなどで国際的に販売されているブランドに成長を遂げています。
製品の特徴・ブランドカラーは、ご自身が旅行中などに影響を受けたカルチャーなどをヒントに伝統的な生産技術×最新のテック技術をミックスしたスタイルになっています。
現在visvimの顧客として知られている有名人には、Eric Crapton、KAWS、BTS、Thundercat、Kanye West、Drake…と世界的に活躍している大物ミュージシャンやラッパー、アイドルグループなどがおり、visvimhはジャンルやカテゴリーを超えて世界中にファンがいるブランドということが分かります。
そんな世界中のセレブにも愛されるvisvim。
「どうしてこんなに高いの?」「どうして高いけど人気なの?」という理由を解説していきます。
visvimはどうして高いの?なんで高くても人気なの?
理由① ストリートwithラグジュアリー
ファッションブランド、特にパリのメゾンやコレクションなどでランウェイを飾るような“ハイファッション”。
ラグジュアリーといえばディオールやグッチといった老舗ハイブランドを思い浮かべられる方も多いと思います。
これらのブランドはもともと裕福だった貴族、あるいは新興貴族のために服作りをしてきた歴史があります。
しかし現代になるにつれて、そういったブランドが抱えてきた一部に限定的な富裕層以外の富裕層も世界的に増加しました。
90年代、00年代の一つの例としては、黒人アーティストたちのPVなどで、彼らの成功の一つの象徴として、これらのハイブランドをこれ見よがしに身にまとう様子などがあります。
彼らのような新参の富裕層が求めるラグジュアリー感は、既存のハイファッションの枠組みではありませんでした。
血筋や名門、名家といったバックボーンを持たない富裕層は、型にはまったハイブランドよりもむしろ、自分と同じくストリートをバックボーンに生まれたvisvimやSupremeなどのブランドにこそシンパシーを覚えるのも無理はありませんよね。
そして00年代以降、その流れが徐々に世界中に浸透していき人気が集まることで、ストリートブランドでありながらハイブランド並みの価格帯で取引されるようなブランドが増えました。
また、本来のハイファッションを提供してきたラグジュアリーブランドでも、ストリート出身のデザイナーの起用や、ストリート感のあるデザインを積極的に取り入れることで、両者の垣根が曖昧になったといえます。
ストリート×ラグジュアリーの象徴ともいえるルイヴィトン×NIKEのAirForce1 引用:snkrdunk.com
visvimは、あくまでストリート感がありながら、そういったラグジュアリーな層にもリーチする立ち位置のブランドとして、価格設定もそれに合わせたものになっているのではないでしょうか。
理由② トレンド<本質
ファッション=流行と訳されるように、ファッションの歴史を広く見ると年代ごとのトレンドや、地域ごとの流行があり、ファッションが“もの”である以上はどれだけ良いものであってもいずれ古びていってしまう宿命にあります。
そのため、多くのファッションブランドはトレンドをリサーチし、「今」もしくは「これから」求められるイメージを察知して、商品に反映させることで付加価値を持たせていますね。
しかしvisvimのスタンスは、トレンドよりもむしろ本質に向かっています。
ブランドアイデンティでもあるフットウェアの「FBT」を例にとっても、一見するとモカシンブーツですが、ソールはビブラムソールを採用するなど、定番をvisvim流にリビルドしており、ディティールもテクニカルに仕上がっています。
「FBT」 引用:ssense.com
またジャケット類やパンツ類も流行に左右されないスタンダードなものをハイレベルに仕上げることで、「それほど流行に敏感でない、ハイブランドの奇抜な服もよく分からない」といった層にもアプローチできている点も、人気を集める理由に挙げられると思います。
このように流行に流されない、ブレないモノづくりを徹底することで、「高くても長く使える、ずっと付き合える」というアイテムを多く生み出していることは、visvimが高くても納得感を持って受け入れられている一つの要因ではないでしょうか。
理由③ 徹底した素材へのこだわり
理由②と少し重なる部分ではありますが、visvimのモノづくりへの特徴として徹底した素材へのこだわりが取り上げられます。
例としてはデニムを作る際に糸から開発に関わって作られた「Social Sculpture Denim」や、デニムと同じくメンズボトムスで人気のチノパンに世界三大綿に挙げられているエジプト産の綿(GIZA)の超長綿を使用している「HIGH-WATER CHINO」などが挙げられます。
「Social Sculpture Denim」 引用:visvim.tv
「HIGH-WATER CHINO」 引用:ciento.jugem.jp
話は少し脱線しますが、日本の高度成長期に製造された車や家電などの「モノ」は、当時でも価格こそ高価でしたが10年、20年使ってもなかなか壊れなかったとよく耳にします。
それは敗戦後の日本が、世界にうって出るために徹底して妥協することなくモノづくりを行い、その努力は数十年後に敗戦国でありながら世界の先進国に名を連ねる結果へと結びつきました。
visvimもまた、素材や製法に徹底してこだわるからこそアイテムに普遍的な価値が生まれ、それ故に「一生もの」という価値観で、その次の世代へと継承できるものとして評価されているのではないでしょうか。
理由④ 天然染料&伝統技術
多くのアパレル製品は天然染料に比べ大量に生産することができ、手間もコストもかからない化学染色を採用しています。
しかし、visvimは天然藍や奄美大島の泥染料、カーマイン染料でも知られているコニチールカイガラムなどを使った染色を多くの製品作りに取り入れています。
チェック部分は藍、ドット部分はコチニールで染められたサンダル 引用:oceans.tokyo.jp
合理性や、経済性を鑑みればあえて天然染料を選ぶ必然性はないところに思えますが、visvimが大切にしているポイントは、天然染料ゆえのムラや表情など個性や、天然染料にしか出せない風合いです。
天然資源を場合によっては作り、採取し、それを染料に変え、幾たびの工程を経て人の手で染め上げる。
手間暇がかかるためそれに比例してコストも高くなってしまうのは想像するに難しくありませんね。
また日本をはじめ世界中の伝統技術もモノづくりに取り入れられています。
例えば江戸の着物、アメリカ先住民のブランケット、フィンランドのサーミ人のフットウェアなど、デザイナーがインスパイアを受けたカルチャーや技術をvisvimを通して再構築することで、visvimらしいアイテムへと昇華されています。
ナバホ族にインスピレーションを受けたジャケット 引用:hypebeast.com
このように一見手間がかかる、あるいは古めかしいといった染料や技術を積極的に取り入れ、決して機械では作れないもの再構築しているからこそ、visvimのアイテムは唯一無二の存在感を感じられる製品になっています。
ファンとしては唯一無二のものにこそお金を払いたいもの。
visvimのアイテムは、そんな「高くても買いたい!」という貴重さを感じられるものばかりです。
理由⑤ 服好きが惚れ込む服
ここまでお話したように、visvimは頭から尻尾までデザイナーが自分目線でこだわり抜いて服作りをしているブランドであることがお分かりいただけたかと思います。
スタイルや雰囲気こそいわゆるアメカジをベースにした感じでですが、ベーシックでありながらもディティールやアレンジ、シルエットなどには素材や染料にこだわるvisvimらしさをはっきりと垣間見ることができます。
米軍払いさげのミリタリーアイテムや、カレッジスウェット、リーバイス501などのアイテムを通じてアメリカンカルチャーになれ親しみ、80年代、90年代の青春を過ごした大人世代。
始めはよく分からないまま、流されるままに着ていたデニムやパーカーも、年を経るにつれて目が肥えていき、こだわりが生まれたり、おのずと納得がいくもの、高品質なものへと関心が移っていくものです。
デザイナーの力量はもちろんですが、「格好はつけたいけれど、かしこまって見られたくはない。」「昔から慣れ親しんだスタイルを背伸びすることなく…」といった大多数の服好きが求める理想に答える存在であるからこそ、visvimの人気は衰えず、高い金額でもニーズが絶えないのではないでしょうか。
visvimの中古市場での評価
ここまでvisvimが高い理由、またなぜ高いのに愛されているのか?をお話してきました。
非常に高いクオリティで、大人が長く着られる服を作り続けているvisvim。
やはり中古市場でも非常に高い評価で取引されているのが多く見受けられ、またKLDでも強気のお値付けでお買取をさせていただくことが多くなっています。
特徴的なのが、古いシーズンのものであってもそれが逆に「貴重な品」として、最新シーズンのものと遜色ない値付けで、もしくはそれ以上の値付けで取引されていることです。
今回ご紹介したとおり、流行よりも本質を追い求めるブランドの姿勢がユーザーにもしっかりと評価され、価値が浸透している証拠ではないかと思います。
もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。
「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。
ものを送る前に金額がわかる、LINE事前査定もおすすめです。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
アメカジをベースに、いつまでも着られるラグジュアリーなカジュアルウェアを作り続けているブランド、visvim。
KLDでは、visvimのお取り扱いを強化しております。
宅配買取というと、
「時間かかるんじゃないの?」「面倒臭そう…」「配送料の分、買取金額を安くされそう…」
という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実はそんなことも無いんです。
KLDでは、取り扱いブランドをある程度絞ることにより、高い水準のお買取金額を維持。
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