CECILIE BAHNSENってどんなブランド?|セシリーバンセン
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
ロマンチックでフェミニン、まるで現代の「おてんばなお姫様」のドレスのようなアイテムを展開しているブランド、CECILIE BAHNSEN(セシリーバンセン)。
フェミニティなデザインの反面、少しトムボーイな女性像を想定していたり、ヘルシーな肌見せのあるデザインだったりなど、あくまで女性の自然体な姿に寄り添うブランドとしても知られています。
今回は、
- CECILIE BAHNSENとは?
- デザイナー
- どんなブランド?
- CECILIE BAHNSENの活躍
- コラボレーション
- 中古市場での評価
という形で、CECILIE BAHNSENというブランドについてご紹介していきたいと思います。
これからセシリーバンセンを購入したい!とお考えの方はもちろん、中古市場についても解説していきますので、売却をお考えの方もぜひご覧ください。
目次
CECILIE BAHNSENとは?
引用ceciliebahnsen.com
引用fashionpost.jp
引用elle.com/jp
CECILIE BAHNSEN(セシリー バンセン)は、2015年にデンマークのコペンハーゲンで設立されたウィメンズブランドです。
オーバーサイズ気味のドレスをメインに、ロマンティックでフェミニンなアイテムを展開。
オリジナルファブリックや繊細なディテールなど、こだわりの詰まったクチュール技術が際立ち、大人が楽しめるフェミニンな世界観を作り上げています。
ただフェミニンなだけではなく、高い技術力を持つセシリーバンセンは、ファッション感度の高い女性から人気を獲得。
また、セシリーバンセンはデンマークのミニマルな文化を大切にしているブランドです。
そのため、1シーズン限定の服ではなく長く愛されるような服作りをしており、雰囲気やデザインに大きな変化を付けず、トレンドに流されないコレクションを発表しています。
デンマークのファッション業界のみならず、世界的に注目されているセシリーバンセンは、今後の活躍も期待できるブランドです。
デザイナー
CECILIE BAHNSENのデザイナーは、1984年2月15日生まれ、デンマーク出身のCecilie Rosted Bahnsen氏。
2007年にデンマーク王立芸術アカデミーを卒業後、衣装デザイナーのAnja Vang Kragh氏のアシスタントに就任し、Diorやコペンハーゲンのロイヤルデンマーク劇場のコスチュームに関わる仕事を経験。
その後、John Galliano (ジョン・ガリアーノ) の元でインターンなどを経験。
2007〜2008年の間、アシスタントデザイナーとして活躍し、その後の2009AWコレクションではJohn Gallianoのプリントデザインを担当しました。
さらに改めてウィメンズファッションを学びたいと考えていたセシリー氏は、2008年にイギリスの名門美術大学のロイヤル・カレッジ・ オブ・アートに入学し、2010年に卒業。
2011年には ERDEM (アーデム) のアシスタントデザイナーとして働きます。
そして2015年にデンマークに帰国し、コペンハーゲンでセシリーバンセンを設立。
2016SSのファーストコレクションを発表してから、注目のデザイナーとして急速に知名度を上げていきました。
どんなブランド?
ここからは、「CECILIE BAHNSENってどんなブランド?」という事を様々な方面からご紹介していきたいと思います。
ブランドのフィロソフィー
セシリーバンセンはブランドのコンセプトを掲げていませんが、「There is power and strength in romance and femininity(ロマンスとフェミニニティには、パワーと強さが存在している)」という考えを大切にしています。
この考えには、「セシリーバンセンの服を着る女性それぞれに自分だけの“フェミニティ”を見つけてほしい」というセシリー氏の想いが込められています。
また、ブランドキーワードとして「 Sisterhood (シスターフッド)」という言葉を挙げ、女性の結びつきも大切にしている、セシリーバンセン。
このキーワードには、「着た時に自信が満ち溢れ、かつ着心地がいいものを現代の女性たちに提供したい」という、セシリー氏の女性に対する強い想いが示されています。
ロマンテックやフェミニンと評されるセシリーバンセンですが、セシリー氏は誰よりも女性の強さを信じているのでしょう。
デザインの特徴
ボリューミーなシルエット
デザインの特徴1つ目は、ボリューミーなシルエットです。
セシリーバンセンは、ゆとりあるサイズ感とふわりとした立体感が特徴的。
中でもパフスリーブは、セシリーバンセンのアイコン的なデザインです。
軽い素材や淡い色味で調節しているおかげで、ボリューミーなのにエアリーな装いに仕上がっています。
軽やかなボリューム感を実現できるのは、女性が自由に体を動かせる着用感を重視して作っているから。
セシリーバンセンは、どちらかというとドレッシーで着映えするデザインが多いですが、「とっておきのドレスだからこそデイリーに着てほしい」と、セシリー氏は望みます。
セシリー氏は「セシリーバンセンの服を、すべての女性に心地よく着てもらいたい」という想いを大切にしているため、毎コレクション、ボリューム感のあるアイテムを発表しているのでしょう。
繊細なディテール
デザインの特徴2つ目は、繊細なディテールです。
細かなギャザーやエアリーなフリル、華奢なリボンなど、繊細かつ存在感のあるディテールが特徴的。
オーバーサイズのドレスやブラウスに、繊細なディテールが加わることで、全体的に程よくリズムが付き、洗練された印象に。
また、ディテールを含む服作りでは、トルソーに布を当てたり、手でデザインをスケッチしたりするなど、伝統的な服作りをリスペクトしています。
一つ一つの服作りの工程を丁寧に行っているからこそ、クオリティの高い職人級の精巧なディテールを生み出せるのでしょう。
ディテールの繊細さで、オートクチュールのようなラグジュアリーなムードも味方にするのが、セシリーバンセンの魅力の一つです。
肌見せデザイン
デザインの特徴3つ目は、肌見せデザインです。
背中がガバっと開いたカットアウトや、肩だけ出ているオープンショルダーなど、大胆な肌見せデザインが特徴的。
「可愛いのに露出をしている」というギャップに、セシリーバンセンのファンたちは心を掴まれているようです。
また、ギャザーを絞ると肌の見える面積が変わったり、背中部分に大きさの違うカットアウトを施し遊び心のある露出をしたり、様々な肌を見せるアピール方法も印象的。
シアー素材のインナーを合わせた、セシリーバンセン流の控えめな肌見せスタイルも魅力的です。
フェミニンなムードの中に大人な表情を覗かせる肌見せデザインは、まさに大人が楽しめるフェミニンさと言えるでしょう。
オリジナルファブリック
デザインの特徴4つ目は、オリジナルファブリックです。
毎コレクション、シーズンのイメージに合わせて生地を一から制作するというセシリーバンセン。
「ファッションデザイナーとファブリックデザイナーの役割を兼ね備えている」と、セシリー氏が語るように、セシリーバンセンにおいてファブリックは重要な要素です。
花の刺繍や細かな装飾が施された生地、凹凸感のある生地などは、全てハンドメイドで作られています。
コレクションを作る際は、素材の美しさを引き出すため最新の技術を試し、素材の可能性を探るというセシリー氏。
手間暇かけて完成されたファブリックは、セシリーバンセンというブランドの価値を高める要素でもあります。
CECILIE BAHNSENがイメージする理想の女性像
セシリーバンセンがイメージする理想の女性像について、セシリー氏は「少しトムボーイな雰囲気の女の子」「すっぴんで、スニーカー、私のドレスを着て自転車に乗るようなイメージ」と、過去のインタビューで答えています。
すなわち理想の女性像は、その人自身のナチュラルな姿だということ。
セシリーバンセンの世界観を押し付けるのではなく、セシリーバンセンのアイテムを通じて着る人の「らしさ」を見つけてほしいと願うセシリー氏。
「デイリーな日にセシリーバンセンのドレスを着てほしい」と、望むセシリー氏らしい理想の女性像です。
またセシリー氏自身、ノーメイクでセシリーバンセンのドレスをまとい、履き込んだコンバースを合わせているとのこと。
そんな風に自然体でいることが、着る人の「らしさ」が見え、ピュアな美しさが見出せるのでしょう。
インスピレーション源
引用elle.com
セシリーバンセンというクリエイションにおいて、セシリー氏が重要にしているインスピレーション源は「フェミニティ」「ロマンス」「ディテール」です。
映画を見ることが多いセシリー氏は、作中のロマンテックな雰囲気や女優たちのフェミニンな衣装などからインスピレーションを受けているとのこと。
また、トルソーを使い実際にファブリックに触れ、ディテールの着想を得ているそうです。
他には、ロンドンとパリに住んでいた時に影響を受けたロマンチックなデザインや、50年代のバレンシアガの構築的なフォルムなども、セシリーバンセンの世界観を作る大切なインスピレーション源。
映画や生活から得たインスピレーションを、デンマークのデザイン感覚にマッチさせるのがセシリーバンセンらしいクリエイションです。
CECILIE BAHNSENのこれまでの活躍
LVMH prizeのファイナリストに選出
LVMH prize(プライズ)とは、若手ファッションデザイナーの育成・支援を目的とした「LVMH」グループが主催する2014年にスタートしたコンクールです。
セシリーバンセンは、ブランドの世界観と精巧なドレスが高く評価され、2017年にファイナリスト8名に選出されました。
2017年は世界90カ国から1200ブランドもの応募があったため、ファイナリストに選ばれるだけでも、非常に優れたことなのです。
惜しくもグランプリを逃しましたが、このLVMHプライズでセシリーバンセンの知名度は一気に向上し、一躍注目ブランドに。
ANDAM fashion awardグランドプライズのファイナリストに選出
ANDAM fashion award(アンダム ファッション アワード)とは、1989年にスタートした、フランス国立モード芸術開発協会が主催するファッションコンテストです。
第1回のグランプリは、世界的デザイナーのマルタン・マルジェラが受賞していることでも有名なコンテストです。
セシリーバンセンは、第29回の2018年にファイナリスト4名に選出されました。
LVMHプライズに続き、アンダム ファッション アワードでもグランプリを逃しましたが、このコンテストでセシリーバンセンの認知度はさらに高まりました。
コペンハーゲンのファッションウィークでランウェイショーを開催
コペンハーゲンのファッションウィークとは、2006年にスタートし、1月と8月の年2回開催される北欧を代表するファッションウィークです。
セシリーバンセンは、2019年に初めて参加し、コペンハーゲンのファッション界を盛り上げました。
2021AWシーズンまでは、コペンハーゲンファッションウィークにてコレクションを発表していましたが、2020年にパリコレデビューをしてから、発表の場をパリコレに移行。
しかし、コペンハーゲンにとってセシリーバンセンの存在は大きく、デンマークの代表的なブランドとして位置付けされています。
コラボレーション
Diemme
イタリアのシューズブランドDiemme(ディエッメ)と初のコラボレーション。
Diemmeとは、1991年に設立された、本格登山家に向けたマウンテンブーツを生産するブランドです。
コラボレーションでは、セシリーバンセンのオリジナルファブリックを使用したスニーカーやブーツなどが制作され、2017AWコレクションに登場しています。
「無骨なのに可愛い」
そんな印象を与えるデザインは、セシリーバンセンのフェミニンな雰囲気と絶妙にマッチします。
アウトソールや履いた時のクッション性など機能性バツグンで、長く愛用できる点も魅力的です。
MATCHESFASHION
イギリスのECサイトMATCHESFASHION(マッチズファッション)にて、セシリーバンセンのエクスクルーシブ・カプセルコレクションを2019年5月に発表。
MATCHESFASHIONで限定販売されたラインナップは、セシリーバンセンのボリューミーなドレスをメインにした15型。
このコレクションの注目ポイントは、当時14歳のビーズアクセサリーデザイナーのマールグレーテ・ヨルト・ヘイによるビーズ刺繍デザインや、女性写真家のジョセフィーヌ・ザイフェルトが撮り下ろしたルックなど、「シスターフッド(女性たちの団結)」を重視しているところです。
セシリーバンセンを初期の頃から買い付けているMATCHESFASHIONとの強い結びつきを、コラボを通じて表しています。
CHARLES&KEITH
CHARLES&KEITH(チャールズ&キース)と、2020年5月にコラボシューズを共同制作。
CHARLES&KEITHとは、1996年に設立された、フットウェアとバッグをメインに取り扱っているスタイリッシュなブランドです。
コラボレーションでは、スクールウェアからインスピレーションを得て作られたメリージェーンを展開。
メリ―ジェーンの素材には、セシリーバンセンの過去のコレクションで余ったサテンをリサイクルし、手描きのキルティング刺繍を施した贅沢なファブリックを使用しています。
形はクラシカルなスクエアトゥで、CHARLES & KEITHのスマートな要素もしっかり融合された、シューズです。
Suicoke
日本のシューズブランドSUICOKE(スイコック)とセシリーバンセンのコラボレーションが実現。
元々SUICOKEが好きだというセシリー氏は、コラボレーションが実現したことを大いに喜んでいたそうです。
コラボアイテムは、繊細で細やかなフラワービーズが施されたスポーツサンダルとスリップオンサンダル。
「フェミニン×スポーティー」という相反する要素がミックスされたコラボサンダルは、絶妙なバランス感を生み、セシリーバンセンの世界観に溶け込むデザインに仕上がっています。
また、SUICOKEのコラボサンダルは、セシリーバンセンの2020SSコレクションにも数多く登場していました。
HEREU
元々友人関係である、HEREUとコラボレーションが実現。
HEREUとは、スペイン・地中海のインスピレーションをデザインに落とし込み、ハンドメイドでシューズやバッグを制作しているスペイン発のブランドです。
コラボアイテムは、美しいフォルムのシンプルなサイドゴアブーツとローファー、セシリーバンセンのオリジナルファブリックを使用したフラットシューズ。
シンプルなローファーとは別に、HEREUの友人でガラス作家のNina Nørgaard(ニーナ ノルガード)による手作りのガラス装飾が施されたローファーも展開しており、豪華トリプルコラボも実現しています。
MACKINTOSH
イギリスの老舗アウターウェアブランドMACKINTOSH(マッキントッシュ)とセシリーバンセンのコラボレーション。
MACKINTOSHとは、1823年に設立され、革新的な防水ゴム引きコートを開発したことで有名なイギリスを代表するブランドです。
MACKINTOSHとは、これまで2020年〜2021年の間に4回のコラボレーションが実現しています。
コラボ4回のうち3回はアウターを発表し、MACKINTOSHのアイコン的なゴム引きコートやキルティングコートなどをメインに展開。
セシリーバンセンらしい、繊細なファブリックやパフスリーブ、カッティングなど甘いムードを放つデザインが印象的です。
第3回目に当たるコラボでは、日本発のトートバッグブランドCHACOLIが加わったトリプルコラボレーションが実現しています。
コラボアイテムは、セシリーバンセンとMACKINTOSHの過去のコラボで使用した残布に、花柄の刺繍を施したトートバッグを展開。
全4回、話題を呼んだMACKINTOSHとのコラボレーションは、今後の展開も期待できる予感です。
中古市場での評価
ここまでCECILIE BAHNSENについてご紹介してきましたが、中古市場での評価はどうなのか?についてお話していきたいと思います。
結論からいえば、セシリーバンセンは中古市場で総じて高い評価を得ているブランドであるといえます。
ブランドのカラーとして、強い個性がありつつも基本的には大きくデザインが変わる事がなく、流行などに流されにくいという事は大きな一つの理由としてあるかと思います。
また、デザイナーの想いとして「長く着られるように」というマインドのあるブランドであるため、生地などが上質で長持ちするという点があります。
そのため、中古市場で状態のいいものが取引されている事も高い評価につながっているといえます。
そもそも定価がそれなりに高いブランドであるため、新品では買えないけど中古でなら手に入れたいというユーザーは多く、中古品の需要も高くなっています。
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