ヨウジヤマモト系列のブランドライン|Yohji Yamamoto
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
今回は、ヨウジヤマモト系列のブランドラインについてお話していきます。
1972年、最初にレディースラインである「Y’s」を創業してから様々なブランドラインを立ち上げてきた株式会社ヨウジヤマモト。
「それぞれどんな違いがあるの?」という疑問を解決すべく、今回は網羅的にヨウジヤマモト系列のブランドをご紹介していきます。
今回は、
- Yohji Yamamoto系列のブランド
- Y’s系列のブランド
- その他のブランド
- 中古相場について
という形で、株式会社ヨウジヤマモトのブランドラインを、それぞれの系列に分けてご紹介していきたいと思います。
中古相場についてもお話していきますので、「私が持っているあのラインのアイテムって中古で売れるのかな?」とお考えの方もぜひご覧ください!
目次
- 1 Yohji Yamamoto系列のブランド
- 1.1 Yohji Yamamoto
- 1.2 Yohji Yamamoto POUR HOMME
- 1.3 REGULATION Yohji Yamamoto
- 1.4 BLACK Scandal Yohji Yamamoto
- 1.5 WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO
- 1.6 YOHJI YAMAMOTO +NOIR
- 1.7 discord YohjiYamamoto
- 1.8 B Yohji Yamamoto
- 1.9 GOTHIC YOHJI YAMAMOTO
- 1.10 YOHJI YAMAMOTO COSTUME D’HOMME
- 1.11 Yohji Yamamoto Collections
- 1.12 Yohji Yamamoto by RIEFE
- 1.13 YOHJI YAMAMOTO PARFUMS
- 1.14 YOHJI YAMAMOTO EYEWEAR
- 1.15 L’odeur Yohji Yamamoto
- 1.16 Yohji Yamamoto MAISON
- 2 Y’s系列のブランド
- 3 その他のライン
- 4 中古市場での評価
- 5 ここまで読んでくださった方へ
- 6 関連記事
- 7 KLDの販売ページはこちら
Yohji Yamamoto系列のブランド
Yohji Yamamoto
左から2023SS、AWコレクション 引用fashion-press.net
デザイナー山本耀司の世界観を余す所なく表現するレディースライン。通称「FEMME(ファム)」。
現在、レディースのハイエンドラインという位置付けとなっています。
1981年のパリコレデビューの「黒の衝撃」などは、このラインで巻き起こされてきたという歴史があり、過去のコレクションを合わせてもヨウジヤマモトという会社、ブランドの歩みを感じられます。
デザインとしては、シーズンにもよりますが、基本的に「黒」を基調とし、大胆なドレープやオーバーサイズのシルエットなど、ヨウジヤマモトの世界観の醍醐味を味わえる展開。
山本耀司の反骨精神を表現したブランドの中枢ともいえる存在で、着こなしが難しい服も多くありますが、ブランドの世界観を味わいたい!というならまずはこのラインに挑戦してみてはいかがでしょうか。
Yohji Yamamoto POUR HOMME
2023SSコレクション 引用yohjiyamamoto.co.jp
ヨウジヤマモトのもう一つのメインともいえる、ハイエンドのメンズライン。
1984年からパリコレクションにて新作を発表しています。
山本耀司の持つ世界観を、メンズラインという媒体で最大限、表現し続けています。
「社会の規範に縛られることなく自由な精神を持つ”何者だかわからない“男たち。ダンディでありながらどこかコミカルなユニークさが漂っている男たち」をテーマとして、シーズンごとに自由な作風で展開。
ヨウジヤマモトの持つ反骨精神、飄々としたセクシーさをメンズで味わえるラインとして、幅広い年代から愛されています。
REGULATION Yohji Yamamoto
2023SSコレクション 引用yohjiyamamoto.co.jp
2013年SSシーズンにスタートしたライン。
「REGULATION」という言葉が意味する「統制や規制」をテーマに、制服のようにある種の規律性のある服を展開しています。
メインラインよりも手に取りやすい価格帯で展開しているのが特徴で、デザインもカジュアルなものが多く、ワードローブに取り入れやすいのが特徴。
ボーダーやチェック柄など、「制服」を思わせる要素をヨウジヤマモト流にデザインに落とし込んでいます。
BLACK Scandal Yohji Yamamoto
左から2019SS、20SSコレクションより 引用yohjiyamamoto.co.jp
2018SSシーズンから始まったメンズライン。
ブランド名のとおり、時にスキャンダラスな色合いのある「メッセージ」や「アートモチーフ」をメインに展開しています。
他のラインでも度々見られる、山本耀司氏の似顔絵をはじめとした大胆なグラフィック、謎めいたメッセージなど、ヨウジヤマモトを象徴する一つの要素であるインパクトのあるプリントを楽しめるラインとなっています。
WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO
2ndコレクションより 引用yohjiyamamoto.co.jp
2022年7月から始まったライン。
WILDSIDE YOHJI YAMAMOTOは、様々なブランドやアーティストとの協業により、Yohji Yamamotoの「黒」を基調としたブランドイメージを保ったままで、アートやインテリア、ライフスタイルなど、服以外のジャンルのアイテムも展開していくことをテーマとしています。
服に関しては基本的にユニセックスでの展開になっています。
シーズンごとのコレクションに加え、カプセルコレクションとして特定のブランドとコラボすることも。
これまでにコラボしたブランド、アーティストの一例は以下の通りです。
- Needles
- NOMA td
- HYSTERIC GLAMOUR
- AMBUSH
- MINEDENIM
- Kié Einzelgänger
- POGGYTHEMAN×Adam Lister
- 鈴木盛久工房
- 天野タケル
- silkmasterSB
- PROLETA RE ART
- Landscape Products
- BlackEyePatch
- EYEFUNNY OBJECTS
- THE H.W.DOG&CO.
- RequaL≡
- Room No.6
- UP street by Y’s for living
- POGGYTHEMAN
- REBUILD by NEEDLES
- COWBOOKS
- THE H.W.DOG&CO.
- POGGYTHEMAN×『DEKOTORA』(フォトグラファー秦 淳司)
- NORTH NO NAME
- stein
- NEW ERA
YOHJI YAMAMOTO +NOIR
2020AWコレクションより 引用yohjiyamamoto.jp
YOHJI YAMAMOTO +NOIRは、ヨウジヤマモトの世界観を普段着として表現したレディースライン。
YOHJI YAMAMOTOらしさは失わず、普段着の中にもエレガントさをしっかりと取り入れているのが特徴。
黒を主体としながらも、日常着として成り立つ分量やバランスにこだわっています。
リラックスムードのやや強めなコットンジャージーや天竺素材などを使用したアイテムが多いのもポイント。
「全身をメインラインで固めると決まりすぎてしまう…」という時に、YOHJI YAMAMOTO +NOIRのアイテムも組み合わせてコーディネートすれば程よい抜け感を演出できるかもしれません。
discord YohjiYamamoto
2023SSより 引用yohjiyamamoto.co.jp
2014年にラグジュアリーアクセサリーブランドとして展開を始めたライン。
主にバッグ、ウォレットなどに焦点を当て、YohjiYamamotoのフィルターを通した、日本の美的価値観を提案しています。
折り紙のようなパターンや立体的なブロックのような幾何学的な構造など、小物として実験的な要素が強いのも魅力的。
メイドインジャパンの高品質な製品で構成されており、「Y BACKPACK」や「GETA」バッグなど、定番のバッグは継続的に展開されています。
左:Y BACKPACK 引用theshopyohjiyamamoto.jp
右:GETA 引用alubus.jp
B Yohji Yamamoto
2020AWコレクションより 引用fashion-press.net
2016AWシーズンから山本耀司監修のもと若手チームが制作したライン。
ライン名の「B」の意味は、「Black」「BigSilhouette」「B面」などの言葉を明示させるイニシャルとなっており、メインラインよりもカジュアルで日常的に着やすいスポーティーなアイテムや、シンプルなものが多いのが特徴。
基本的にはレディースラインで、サイズによってはユニセックスで着用することも可能というのがYohji Yamamotoらしいところ。
スポーティーな雰囲気があって着心地の良さもありながら、色気のある佇まいも魅力のラインです。
GOTHIC YOHJI YAMAMOTO
GOTHIC YOHJI YAMAMOTOは、1980年代に短期間で限定的展開されていた幻のラインといわれていましたが、その後2013年に復刻しました。
名前の通り、ゴシックな雰囲気が魅力で、ドクロや牙の生えた唇のモチーフなど、若干「中二病感」のあるデザインも実に“らしい”ライン。
展開するアイテムの一つであるシルバー950を使用したアクセサリーは少し柔らかい素材感が特徴で、あえて傷が入りやすくなっており、それにより退廃的な雰囲気を出すことが出来るようにしているという話もあるようです。
そういった経年が楽しめるという点でも魅力的で、山本耀司氏の思う「ゴシック」が存分に楽しめるジュエリーラインとなっています。
YOHJI YAMAMOTO COSTUME D’HOMME
メンズのスーツラインとして立ち上げられたYOHJI YAMAMOTO COSTUME D’HOMMEは、ずばり「山本耀司自身が着たいと思うスーツ」がテーマ。
硬派なスーツラインということでメインのラインと比べてインパクトは少ないものの、さすが山本耀司といった感じの色気のある佇まいが他のスーツブランドとは一線を画しているといえます。
スーツとしての見た目だけではなく、動きやすいパターンや上質な生地、縫製等にも当然こだわっており、着やすさにも定評があります。
Yohji Yamamoto Collections
2021AWシーズンから立ち上げられたライン、Yohji Yamamoto Collections。
「時代に流されないヨウジヤマモトのワードローブを作り上げること」をテーマに立ち上げられました。
ブランドの理念をもっと自由に個々が体現(コミュニケーション)できる「リアル」を提案するということで、メインラインよりも比較的自由にコーディネートしやすいアイテムが多い印象です。
これまでのラインのアイテムよりも、よりユーザーが各自の視点から「ヨウジヤマモト」というブランドを解釈して、自身の日常に取り入れる事ができるのではないでしょうか。
Yohji Yamamoto by RIEFE
2021年7月に立ち上げられた、ジュエリーを展開するライン。
クリエイティブ・ディレクター、春井里絵さんが手がけています。
「黒」を使い、シャープな幾何学的モチーフに落とし込んだものも多く、シックでモードな印象が強い展開となっています。
シャープに尖らせた黒い金属が指に巻きつくようになっているリングや、動物の鋭い爪のようなものを金属でかたどったリングなど、洗練された形状のジュエリーを多く展開。
ピストルやハサミをかたどったアイテムなども象徴的で、全体的に「強い」モチーフの展開がヨウジヤマモトのイメージにもぴったりな印象です。
YOHJI YAMAMOTO PARFUMS
その名の通り、ヨウジヤマモトの世界観を表現した香水のライン。
山本耀司氏が愛する”タバコ”を取り入れたパフュームということで、渋い大人の男性にもおすすめの展開。
女性向け、男性向けを分けており、女性向けには少しフルーティーな要素、男性向けにはブラックペッパーなどキリッとした爽やかな要素を強めにしているようです。
ユニセックスな世界観の強いヨウジヤマモトですから、カップルで購入してパートナーとシェアしたり、一人でどちらも購入して気分によって変えたり…などしても楽しいかもしれません。
YOHJI YAMAMOTO EYEWEAR
ヨウジヤマモトの世界観を表現したアイウェアを展開しているライン。
ヨウジヤマモトの服に合わせやすそうなシックなものから、主張の強い個性的なフレームのものまでを展開しています。
シンプルなフレームも多いので、ヨウジヤマモトの服は個性的すぎる…と感じているユーザーにも取り入れやすいのではないでしょうか。
L’odeur Yohji Yamamoto
L’odeur Yohji Yamamoto(オドゥール ヨウジヤマモト)は、“香水嫌い”のデザイナー、山本耀司が手がける「香り」のラインということで、上述の「YOHJI YAMAMOTO PARFUMS」とは別ラインとして、オーデコロンや、リネンスプレー、スパークリングシャンプー、ディフューザー、石鹸等の「香り」を全般的に扱うラインとなっています。
ブランドの立ち上げは2022年3月。
2023年8月に、初めてのポップアップストアが展開されることが発表されました。
展開する香りは、ヨウジヤマモトらしい、甘くなくユニセックスで色気のある雰囲気で、タバコや白ワイン、ローズなどを彷彿させる大人の香りが中心。
香水として身にまとうだけではなく、バスルームやベッドルームなどでもYohji Yamamotoを感じたい方におすすめのラインです。
Yohji Yamamoto MAISON
Yohji Yamamoto MAISON(ヨウジヤマモト メゾン)は、2023年8月現在、オリジナルの今治タオルを販売する「ヨウジヤマモト タオル」のみを展開するラインとなっているようです。
こだわって作られた今治タオルは、大判のバスタオルからタオル地のターバン、ハンドタオルまで生活の様々な場面で使えそうな多彩なラインナップ。
とくに大判のバスタオルに大胆にプリントを施したものは、非常にヨウジヤマモトらしい仕上がりとなっています。
大判タオルに鳩をプリントしたタオル 引用theshopyohjiyamamoto.jp
ブランドロゴの刺繍を施したハンドタオルなどはお手頃な価格となっていますので、まずヨウジヤマモトのプロダクトに触れてみたいという方にもおすすめといえます。
Y’s系列のブランド
Y’s
左から2019AW、23AWコレクションより 引用yohjiyamamoto.co.jp
1972年にスタートした、ヨウジヤマモトの原点ともいえるレディースラインがこのY’sです。
Yohji Yamamotoよりも先に、最初のブランドとして誕生したラインで、デザイナー・山本耀司が思う自立した女性たちに向けた、しなやかで美しい展開が特徴です。
このラインは機能的で洗練された日常着として、着心地のいいパターンや生地感にこだわって作られています。
創業以来様々なデザインを作ってきましたが、布が美しく落ちるドレープ感や、着た時に生まれる生地の揺れなどに特徴のある服が多くあります。
ヨウジヤマモトを代表するブランドラインの一つとして、長く愛されています。
Y’s for men
23AWコレクションより 引用fashion-press.net
「Y’sを着ている女性の隣にいる男性が似合う服」をコンセプトにしてデザインされたこのブランドラインは、1979年にヨウジヤマモト社から初のメンズブランドとしてスタートしました。
このブランドは、山本耀司自身のワードロープに近いデザインで人気を博しましたが、2009年秋冬シーズンを最後に一時休止となりました。
しかし23AWコレクションで、長い沈黙を破って復活。
リニューアルした新しいラインという事で展開していくようです。
Y’s同様、Yohji Yamamotoよりもやや日常着のカラーが強めの印象ですが、ミリタリー、ワークテイストやジャケットスタイルなどを取り入れ、山本耀司流の解釈で色気のある展開を見せてくれそうです。
過去には、通常のY’s for menとは別に、山本耀司自身が着ることを想定したスタイルとサイズの服を提案する『Y’s for men RED LABEL』(通称 赤ラベル)という別ラインも存在していました。
Y’s BANG ON!
左から2019SS、22AWコレクションより 引用yohjiyamamoto.co.jp
メンズの型で構成された、シーズンレスのユニセックスコレクションライン。
型ごとにナンバーネームが付けられているのが特徴です。
ブランド名の「BANG ON(バングオン)」は、日本語の「番号」に起因したいわばダジャレ。
その名の通り、ブランドタグ一つ一つに山本耀司さんが手書きした番号がスタンプにて押されています。
決まった型で生地や色を変えて展開していくということで、時代に流されず、長く大切着ていくことが出来そうです。
また、過去のアーカイブパターンも含む展開をしていくそうなので、もう手に入らない過去のコレクションに興味のあるファンからも注目度の高いラインとなっています。
生産数が少なく、希少性の高いコレクションとのことで、中古市場での評価も上がりそうなラインといえます。
Gipsy
2014年AWシーズンからスタートした、スケーターファッションからインスピレーションを受けたという、Y’sの流れを汲んだカジュアルライン。
Y’s+PIGをつなぎ合わせて、逆から読む「Gipsy」ということで、PIGという名の通りロゴにブタのシルエットがあしらわれているのが特徴です。
程よいストリート感と、若々しい雰囲気のあるユニセックス展開となっています。
かなりカジュアルな雰囲気が特徴で、Tシャツやイージーパンツなど、動きやすく気取らないラインナップ。
ブタのロゴマークをワッペンとしてシンプルなシャツの胸元に配したりなど、気軽にコーディネートに取り入れられるアイテムが多いようです。
Y’s PINK
左から2019AW、21SSシーズンより 引用yohjiyamamoto.co.jp
山本耀司のデザインセンスを受け継いだY’sのデザインチームが手がけている、フレッシュな雰囲気のレディースライン。
「今の気分をデザインに取り入れる」というコンセプトで、ブランドの象徴である「黒」は使いつつも、色鮮やかなプリント生地なども多用している印象。
ピンクのチェック柄やドット柄など、あまりこれまでのヨウジヤマモトのイメージにはない柄物なども展開しており、若い世代も取り入れやすい雰囲気があります。
Y’s Red Label
2009AWシーズンより 引用fashionsnap.com
2006AWシーズンにY’sの実験的な新しいラインとして始まったブランド。
Y’sの表記は同じまま、赤いブランドタグを用いたことから「Y’s Red Label」というブランド名となっています。
デザイナーは鈴木道子さん。
ヨウジヤマモトに入社後、パタンナーとして活躍しており、デザイナーに抜擢されたようです。
デザインはY’sの反骨精神などを受け継ぎつつ、ややフェミニンな雰囲気が感じられる印象。
現在、ブランドは停止している状態ですが、中古市場ではなかなかの高評価で取引されています。
Y’s for living
シンプルな生活空間を背景とした、Y’sが展開する生活雑貨のブランド。
リラックスできるパジャマやホームウェア、ルームシューズやベッドカバーなど、気持ちの良い素材感と洗練されたデザインのグッズを展開しています。
ヨウジヤマモトが持っている「黒」のイメージは強くなく、生活の中に溶け込みやすい優しい雰囲気の雑貨が多く、ヨウジヤマモト系列のブランドに興味がない人にも買いやすいラインナップとなっています。
「by Y’s」シリーズ
Y’sという枠組みの中で、特定のデザイナーや作家をフィーチャーしたラインとして、「by Y’s」というシリーズの展開があります。
Y’sの創立40周年を迎え、ブランドの改革を続けていく一環として、フレッシュな人材に焦点を当てています。
ここでは、展開している「by Y’s」シリーズをご紹介します。
MICHIKO by Y’s
20AWコレクションより 引用yohjiyamamoto.co.jp
2014年AWシーズンより展開しているライン。
ドレスラインという立ち位置で、Y’sらしいモード感と日常着のバランスを取りつつドレープ感の美しいドレスを展開しています。
スリップドレスやシャツワンピースのようなシンプルなデザインの中に生地の美しさが感じられるものが多く、ネイビーやブラックの美しさを突き詰めたデザインが秀逸です。
KAYO NAKAMURA by Y’s
21SSコレクションより 引用yohjiyamamoto.co.jp
2014AWシーズンより立ち上げられたブランド。
スポーティーシックをテーマとしたアクセサリーラインという立ち位置で、バッグやシューズなどを主に展開しています。
テキスタイル彫刻家のアン=ヴァレリー・デュポンとのコラボで古布を利用した作品を制作したりなど、かなりアート方面に肉薄した活動も特徴。
アン=ヴァレリー・デュポンとのコラボコレクションより 引用axismag.jp
RISMAT by Y’s
2020SSコレクションより 引用yohjiyamamoto.co.jp
2014年SSシーズンに立ち上げられた、ニット、カットソーを展開するライン。
Y’sのデザインチームが担当しています。
「引き算」「遊び」をベースにミニマルなニットアイテムを作っており、着心地のいいワンピースやシャツ、カットソーなど、ワードローブにプラスしやすそうなシンプルなアイテムが多いのが魅力。
Y’s EYEWEAR
Y’sを着る自立した女性に似合う、アイウェアのライン。
デザインは基本的に、あまり服を邪魔しないような、細いフレームのものやシンプルなものが多い印象です。
シンプルながら細かいところにさりげなく一癖あるデザインも多く、ビジネスシーン等でヨウジヤマモトを楽しみたい…という時にもおすすめです。
その他のライン
Ground Y
2023SSコレクションより 引用theshopyohjiyamamoto.jp
2014年に立ち上げられたブランドライン。
コンセプトは「ジェンダーレス・エイジレス」。
このブランドの特徴はまさに、老若男女が着れる服というところにあります。
また、「コンセプトにシンクロする多面的な要素をとりいれる」というテーマも掲げており、コレクションごとにがらりと雰囲気を変えていく可能性も秘めたラインといえます。
Yohji YamamotoやY’sとは異なり、若年層に向けた価格帯で商品展開をしているのが特徴。
2017年の春夏コレクションでは、スポーツ選手や写真家等、様々な分野で活躍する著名人をモデルに起用し、コンセプトであるジェンダーレスやエイジレスのイメージを定着させることが出来ました。
2022年には話題の漫画、チェンソーマンとのコラボでカプセルコレクションも展開し、そのリーズナブルな価格帯も併せて、若年層にも注目されました。
Y-3
Y-3は、スポーツブランド「アディダス」と山本耀司によるコラボレーションブランド。
2003年から継続的に展開しているブランドで、その存在はもうすっかりおなじみではないでしょうか。
ブランド同士を見ると一見異色とも思えるコラボですが、アディダスのスポーティーさと山本耀司のモード感がうまくマッチし、普段Yohji Yamamotoを着ない層からの支持も厚いラインです。
メインラインに比べて比較的手が届きやすい価格帯ながらも、高級感はしっかりと感じられるというのも大きな魅力。
ラグジュアリーストリートとしての位置づけも持っており、いわゆるラグジュアリーブランドのバッグなどとコーディネートしても相性が良さそうです。
S’YTE
S’YTEは、2011年にリリースされた、ヨウジヤマモトのウェブショップである「THE SHOP YOHJI YAMAMOTO」限定のライン。
元々は、普段ヨウジヤマモトの服を着ることのない人たちへも、ネットショッピングを通じて気軽にヨウジヤマモトの世界観に触れられるように、カジュアルなデザインを打ち出したラインとして展開しています。
power of the WHITE shirt
power of the WHITE shirtは、2022年9月に設立。
他ラインでも長年、山本耀司が作り続けてきた白いシャツ。
そのホワイトシャツにフォーカスしたラインで、独自のパターン・メイキングやカッティング、素材の風合いによって洗練されたシャツのラインナップを提案しています。
異色のラインでありながら、山本耀司らしいカッティングやディテールがあり、ひとつひとつ違う表情を持つデザインの魅力や、ホワイトシャツに宿る力強さを感じるコレクションといえます。
なお、黒いシャツも展開しています。
RAGNE KIKAS
デザイナー、ラグネ・キカスさん 引用knitophilia.wordpress.com
エストニア生まれのニットデザイナー、ラグネ・キカスが展開するニットラインが、ヨウジヤマモトグループの中に存在します。
元々Yohji Yamamoto FEMMEでニットウェアを担当していたラグネ・キカスを抜擢し、立ち上げられました。
2つのラインとして展開している「RAGNE KIKAS」シリーズをこちらではご紹介していきます。
plyy by RAGNE KIKAS
2019SSより 引用fashion-press.net
2015年SSシーズンより展開。
遊び心に満ちたドレーピング、捻り、レイヤーを取り入れたニットワークを信条とするブランドで、美しいニット製品を多くリリースしています。
ブランド名の“ply”は 「使う」「作業する」を意味する言葉。ラテン語で「横たえる、折りたたむ、捻る」を意味する“plicare”から派生した語“apply”の短縮形。
RAGNE KIKAS for Yohji Yamamoto
2018AWより 引用fashion-press.net
plyy by RAGNE KIKASよりもヨウジヤマモトの色を濃く出したニットウェアライン。
凝ったデザイン性を打ち出し、穴の開いたニットやビッグシルエットのニットなど、ヨウジヤマモトらしさをより感じられるラインナップになっています。
LIMI feu
山本耀司の実の娘である山本里美さんがデザインを担当するブランド。
ヨウジヤマモトの中の1ラインというよりは、株式会社ヨウジヤマモトに所属する一つの独立したブランドといった立ち位置です。
1999年に前身ブランドである「Y’s bis LIMI」を立ち上げ、その後2002年、ブランド名を「LIMI feu」に変更。
デザインとしては黒を使用することが多く、ヨウジヤマモトの世界観を受け継ぎつつも、過剰な装飾などを省き、やや若年層向けのイメージが強く、スニーカーなどのストリート感のあるアイテムも人気があります。
他ブランドとのコラボレーション等も度々おこなっており、高い注目を集めています。
REPLICA
「花と少年」のレプリカ 引用gqjapan.jp
「REPLICA」シリーズという名前でYohji Yamamoto POUR HOMMEの過去の名作コレクションを紐解き、再解釈してカプセルコレクションとして展開するライン。
1996年SSコレクション「花と少年」や、2004年AW「音楽とファッション」など、中古でもなかなか手に入らないアイコニックな名作が手に入るということで、非常に注目度の高いシリーズとなっています。
これまで展開したREPLICAシリーズの一部は以下のとおりとなっています。(これ以外にも多数展開しています)
- 2017年リリース
- 1987年AW「ナンバー」
- 1984年AW
- 2019年リリース
- 2004年AW「音楽とファッション」
- 1994年AW「マリオネット」
- 2020年リリース
- 1996年SSコレクション「花と少年」
- 2021年リリース
- 1989AW「刺繍」
中古市場での評価
ここまで網羅的に株式会社ヨウジヤマモトのブランドラインをご紹介してきました。
現行のブランド、現在は停止しているブランド等さまざまですが、ヨウジヤマモトのブランドは中古市場でも高く評価されています。
ハイエンドラインとされている「Yohji Yamamoto」「Yohji Yamamoto POUR HOMME」の過去の伝説的なコレクションの貴重なアイテムはもちろん、現行の新しいものも高額で取引されています。
高額で取引される傾向の高いブランドライン、アイテムはざっくりと以下のようになっています。
- Yohji Yamamoto(過去のレアな名作、新しいシーズンのもの等総じて高評価)
- Yohji Yamamoto POUR HOMME(過去のレアな名作、新しいシーズンのもの等総じて高評価)
- REGULATION Yohji Yamamoto(新しいシーズンのアウター類)
- BLACK Scandal Yohji Yamamoto(アイテム全般が高い評価)
- WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO(Needles、BlackEyePatchコラボ等)
- YOHJI YAMAMOTO +NOIR(コート類)
- discord YohjiYamamoto(定番以外もかなり高評価)
- GOTHIC YOHJI YAMAMOTO(取引数は少なめながら全体的に高額な傾向あり)
- YOHJI YAMAMOTO COSTUME D’HOMME(スーツセットアップが揃っているもの)
- YOHJI YAMAMOTO EYEWEAR(定価に対して安定した金額での取引の印象)
- Y’s(新しいもの、古いもの問わず安定した金額の印象)
- Y’s for men(ブランド復活後の新しいものは高額での取引に期待)
- Y’s BANG ON!(コート類)
- Y’s PINK(コート類)
- Y’s Red Label(コート類)
- MICHIKO by Y’s(ドレス類)
- KAYO NAKAMURA by Y’s(ブーツ等)
- RISMAT by Y’s(アウター、セットアップなど)
- Ground Y(エヴァンゲリオン、鬼滅の刃、チェンソーマン等、限定的に生産されたアイテム)
- Y-3(新しいシーズンのもの等、全体的に高評価)
- power of the WHITE shirt(状態が良ければ安定している印象)
- LIMI feu(コート、ワンピース、または注目度の高いコラボアイテムなど)
- REPLICA(総じて高額で取引されている印象、とくにアイコニックなアイテムなど)
もちろん上記に記載のないブランドライン、アイテムであっても強気のお見積りが可能です。
気になるお品物をお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください!
ものを送る前におおよその金額がわかる、LINE事前査定もおすすめです。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
日本を代表するモードブランドとして知られ、長い歴史を持ちながらも今もなお愛され続けているブランド、Yohji Yamamoto。
その数多くのブランドラインを、主要なものを中心に今回はご紹介してきました。
KLDではヨウジヤマモト系列のお買取を強化しております。
Yohji Yamamoto関連のこれまでのお買取り履歴の一部はこちら
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