YUKI SHIMANEってどんなブランド?|ユキシマネ

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22AWコレクションより 引用yukishimane.katalok.ooo

繊細なニットを家庭用の編み機で丁寧に作っているブランド、YUKI SHIMANE(ユキ シマネ)。

レトロな機材で作られるアイテムはどこか懐かしい雰囲気を漂わせながらも、決して野暮ったくはなく、あくまで現代的な感覚で作られています。

そこで今回は、

  • YUKI SHIMANEとは?
  • デザイナーの経歴、ブランド立ち上げまで
  • YUKI SHIMANEの特徴
  • YUKI SHIMANEの中古市場での評価

という形で、「YUKI SHIMANEってどんなブランド?」というお話をしていきたいと思います。

YUKI SHIMANEが気になる!と思っている方はもちろん、中古相場についても解説していきますので、売却やリユース店での買取をお考えの方もぜひお読みください。

YUKI SHIMANEってどんなブランド?


引用Instagram @yukishimane_

「ユキシマネ」は、2016年に立ち上げられた、デザイナーの島根由祈が手掛けるレディースアパレルブランド。

ブランドコンセプトとして、「どこか繊細でノスタルジックな雰囲気をまとう」「しなやかで自由な女性のためのニットウェアを提案」というフレーズを掲げていて、繊細で儚く美しいデザインを、可愛らしく女性らしいシルエットのアイテムに落とし込んだデザインが特徴です。

YUKI SHIMANEの洋服は、ひとつひとつアクセントがあり、いつものコーディネートにひとつ取り入れるだけで、自分らしい個性を出しながらトレンドを取り入れることができるものばかり。

ファッションが好きな女性へのプレゼントにもぴったりな、新進気鋭のブランドです。

2023春夏のコレクションテーマ

23SSコレクションより 引用seenowtokyo.com

デザイナーの島根由祈は「トレンドに左右されるだけでなく、どこか懐かしいような、温かい気持ちになるようなデザインを心がけている」とも語っていて、展開シーズンによってテーマは様々。

最新コレクションの2023年春夏シーズンのテーマは”foggy silence”。

このシーズンテーマは”土石を碧玉へ変えるもの”と言われている美しい和名の色彩名 “天壇青” “薄浅葱” “蒼黒” という言葉からインスピレーションを受けたと言います。

そして今回のシーズンのシルエットに関しては、ヘルスケアのパイオニアである”ナイチンゲール”のポートレートや、1800年代〜1900年代初期のナーシングユニフォームに寄り添って作られているそう。

年々関心が高まっている”健康””ヘルスケア”というストレートな起点から思いを馳せていくことで、「現代を生き抜こうと静かに戦っている女性をしっかりと応援したい」というデザイナーの思いが伝わってくるコレクションになっています。

デザイナーの経歴とブランド誕生までの軌跡

文化学園大学を退学し、自らの意思で留学の道へ


デザイナー、島根由祈さん 引用qui.tokyo

ここでは、デザイナーの島根由祈の経歴についてご紹介していきます。

彼女は高校を卒業した後、文化学園大学の服装造形学部に進学して、服作りの基礎を学んでいきます。

そこで、クラスメイトが布を手にして「どんなものを作ろう」とイメージを膨らませていく中で、彼女は「さっぱりイメージが湧くことがなかった、布を買って作るだけでは物足りないと感じた」と、自分の中で違和感を感じたそう。

そんな中、彼女は転機を迎えます。

それは、セントラル・セント・マーチンズ美術学校を卒業し、ジョン・ガリアーノのデザインアシスタントも行った、「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」の山縣良和さんが学校に講師に来た時のこと。


リトゥンアフターワーズ22SSコレクションより 引用fashion-press.net

彼の学生時代の作品を見て、「私もそこで学んでみたい」と強く興味を抱き、留学を真剣に検討し始めます。

そこで、「休学だと、また戻って来る可能性が残されている。せっかくなら、自分で退路を断とう」と学校を辞め、自らの決断を信じて、2014年にロンドンのセントラル・セント・マーチンズ美術学校に進学することを決意しました。

セントラル・セント・マーチンズ美術学校での取り組み


セントラル・セント・マーチンズ美術学校 引用wikipedia.org

入学して、まずは1年間「ファンデーションコース」に入っていきます。

そこでは、「ファッション」「現代アート」「グラフィック」「ジュエリーメイキング」の4種類について学んでいき、その中で自分が選択する方向性を決めるのですが、彼女が選択したのは「ファッション」。

そして、その中でも「素材から作ることができる」「平面を立体にしていくこと」について強い魅力を感じ、彼女が選択したのは「ニット科」でした。

ブランド立ち上げまで

彼女がイギリスにいたのは、在学中の4年間に加え、インターンとして働いていた1年間を含めて、計5年間。

そこで彼女は、セントラル・セント・マーチンズでの学びだけでなく、自身でも能動的にファッションに携わっていくことで、飛躍的にそのセンスを開花させます。

具体的には、ロンドンのブランド「Meadham Kirchhoff(ミーダム・カーチョフ)」や「Erdem(アーデム)」の業務に携わることで、ファッションの経験を積んでいくことになります。

Meadham Kirchhoff2015SSコレクションより 引用vogue.com

Erdem2015SSコレクションより 引用fashion-press.net

その後帰国し、日本のレディースアパレルブランド「AKIKOAOKI(アキコアオキ)」でアシスタントとしてニットウェアの制作を担当することで、学校で学んだ”ニットアイテム”について深く関わっていきます。

AKIKOAOKI2021AWコレクションより 引用akikoaoki.com

アキコアオキのデザイナーの青木明子さんとは、ファッションを学んだ「coconogacco(ここのがっこう)」の同期でもあり、セントマーチンズにも同じタイミングで入学した心強い仲間だったと言います。

YetiとYUKI SHIMANEの誕生

2016年の秋冬シーズンに、彼女は自身のブランドである「Yeti(イェティ)」を立ち上げます。

Yeti2016AWコレクションより 引用fashionsnap.com

当時のターゲットは、10代後半〜20代前半の若い女性で、ニットを中心にしたコレクションを提案。
また、デビューコレクションはオンラインストアでのみ展開し、すべて受注生産でオーダーを受けていくことで、ターゲットの関心を探ったのだとか。

その後約3シーズンを展開した後、ブランド名を「イェティ」から「ユキシマネ」に変更します。

YUKI SHIMANE2017AWコレクションより 引用fashionsnap.com

Yetiではニットアイテムを中心に展開していましたが、ブランド名を変更してからはニットアイテムだけでなく、布帛素材のアイテムやファッション小物なども展開することで、今までよりも”トータルコーディネート”に重きを置くようになっていきます。

このブランド名変更のきっかけは、制作拠点を”台東デザイナーズビレッジ”へ移したこと。

台東デザイナーズビレッジとは、ファッション・デザイン分野の起業を支援する台東区が運営する施設のことで、数多くの若手クリエイターが事務所利用しています。
様々なクリエイターが入居しているからこそ、今までにない刺激を受けられたそう。


台東デザイナーズビレッジ 引用designers-village.com

この大きな変化に対して、彼女はインタビューで「これまでのイェティとしての良さを引き継ぎながら、今までより個人としてのクリエーションに向き合っていきたい」とコメントしています。

YUKI SHIMANEの商品

家庭用編み機を使用するこだわり


愛用の家庭用編み機 引用qui.tokyo

YUKI SHIMANEのニットのこだわりは、その製法にも色濃く現れています。

彼女のコレクションのニットのほとんどは、「家庭用編み機(家庭機)」で作られたハンドメイドニット。
機械といっても、電気も使わない機織り機のようなもので、1970年頃の日本では一般家庭に流通していたものですが、現在は既に製造を終了しており、希少性の高い編み機となっています。

彼女と家庭機との出会いは、セントマーチンズ在学中のこと。

ニット科の先生から「電気も何も使わないハンドメイドの真髄、この機械でニットを作っているブランドはほとんどない」と家庭機の存在を教えられ、先生がメンテナンスした家庭機を譲ってくれたことから始まったそうです。

家庭機には技術的にできないこともあるといいますが、家庭機だからこそ、”ニットアイテム”に強いこだわりを持つ彼女の思いを体現してくれているといえます。

定番品 「Bishop Sleeve Knit top」

彼女のコレクションは、「やわらかくて芯がある、ニットみたいな女性」をイメージして作られているんだとか。

彼女のニットへの並々ならぬ熱い思いに魅力を感じているブランドのファンは多く、今後も広がっていくことが予想されますが、今のユキシマネのコレクションの中でも、既に定番品と呼ばれる人気アイテムがいくつかあります。

そのうちのひとつは、「Bishop Sleeve Knit top」。


Bishop Sleeve Knit top 引用physis-store.com

ベロアのようなしっとりと肌に吸い付くような質感のモールヤーンニットの見頃に、女性らしい柔らかなとろみのある素材を使用した袖が特徴のトップスです。

思わず触ってみたくなるようなギャザーを贅沢に寄せた袖は、芯のある女性らしさを可憐に演出してくれます。
ニットカフスの内側にはレースを忍ばせることで、遊び心も忘れない「ユキシマネらしさ」が一枚にぎゅっと凝縮された定番品です。

コラボ(琉花×YUKI SHIMANE)


引用soen.tokyo

新世代を担うファッションブランドやクリエイターを発信するセレクトショップ「ルミネ ザ カルチェラ」と「装苑」のコラボ企画で、モデルの琉花とユキシマネがコラボしたアイテムが限定で発売されました。

アイテムは、既にコレクションでも人気だったビスチェとワイドパンツのセットアップ。
その商品をベースに、生地とパーツを琉花がセレクトしたことで、新たな装いに生まれ変わったと話題を呼びました。

ベースとなるアイテムは、もともとガーリーな印象の淡いトーンのストライプ柄。
女性らしく可憐なビスチェをベースにしたからこそ、琉花さんがあえて「ブラック」を選択したんだとか。
どんな色にも負けない”ブラック”をチョイスすることで、可愛すぎず、マニッシュな印象を与える一枚に仕上がりました。

素材はヴィンテージ加工が施されたタフタで、艶のある質感。
デザイナーの島根由祈は「自分でこの素材を使うなら、ブルゾンにしてしまうかも。自分では思いつかない琉花さんの発想が新しくて、すごく刺激を受ける」と語っています。

それだけではなく、ホックもゴールドにしたりと、細部にこだわりが詰まっています。

ユキシマネのコレクションは、”手編みのような昔ながらの風合いを大事にしながら、野暮ったくならないように素材感で遊んだり、細部までこだわったりしている”と彼女自身も語っているように、デザイナーのものづくりを尊重した上で、モデルの琉花さんが自分らしさも取り入れていることで注目され、発売前にも非常に問い合わせも多かった限定品です。

コラボ(大森商店×YUKI SHIMANE)


Bishop Sleeve Knit top 引用ohmori.com

自分の気分に合わせて作ることができる傘とハンドルを提案する「大森商店」とユキシマネがコラボした傘が、限定で販売されました。

大森商店のブランドコンセプトは「どんな天気の日も待ち遠しくなる、アクセサリーを身につけるような感覚で、あなたにそっと溶け込む傘をつくります」というもの。

YUKI SHIMANEも同様に、ニットを得意としながらも、「ニットと布帛の異素材ミックスアイテムや、他のブランド・アイテムと合わせた時にもスタイリングの幅が広がるように」とデザインを心がけていることから、“どんなシーンにも、どんなスタイルにも馴染むように”と意識してコラボしたんだとか。

作ったのは、雨の日にも晴れの日にも使いやすい晴雨兼用傘。傘本体はざらっとしたマットな質感で、裏面にはサテンを使用することで艶感を演出。
オリジナルで染め上げたすずらんのコットンレースで、女性らしい柔らかさも兼ね備えています。

2つのブランドから「自分らしさを楽しめるように」というメッセージも手伝って、ハンドルは自分で好きなものを選べる仕様。
汎用性と女性らしい柔らかさを兼ね備えたコラボアイテムです。

中古市場での評価

ここまでYUKI SHIMANEというブランドについてお話してきました。

ここでは、そんなYUKI SHIMANEの中古相場ってどうなの?というお話をしていきたいと思います。

YUKI SHIMANEは、現在中古市場に出回っている数は少ないものの、総じて高い金額で取引されているブランドだといえます。

中でもニットのワンピースやジャケット、スカートなどは特に人気で、強気の金額で売却が可能かと思います。

繊細なニットアイテムが多いだけあって、汚れやダメージなどはややシビアに見られる部分ではあるかと思いますが、KLDでは自社でのメンテナンス体制も整えておりますので、お気軽にご相談ください。

ブランドを象徴するニットアイテムはもちろん、春夏シーズンの布帛のアイテム等も強気のお見積りが可能です。

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ここまで読んでくださった方へ

ここまで、YUKI SHIMANEてどんなブランド?という事についてお話してきました。

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