The Rowってどんなブランド?|ザロウ
「The Row」公式Instagramより引用Instagram @therow
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
大人の女性を魅了するラグジュアリーさと、研ぎ澄まされたシンプルな世界観を確立する「The Row(ザロウ)」。
入手困難なアイテムも多く、アメリカを初め世界で高い人気を誇っています。
また人気子役時代を経てデザイナーとなった、双子のオルセン姉妹の存在も、注目を浴びる要素の一つです。
そこで今回は、
- The Rowってどんなブランド?
- デザイナーについて
- The Rowの特徴
- The Rowの定番アイテム
- 中古市場での評価について
という形で、ブランドのことをご紹介していきたいと思います。
中古相場などについてもお話しますので、The Rowのことが気になっている!という方はもちろん、すでにお持ちでフリマアプリでの売却や、買取サービスのご利用をお考えの方も、ぜひご覧ください。
目次
The Rowとは?
Instagram「The Row」より引用@therow
引用fashion-press.net
引用fashion-press.net
引用therow.com
The Row(ザ・ロウ)とは、上質でシンプルなコレクションを展開する、アメリカ発のラグジュアリーブランドです。
テーラーの聖地として有名なロンドンの「Savile Row(サヴィル・ロウ)」に敬意を表して名付けられたThe Rowは、2006年に設立されました。
ブランドが始まったのは“ラグジュアリーなTシャツを作る”という、デザイナーの個人的なプロジェクトがきっかけだったそう。
そんな“豪華なTシャツ”からスタートしたThe Rowは、ブランド設立から瞬く間に人気となり、フルコレクションを展開するようになりました。
2011年には、ニューヨークファッションウィークでランウェイデビューを果たし、2018年にはメンズコレクションも発表。(2016年時点で、一部メンズも販売していました)
The Rowが提案する、ラグジュアリーでありながらどんなシーンにも馴染むシンプルなデザインは、大人の女性を魅了し、憧れのブランドへと成長します。
単なるシンプルではなく、研ぎ澄まされたシンプルな世界観を確立するThe Rowは、アメリカのみならず世界各国で注目を集めているブランドです。
デザイナー
デザイナー オルセン姉妹 引用spur.hpplus.jp
「The Row」のデザイナーを担っているのは、アシュレー・フラー・オルセンとメアリー=ケイト・オルセンの双子姉妹。
オルセン姉妹は1986年生まれ、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス出身で、The Rowのデザイナーであり創業者です。
デザイナーとして名を馳せているオルセン姉妹ですが、元々はアメリカコメディードラマ「フルハウス」の子役として知名度がありました。
当時、フルハウスは爆発的大ヒットを記録し、オルセン姉妹は一気に人気子役へと駆け上がっていきました。
オルセン姉妹は、役だけでなく、プライベートのファッションも世間から注目される存在に。
同世代の女の子たちから支持されるようになったオルセン姉妹は、子役として活躍しながら、なんと12歳の若さで、衣類や装飾品を扱うブランド「mary-kateandashley(メアリーケイトアンドアシュレー)」を始動させています。(2009年に廃止)
子役時代のオルセン姉妹 引用lofficielusa.com
― 女優業を一時引退 ―
オルセン姉妹は、大学入学前に女優業を一時中断し、ニューヨーク大学へ進学しています。
しかしその後も、世間はオルセン姉妹への関心を絶やしませんでした。
パパラッチに追われる日々を過ごす姉妹は、まるでプライバシーを守るかのように、オーバーシルエットのカーディガンとマキシスカートを合わせたスタイルをするように。
この身を隠すようなスタイルは「ボボ・スタイル(ブルジョワボヘミアンの略)」として注目され、同世代の女の子たちに影響を与えることとなります。
(このスタイルはThe Rowのデザインにも反映)
そしてオルセン姉妹は、女優業の一時中断宣言から数年後、女優を引退。
本格的にファッション業界への道を歩み始め、The Rowのデザイナーとして現在に至っています。
ボボスタイルを感じさせるコレクション(2014SSより) 引用fashion-press.net
The Rowの特徴
ここからは、The Rowの魅力でもある特徴について紹介していきます。
シンプルで洗練された実用的なデザイン
Instagram「The Row Archive」より引用@maisontherow
The Rowの最大の特徴は、研ぎ澄まされたシンプルゆえの洗練さと、実用性を兼ね備えたデザインです。
滑らかなフィット感、着心地の良さ、美しいシルエット、上質な素材、厳選されたニュートラルカラーなど、The Rowのアイテムは、全ての構成にこだわりを凝縮させています。
追求するのは、単なるシンプルとはまた異なる、作り上げられた洗練されたシンプルさ。
それが、The Rowらしさであり、デザインのこだわりです。
また、クチュール技術を反映させたラグジュアリーな雰囲気を放つアイテムながらも、カジュアルな着心地を実現できるのも、The Rowの服ならではといえます。
そんなThe Rowのデザイナーであるオルセン姉妹が目指しているのは、シンプルで完璧なデザイン。
過去のインタビューでは、
「私たちが服をつくるのは、自分たちの完璧でないところを直し続けるため。次のシーズンはそのためにある。」
とデザインへのこだわりを語り、
「あらゆる欠点を洗い出し、常に自分を奮い立たせ、ものを見る目を養い、それがすべてのひとに届けられているかを確かめるのも私たちの仕事。ひたすら進化し、学び続ける」
と、ストイックさも伝わる回答をしています。
i-d.vice.comより引用
オルセン姉妹は、本当に良いものを提案するために1ミリ単位の細部までこだわりを持つデザイナーです。
The Rowの服は、華美なディテールや印象的な装飾こそ施されていないですが、毎シーズン、シンプルな服をアップデートしています。
露骨なデザインではなく、こだわりを凝縮したシンプルなデザインこそ、着る人に寄り添っているのです。
こだわり抜いた最高級のレザー
Instagram「The Row Archive」より引用@maisontherow
The Rowでは、こだわり抜いた最高級のレザーを用いた、バッグや靴などのレザーアイテムが展開されています。
The Rowの大半のレザーアイテムには、革の表面が美しい希少価値の高いカーフスキンを使用。
カーフスキンの他には、サドルレザーやシープスキンレザー、イールスキンレザーなど、多彩なレザーを扱っています。
そんな高品質なレザーを使用したアイテムは、革産業が活発なイタリアで作られているそうです。
そして、レザーアイテムには、それぞれのデザインに合うレザーをセレクトしているとのこと。
バッグの内側や留め具もレザー仕様にしたり、摩擦によって服がダメージを受けないようレザーの加工方法を変えたり、ファッション性だけでなく、服への配慮を考えているのも魅力の一つです。
また、靴の履き方や履くシーン、足の形のフィット感など、実用性も考慮したレザー選びもThe Rowのこだわり。
多種類あるレザーや、様々な加工方法を駆使した豊富なバリエーションは、レザーを知り尽くしたThe Rowだからこそ実現できるのでしょう。
定番アイテム
The Rowには高い評価を得ている、名品と呼ばれているアイテムが存在します。
中でも、特にバッグやシューズアイテムは人気が目立っています。
ここからは、そんなThe Rowの名品・定番であるバッグとシューズアイテムを紹介します。
Ascot(アスコット)
こちらのバッグは、The Rowの人気の火付け役となった「Ascot(アスコット)」。
シルク素材で作られており、滑らかな光沢感と自然なギャザーの入ったデザインが特徴です。
絶妙なフォルム、軽やかな風貌、柔らかい質感、心地良い肌触り。
様々な要素をバランスよく調和させたAscotは、程よいモード感を演出します。
また手作業で結んだトップハンドルや、程よいギャザーによる膨らみによって、カジュアルな優しい雰囲気も。
カジュアルスタイルからパーティーシーンまで、幅広いコーデに馴染む優秀なアイテムです。
派手なディテールをあえて施さない、洗練されたデザインのAscotは、主役級でありながらも自然とスタイリングに馴染みます。
デザイン性とミニマルさの見事な融合は、まさに名品バッグといえるでしょう。
Instagram「The Row Archive」より引用@maisontherow
Margaux(マルゴー)
「Margaux(マルゴー)」は、The Rowの中で最も代表的なシグネチャーモデル。
完売が続くほど人気で、入手困難なバッグです。
トレンチコートから着想を得て生まれたMargauxは、気品漂うトラぺーズライン(裾に向かうにつれ緩やかに広がるシルエット)をベースとし、両サイドにはサイドパネルが施されています。
上品かつ凛とした佇まいで、置いているだけでオーラを放つMargaux。
そんなMargauxは、なんと熟年の職人が2人がかりで4日間かけて作られているそうです。
またサイズやカラー、素材での展開をしているのも大きな魅力。
サイズは、ハンドバッグから大きめなボストンバッグまで様々です。
現在のラインナップは、17、15、12、10という4種類。
「12」は2023年9月に発表された新しいサイズで、11インチタブレットが収まるサイズ感ということで、少し荷物が多い時の普段使いなどにも最適です。
カラーは、ベーシックなブラックやネイビー、キャメルの他に、オレンジやダークグリーンなどの多彩なカラーも展開。
素材はカーフレザーの他に、ウナギの革(イール)を使用したものもあります。
“一度は手に入れたい”と、女性が憧れるバッグとして支持されています。
イールを使用したMargaux 引用therow.com
Park Tote(パークトート)
「Park Tote(パークトート)」は、The Rowの名品として定着しているバッグです。
ガバっと口が開いているバケツタイプで、無駄な装飾が一切無い究極にシンプルなデザインが特徴。
金具はほとんど使われておらず、レザーの魅力を最大限に引き立たせています。
また、クリーンな見た目でありながら、容量の大きさや、持ちやすいフラットなワンハンドルなど、しっかりと実用性も備えているのも魅力です。
素材は、タンブル加工を施したグレインカーフスキンレザーと軽量ナチュラルレザーをメインに使用。
柔らかいレザーは持つだけで身体に沿い、滑らかにスタイリングに馴染んでくれます。
サイズはS.M.Lに加え、横長タイプも展開しているため、目的に合う大きさを選べるのも支持を得る理由の一つ。
一見シンプル過ぎるPark Toteですが、隅々まで抜かりのないこだわりを楽しめるバッグです。
Zipped Boot 1(ジップブーツ1)
シューズカテゴリーの中で圧倒的な人気を誇るのが「Zipped Boot 1(ジップブーツ1)」。
こちらのモデルは、The Rowが注目を浴びるきっかけとなったアイテムの一つです。
希少価値の高いスムースカーフスキンレザーをベースとした上質な一足で、フロントのシルバージップが最大のポイント。
洗練されたムードの中にデザイン性が光り、足元だけでなく全体をハイセンスに仕上げてくれるのが魅力です。
やや高めの5㎝のアウトソールは、天然ゴムを主原料とするクレープソールを使用。
クッション性と柔軟性を兼ね備えた、安定感のある歩きやすいソールです。
また、耐久性を高めるため、ブーツの甲の裏側にもレザーを用いているとのこと。
ファッション性だけでなく実用性や機能性も兼ね備えている、大人の女性も虜にする厚底ブーツといえます。
Instagram「The Row Archive」より引用@maisontherow
Ginza Sandal(ギンザサンダル)
日本の伝統的な履物から着想を得て生まれた「Ginza Sandal(ギンザサンダル)」。
カジュアルなトングサンダルに、和の要素を融合させたThe Rowらしいサンダルです。
厚みのあるソールや幅広のサイジング、程よいボリューム感など、タフさが織り込まれたデザインが特徴。
素材は定番のカーフスキンレザーに加え、コットンやリネン、ベルベットなど、多彩な種類を展開しています。
ミッドソールとインソールの挟み込みやストラップ部分の固定は、職人が手作業で行っているため、安定感のある一足です。
アウトソールには、グリップ性能が良く手入れも簡単な、ラバーソールが用いられています。
ファッション性を重視するだけではなく、機能性をしっかりと取り入れているのも心惹かれるポイントです。
The Rowの緻密なデザインによって、肌の見えるラフなサンダルでさえも、モードな印象をもたらしてくれます。
中古市場での評価
ここまでThe Rowというブランドについてお話してきましたが、ここからはリユース品を扱う私たちならではの視点で、中古市場での評価や買取はどうなの?というお話をしていきたいと思います。
The Rowは、結論からいえば今非常に中古市場での需要が高く、今回もご紹介した「Margaux」などは、定価以上の金額で取引されることもある状態が続いています。
やはりバッグ等のレザー系アイテムの人気が特に高いですが、洋服もなかなかの高額で取引されているのが見受けれます。
もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドですので、気になるお品物がある際にはお気軽にご相談ください。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで「The Rowってどんなブランド?」について、お話してきました。
ラグジュアリーさと、洗練されたデザインで世界中の大人の女性を魅了しているブランド、The Row。
ブランドへの理解が少しでも深まれば幸いです。
KLDでは、The Rowのお買取を強化しています。
宅配買取というと、
「時間かかるんじゃないの?」「面倒臭そう…」「配送料の分、買取金額を安くされそう…」
という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実はそんなことも無いんです。
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