ケイスケカンダってどんなブランド?|keisuke kanda
引用 palm-jpn.com
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
良い感じにくたびれた古着のジャージに、可愛らしいリボンやレースがふんだんに縫い付けられている…そんな他にはない独特な表現によって、日本のファッション界で異彩を放つブランド、keisuke kanda(ケイスケカンダ)。
今回は、
- ケイスケカンダってどんなブランド?
- デザイナーについて
- ブランドの特徴
- デザイナーのその他の活動
- コラボレーションについて
- 中古市場での評価
という形で、「ケイスケカンダってどんなブランド?」というお話をしていきたいと思います。
ケイスケカンダを聞いたことがあるけどよく知らない方はもちろん、中古相場についても解説していきますので、売却をお考えの方にもぜひお読みいただきたい記事になっています。
ぜひご覧ください。
目次
ケイスケカンダとは?
引用 palm-jpn.com
keisuke kanda(ケイスケ カンダ)とは、デザイナーの神田恵介さんが2005年に設立した日本のファッションブランドです。
ケイスケカンダの服作りは手縫いが主な手法で、古着をリメイクしたアイテムが展開されています。
ガーリーでファンタジックな雰囲気の中に、パンク要素が含まれているデザインが特徴的。
ケイスケカンダのロマンチックな世界観は、一部の熱狂的なファンから支持されています。
また、全国各地で新作を発表する「全国ツアー」を開催したり、ファンクラブを作ったり、デザイナー自らLINEで近況を配信するなど、ファンとの繋がりを大切にしているのも魅力の一つ。
他のブランドやアーティストなどとコラボレーションすることも多く、コラボアイテムは毎回注目されています。
さらに、デザイナーの神田さんは、ブランドのデザインのみならず、衣装監督やミュージックビデオの映像監督などマルチに活躍。
独特な世界観を貫くケイスケカンダは、今後も進化し続けるブランドです。
デザイナー
デザイナーは、1976年生まれ鹿児島県出身の神田恵介さん。
早稲田大学在学中に服作りを始めました。
服作りを始める前の大学生時代は、自主制作で映画を撮っていたそうです。
ファッションに出会ったのは大学3年生の時。
ファッションにのめり込んだ神田さんは、同じ大学だったアンリアレイジの森永邦彦さんとトウキョウリッパ―の佐藤秀昭さんと共に、繊維研究会というサークル活動をするようになりました。
服作りのきっかけは「好きな女の子に服を贈りたい」という想いからで、古着をリメイクする原点でもあるそうです。
服作りに熱中した神田さんは、大学4年生の時、京王井の頭線の吉祥寺〜渋谷間でゲリラファッションショーを行いました。
大学卒業後は、服作りを基礎から学ぶため文化服装学院に入学。
文化服装学院を卒業後、2005年に会社を設立し、ケイスケカンダをスタートしました。
ケイスケカンダ以外の活動として「神田恵介」が2007年にスタートし、多方面で活躍の場を広げています。
ブランドのこと
ブランドのモットー
着物をケイスケカンダ流にアレンジした「きものドレス」 引用 kimono-yamato.co.jp
ケイスケカンダはブランドのコンセプトを掲げておらず、「あなたがに似合う服ではなく、あなたが挑戦できる服をつくりたい」という考えを軸にしています。
好きな女の子に理想の服を贈りたくて服作りを始めた、神田さんらしい考え方です。
また、『みんなから「かわいい」とか「かっこいい」ともてはやされるのではなく、うしろゆびをさされちゃうみたいな服をつくってみたい』という想いも大切にしているそうです。
万人受けではなく自分の世界観を貫こうとする、神田さんの意志の強さが表れています。
ぶれない考え方や気持ちを持っているから、ケイスケカンダの世界観は色褪せないのでしょう。
デザインの特徴
デコラティブなデザイン
デザインの特徴1つ目は、デコラティブなデザインです。
可愛らしいリボンやフリルを生地に縫い付けて作られる服は、ケイスケカンダの定番デザインです。
特に、「リボンまみれの」や「フリルまみれの」と呼ばれるリボンやフリルをふんだんに使用したデザインは人気シリーズとなっています。
リボンまみれのアランセーター 引用 store.palm-jpn.com
ケイスケカンダのこだわりとして、リボンやフリルを手縫いでつけています。
手縫いで縫うことによって、可愛らしさの中に温かみが含まれます。
ぱっと見は前衛的なデザインなのに、よく見ると懐かしさを感じる。
そんな絶妙な雰囲気もケイスケカンダの大きな魅力の一つです。
レースを施したデザイン
キルトシールのブラウス 引用 store.palm-jpn.com
前述の特徴にも通じますが、デザインの特徴2つ目はレースを施したデザインです。
手刺繍のレースやレースを使用したパッチワークなど、手の込んだ温もりを感じられるデザインが特徴的。
スポーティーな印象のジャージにガーリーなレースをドッキングさせたアイテムや、重ねたレースを縫い付けたジーンズなど、遊び心のあるレースの使い方が印象的です。
レースまみれのジャージ 引用 store.palm-jpn.com
レースやフリルを組み合わせ、思いっきり可愛さを演出したデザインは、ケイスケカンダの手縫いの繊細さが際立ちます。
「レースまみれの」と呼ばれるレースをたくさん使用したシリーズも、「リボンまみれの」や「フリルまみれの」と同様に人気です。
スクールライクなデザイン
デザインの特徴3つ目は、スクールライクなデザインです。
セーラー服や制服のプリーツスカート、体操着のジャージなどをイメージしたデザインが特徴的。
学生時代の制服を思い出させるような、懐かしいデザインが魅力的です。
特に人気があるのは、ジャージシリーズ。
レースを施したジャージやジャージのドレスなど、自由な発想を落とし込んだアイテムを展開。
ジャージ・ミーツ・ドレス 引用 store.palm-jpn.com
スクールライクなデザインは、懐かしさだけではなく新しく新鮮な印象も与えてくれます。
制服や体操着っぽさをしっかり取り入れつつも、必ずしも“男ウケ”を重視しない、媚びないデザインが、ファンの心を掴んでいるといえます。
古着リメイク
手縫いのカーディガン 引用 store.palm-jpn.com
デザインの特徴4つ目は、古着リメイクです。
ケイスケカンダのほとんどの服は、古着をリメイクして作られています。
程よいくたびれ感のある古着に、手縫いステッチや手作り感溢れるデザインがマッチします。
しっかりとした生地感の古着を使用することが多いため、どこかキッチュなのに決してチープには見えない服に仕上がります。
リメイクするにあたって理想のデザインに近づけるために、元々あるステッチを外し再度手縫いでステッチを施すこともあるそうです。
また、1着の服を作るのに10着の服を解体することもあるそうですが、神田さん曰く、「効率は良くないけど大変なのが好き」なのだとか。
そのようにして複数の服をドッキングさせて手間をかけて作られた「あつまって」シリーズは、古着リメイクの醍醐味が味わえるアイテムといえます。
複数のプリーツスカートをドッキングさせた「プリーツあつまってスカート」 引用 store.palm-jpn.com
このような「古着を手縫いでリメイクする手間」こそが、ケイスケカンダらしい「味」を生み出すのでしょう。
デザイナーの枠を超えた活動
「BEAMS COUTURE」のクリエイティブディレクター
引用 beams.co.jp
BEAMS COUTUREとは、BEAMSのデットストック品をリメイクして、新たな1着に甦らせるブランドです。
神田さんは、2017年の秋にBEAMS COUTUREのクリエイティブディレクターに就任。
神田さんが携わって作るBEAMS COUTUREのアイテムは、ケイスケカンダらしさが程よくプラスされたモダンなデザインが特徴的です。
また、神田さんは、BEAMS COUTUREが他の企業とコラボレーションする際も、クリエイティブディレクターとして活躍しています。
銀杏BOYZのミュージックビデオ映像監督
神田さんは、2021年6月17日にYouTubeにて公開された、銀杏BOYZの「GOT SAVE THE わーるど」のミュージックビデオ映像監督を担当しています。
ミュージックビデオの映像監督を担当したのは、ボーカルの峯田さんからのオファーがきっかけ。
出演者の女の子たちが着ているケイスケカンダの服も楽しめるミュージックビデオになっています。
銀杏BOYZの雰囲気とケイスケカンダの世界観が、見事に融合されたミュージックビデオに仕上がっています。
衣装担当・監修
ケイスケカンダは、衣装担当や衣装監修などの活動もしています。
朝ドラ「まれ」で土屋太鳳さんの衣装担当や、ドラマ「セミオトコ」で今田美桜さんの衣装監修などを努めています。
また、漫画家の浅野いにおさんの漫画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」のキャラクターにも衣装を提供。
今回は2人ともケイスケカンダなのでした。デデデデ5巻は全国のどこかで発売中! pic.twitter.com/9VMG6YgpXh
— 浅野いにお/Inio Asano (@asano_inio) October 3, 2016
2023年に公開予定の舞台「宝飾時計」でも衣装を担当しています。
このように年々注目度を増していくケイスケカンダの衣装は、今後も需要が高まっていくのではないでしょうか。
全国ツアー
ケイスケカンダの新作発表会と受注会を全国各地で開くための、「全国ツアー」は、2007年にスタートしました。
全国ツアーは、洋服を通してケイスケカンダの世界観をより多くの方にお届けすることを目的として行われています。
毎シーズン行われることもあり、新作のフルラインを見られるチャンスでもあります。
また、全国各地にファンがいるため、毎シーズン県外から来るお客さんも多いとのこと。
ファンクラブに入会していると、全国ツアーで先行予約と特別割引の特典を受けられます。
主なコラボレーション
銀杏BOYZ
「共同製作」第一弾のTシャツ 引用 rockinon.com
銀杏BOYZは、ケイスケカンダの中で最も多くコラボレーションしている相手です。
2014年の最初のコラボレーションから2021年まで、定期的にコラボレーションを発表。
銀杏BOYZがアルバムを出す記念にコラボレーションをすることが多く、アイテムは主にTシャツです。
神田さんは、銀BOYZのミュージックビデオの映像監督を務めたこともあり、両者の世界観はぴったり。
今後もケイスケカンダと銀杏BOYZとのコラボレーションは、多彩に展開していきそうです。
une nana cool
引用 prtimes.jp
ワコールの下着ブランド「une nana cool」とのコラボレーションも実現。
2019年10月18日にコラボレーションアイテムを発売しています。
コラボレーションアイテムは、ブラとショーツ、ワンピースパジャマが展開されました。
引用 prtimes.jp
チュールレースやフリル、リボンなどをあしらって、繊細ながらしっかりケイスケカンダらしさのあるコレクションに。
下着ブランドとのコラボレーションが初めてだった神田さんは、ワコールに何度も通い、下着について一から学んだそうです。
minä perhonen
minä perhonen公式Instagramより引用 mina_perhonen.jp
2022年、ケイスケカンダとminä perhonenが初のコラボレーション。
このコラボレーションでは「少女の心を持ったまま成長した大人たちへ、届きますように。」という想いが込められています。
コラボレーションアイテムは、minä perhonenのアーカイブを再構築した9種類を展開し、なんと全て1点物のスペシャルピース。
インパクトのあるパッチワークドレスや、生地を何枚も重ねたボリューミーなブラウスなど、心躍るような新鮮なデザインばかりです。
特に、minä perhonenの代表的な「tambourune」のテキスタイルを縫い合わせたジャージが話題を呼んでいます。
コラボレーションアイテムは、2022年3月26日〜4月10日まで発売されていました。
中古市場での評価
ここまでケイスケカンダの魅力についてお話してきましたが、ここでは「中古市場ではどのように評価されているのか?」について解説したいと思います。
ケイスケカンダのアイテムは、ほとんどが古着リメイクの一点ものというかなり特殊な展開という事もあり、中古市場に出回っているアイテム数が一般的なブランドと比べて多くないという特徴があります。
中古市場をざっと見ている所感ですが、ファンが持っているアイテムを手放したがらないのではないかという印象があり、稀に人気のアイテムが中古市場に出回れば、高額でもすぐに売れてしまう傾向が見られます。
特に人気のジャージシリーズや手縫いのカーディガン、「まみれ」シリーズなどは高い評価で取引される事が多く、当然KLDでも強気のお値付けが可能です。
ケイスケカンダのアイテムを売却する際に一つ難しい点が、古着のリメイクという性質もあり、あらかじめちょっとした汚れなどが付いているアイテムが存在する点です。
リユース店などに売却する場合やフリマアプリに出す際は、その汚れがあらかじめ付いていた仕様なのだということが分かるような工夫をすると、商品としての評価が上がります。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
古着リメイクという部分にこだわり続け、誰にも真似できない独自の世界観を作り続けるブランド、ケイスケカンダ。
KLDでは、ケイスケカンダのお取り扱いを強化しております。
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