YAECAデザイナー、井出 恭子さんってどんな人?|ヤエカ
こんにちは!ブランド古着専門店のKLDです。
「必然的にシンプル」というコンセプトのもと、日用品のような洋服として好評のYAECA。
今回はYAECAのレディースラインのデザイナーである、井出 恭子さんをご紹介していきます。
ブランドのベースにあるのは”コンフォート”。
この記事では、井出 恭子さんの人となりを「衣・食・住」の視点からご紹介することで、YAECAの背景をお伝えしていきます。
目次
【はじめに】YAECAとはどういうブランドか
YAECAは、2002年にデザイナーの服部 哲弘さんがメンズラインを立ち上げてスタートしたブランドです。
その後、同じくデザイナー兼プレスをつとめていた井出 恭子さんがレディースラインを立ち上げて現在のYAECAの形が完成します。
「logically simple」をキーワードに、環境やライフスタイル、そしてそれらを取り巻くものとの関係性を見つめながら、デザインに落とし込み、スタンダードでありつづけるデイリーウェアを提案しています。
ブランド名のYAECAとは「八重日」と書き、何年先も長く着続けられるスタンダードな服作りをしたいという強い想いが込められているそうです。
引用元 : Dice & Dice
YAECAの井出 恭子さんについて
YAECAデザイナー 井出恭子
引用元 : くらしのきほん
井出さんは服作りに限らず、自身の生活の中でもモノそのものよりも、背景とか物語、プロセスを重視しています。
一目惚れもありますが、出会い方も含めてそれが自分に似合っているかどうかを意識されています。
例えば、行った先で知り合いが作っているものと出会った時に、使ってみたり買ってみたりするそう。
メキシコのオアハカに行った時、現地の市場で強烈な柄のエプロンに出会います。
それが現地のおばあさんにすごく似合っていたのが印象的でした。
「このエプロンを見たら、あの村でおばあさんが歩いている風景を光の加減まで含めて思い出せる。空気感を持ち帰るために、使う使わないは関係なく買ってしまった」
というエピソードは井出さんらしいですね。
次の章は、ファッションだけに留まらず「YAECA APARTMENT STORE」や「YAECA HOME STORE」の店舗で食やフランスのヴィンテージ家具を販売する、井出さんの衣食住についての考え方をご紹介していきます。
衣「衣服は生活に根ざしたもの」
好きな色ですと、白と青が好きです。白と青のバイカラー。
別々で。対比がというよりは、グラデーションが好きです。青から白になっていくグラデーションが好き。
自分が着る服のほとんどは、白から藍の間か、白から黒までの間ですね。そのなかに、グレーが入ってくる。
くらしのきほん きほんのはなし1より引用
YAECAを始めた2002年は、表参道に海外のラグジュアリーブランドの旗艦店が立ち並んだ時期になります。
「ファッションは非日常のためのもので、おしゃれをして出かけるためのもの」という意識が強い時代でした。
シャツやチノパンは、みんなが着ているアイテムなのにほとんど注目されていなかったのです。
その中で井出さんと服部さん(YAECAのメンズデザイナー)は、そういった何気ないファッションを“生活に根ざしたもの”として作り出します。
定番として着続けるものって何だろう?と考えたときに、行き着いたのがシャツやチノパンがだったそう。
2人の服作りは、質にこだわった糸や布を作るところから始まります。
選び抜いた糸をどう織り上げると、思い描いた風合いや触感が生まれるか。
できあがった布をどう裁断して縫い合わせると、着心地が良くシルエットもきれいな服になるか。
工場の人と何度も対話を重ねて、丁寧に作り上げたアイテムばかりです。
「服の精度を少しでも上げることを大切にしている」と井出さんは言います。
したがって、「作って販売したら」終りで満足せず、もっと良くするにはどうしたらいいのかを考え、細かい改良を加えています。
「誰のワードローブにも入っていけるものだったり、買って頂いた後に着る頻度の高い服というのをイメージして作っています。
全部が、どんな服にも合わせられて、買って間違いないアイテムであって欲しいなと思っています。」
とは井出さんの言葉。
こういった服作りに対する姿勢から、井出恭子さんは「生活の道具としての衣服」として、ごく一部の人だけにすてきだねと言われるのではなく、多くの人が着ることができるブランドを目指しているのだと感じます。
引用元 : くらしのきほん
食「日々の料理のは生活のセンスそのもの」
井出さんは、仕事を終えて自宅に戻ると、まっすぐにキッチンに入るそうです。
「料理って、とてもクリエイティブな作業だと思うんです。
同じ素材で一品だけ作る人と、何品も作っちゃう人といるでしょう? それは生活のセンスそのものだと思います。
高い肉と安い肉、どっちを買うかだってセンス。高いけれど、それだけの価値があるか、安くても価値があるか。
主婦はすごいスピードの判断力でそれを見極め買い物します。洋服は毎日買うものではないけれど、その手前にある“食べ物を買う”って、本当にいろいろな勉強になると思います」
暮らしとおしゃれの編集室より引用
井出さんにとって、料理は手仕事の喜びを最も身近に感じることができることの一つなのかもしれません。
住「質感のバランスを重視」
本棚を作り付けた井出さんの書斎
引用元 : BRUTUS
井出さんは工業製品やクラフト品に限らず、”あらゆる物がきちんと直されている様”を見るとグッときてしまうそうです。
新品よりも可愛く見えてきて、欲しくなっちゃうと。
縫い直した洋服や接ぎ木がされた木製の椅子、ネジを交換したヴィンテージランプなどを想像させますね。
大量生産された工業製品の中にも”使われ続けるもの”はあって、大切にされてきたことが伝わると、こちらももっと大切にしたくなりますね。
物選びと部屋選びに共通するポイントは質感だそうです。
家具や小物も、並べた時の質感のバランスを重視しています。
例えば、木は好きだけど、そこに鉄が入っていたらどうか?
全てが木で出来た丸太小屋の中に、木のテーブルと木の椅子が置いてあるというのはちょっと違うと感じるそうです。
素朴なものも好きだけれど、それだけではなくて洗練もされていて欲しい。
触り心地も、丸みがあったりだとかずんぐりしているものは、エッジの効いた場所に置きたい。
そういった組み合わせが好きなんだと言います。
人は誰もが、日常の暮らしにささやかな豊かさを求めていると思います。
だからこそ、服に限らず、食器や椅子など暮らしを取り巻くものは、自分が心地よいと感じたものを選んで使い続けるという精神が大切なのではないでしょうか。
YAECAのお店の特徴の一つは、駅から少し歩くということです。
ただ欲しいものを買いに行くだけではなく、駅に下り立ち、周囲の景色を眺めながら歩く。そしてお店にたどり着いて時を過ごす、最後に買ったものを片手に帰途につく。
買い物体験がまるで一つの物語のように感じます。
井出さんの生活を丁寧に紡ぐ姿勢が、そのままYAECAというブランドに映し出されているのが実感できるのではないでしょうか。
KLDでも取扱がございます。
何か一つYAECAのアイテムを生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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