トモ コイズミってどんなブランド?|幾重にも重なるフリルの世界|TOMO KOIZUMI
引用 fashion-press.net
こんにちは。
ブランド古着のKLDです。
コスチュームやウエディングドレスを主戦場とし、一般的なファッション文化圏ではあまり馴染みのないブランドだったにも関わらず、最近かなり注目を集めているブランドがあります。
ブランド名は、TOMO KOIZUMI(トモコイズミ)。
フリルが幾重にも重なり、体のシルエットを覆い尽くすほどに密集しているデザインは一度見たら忘れられないインパクトがあります。
今回は、そんなTOMO KOIZUMIについて、
- TOMO KOIZUMIってどんなブランド?
- デザイナーについて
- TOMO KOIZUMIの特徴
- 中古相場について
という形でお話していきたいと思います。
これから購入をお考えの方はもちろん、ブランド古着店の視点から中古相場についてもお話していきますので、既にTOMO KOIZUMIのアイテムをお持ちで、売却をお考えの方にもぜひお読みいただきたい記事になっています。
目次
TOMO KOIZUMIとは
TOMO KOIZUMI公式Instagramより引用 tomokoizumi
TOMO KOIZUMIは、日本人の小泉智貴(こいずみともたか)が設立したブランドです。
主にコスチュームやウエディングドレスを展開しており、鮮やかな色使いや大胆なシルエットが特徴。
2015年頃から作り始めたラッフルドレスは、着用した人の魅力をより引き立てる色とフォルムが注目を浴びました。
その結果、Perfume、加藤ミリヤ、YUKI、ドリカムの吉田美和といった有名アーティストが衣装として採用。
そして、レディー・ガガが2016年来日時に着用していたことで、一気に話題となりました。
TOMO KOIZUMIを着用したレディー・ガガ 引用 front-row.jp
さらに、2019年ニューヨークで初のファッションショーを開催。
ショーは「MARC JACOBS」マディソンアベニュー店で行われました。
人気モデルやセレブがTOMO KOIZUMIのドレスを身にまとい、ウォーキングを披露。
TOMO KOIZUMI初のショーより 引用 tomokoizumi
SNSでも話題となり、このショーは、TOMO KOIZUMIが世界で有名となるきっかけになりました。
2020年の東京オリンピックでは、国歌斉唱の際の衣装としてMISIAが着用。
これも大きな話題になりました。
また、2021年にsacaiとのコラボレーションをおこない、日常のファッションにも取り入れやすいアクセサリー類などを展開することによって、一般層からの関心も非常に高まりました。
sacaiとのコラボレーションについてはこちらの記事からもどうぞ
ラグジュアリーな場から一般層にまで、今一番熱い視線を集めるブランドのひとつといえます。
デザイナー
小泉智貴さん 引用 wwdjapan.com
デザイナーは、小泉智貴(こいずみともたか)さん。
幼少期より母親の影響でファッションに興味を持ち、14歳の頃、ジョン・ガリアーノの影響でデザイナーを志しました。
学生の頃は、独学で服作りを学び、個人で洋服を製作していたそうですが、ブランドとして活動し始めたきっかけは雑誌のスナップ。
自身が製作した洋服を着ていた友人が雑誌に掲載され、その記事が原宿のセレクトショップ「ザナドゥ トウキョウ」オーナーの目にとまり、お店に洋服を置いてもらえることになったそうです。
その後、スタイリストやコスチュームアーティストのアシスタントを経て、デザイナーとして活動。
そんな中、SNSなどでも数々のセレブの目に留まり、ブランドとしての注目度が一気に上昇します。
その様は、シンデレラストーリーなどと言われるほど。
現在は京都の二条城でショーを開催したり、Awichのライブでナイキのアパレルを再構築して衣装を製作したり、ブランドとしての成長は止まるところを知りません。
「デザイナーズブランドとして前例のない取り組みをしたい」という思いが感じられるデザイナーで、今後の活動にも注目が集まっています。
TOMO KOIZUMIの特徴
フリル
TOMO KOIZUMIの最大の特徴といえば、大胆にフリルを用いたデザイン以外にはありえません。
何層にも重ねてぎっしりと束ねられるフリルは、オーガンジーで作られています。
オーガンジーは透け感のある軽い素材。
オーガンジー素材 引用 tomato.com
TOMO KOIZUMIの服が、執拗なまでのフリルを重ねても重苦しい雰囲気にならないのは、オーガンジーの透明感や軽さゆえかもしれません。
なんでも、小泉さん自身が生地屋などでさまざまな生地を見て吟味する中で、安価で豊富なカラー展開のあるオーガンジーに惹かれたのだそう。
フリルもさまざまな形で試作して、現在の形にたどり着いたそうです。
フリルを重ねたデザインは、意外なほどに自由自在な形を取ることができ、クラシックなドレスの形や、着る人の体がまるごと球形に見えるデザイン、ジャケットやパンツの形を保ちつつ、フリルが溢れ出しているように見えるデザイン…など、さまざまな形に変容します。
引用 vogue.co.jp
色もさまざまで、1つのドレスのトーンを合わせた単色のものもあれば、パーツごとに色とりどりの生地を使って南国の鳥のような色鮮やかさのあるドレスもあり、小泉さんのイマジネーションから生まれる、さまざまなフリルの変化にとても驚きます。
こうして試行錯誤から生まれた現在のTOMO KOIZUMIを象徴する“フリル”は、今後もブランドのデザインの核を担っていくのではないでしょうか。
ファションブランドとしてのあり方
TOMO KOIZUMIは、ここまで読んでいただいたようにコスチューム(衣装)やウエディングドレスのデザインをおこなうブランドでした。
現在でもそうですが、既製服を店頭などで売るということはおこなっておらず、オリジナルグッズの展開も小物類を中心にしたものになっており、本格的なアパレルに関してはほぼ展開していません。
オリジナルで展開しているバッグ、Tシャツ 引用 fashion-press.net
服に関しては、これまでのようにコスチュームデザインを中心におこない、ショーピースの販売に関しては、量産はせず、オーダーがあった際に製作して販売するというスタンスのようです。
それゆえ、数少ない既成のアイテムや、コラボによって発売されたアイテムなどはとても貴重で人気があります。
ファンとしてはもちろん既製服の展開もしてほしいけど、小泉さんの「自由にマイペースに続けていきたい」というスタンスも尊重したい…という非常に悩ましい状況ですが、そこがまたブランドへの注目を集める理由になっているのかもしれません。
オーダーでコレクションピースを注文するのは少しハードルが高いですが、他ブランドとのコラボや小物類などでTOMO KOIZUMIのデザインを楽しめる機会を狙ってみるのも良いのではないでしょうか。
TOMO KOIZUMIの中古相場
前述のように、既成品の数が少ないブランドであるTOMO KOIZUMIですが、それゆえか中古市場ではとても高い評価を得ています。
sacaiとのコラボレーションで発売されたバッグなどは非常に人気で、高い金額で取引されています。
また、ブランドオリジナルとして販売されたカットソーなども人気です。
既製服のブランドほどアイテムがあるわけではないので、一種のレア物として取引されているような傾向が見受けられます。
ブランドとして今後どういった展開をしていくかにもよると思いますが、今のように、衣装やドレス類で憧れのポジションを維持しつつ、一般的なファッションユーザーに向けたグッズ展開などをしていくような形で人気が続いていけば、今後も中古市場で高い評価を受けていくことが予想されます。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
近年、急激に注目度の上がっているブランド、TOMO KOIZUMI。
どのようなブランドなのか?が少しでもわかる記事になっていれば幸いです。
KLDでは、TOMO KOIZUMIのお取り扱いを強化しております。
記事内でご紹介した既製品はもちろん、ドレスや古いアイテムであってもぜひご相談ください。
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ありがとうございました!
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