mina perhonenの動物バッグたち|ミナペルホネン
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
様々なオリジナルテキスタイルや、独自のリラックス感のある展開で人気のブランド、mina perhonen(ミナペルホネン)。
ミナペルホネンを象徴するモチーフの一つとして「動物」というものがあります。
テキスタイルの柄として動物柄が度々採用されることはもちろん、動物そのものの形をかたどったバッグもミナペルホネンの代表的なアイテムの一つです。
今回は、
- mina perhonenとは
- ミナペルホネンの動物バッグたち
- 動物型以外のバッグの一例
- 中古相場について
という形で、ミナペルホネンの動物型バッグについて掘り下げてお話していきます。
中古相場についてもお話していきますので、「私が持っているバッグって中古で売れるのかな?」とお考えの方もぜひご覧ください!
目次
mina perhonenとは
ミナペルホネンはデザイナー皆川 明(みながわ あきら)によるブランドで、ファッションやインテリア、暮らしに寄り添うアイテムを多く展開しているブランドです。
1995年にファッションブランド「mina(ミナ)」を立ち上げ、当初は洋服のみを扱っていました。
しかし、洋服は人や暮らしに交わることでよりデザインの価値を見出せると考え、ファッションで使用していたテキスタイルを家具やインテリアにも落とし込み、徐々に活動の場を広げていきます。
このタイミングでブランド名を「mina perhonen(ミナペルホネン)」に改名。
フィンランド語で「mina」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味し、美しいデザインが無数に広がり蝶のように羽ばたいて行くように、という願いが込められています。
「せめて100年続くブランドに」という想いで始まったミナペルホネン。
コンセプトは、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」。
「お気に入りの一着」や「大切なシーンで着た思い出の服」といったように、着る人が特別な記憶やストーリーを抱くことに大きな意味があると皆川さんはいいます。
デザインという物質的なものから、記憶という感情的なものに変えられることは、ブランド立ち上げ当初からミナペルホネンが示したかったものの一つなんだそう。
1シーズンで終わる一過性の服ではなく、人の暮らしに共存することに一貫したポリシーを持っています。
流行を追わず、長く着れる服を求める人に愛され続けるブランドなのでしょう。
ミナペルホネンのテキスタイルは、主に生き物や草花といった自然をモチーフにしている特徴があります。
ブランド名やアイコン的存在の蝶のほかに、さまざまな「動物」がテーマとなって展開されているものも多いです。
特にバッグは動物の姿をかたどったものが多く、他にはない唯一無二なデザインがファンからの人気を集めています。
今回はそんなミナペルホネンの動物バッグについて、ファンであれば一度は手に取ってみたいと思う「tori bag」、カジュアルに合わせやすい「usa bag」など、その成り立ちやデザインについて一つ一つみていきましょう。
tori bag
「ミナペルホネンのバッグといえば」という言葉とともに出てくるのが“tori bag”。
デザイナー長江 青(ながえ あおい)が2000年に生み出した作品で、以降シーズンごとに色や装飾を変えながら作り続けられています。
牛革を鳥のシルエットにかたどり、目に見立てた部分にはボタンが付けられているなど、可愛らしいデザインが人気です。
まだ小さなアトリエで長江氏がこのバッグをデザインしていた頃、当初は布製で作る予定だったといいます。
ところが革で作ることになり、信頼している皮革メーカーに依頼。
2000年から現在まで作り続けられていますが、繊細な手作業のため縫製職人の不足により生産を中止するシーズンもあったとか。
丁寧に作られる分たくさん生産することはできず、毎シーズンのtori bagはとても希少だということがわかります。
バッグの中には余り布で作られたタマゴが3つ付属します。
付属のタマゴ 引用3etdemi.jp
これは皆川氏によるアイディアで、貴重な素材を余す事なく使えるようにというブランドのこだわりを反映させたもの。
よって、タマゴの柄は選ぶことができませんが「買ってからのお楽しみ」というワクワク感に、皆川氏の遊び心がうかがえます。
2020年に成人式を迎えたtori bag。
同年のAWコレクションで発表されたモデルは、装飾のない黒のシンプルなデザイン。
レザーの品の良さが際立った美しい仕上がりとなりました。
20AWコレクションのtori bag 引用3etdemi.jp
普段使いにはもちろん、フォーマルなシーンにも使えそうな佇まい。
内側にはミナペルホネンのブランドロゴが型押しされています。
ブランドロゴの四角い枠は「人」、小さな粒は「個性」を表しており、個性から生まれるアイディアや工夫を大切にしたいという、ミナペルホネンの思想が込められています。
tori bagは、本体に加えて装飾部分もほとんどレザーで作られています。
そのためどうしても高額になってしまい、モデルにもよりますがだいたい10万円前後ほど。
それでも購入に至った人の中には「出産した妻へのプレゼント」「子供の卒業式に持っていきたくて」など、高価なものだからこそ人生の節目に手にする方も多いようです。
縫製の丁寧さや鳥のシルエットがみせる柔らかな雰囲気は、大切な思い出を記憶させる物としてふさわしいアイテムでしょう。
tori pochette
23SSモデルはディテールを変えて展開。 引用mina-perhonen.jp
tori bagをそのまま小さくしたような“tori pochette”(トリポシェット)。
レザーのショルダー紐がついており、女性に嬉しい小ぶりなサイズ感が人気です。
tori bagほど表面にたくさんの装飾はないものの、シーズンごとに様々なカラーで登場しています。
例えば2022年SSモデルでは、シャーベットカラーの黄色やピンクなど明るく華やかな色展開が注目されました。
レザーの高貴な雰囲気もありながら、可愛らしい色味で見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれます。
白いシャツワンピースやふんわりスカートなど、シンプルなスタイルに一つ合わせるだけで一気に装いをブラッシュアップ。
よりカジュアルに組み合わせができるので、汎用性が高いアイテムといえます。
ちなみにtori pochetteにもタマゴが1つ付いてくるそうですよ。
usa bag
引用Lin total fashion place blog
こちらもミナペルホネンのシンボル的存在である“usa bag”。
ウサギの顔をモチーフにしたもので、耳の部分が持ち手となる個性的なデザインのバッグです。
新しいモデルが発売されるたびに素材や柄を変えて登場するので、すでに1つ持っていたとしてもまた違うタイプが欲しくなってしまうなど、コレクター心理がくすぐられる名作です。
目には優しいピンク色の貝ボタンが使われ、中に入れる荷物の量や持ち方で微妙に表情が変わるのがなんとも愛らしい。
使う人を虜にしてしまうユニークなデザインが魅力です。
サイズは2種類作られており、大きい方は肩がけタイプのリラックス感あるトートバッグ。
持ち手を一回むすんで巾着風に提げるのもかわいいです。
小さい方は軽いお出かけにぴったりのサイズ感で、あまりたくさんの荷物は入りませんが、間口が広くマチ付きなので意外と機能的。
素材は柔らかいので、案外いろいろ詰め込める大容量さも人気の秘訣かもしれません。
マスコット感のあるusa bagに、愛着がわいて長く愛用する方も多い、人気アイテムです。
koomori bag
肩に提げると逆さまにぶら下がったコウモリのフォルムが特徴的な“koomori bag”。
足や手、顔が手刺繍で表現されており、usa bagに似た雰囲気です。
usa bagほどまだ種類は多く作られていませんが、こちらも素材・柄を変えてたびたび登場する人気シリーズ。
羽部分に収納性はありませんが、中央部分に荷物を入れるとふっくらとしたシルエットになり、これまた病みつきになってしまう可愛いらしさ。
裏地にはテキスタイルが使用されていることもあり、開くたびにミナペルホネンのオリジナルの柄がむかえてくれ、心が弾みます。
一見遊び心満載なバッグに見えますが、耳部分にはシープスキンが使われるものもあるなど、素材へのこだわりもうかがえます。
いつものコーディネートにコウモリの表情を身につけて、一味違った雰囲気をまとってみるのも素敵でしょう。
miyao bag
こちらは「ミャオバッグ」と読み、猫がモチーフになったものです。
背中に沿ってファスナーが通されており、他の動物バッグとは違ってジップを開閉して物を収納するタイプ。
しっぽはボタンで留められるようになっていますが、垂らすとより猫っぽいシルエットに。
顔パーツの刺繍はキリッとした妖艶な表情で、猫好きにはたまらない逸品でしょう。
荷物を入れるとフォルムがふっくらとして、肩に掛けるとまるで抱きかかえているかのよう。
miyao bagは毎シーズン出るものではなく、不定期に新作が登場するのでなかなか希少なアイテムといえます。
素材はさまざまで、コットンやベルベットが人気。
柄ものはなく無地でシンプルなため、遠目に見ると普通の丸いトートバッグにも見えます。
近くでよく見てみると「あ!猫だ」なんて驚かれるような、ユニークなエッセンスも忘れていません。
定番から少し離れつつも、コアなファンには伝わる「実はミナペルホネンなんだよね」という優越感に浸ってみるのも良いかもしれませんね。
ミナペルホネンのその他のバッグたち
ここまで、ミナペルホネンの動物をかたどったバッグをご紹介してきました。
こういった動物型のバッグの他にも、ミナペルホネンでは動物を刺繍やプリントで描いたテキスタイルが展開されており、そういった生地で作られた「動物柄」のバッグが存在します。
ここでは代表的なバッグのモデルのご紹介と、動物柄のテキスタイルを使用したシーズンのものを少しだけご紹介していきたいと思います。
エッグバッグ
複数の生地を組み合わせた「piece, egg bag」 引用mina-perhonen.jp
1997年に誕生した“egg bag”。
いのちを守り、育んでいく有機的なタマゴの役割は、これからも守り続けられていくこのバッグと重なるようだと、皆川氏は言います。
「過去を常に振り返れたり、そのときだけじゃないものとして愛着をもってもらえる」。
そんな想いがこめられたバッグです。
小さめのハンドバッグとして使え、服では取り入れにくい総柄もエッグバッグでなら馴染みやすいでしょう。
ベースが黒や紺なら、フォーマルなシーンにも活躍しそうです。
そんなエッグバッグから、動物をモチーフにしたテキスタイルを紹介します。
2000年S/S “bird”
渡り鳥の群れが色とりどりの個性をもちながら、同じ方向、同じ目的地を目指して一列に連なっている様を表しています。
8色のバリエーションとレーヨン糸やコットン糸など、素材を変えて刺繍をほどこすことで個性を表現。
実は、ミナペルホネンのテキスタイルで初めて登場した動物が「鳥」なのです。
皆川氏は「鳥はとても自由な生き物であり、幸せを感じて飛び回っているように見える。鳥の翼は人々にとって無限の可能性を象徴している。」と語ります。
テキスタイルのアーカイブを見返してみると「wataridori」「go!」「hello swallow」など鳥を描いたものが多く、ブランドにとって大切なモチーフなのではないでしょうか。
なかでもこの「bird」は初期の頃から人気があり、ブランドが25周年を記念したイベントで限定復刻を果たすほど。
mini bagと共にegg bagでも同テキスタイルが展開され、今となっては手に入りにくい希少なアイテムとなっています。
パニーニバッグ
名前を聞くだけで美味しそうな“パニーニバッグ”。
横長のフォルムから、イタリアのサンドイッチ「パニーニ」にちなんで名付けられたもの。
こちらもブランドを代表するスタンダードアイテムとして作り続けられています。
ミナペルホネンの最大のこだわりは、なんといってもオリジナルのテキスタイル。
生地のデザインは手描きで図案を起こすことにこだわり、手作業で生まれる線の繊細さを大切にしているといいます。
ミナペルホネンのアイテムからかもし出される温かなイメージは、こうした人の手間暇が感じられるからかもしれません。
ここでは動物モチーフについて着目していますが「piece」と呼ばれるハギレを組み合わせて作ったパニーニバッグも有名です。
素材を無駄にしたくないという、ミナペルホネンのものづくりに対する姿勢がよく表れていますね。
2020年A/W “life puzzle”
フリーハンドで描かれたさまざまな動物が、パズルのピースのように連なったデザイン。
思い思いに生きているそれぞれの命が穏やかに繋がっている、そんな世界を想像して生まれた景色がテキスタイルとなって登場しました。
紙にサラッと描いた柄がそのままプリントされたような、ペンの濃淡までが伝わってくる印象です。
描かれている動物はみんな四方八方を向いていますが、よく見ると確かに全て繋がっています。
ゆるいタッチの絵柄がなんとも優しく、見る人を虜にしていくデザインです。
ちなみに、この動物たちを1匹ずつ切り取ってモチーフに仕立てたバッグも、子供用バッグとして展開されています。
こちらはパニーニバッグではありませんが、思わず大人でも欲しくなってしまう可愛らしさがある人気アイテムとなっています。
中古市場での評価
ここまでミナペルホネンの動物型バッグの魅力についてお話してきました。
ここでは、そんなミナペルホネンの動物バッグにフォーカスして、中古市場での評価はどうなのか?ということについてお話していきたいと思います。
まず今回ご紹介した中で「tori bag」は文句なしの高評価を中古市場でも得ており、非常に人気があります。
元々の定価が高いのもありますが、やはり長く使えるレザー素材と見た目の可愛さに加え、毎シーズンカラーや柄を変えて展開されるということで、もう手に入らない過去のシーズンのものを中古市場で探している方も多く、とても需要が高いです。
状態のいいものであれば定価と遜色ない金額で取引されていますし、人気のモデルであれば発売から本当にすぐ売れてしまうということも多くあります。
usa bag、koomori bagも基本的に高い金額で取引されていますが、使われているテキスタイルによって金額の差があるようです。
人気のテキスタイルのものは特に高く評価されています。
miyao bagは使われている生地の違いはあまりありませんが、使用感の差は比較的シビアに見られるようで、状態のいいものは特に高く売れています。
しかし現在はなかなか手に入らないモデルということで、出品されたものは比較的早く売れてしまうようです。
ミナペルホネンのバッグは動物型に限らず、様々なモデルのものが総じて高い金額で取引される傾向がありますので、もし売りたいお品物をお持ちでしたらお気軽にKLDにご相談くださいませ。
ものを送る前に金額がわかる、LINE事前査定もおすすめです。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
自由な発想で優しく、独自の世界観を作るブランド、ミナペルホネン。
今回ご紹介した動物型のバッグは、ブランドの遊び心を存分に感じられるアイテムとして愛されています。
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