COMOLIデザイナー、小森啓二郎ってどんな人?|コモリ

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こんにちは。ブランド古着のKLDです。

こだわり抜いた素材と、それを生かすゆったりしたシルエットやデザインが特徴のブランド、COMOLI(コモリ)。

その人気から、現在ではフォロワーのようなブランドも見られますが、やはり実物を見れば一味違った存在感のあるアイテムを展開しています。

今回は、そんなCOMOLIのデザイナーである小森啓二郎さんについてご紹介したいと思います。

  • 改めてCOMOLIってどんなブランド?
  • 小森啓二郎さんについて
  • COMOLIを形作るもの

という形で小森啓二郎さんというデザイナーを深掘りしていこうと思います。

COMOLIとは


引用 fashionsnap.com

COMOLI(コモリ)は、2011年にデザイナー小森啓二郎が立ち上げた日本のファッションブランドです。

COMOLIのコンセプトとなるのは、 “全ての洋服の原型は欧米から生まれ、ある目的のために作られたものである”という考えから。

その概念をもとに、「日本の気候や日本人の体型に合う、シンプルで上質な日常着」となるアイテムを展開しています。

特徴となるのは、素材へのこだわりと、それを活かすゆったりとしたシルエット。
まるで空気をまとったような、空気感ある着心地の良さと、独特の雰囲気に定評があります。

デザイナー

ー伝えたいのはトレンドではなく、自分が培ってきたスタイルー


小森啓二郎さん 引用 nikkei.com

デザインするのは、小森啓二郎さん。
1976年に東京都で生まれ、服が好きであったことから文化服装学院へ入学し、卒業後は、大手セレクトショップに入社しています。

そして、企業デザイナーとして10年ほど経験を積んだ後、デザイナーとして独立し、自身のブランド「COMOLI」をスタートしました。
2012年春夏シーズンからは、展示会形式でコレクションの発表。

またフリーランスデザイナーとして、いくつかのブランドの立ち上げなどに参加しながら、セレクトショップのオリジナルレーベルのデザインなども手掛けています。

COMOLIは、時代に流されず迷いのないアイテムで手に取るものを魅了する、注目のドメスティックブランドとなっています。


COMOLI南青山店が入る「LA COLLEZIONE」 引用 nikkei.com

COMOLIを形作るもの

コンセプト|上質でシンプルな日常着


引用 catalog.hankyu-hanshin-dept.co.jp

COMOLIの概念といえるのは、「上質さ」と「シンプルさ」。さらにそれが「日常着」であること。

まず素材においては、一つ一つへのこだわりがあります。
デザイナー小森さんの選ぶ素材は、どれも明確なこだわりを持って選ばれた上質なものです。

それは、日本の季節に適したものであったり、着心地を追求するための質感であったり。
時には、カシミヤやシルク、ムートンなど高価な素材を選ぶこともあります。

続いて、洗練されたデザインです。
デザインされるアイテム全ては、小森さんの思い描くシーンをもとに作られたもの。
こだわりの素材を活かした無駄のないデザインは、小森さんのもっとも得意とするところではないでしょうか。

いい意味で、“素朴”という言葉が似合う服。
アイテムそのものに格別な個性を感じることはありませんが、素材の良さを存分に活かすためのアプローチで作られ、服好きの心を惹きつけます。

そして、その上質さとシンプルさを掛け合わせたアイテムは、手に取った人の日常へと自然に溶け込んで行くのです。

小森さんはこのコンセプトのもと、COMOLIというブランドを生み出し、形作っていると言えます。

デザイン|自分のフィルターをとおして


引用 fashionsnap.com

明確なコンセプトを持って作られる、小森さんの服。
しかし、シーズンごとのデザインコンセプトを設定することはありません。

常にデザインのベースとなるとなるのは、「自分が見てきた好きなもの」。
それはデザイナーである小森さん自身が、“触れてきたもの”であったり、“思い描くシーンに合う服”であったり。

また旅をすることで、デザインのインスピレーションを得ることもあると言います。
行ったことの無い土地で、過ごす異なる日常を通じて感じられるのだそうです。

基本的にはデザインの前提に、旅に持っていきやすいような、“くるくるとコンパクトに丸めて、気軽にどこへでも行けるようなものであること”もポイントなのだとか。

そして、旅で得たインスピレーションから生まれる新しいイメージで、自分の良いと思ったものを形に。
プロダクトとして良い物に修正し、COMOLIのアイテムは完成します。

デザインする上で必ず決めるのは、“いつ、どこで着るか”という明確な目的。

シーズンによってコンセプトの設定が無いことも、服のデザイン全てが、小森さんのライフスタイルそのものにあることや、自身のフィルターを通して、見てたり感じたりしたものであるからです。

「ぼくのライフスタイルが変わらない限り、作るものは変わらないと思います。」
引用 biotop.jp
と、小森さん。

COMOLIならではのデザインのアイテム達が、小森さんの価値観を、そのままに表現しているものであることがわかります。

魅力|人と服との空気感


定番アイテム「COMOLI SHIRT(コモリシャツ)」 引用 comoli.jp

いい意味で“素朴”とも言える、小森さんそのものを表現するアイテムたち。

その魅力について、「言葉で説明できない、気持ちいい服」「独特の空気感を持った不思議な魅力の服」といった言葉が聞かれます。

人々を魅了するそのCOMOLIの心地のよさについて、大きく関係しているのは、小森さんが大事にしている「空気感」にあるのではないでしょうか。

そこに至る前は、まだ小森さん自身が若かったこともあり、欧米の服に憧れた事もあったと言いますが、30半ばを過ぎた頃、そこから一歩踏み出そうと思ったのだそうです。

“自分が住んでいる街で、自分の身の回りの人が日常的に着る服が作りたい”という気持ちの変化でした。

そして「日本の町並みにあうような服」がベースとなったのです。

日本特有の季節や気温を考慮して、夏であれば、汗をかいてもすぐ乾くような通気性。
またタイト過ぎずに風をはらむようなサイズ感。

日本人の体型を考えて、平坦な日本人の体型にも馴染む、筒をまとうような感覚のフォルム。

それらを叶えるために大事にしている「着ている人と服の間にある空気感」。

“そのこと”に、着る人が感じる心地よさの理由があるようです。


即完売となり入手困難と言われる「タイロッケンコート」。中古市場でも高値で取引されています。
引用 cotyle.com

生い立ち|服が好きだったことが始まり


アトリエ内のサンプルや、インスピレーションのひとつでもある古着たち。
引用 grind-magazine.com

デザイナーである小森さんは、様子を見るような控えめなタイプの子供だったと言います。

学生時代のころから、好きな事を仕事にしたいという考えがあり、その好きな事が服しかなかった為に、アパレル業界に入ることを選んだそうです。

しかし東京の郊外で育った小森さんにとって、都心は自身の街とは大きく違って見えました。
とは言え、どちらかに染まりすぎるのも嫌。という気持ちもあったそうです。

都心と郊外という異なる街の雰囲気の中で、それぞれの街で浮いてしまうのも抵抗があり、かといって友達に「変わったな」なんて指摘されるのも恥ずかしい。
そんな狭間にいたそうです。

その時の感覚は小森さんの中に残り、今でも服を作る上での大きなカギとなり、COMOLIの服が“環境に溶け込む服でありたい”という想いに繋がります。

また小森さん自身、体型が細身であることもあって、身体を隠すためにゆったりとした服を好んでいることも大いに影響しているのだそう。

愛用者がこぞって評価する、「心地のよさ」や「空気感」は、小森さん自身が一番に感じていることなのかもしれません。

経験|セレクトショップでの活躍


引用 grind-magazine.com

COMOLIの服には、小森さんのこれまでのデザイナーとしての経験も影響を与えています。

小森さんのプロフィールによく見る、“大手セレクトショップ出身”というデザイナーの経歴。そのあたりを深掘りしてみます。

EDIFICE(エディフィス)

出身校は、山本耀司(YohjiYamamoto)や高田賢三(KENZO)など、有名デザイナーを輩出する文化服装学院。

卒業後に勤めたのが、大手の言われるベイクルーズ系のフレンチトラッドを提案する、セレクトショップ「エディフィス」です。
そこでオリジナルブランドのデザイナーとして、8年ほど活躍しています。

フレンチカラーの王道と言われる、ネイビーやベージュ、白、カーキといった色は、今でも安心感を覚えるのだそう。

小森さんがホッとするその色たちは、COMOLIのアイテムのベーシックなカラー展開と、強い結びつきを感じます。


EDIFICE 引用 EDIFICE_bei_10.jpg

DRESSTERIOR (ドレステリア)

エディフィスの後には、大手であるワールドが展開する「ドレステリア」でも3年ほどデザイナーとして、仕事をしていた経歴もあります。

ドレステリアは、ヨーロッパ各国のアイテムやオリジナルブランドを提案するセレクトショップです。

当時、一緒にやりたいと思えるディレクターやチームがあり、そこで服作りの勉強をしたいという思いからでした。

今では、そこで関わった様々な分野の人との出会いのおかげで、自身の方向性や得意なことを絞ることができたのだそうです。


DRESSTERIOR 引用 ryutsuu.com

そして企業デザイナーの経験を経て見つけた事は、自分が発信したいことは何かということでした。

ー斬新でなくても、自分にしかできないものを作りたいー

その強い心持ちからできたCOMOLI。
小森さんの過去のセレクトショップでの経験は、現在COMOLIのスタイルに影響を与えていることがわかります。

デザイン観|COMOLIの服への想い


アイデア帳ともいえるスケッチブック 引用 gqjapan.jp

COMOLIを立ち上げて最初は、“自分が着たい服を作ったらどんな反応か”というところから始まりました。

それから10年余り。

小森さんは、「このまま作り続けてCOMOLIというひとつのスタイルになっていってほしい」と願います。

これから時間が経過して行く中で、もし変化があった時には、それもCOMOLIらしさと感じてもらいたいのだそう。

またデザイナー視点では、最近になってようやく山本耀司さんのデザイナーとしてやっていることが、理解できるようになってきたのだとか。

山本さんの、時代に流されず、自身の感じたありのままを表現するスタイルは、小森さんの概念と一致している部分なのかもしれません。

そして、デザイナーとしてのありかたについて
「感じたままを服に表現するっていうやり方で続けていきたい。」
引用 store.world.co.jp
と小森さんは言います。

上質、且つシンプルで、日常に寄り添う服、「COMOLI」。

揺るがない想いの中で作られる服と、これからの変化に期待が持てます。

これからも追い続けて行きたいと思える、魅力あるブランドです。

ここまで読んでくださった方へ

ここまで読んでくださりありがとうございました。

小森啓二郎さんのデザインの原点や経歴など、COMOLIというブランドを形作る要素をご紹介させていただきました。

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