JOHN LOBB / ジョンロブ

JOHN LOBBとは？

「いつかはJOHN LOBB」
革靴に興味を持つ人なら誰もが一度はそう思ったことがあるのではないか…と言っても過言ではないほどに有名な、革靴の王様です。

JOHN LOBBの歴史は、1829年、イングランド南西部コーンウォールにて創業者のジョン・ロブ氏が生まれる所から始まります。

ジョン・ロブ氏はロンドンで靴づくりの修行をした後、ゴールドラッシュに沸くオーストラリアで鉱夫用のブーツ作りで成功を収めました。その後ロンドンへ戻り1866年にロンドン・リージェントストリートに1号店を開きます。

当時靴はオーダーで仕立てるものでした。
中でもJOHN LOBBは富裕層向けの高級オーダー靴店として知られるようになります。

息子ウィリアム氏の代にはパリに進出。
通商“パリ ロブ”は、1976年にエルメス傘下に入り高級オーダーシューズを手がけていましたが、1982年には既製靴を取り扱うようになりました。
ここからJOHN LOBBは世界中へ展開し、高級既製靴の最高級ブランドとしてその地位を揺るぎないものにしていったのです。

商品の特徴として、現在、既製靴を販売している“パリ ロブ”は、エルメスグループとして世界中から最高級の革を仕入れるルートを持っているため、素材面は言うまでもなく最上級のものを使用。

技術面でもビスポークで鳴らした職人技術はほかに類を見ない品質を保っています。
英国らしく質実剛健な仕立て技術と、フランスの芸術を解するデザイン性の融合によって生み出されるコレクションは、ほかの既製靴を圧倒しているといえるでしょう。

デザイナー

創業者はジョン・ロブ(JOHN LOBB)。
1829年、イギリス生まれ。

鉱夫用のブーツ作りから始まり、高級靴のオーダーでJOHN LOBBの名を有名にします。

その後、息子のウィリアム・ハンター・ロブがJOHN LOBBを既製靴のブランドとし、エルメス傘下へと移ってブランドは更なる成長を遂げました。

長い間、デザインを担当するディレクターという存在は設けていなかったようですが、2014年に、ブランド初の「アーティスティックディレクター」となるパウラ・ジェルバーゼ（Paula Gerbase）を起用しました。

パウラ氏はブラジル生まれ、ロッククライミングが趣味というアクティブな女性。

ロンドン芸術大学の名門セントマーチンズ出身で、在籍中には既にサヴィル・ロウで修業を積んだそう。
ハーディエイミス（Hardy Amies）、老舗テーラーであるキルガー（Kilgour）、2010年には自身のウエアブランド「1205」を立ち上げ…と、ファッション業界的に見てもかなりのエリートです。

エルメスの意向としては、若い女性の感性と、伝統と技術の世界を見てきたパウラ氏を起用することで、伝統の古き良きものに新しいスパイスを落とし込みたいと言うことのようです。

すでに、コレクションでの実績も豊富で今後の活躍にも注目が集まります。

Instagram：https://www.instagram.com/paulagerbase/

定番アイテム

長い歴史の中で数々の既製靴を作ってきたJOHN LOBBですから、数多くの定番アイテムを生み出しています。

不動の人気を誇るレースアップシューズの「CITY 2」。「真面目なデザイン」ともいえる、ベーシックで美しいデザインが人気です。
プレステージラインを代表するモデルである「PHILIP 2」や、ダブルモンクの「WILLIAM」など、シーンや好みに合わせて選ぶことの出来るラインナップが魅力的です。

二次流通市場での評価

なんといっても革靴の王様と呼ばれるだけあって、定価は安いとは言いがたい価格設定となっており、二次流通市場での購買を狙うユーザーは多くいます。

革靴というアイテムの特性上、型崩れやレザーの劣化などをやや厳しく見られる部分はありますが、そういった部分はある程度メンテナンスで修復可能であることも視野に入れれば安く購入することも出来るということで、中古市場はユーザーの母数が多く、盛り上がっているといえます。

公式サイト

https://www.johnlobb.com/ja_jp/