ユニクロコラボ、中古相場は実際どうなの?|MARNI、+J、Uniqlo U、Mame Kurogouchi、White Mountaineering…

× 事前査定

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

先日MARNI(マルニ)とのコラボも発表されて、ますます注目度を高めているユニクロのコラボシリーズ。

今まで数々のブランドとのコラボが行われてきましたが、「中古市場ではどんな感じなの?」と思う方も多いのではないでしょうか?

今回は、

  • これまでのユニクロコラボについて
  • 過去のブランド別・ユニクロコラボの中古相場

ということについてお話していきたいと思います!

「過去のユニクロコラボを売りたいんだけど…」
「買い逃したコラボ商品どれくらいで買える?」

とお思いの方にぜひ読んでいただきたい記事になっています。

これまでのユニクロコラボってどんなものがあったの?

今ではすっかり定着しているユニクロと他ブランドのコラボレーションですが、2006年に「デザイナーズ・インビテーション・プロジェクト」と銘打っていくつかのブランドとコラボしたのが初めでした。


引用 fashionsnap.com

その時のブランドラインナップは

  • Felipe Oliveira Baptista
  • Nicolas Andreas Taralis
  • Adam Jones
  • mintdesigns
  • Theatre Products
  • Scye
  • ILIAD
  • Han Ahn Soon

というものでした。

このラインナップが、2006年の下半期に発売日を分けてリリースされており、どのブランドも10アイテム前後用意されていました。
このプロジェクトはユニクロの新しい挑戦として、非常に注目されました。

この「デザイナーズ・インビテーション・プロジェクト」は成功を納め、その後も2007年以降も続けて発表されており、数々の有名ブランドとのコラボレーションを果たしました。

その中で2009年にはJIL SANDERとの記念すべきコラボレーション第一弾や、2012年、非常に注目度の高かったUndercoverとのコラボレーションも発表されました。


Undercoverとのコラボ「uu」第一弾ルックより 引用 fashionsnap.com

今やすっかりおなじみになったUniqlo Uは2015年から始まり(当初はUNIQLO and LEMAIREという名義でリリース。)、同じく人気のJW Andersonとのコラボは2017年からとなっています。

近年では日本の人気ブランド、Mame Kurogouchiや、2022年にはイタリアのラグジュアリーブランドであるMARNIとのコラボも控えており、もはやユニクロのコラボレーションの誘いを断ることの出来るブランドはないのでは?というほどの勢いを見せています。


MARNIとのコラボ 引用 fashionsnap.com

ここには書ききれないほどのブランドとのコラボレーションをおこなっているユニクロですが、これまでのコラボについてはこのくらいにしておいて、ユニクロのコラボ商品の中古相場についてお話していきたいと思います。

過去のコラボ別・中古相場について

ここからは過去のコラボレーションを、ブランド別にして中古相場のお話しをしていきたいと思います。

ここ最近のコラボレーションで注目度の高かったものを中心にご紹介していくのでぜひご覧ください。(2022年5月現在の中古相場より判断しています。)

+J(2009AW〜)

まずはユニクロコラボの中で不動の人気を誇っている+J。
ジルサンダーというラグジュアリー色強めのブランドとのコラボということで、ユニクロの中でも定価がやや高めなラインナップが多いのが特徴です。

中古市場を見ると、やはり定価の高い秋冬のアウター系がとても高く評価されています。
ユニクロコラボ全体に見られることですが、シーズンの新しいものが特に高く評価され、出品数もとても多い印象です。

+Jの冬アウターは、ダウンやカシミヤなど、高級な素材を使用したものも多く、そういったものはやはり中古でも高く評価されています。

特に現在の中古相場でいうと、2021AWシーズンで展開されていた「ハイブリッドダウンオーバーサイズMA-1ブルゾン」などは発売前から注目度が高かったアイテムですが、やはり中古市場でも高く評価され、取引数も多く見られます。


ハイブリッドダウンオーバーサイズMA-1ブルゾン 引用 uniqlo.com

また、カシミヤが入ったものを始めとし、ウールなどを使用したコートも人気が高く、比較的高額で取引されています。

他には2021AWシーズンに発売されたウールのジャケット、パンツのセットアップも人気で、こちらも取引数、取引額共に高いものとなっています。


ウールテーラードジャケット 引用 uniqlo.com

レディースアイテムも様々に展開していますが、上記のようなメンズアイテムに比べるとやや中古市場での評価は弱い印象。
そんな中でも、やはりコートなどのアウター類は高く評価されています。

また、コラボレーションの歴史が長いこともあり、+Jのアイテムであっても年式の古いもの、状態の悪いものは取引額ががくっと下がる傾向があります。

これもユニクロコラボ全体に言えることですが、古着として価値が上がっていくというよりは、去年買い逃したものを中古で買っておこうというような需要が強い傾向があり、新しいものほど評価され、年式が落ちると評価も下がっていく印象がありました。

White Mountaineering(2021AW)

中古市場での評価の平均値でいえば、このコラボが現在一番高い評価を得ているのではないかといえるのがWhite Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)。

こちらは秋冬のコラボレーションだったこともあり、アウター類が多いことも影響しているかとは思いますが、長くコラボしているジルサンダーよりもユーザーに新鮮な印象で受け止められていて、全体的にまだまだ欲しい人が多くいる印象があります。

特に人気なのがひょうたん型のステッチが可愛いウルトラライトダウン。


ウルトラライトダウンオーバーサイズジャケット 引用 uniqlo.com

アイテムとしてもミリタリー調で昨今の流行とも相性がよく、発売当時から人気が高かった記憶があるのですが、中古市場でも圧倒的にこのアイテムの取引数が多く、軒並み高く評価されています。

他にもダウン系のアイテムは人気で、同じくらい高く評価されており、取引金額の上位を独占している状態です。

フリース等もダウンに次いで取引されていますが、定価の違いもあってやや評価は落ちる印象かと思います。(それでも定価からすればかなり高く評価されており、しっかり売れています。)

上記のウルトラライトダウンなどは男女兼用アイテムとして販売されていましたが、レディースサイズ展開のアイテムに関しては中古相場はかなり落ちる印象です。
また、キッズアイテムも同時に展開されていましたがこちらも中古市場の評価はあまり高くありません。

ENGINEERED GARMENTS(2019SS、AW)

昨今のユニクロコラボで印象的だったコラボとしては、外せないのがENGINEERED GARMENTSかと思います。

2019年のSS、AWと2つのシーズンに渡って展開していましたが、発売から年数が経っているのもあり、中古相場としてはかなり落ち着いた印象。

SSシーズンではポロシャツなどが注目を集めましたが、春夏物は中古市場でもやや評価が落ちやすい(秋冬ものに比べ、肌に近い、定価が安いなどにより)ということもあり、取引額から見ると厳しいようです。

AWシーズンに発売されたラインナップの中ではフリース類の注目度がかなり高く、プルオーバータイプ、ジャケットタイプなどの展開がありましたが、特にジャケットタイプである「フリースコンビネーションジャケット」は現在でも人気を継続しています。


フリースコンビネーションジャケット 引用 uniqlo.com

やはり発売された直後よりは相場的には落ち着いていますが、売れている数や価格からして、まだまだ欲しいユーザーはいる印象で、ENGINEERED GARMENTS自体の流行に流されないブランド力を感じます。

Mame Kurogouchi(2021SS〜)


引用 fashion-press.net

コラボレーションが発表された当時、「まさかこのブランドが!?」とファッション好きを大いに沸かせたのがMame Kurogouchi。

Mame Kurogouchiは、伝統的な日本のものづくりの製法と、デザイナーのごく個人的な体験から生まれる繊細な表現のブランドで、ユニクロの大量生産的なブランドイメージとのギャップから、コラボ発表に困惑したファンの方も多く見られた印象があります。

しかしコラボレーションの内容が発表され、あくまでMame Kurogouchiのブランドイメージを壊さない、インナー類やニット、シンプルながらカッティングが美しいアイテムの数々はブランドとして無理のない範囲のユニクロコラボだなと感じたことを憶えています。

中古相場についてですが、上述のようにインナー類などの展開が多く、そこが魅力ではありましたが、中古市場での評価は厳しめとなっています。

レディースアイテムのみの展開で、肌に近いところで着るアイテムが多いことから、中古品に抵抗がある女性ユーザー層との相性が悪く、なかなか中古市場では苦戦しているのが現状のようです。

しかしその反面、新品のインナー類の出品なども多く見られ、買い逃してしまった方が二次流通市場でそういった商品を買い求めることには向いているといえるかもしれません。

新品の出品商品についてはそれなりに高い価格で売れているので、逆に「買ったけど着ていない物が眠っている…」という方も、売りたいのであればぜひ早めにフリマアプリなどに出品するのがおすすめです。

Uniqlo U(2015AW〜)

引用 uniqlo.com

すっかりユニクロコラボの定番となっている、クリストフ・ルメールとのコラボレーションである「Uniqlo U」。
おなじみすぎてコラボレーションということも忘れそうなほどユニクロの定番商品となっていますよね。

価格もユニクロの定価の真ん中くらい、購入しやすい価格であり、セールもかかりやすいイメージのあるUniqlo U。
中古相場もはやり少し厳しく、ユニクロのレギュラー品+αくらいの印象となっています。

春夏ものより秋冬ものの方が取引価格が高くなる傾向は他ブランドと同じですが、突出して高く評価されているアイテム等は特になさそうです。

良くも悪くもユニクロの定番ラインのような位置付けとなっており、コラボレーションとしての特別感はないのかもしれませんね。

しかし、長く続いているコラボだけあってアイテムとしての質は安定して良いので、綺麗な状態で中古として売ることが出来れば、充分に需要があるともいえます。

JW ANDERSON(2017AW〜)

2017年から続いているJW ANDERSONとのコラボ。
JW ANDERSONらしいカラーや柄を取り入れて、少し捻りのあるいなたい雰囲気が魅力のラインナップとなっています。

中古市場での評価は、こちらも金額的にはやはり秋冬のアウターが高額で取引されています。

新品で出回っている商品も多いのですが、そこから考えると+J、White Mountaineeringなどよりは一段中古市場での評価は落ちるかも、という印象です。

そんな中でもメンズのデニムジャケットは突出して人気がある様子で、こちらは新品、中古に関わらず5,000〜6,000円くらいと、なかなかの金額で取引されています。

可愛らしい柄物なども魅力のコラボともいえるのですが、全体的に無地で汎用性の高そうなアイテムの方が人気のようです。

Theory(2020SS〜)

コンサバティブな印象のあるブランドのカラーからするとやや意外だった、Theoryとのコラボレーション。
しかし、Theoryの運営会社がファーストリテイリング傘下ということで、そう考えると違和感のない組み合わせであるといえます。

このコラボレーションですが、特に人気のアイテムに集中して高い金額での取引が行われています。

まず1番人気なのが2021AWに発売された、「ブロックテックコート」。
かなり本格的な機能性ウェアで、防風、防水、透湿機能などを備えたコートタイプのアウターで、シルエット等もかなりトレンドライクなアイテムです。


ブロックテックコート 引用 cancam.jp

このコートはかなり多くの数、中古市場で取引が行われていましたが、ほとんどが高い金額で取引されていました。

次にこちらも2021AWのアイテム、「ウルトラライトダウンロングベスト」。
6,990円の定価に対して、10,000円を超える金額で取引されたりなど、プレミア価格が付くほどに人気のアイテムでした。


ブロックテックコート 引用 uniqlo.com

他にもプリーツラップスカートなども人気で、こちらも高い金額で取引されているものが多く見受けられました。

上記のアイテムが特に多く取引されていたのが2021年の冬なので、発売からすぐに中古市場で多くの新品が発売され、手に入れられなかったユーザーと、ある種の転売をおこなっているユーザーを中心に爆発的に盛り上がっていた可能性があります。

そういった背景もありますが、その波が去って、現在でも上記のアイテムたちは高く評価され、中古のものでも変わらぬ金額で取引されているようです。

人気商品は特にまだまだ需要があるようで、ユニクロコラボの中でもかなり高い評価を受けているブランドといえるでしょう。

1つ注意が必要なのは、Theoryとのコラボアイテムがどれも高額で取引されているというわけではなく、一部のアイテムにかなりの人気が集中しているという点です。

しかし、それでも全体として人気の高いコラボといえるので、状態の良い物であれば需要は高いといえるでしょう。

まとめ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

過去のユニクロコラボの中古相場について調べていきましたが、やはりどのコラボも、発売から年数が経っていないもの、人気で品薄になったものの爆発的な中古市場での人気が目立ちました。

もしユニクロコラボ商品の売却をお考えでしたら、綺麗な状態で、早めにアプリなどに出品するのが良いかもしれませんね。

毎年生まれるユニクロと有名ブランドとのコラボレーションですが、次はどんなブランドとのコラボなのか?と考えるだけでも楽しいですよね。

なかなか手が出せない高級なブランドであっても、ユニクロコラボであれば手軽にブランドの世界観を味わうこともできますし、ブランドを楽しむきっかけになるかと思います。

ブランド古着店として、中古市場からもより一層ユニクロコラボが盛り上がっていくと良いなと感じました。

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ありがとうございました!

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