Lewis Leathersってどんなブランド?|ルイスレザー
引用lewisleathers.com
こんにちは。ブランド古着買取専門店KLDです。
“革ジャン”といえば外せないブランド、『ルイスレザー(Lewis Leathers)』。
数々の著名人が着用していることもあり、ロゴを見たことがあったり、名前を聞いたことがある…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、
- ルイスレザーとは
- バイカーウェアからファッションへ
- 他ブランドとのコラボレーション
- 人気モデルとカスタムオーダー
- 買取、中古相場について
という形でお話していきます。
ルイスレザーが気になっている!という方はもちろん、ルイスレザーの買取についてお話もしていきますので、既にアイテムをお持ちで売却をお考えの方にも、ぜひご覧いただきたい記事となっています。
目次
ルイスレザーとは
引用 Instagram@lewisleathersjapan
ライダースジャケットで有名なブランド、「ルイスレザー(Lewis Leathers)」。
取扱店舗は、多くのライダースを展開するレザー専門店を中心としていることから、日常的に百貨店やセレクトショップで見かけることが少なく、「ブランド自体を知らない」という人も多いかもしれません。
展開場所の間口を大きく開けていないこともあり、もともとはロック好きやバイカーの間で“通なブランド”として知られていました。
しかし、その別格な存在感から“永遠の男の憧れ”と言われるほどの影響力を持つようになり、ファッション感度の高い男性から熱い支持を得るようになりました。
実は、もともとは「オートバイ衣料品会社」として誕生したルイスレザー。
1892年にイギリスで「Dルイス(D LEWIS LTD)」という会社を立ち上げたあと、オートバイ用の衣料品のほか、防護服や空軍のフライトジャケットなどを製造し、当時からその高い品質と製造技術は高評を得ていました。
そんなルイスレザーがレザージャケットを手掛けるようになったのは、1920年代。
イギリスでオートバイ産業が急激に発展したこともあり、“ルイスレザー=唯一無二のレザーライダースブランド”というイメージが定着するのに、時間はかかりませんでした。
それから、1970年代にパンクロックが流行したことも、ブランドの認知を広めた要因の一つです。
若者から支持を得ていたパンクバンドのメンバーをはじめ、ミュージシャンやロックスターなどが数多く身に着けたことで、ルイスレザーは世界中にその名を轟かせていきました。
現在でも、バイカーだけでなくロック好きの男性から絶大な支持を得るルイスレザー。
長い歴史と経験に裏付けされた高い品質、そしてその洗練されたスタイルは、根強い人気を誇っています。
バイカーウェアからファッションへ
老舗レザーブランドのルイスレザーですが、前項でも少し触れた通り、人気に火が点いたのは、イギリス本国でバイク産業が急激に発達し、バイカー達から支持を得た1950年代。
中でも、1950~1960年頃にかけては、バイクレース界のワールドチャンピオンをはじめ、プロのレーサーたちのほとんどがルイスレザーを着用していたことから、世界中のバイカーから爆発的な人気を獲得することになりました。
現在ではバイカーに限らず、パンクロッカーなどのミュージシャン、タレントやファッショニスタなど、様々なカルチャーの中で愛されている唯一無二のライダースブランドに成長しましたが、それには多くの著名人がルイスレザーを愛用していたことが背景にあります。
まずルイスレザーを語る上で欠かせないのが、“ルイスレザーを愛用するアーティストの代名詞”とも言える、世界的パンクロックバンドの「セックスピストルズ(Sex Pistols)」のベーシスト、『シド・ヴィシャス(Sid Vicious)』。
シド・ヴィシャス 引用 punkandprogrock
彼が着ていたのは、1962年頃に誕生した『ドミネーター(DOMINATOR)』というモデル。
シンプルなシングルライダースに、彼自身がセレクトしたスタッズやバッジを大量につけてアレンジしていたことが有名です。
彼の着用するドミネーターには、「シドジャン」という名前が付くほどのアイコン的存在となり、彼のハードなカスタムに惹かれてレザージャケットを個性的にカスタムするファンが急増したのだとか。
他にも、日本が世界に誇るファッションデザイナーの一人である、「コムデギャルソン(COMME des GARCONS)」を手掛ける『川久保玲』も、プライベートでルイスレザーを愛用していることで有名です。
川久保玲 引用 tramps
彼女のファッションにおいて欠かせないアイテムであるライダースは、自身のブランドのものだけでなく、ルイスレザーのジャケットも数多く重宝しているのです。
実際に、メトロポリタン美術館服飾研究所(コスチューム・インスティチュート)が毎年開催している展覧会のオープニングを飾る、ファッション業界における一大イベント「メットガラ(MET GALA)」のレッドカーペットでもルイスレザーのジャケットを着用。
彼女にとってのライダースは、正装に近い服装なのかもしれません。
藤原ヒロシ 引用 Instagram@moncler
ポール・マッカートニー 引用leather-reform.com
また、“裏原宿ブーム”を牽引し現在マルチに活動している『藤原ヒロシ』や、世界でも活躍している「アンダーカバー(undercover)」のデザイナーである『高橋盾』など、ファッション界の重鎮たちや、ロックの新時代を作ったバンド「ビートルズ(The Beatles)」の『ポール・マッカートニー(James Paul McCartney)』や、独特の存在感を放つシンガーソングライター『斉藤和義』など、国内外のミュージシャンからも高く支持されています。
このように、世界的著名人がこぞって着ていたことで、ルイスレザーは“ロックテイストなファッションアイコン”としてのニーズが高くなっていったのです。
他ブランドとのコラボレーション
コムデギャルソンとのコラボレーションモデル 引用 fashion-press.net
ブランドを大きく成長させた要因としてもう一つ挙げられるのは、他ブランドとのコラボレーションです。
ルイスレザーでは、オリジナルのライダースジャケットはもちろんのこと、ほかのファッションブランドとのコラボを通じて、そのブランドのエッセンスをプラスした、さらに洗練されたアイテムを数多く発表しています。
ここでは、いくつか有名なコラボレーションを紹介します。
ルイスレザーをファッション界に浸透させた大きなきっかけの一つと言えるのが、なんといっても前述した『コムデギャルソン』とのコラボ。
もともとデザイナーの川久保玲がルイスレザーの愛用者であったことがきっかけで実現しました。
コラボアイテムは2012年から定期的にリリースされており、中でもアイコニックなモデルは、背中に大きくペイントメッセージが施されたモデルで、非常に話題性の高いものでした。
また、『ジュンヤワタナベ』とのコラボでは、アシンメトリーにワッペンを付けたものや、パターン切り替えをしたモデルが有名で、発売と同時に長蛇の列ができるほどの好評を得ました。
ジュンヤワタナベ2003AWコレクションより 引用 tenpomap
ルイスレザーのロックなテイストと、渡辺淳弥の手掛けるカラフルな色使いが見事にマッチしたものが多く、中古でもいまだに高値で取引されるアイテムの一つです。
アンダーカバーとのコラボレーションモデル 引用otoko-fuku.com
続いては、日本が誇るストリートブランドの『アンダーカバー』。
外見のデザインはスタンダードモデル「ライトニング(LIGHTNING)」を使用しているため、パッと見のデザインに大きな変化はありませんが、アンダーカバーで展開するライダースに使用している生地を、コラボ品のライナー(裏地)に採用することで、“わかる人にはわかる”通なコラボとして反響を呼びました。
さらに、「藤原ヒロシ」が手掛ける『モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ(7 Moncler Fragment Hiroshi Fujiwara)』とのコラボも展開されました。
7 Moncler Fragment Hiroshi Fujiwaraとのコラボレーションモデル 引用otoko-fuku.com
これはもともと「モンクレールジーニアス(MONCLER GENIUS)」という、モンクレールが指名したクリエイターが発表するコレクションが根底にあります。
藤原ヒロシはそのクリエイターメンバーであり、普段からルイスレザーを愛用していることから実現したコラボレーションです。
他にも、限定性で非常に話題になったのが、2013年に発売された『ザ・フラッシュコレクション(The Flash Collection)』とのコラボジャケット。
ザ・フラッシュコレクションとは、伝統的なアメリカンタトゥーを築いたタトゥーアーティスト「セーラー・ジェリー」が、伝説のロンドンパンクである「ザ・クラッシュ(The Clash)」のベーシスト、「ポール・シムノン(Paul Simonon)」とタッグを組んで展開していたラインです。
ザ・フラッシュコレクションとのコラボレーションモデル 引用amica
そんなザ・フラッシュコレクションとのコラボは、数々のロックスターに愛された「ライトニング(LIGHTNING)」をベースに作られており、その販売数はなんと、世界で限定50着。
日本には、そのうち5着のみが入荷されたということで、まさにプレミア品として名高いコラボレーションになりました。
人気モデルとカスタムオーダー
人気モデルについて
ファッション感度の高い男性を中心に熱狂的な支持を集めるルイスレザーには、様々なアイコン的モデルがあります。
ここでは、中でも特に人気のあるモデルについて紹介していきます。
ルイスレザーの人気モデルといえば、ブランドの2大看板とも言える、『ライトニング(LIGHTNING)』と『サイクロン(CYCLONE)』。
ライトニングは、永遠のスタンダードモデルであり、ブランドの代表作でもあります。
ライトニング 引用dig-it.media
コインやお札などを入れる4つのジップポケットと、フロントに回り込む2本のウエストバックルが特徴で、1958年に誕生してから現在に至るまでバイカーに愛され続けているモデルです。
そのライトニングと人気を二分しているのが、ライトニングの誕生から約15年後に発売されたサイクロン。
サイクロン 引用dig-it.media
バックルが後見頃に配置しているため、前から見るとすっきりとした印象を与える、シンプルでスタイリッシュなライダースジャケットです。
今でもサイクロンを参考にしてレザージャケットを作っているブランドがあるというほど、クラシカルなモデルとして位置づけられています。
英国式のライダースジャケットは米国式のライダースと比較すると、身幅や腕周りが非常にタイトに作られていて、着丈は長め。
そのため英国式であるルイスレザーは、着用したときにシャープで洗練された大人な印象になるのが特徴で、普段のファッションに取り入れる男性が急増したのです。
カスタムオーダーについて
ルイスレザーでは、自分好みの1着を作り上げることができる、カスタムオーダーも直営店で行っています。
まずベースとなるモデルは既製品の中から選び、レギュラーフィット・タイトフィット・レディースの3種類からフィット感をセレクトしていきます。
続いては革選び。
重厚な雰囲気の「牛革」、耐久性と柔らかさを併せ持つ「馬革」、柔らかく独特な素材感を持つ「羊革」など、6種類のレザーから選ぶのですが、ここでひとしきり悩む顧客も多いそうです。
革を選んだら、次はカラー選び。
選択した革によって選べるカラーは異なりますが、定番の黒、合わせやすいブラウン系やテラコッタ、アクセントになる赤・黄・緑のほか、種類の多い青系…様々なカラーから自分のお気に入りを選びます。
色が決まったら、ディテールのセレクトです。
ジップテープや裏地、胸に配置されるロゴの形状から内ポケットに至るまで、細かなカスタムが可能になっています。
その他、料金を追加をすると採寸オーダーも可能です。
こうして全てのセレクトが完了後、正式に注文します。
このカスタムオーダーは、ファッション誌などで紹介されたこともあり、受注が非常に多くなった結果、一時はオーダーストップになってしまったことも。
工場がイギリスにあるため、オーダー過多になると生産が追い付かず、オーダーストップになるか納期が長期化してしまうそうです。
カスタムオーダーをする際は、オーダー状況や納期を確認してから試すことをおすすめします。
買取、中古相場について
ここまで、ルイスレザーというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、中古相場について少しだけお話していきます。
レザージャケットの王様ともいえる存在感は中古市場でも健在で、ルイスレザーのジャケット類は総じて高い評価で取引されています。
特に目を惹くのはコラボレーション系で、コムデギャルソンとのコラボモデルは未だに人気で中古市場で探し求める人が多く、50万円を超える金額での取引が頻発しています。
コラボ以外の通常モデルであっても、20万円前後でのお値付けが可能なものも多く(状態などにより上下あり)、今後も安定して高く評価されていくブランドであるといえます。
もちろんKLDでも強気のお見積もりが可能なブランドです。
「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。
ものを送る前に金額がわかる、LINE事前査定もおすすめです。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
長い歴史を持つレザーブランド、ルイスレザー。
KLDでもルイスレザーのお買取を強化しています。
インポートカジュアルブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。
宅配買取というと、
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