UNDERCOVERってどんなブランド?|アンダーカバー
引用luxuo.com
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
「WE MAKE NOISE NOT CLOTHES(俺たちは服ではなく狂騒を作ってるだけ)」というパンクなスローガンの元、独特な世界観を展開し続けるブランド、UNDERCOVER(アンダーカバー)。
設立から30年以上経ってもなお人気の、日本を代表するブランドの一つです。
今回は、
- undercoverとは?
- デザイナー
- ブランドについて
- 代表的なアイテム
- 中古市場での評価
という形でUNDERCOVERをご紹介します。
「UNDERCOVERって改めてどんなブランドなのか知りたい!」とお考えの方はもちろん、中古相場についてもお話しますので、フリマアプリでの売却や買取サービスのご利用をお考えの方もぜひご覧ください!
目次
UNDERCOVER(アンダーカバー)とは?
日本を代表するファッションブランドの中で、独自の世界観と斬新なデザインで知られるUNDERCOVER(アンダーカバー)。
UNDERCOVERはファッションデザイナーの高橋盾氏とその友人の一之瀬弘法氏によって1990年に設立されたブランドです。
ブランド名は直訳すると「おとり捜査」という意味ですが、「秘密めいた雰囲気を漂わせたい」という思いから付けられ、
「見たことのあるようで誰も見たことのない、ノイズを感じる服を作りたい」
上記をコンセプトにした、独創的でメッセージ性を感じさせる、パンクなデザインが特徴的です。
2003年の春夏よりパリ・コレクションデビューを果たし、国内だけではなく海外にもその名を轟かせ、ブランドとして大きな成長を遂げました。
モードとストリートの要素を組み合わせたそれらのアイテムはカルト的人気を誇り、「アーカイブ」と呼ばれる過去のアイテムは今でも高値で取引されています。
最近では「ユニクロ」や「GU」といったファストブランドから「NIKE」や「SUPREME」などといったスポーツブランドやストリートブランドまで多岐にわたるコラボレーションを発表しています。
デザイナー
UNDERCOVERのデザイナーは、高橋盾(たかはしじゅん)氏。
1969年生まれ、群馬県出身です。
上京して、文化服装学院に入学後、在学中に一之瀬弘法氏と共に「UNDERCOVER」を立ち上げます。
余談ですが、高橋さんはセックスピストルズのジョニーロットンに似ていることから「ジョ二オ」と呼ばれていて、実際に「東京セックスピストルズ」というバンドを組んでいました。
そういった経験が、氏の服作りに反映されているのかもしれませんね。
その後文化服装学院を卒業後、「ABATHINGAPE」でおなじみのNIGOと共に、伝説的なアパレルショップ「ノーウェア」を原宿にオープンしました。
その後、1994年に東京コレクションで「UNDERCOVER」で参加。
2003年にはパリコレデビューと、まさに破竹の勢いで規模を拡大させました。
冒頭でも述べましたが
「見たことのあるようで誰も見たことのない、ノイズを感じる服を作りたい」
そんな思いで高橋氏はブランド設立から現在に至るまで、「パンク精神・狂気・上品さ・音楽・映画」等といった異なる要素を組み合わせた独創的なアイテムを作り続けています。
UNDERCOVERの特徴
ここからはUNDERCOVERの特徴や魅力についてご紹介いたします。
芸術的なデザイン
2017AWウィメンズコレクションより 引用fashion-press.net
UNDERCOVERのアイテムには他のブランドにはない芸術的なデザインがしばしば登場します。
「美」と「醜」が融合したかのようなその芸術的なアイテムは国内のファンだけではなく、海外にも熱狂的なファンを誕生させました。
高橋氏は「美」と「醜」を何重ものレイヤード、異素材を組み合わせたドッキング、狂気的なプリント、大量のパッチワーク、デストロイ加工…といった様々な方法で表現し、アーティスティックなアイテムを展開しています。
その中でも、最も芸術的で人気と名高いアイテムは2005年秋冬にリリースされた通称「85デニム」です。
名前の由来は当時の定価が85000円に由来しているとの事で、やや細身のストレートシルエットのデニムがここまで評価されている理由はそのデストロイ加工。
デニム全身をズタボロにし、それを「たたき」でリペアしている加工はまさに芸術品。
カラー展開はブラック・インディゴになりますが、中古市場でも希少で、出品されていてもかなりの高額が付けられています。
85デニム 引用warashibe
このデニムをベースにサンプリングしたアイテムは今日にいたるまで、多種多様なブランドでリリースされていますが、85デニムは「アーカイブ」として唯一無二の存在感を放っています。
メッセージ性
「BRAIN WASHED GENERATION」と題してバーチャル世界に洗脳された若者たちを表現した2017AWコレクションより 引用fashion-press.net
世界中の人間を虜にするUNDERCOVERですが、メッセージ性の強いアイテムが多いのも魅力の一つでしょう。
高橋氏は独自の世界観や哲学をデザインに込め、ファッションを通じてメッセージを発信しています。
「We make noise not clothes(服ではなくノイズを作る)」はしばしばアイテムにプリントされている言葉ですが、パンクに影響を受けた高橋氏らしいメッセージです。
引用wear.jp
また2018年春夏には「JOY DIVISION」の歌詞から抜き出されたものがびっしりと刺繍されたデニムジャケット、パンツをリリースしました。
JOY DIVISIONの歌詞を用いたセットアップ 引用fashion-press.net
このようにUNDERCOVERは強いメッセージを服の形やグラフィックで表現することが多く、時には過剰とも言える表現はまさにUNDERCOVERの真骨頂ともいえ、そこに魅了されたファンも多いのではないのでしょうか。
UNDERCOVERのアイテムを身に着ける事で、自己表現や、社会的なメッセージを表現することができるという点も、多くの人に愛される理由の一つと言えるでしょう。
定番アイテム
ここでは、UNDERCOVERの展開するアイテムから、おすすめの定番アイテムの一部をご紹介いたします。
08ライダース
こちらのアイテムは2008年に初期モデルがリリースされて以来、定番アイテムとされているものになります。
Lewisleather(ルイスレザー)のライトニングをモデルとしていますが、両者を比較するとディテールが若干異なっており、UNDERCOVERらしい要素が随所に組み込まれています。
本来レザーパッチが縫われている箇所には、UNDERCOVERのメッセージ、「We make noise not clothes(服ではなくノイズを作る)」が。
またシルエットにもこだわりがあり、ストレスなく着ることができるように調整されています。
間違いなく名作と呼ばれる逸品でしょう。
GIZ柄アイテム
引用zozo.jp
デザイナーである高橋氏の腕に施されたタトゥーがモチーフのデザイン。
高橋氏 引用vogue.co.jp
初登場はUNDERCOVERで、一番人気ともいえるコレクション「SCAB期」のTシャツです。
首元にGIZ柄が入り全体的にダメージ加工されたオリジナルのTシャツは今でも高値で取引されています。
その後UNDERCOVERを代表する定番デザインとなり、Tシャツを初めとしたジャケット類やアクセサリー類といった様々なアイテムにGIZ柄が用いられました。
特に人気なのがシルバーのバングル。
全面に「GIZ柄」が施され、内側にUNDERCOVERの刻印があります。
洗練されたインディアンジュエリーのような雰囲気が特徴のアイテムです。
目隠しベアアイテム
UNDERCOVERを知らなくても、一度は見たことがある方も多いのではないでしょうか?
犯罪者のように目線を隠されたクマが、同じく目線を隠された小さなクマを抱きかかえているデザインで、ポップな中にも不気味な要素を含んだUNDERCOVERらしいデザインとなっています。
Tシャツやスウェットを初めとしたアイテムはもちろん、フィギュアやクッションといった様々な種類のアイテムが展開されており、男女問わず愛される定番アイテムとなっています。
また余談になりますが、目隠しベアの亜種として、スクリュ―ベアという頭に釘が刺さった顔のないクマのデザインも定番として存在しています。
こちらはSUPUREMEとのコラボアイテムにも使用されました。
SUPUREMEとのコラボでのスクリュ―ベア 引用be-supremer.com
ギラップル
ライトだけではなく時計も 引用fashion-press.net
ギラップルとは赤いリンゴ型のルームライトのことで、初登場したのは2009年に刊行されたUNDERCOVERの写真集でした。
そして2014AWコレクションで再登場し商品化されました。
ランウェイでモデルたちがギラップルを手に持ち、歩いている姿に衝撃を受けた方も多いのではないでしょうか。
2014AWコレクションより 引用fashion-press.net
その後様々なカラーや派生アイテムが登場し、UNDERCOVERの定番に。
リンゴの質感や形状が妙にリアルで存在感もあり、上記で述べた目隠しベアと同様ポップな中にも不気味な要素を含んだUNDERCOVERらしいデザインと言えるでしょう。
UNDERCOVERファンのインテリアには欠かせないアイテムです。
UNDERCOVER(アンダーカバー)のセカンドライン
UNDERCOVERにはコレクションライン以外にも様々なラインが存在しています。
そちらを一部、簡単にですがご紹介いたします。
the Shepherd UNDERCOVER
高橋氏の「今、自分が着たい服」をコンセプトにしたラインで、ベーシックなアイテムやカジュアルウェアを展開しています。
SueUNDERCOVER
ウィメンズのセカンドラインで、UNDERCOVERのウィメンズコレクションをよりリーズナブルな価格帯で展開しています。
JohnUNDERCOVER
メンズのセカンドラインで、UNDERCOVERのメンズコレクションをよりカジュアルなスタイルで展開しています。
これらのラインは、UNDERCOVERのメインラインとは異なるデザインや価格帯を持ちながらも、UNDERCOVERのブランド哲学やデザインの特徴を引き継いでいます。
それぞれのラインで独自のコンセプトやスタイルが展開されており、UNDERCOVERの世界観を幅広い層に取り入れてもらうことを目的としたラインナップになっています。
コレクションラインはハードルが高い…とお思いの方や、普段使い出来るUNDERCOVERをお探しの方などにもおすすめです。
UNDERCOVER(アンダーカバー)のコラボ
冒頭でも触れましたが、UNDERCOVERは、その独自のデザインセンスやアート性を活かし、多くのブランドとのコラボレーションを展開しています。
以下、いくつかの代表的なコラボレーションについてご紹介いたします。
UNDERCOVER×SUPREME
幾度となくコラボレーションを展開してきた両ブランドですが、そのデザインは毎回秀逸。
SUPREMEが展開するストリートウェアにUNDECOVERが持ち合わせる唯一無二の世界観を融合させた独自のアイテムが多いです。
しかし2023年4月に展開したコラボレーションはこれまでと真逆。
UNDECOVERのアーカイブアイテムにSUPREMEが持つストリートの世界観を融合させ、どこか懐かしいアイテムが展開されました。
玄人好みともいえる秀逸なコラボと言えますね。
UNDERCOVER×GU
UNDERCOVERが持つ独自のグラフィックやデザインを、GUの価格で展開した大人気コラボレーション。
かなりお手軽な価格帯で展開し、今までUNDERCOVERが気になっていたが手を出せなかった人達が手に取って楽しむことができるようになりました。
目玉アイテムはライダースジャケットで、UNDERCOVERらしいデザインではありますが値段も手に取りやすい価格でした。
UNDERCOVERというブランドへの興味や関心を、より多数の人たちに与えたのはさすがの一言です。
中古市場での評価
UNDERCOVERのアイテムは、その独自のデザインから高い評価を受けていますが、昨今は日本よりも海外で評価されやすい傾向があります。
トレンドに左右されることが少なく、マニアも多いため中古市場での評価は高いといえるでしょう。
また近年トレンドで「アーカイブ」アイテムが注目されるようになり、定価の倍以上の価格で売れることも少なくありません。
ブランドを代表とする定番アイテムや名作と呼ばれるアイテムは根強い人気があり、中古市場での評価は極めて高いといえるでしょう。
もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。
お手持ちのアイテムで気になるものがございましたらぜひお気軽にご相談ください。
ここまで読んでくださった方へ
日本を代表するブランドの一つとして、世界的にも愛されているUNDERCOVER。
ブランドが有名になり活動の幅を広げても、根底にあるパンク精神は健在です。
KLDでは、UNDERCOVERのお買取を強化しています。
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