RICK OWENSって改めてどんなブランド?|リックオウエンス
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
高級感とストリートの良さを持ち合わせた、RICK OWENS(リックオウエンス)。
モードやストリートファッションが好きなら一度は目にしたことのあるブランドなのではないでしょうか?
今回は、そんなRICK OWENSのブランドの歴史や人気の理由、コラボしたブランドなどについてお話していきます。
- RICK OWENSとは?デザイナーはどんな人?
- ブランドラインについて
- 人気の秘密
- 中古市場での評価、買取について
という形で、「RICK OWENSって改めてどんなブランド?」というお話をしていきたいと思います。
RICK OWENSのことを改めて知りたい方はもちろん、中古相場についても解説していきますので、買取について知りたい方や売却をお考えの方もぜひご覧ください。
目次
RICK OWENSってどんなブランド?デザイナーは?
RICK OWENS(リックオウエンス)は1997年に創立された、フランスのブランドです。
多くの著名人にも愛されるゴシックストリートファッションのパイオニア的存在として知られています。
デザイナーのリック(Richard Saturnino Owens)は、カリフォルニア州 ポータービルに生まれました。
デザイナーのリック氏 引用instagram @rickowensonline
高校卒業後はロサンゼルスに移住。
トレードテクニカルカレッジでパターン作成などを学んだ後、デザイナーウェアのコピー製品をデザインする仕事に携わっていました。
その後の90年代はMichele Lamy(ミシェル・ラミー)のスポーツライン「Lamy」でパタンナーとして勤めることになりました。
1994年にはロサンゼルスのハリウッド大通り店舗を構え、自身の名前をつけたコレクションを発表。
RICK OWENSの前衛的でインパクトのあるデザインがVOGUEアメリカの編集長Anna Wintour(アナ・ウィンター)から高く評価され、2002年春夏シーズンでのデビューを後押しされました。
同2002年、ファッション業界でのオスカーとも言われる、アメリカ・デザイナーズアワードの新人賞を受賞。
しかし、2003年にロサンゼルスで強盗に遭ったこともあり、パリへの移住を決意。
活躍の場をパリへ移し、2004年からパリコレクションへ参加。
2005年にはインテリア業界にも進出。
ファッションブランドがインテリア家具を発表することは当時では珍しかったため、多くの人々の注目を集めるきっかけとなりました。
アートピースとして提案される家具 引用casabrutus.com
私生活では、かつてデザイナーとパタンナーの関係だったミシェル・ラミーと2006年に結婚。
その頃のリックとミシェルは45歳と62歳でした。同時期にメンズラインもスタートさせています。
その後2009年にパリやニューヨーク、ロンドンに続く4店舗目のフラッグシップストアを青山にオープンしました。
ブランドの世界観を理解してもらうことにより、世界各地でファンも急増していきました。
このようにRICK OWENS(リックオウエンス)は20年以上繁栄を続けているブランドで、今では世界300以上のショップで取り扱われています。
本拠地のパリや出身地のロサンゼルス、ロンドン、ミラノ、ニューヨーク、東京、などの世界主要都市に直営店を展開するなど、現在でもファンが多く定着しているブランドなのです。
RICK OWENSのブランドライン
RICK OWENSは現在、複数のブランドラインを展開し、テイストの異なるアイテムを発表しています。
RICK OWENS
2020SS メンズコレクションより 引用fashion-press.net
RICK OWENSのメインライン。
ブランドの世界観を一番色濃く体現しています。
RICK OWENS DRKSHDW
RICK OWENS DRKSHDW(リック・オウエンス・ダークシャドウ)は、ディフュージョンラインとして登場したラインで、メインラインよりも手が届きやすい価格設定が魅力のラインです。
デザイン的にも、RICK OWENSの美学を保ちつつ、メインラインよりもカジュアルでスポーティな印象で、使用している素材等も動きやすいものが多いのが特徴となっています。
ワードローブにRICK OWENSのテイストを少し取り入れてみたい!という時や、最初の一着にもおすすめのラインといえます。
RICK OWENS Lilies
RICK OWENS Lilies(リック・オウエンス・リリーズ)は、リック・オウエンスの中のレディースウェアのラインで、無駄な要素を削ぎ落としたミニマルな雰囲気が特徴です。
単色で仕上げられた服たちはシルエットやドレープなどが美しく、またそれを楽しむための素材の上質さにもこだわっています。
DROPS
2015年に始まったRICK OWENSのジュエリーラインで、そのブランド名のとおり、「涙の粒」をモチーフにしたというしずく方のモチーフのジュエリーを展開しています。
シルバーやクリスタルで象られた涙型の中にダイヤモンドなどを埋め込んだり、ジュエリーとしての質も妥協することのないクオリティとなっています。
DROPSは涙型のジュエリーを展開する独立したラインですが、RICK OWENSとしてはそれ以外のジュエリーもメインラインで展開しています。
キッズライン
RICK OWENSは2022AWシーズンからキッズラインを始動。
「ベイビージオ(BABYGEO)」と名付けられたファーストコレクションは、メインラインの22AWコレクションのデザインをそのまま小さくキッズ用にアレンジして展開しました。
自身も3歳と1歳の孫娘を持つデザイナーのリック氏は、
「ブランドを始めて20年以上が経ち、子どもを持つスタッフが増えた。きっとこれからも私の周りの友人や家族にも増えていくだろう。洋服や家具と同じように、子ども服もライフスタイルのニーズに応えるもの。私たちにとって新たなチャプターになる」
と語っています。
引用wwdjapan.com
人気の秘密
RICK OWENSが人気を集めている理由。
かっこいい、珍しいデザイン…など様々ですが、代表的なもので言えばずばり、
トレンドに左右されないアイテムを作り続けているから
だと言えるでしょう。
ファッションにはartisan(アルチザン)と呼ばれるジャンルがあり、これは唯一、あまり世間のトレンドに左右されないジャンルです。
artisanとはフランス語で、職人/工匠(こうしょう)という意味を持ちます。
このジャンルはその名の通り、一つのアイテムに対してこだわりを持ちひとつひとつ丁寧に創られたブランドに該当します。
独自性があり、発表当時からトレンドに振り回されず長く愛用されるアイテムを多く送り出すRICK OWENSは、モードでありながら、アルチザン的な側面のあるブランドともいえるでしょう。
リックが手がけた作品は、「トレンドを取り入れていないアイテム」ではなく、「周りに流されることのないアイテム」と認知されるこだわりを持っています。
著名人による着用で後述しますが、彼らがRICK OWENSを愛している理由の一つなのではないでしょうか。
数々の著名人による着用
現在も注目を集める理由として、様々な著名人やアーティストの着用も含まれていることでしょう。
それもそのはず、世界的なファッションアイコンであるカニエ・ウェストやヒップホップアーティストのトラヴィス・スコット、幅広い年齢層から人気のジャスティン・ビーバーも着用している姿が多々目撃されています。
全米ビルボードチャート制覇の脅威の記録を持つBTS(防弾少年団)のミュージックビデオでは、メンバー全員がRICK OWENSを着用し大きな話題となりました。
その人気は男性だけでなく、テイラー・スウィフトや日本の女優の山田優など、シックでモダンなデザインが好まれ世界中で愛用されています。
メディアも集まる場で素敵に着こなしている姿を見ると、どのブランドだろう?と気になってしまうアイテムばかりなんです。
優れたデザイン性への評価
20年以上続いているRICK OWENSですが、中にも見ただけで「これはリックのだ!」とわかってしまう定番アイテムも多く世に出されています。
代表的なものが、メンズラインスタート時に発表され、今もなお人気を誇るジオバスケット。
Geobasket 引用ssense.com
発表された2006年当時は、スニーカー市場の人気も落ちてきており、ハイブランドがスニーカー作りに着手することは珍しかったのですが、こちらのスニーカーは自社制作でリリースしたため、大きな衝撃をもたらしました。
ブーツのようなハイカットなシルエットで、履き心地も良いジオバスケット。
RICK OWENSのアイテムとの相性はもちろん、様々な場面でスタイリングを輝かせてくれる一品です。
スニーカーと並び有名なものがパンツ類。
サルエルパンツやトラックパンツ、定番であるカーゴパンツの「Creatch」など、どれも縫製や裏地などにこだわりを持って作られています。
Creatch 引用farfetch.com
Creatchはゆったりとして着心地がよく、かつ美しいシルエットに仕上げられており、長めに取られたドローストリングが脚を長く見せてくれます。
「Stooges」のレザージャケットは、フランスのVOGUE誌でKate Moss(ケイト・モス)が着用し、リックの名前を瞬く間に広めることになりました。
Stooges 引用wear.jp
これらのレザージャケットをフィーチャーし、RICK OWENSでは2002年、初のランウェイショーが行われました。
先述しましたが、これはAnna Wintour(アナ・ウィンター)の多大な協力により実現しました。
その他のアイテムも、リックのパタンナーとしての経験を生かし綺麗なドレープを見せてくれるシャツなど、ファンを魅了する作品が多く生み出されています。
有名ブランドとのコラボレーションにも注目
ストリートながらロックテイスト、かつモードでゴシックなRICK OWENS。
様々なジャンルと親和性が高いため、多くの有名ブランドとのコラボレーションも実現されてきました。
過去に話題になったものだと、adidas(アディダス)やChrome Hearts(クロムハーツ)とのコラボレーション。
近年はさらに多くのブランドとのコラボレーション作品を展開しており、以前よりも多様なジャンルのファンを虜にしています。
adidasとのコラボスニーカー 引用fashion-press.net
近年、RICK OWENSとのコラボレーションをおこなったブランドを一部ご紹介します。
- ドクターマーチン(Dr.Martens)
- モンクレール(MONCLER)
- チャンピオン(Champion)
- コンバース(CONVERSE)
上記のどのブランドも長く愛されてきているブランドばかりですよね。
コラボレーションアイテムはとても洗練されており、お互いのブランドの良さをいいとこ取りにしたものばかりで、入手困難な作品がいくつもあります。
Dr.Martensとのコラボ 引用drmartens.com
MONCLERとのコラボ 引用drmartens.com
中古市場での評価、買取について
ここまでRICK OWENSというブランドの魅力をお話してきました。
97年に設立という事で、ブランドとしてなかなか長い歴史を持つRICK OWENSですが中古市場での評価はいまだに上々で、高い金額でアイテムが取引されています。
ご紹介したように、ブランドとして流行に流されない服作りをしているため、定番の位置付けにあるアイテムたちは購入してからの年数に関わらず、高い金額で取引、買取が可能といえます。
シューズ類は特に需要も高く、今回ご紹介したジオバスケットなどは初期のモデルなどが特に高額で取引されています。
また、ドクターマーチンとのコラボも人気で、こちらも初期の「BEX SOLE BOOT」などは強気のお見積りが可能なアイテムとなっています。
定番アイテムはもちろん、秋冬のアウター類などは定価も高いものが多いので、中古での需要はとても高く、フリマアプリや買取に出しても高い金額での売却が可能といえます。
もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。
「売ろうかな…?」と少しでもお考えのお品物がございましたらぜひお気軽にご相談ください。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
唯一無二の世界観を表現し、根強いファンに支え続けられているブランド、RICK OWENS(リックオウエンス)。
現在世界中で愛されているブランドのデザイナーが、以前はコピーブランドのデザインをしていたことなんて驚きですよね。
ですがそうやって多くのブランドを目にしてきたからこそ、今の彼のデザイン力に繋がっているようにも思えます。
今後の有名ブランドとのコラボレーションや新作アイテムなど、まだまだ魅力がたくさん詰まったブランドですのでぜひチェックしてみてくださいね。
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