OUTILってどんなブランド?|ウティ
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
フランスのワークウェアから着想を得た、アパレルブランド「OUTIL」をご存知でしょうか。
フランスと日本を掛け合わせた、毎日に寄り添うようなカジュアルなデザインが特徴で、長く愛用したいアイテムが揃っています。
今回は、
- OUTIL(ウティ)とは?
- デザイナー
- OUTILの特徴
- 定番、人気アイテム
- 中古市場での評価
という形で、OUTILについてご紹介します。
私たちKLDでも、お買取を強化をしているブランドですので、中古市場での評価などについてもお話していきます。
「OUTIL」が気になっている!という方はもちろん、フリマアプリでの売却や買取サービスのご利用をお考えの方もぜひご覧ください!
目次
OUTIL(ウティ)とは?
OUTIL (ウティ)は、2016年より設立されたブランドです。
フランスの伝統的な技法や染色方法など、その技術を求めて現地を訪ね、徹底的にこだわったデザイン制作を行っています。
作り手と直接コミュニケーションを通し、日本とフランスを中心に生産。
ダイレクトに、洋服を作る工場の職人への尊敬や愛情を感じることができ、服を買って着る人たちが、普段あまり意識することのない「作り手」である職人と繋がるきっかけにもなっています。
ブランド名である“Outil”には、フランス語で道具やツールのという意味があります。
手仕事が主要だった時代のものづくりを踏襲しながら、現代の日常着としても馴染む着心地と洗練されたデザインを兼ね備えています。
主にフランスの19世紀末から20世紀前半にかけての労働着や、ユニフォームから着想を得ており、素朴な生地の風合い、そして繊細なシルエットの優雅さなどが特徴です。
ブランドを開始して2年ほどで、「L’ECHOPPE」など東京を代表するセレクトショップに取り扱われ、いまや製作へのこだわりに高い評価を得ている、日本のブランドです。
デザイナー
宇多悠也 氏(2018年) 引用haicolor.com
OUTILのデザイナーは、宇多悠也(うたゆうや)氏。
1981年生まれ、山口県出身です。
上京して専門学校でファッションについて学び、卒業後は京都から世界へデニムを発信する、国際的デザイナー加藤博氏率いる「KATO`デニム」に就職。
「KATO`」公式サイトより 引用kato-aaa.jp
海外へ買い付けにいったりと、休日もないほどがむしゃらに働いたそうです。
ちょうど宇多氏が、“いろいろな経験をしたい”と考えていた頃、お世話になっていた人から、ヴィンテージなどを扱うセレクトショップの仕事の声が掛かったことで、京都から福岡へ。
挑戦心から転職した、宇多氏。
卸しのブランドで学んだことが評価され、25歳の若さで店舗の買い付けを任せられるまでになります。
渋谷にある宇多さんの現在のアトリエ 引用denplus.co.jp
お店は、“アンティークのライトを少しだけ灯した、小さな窓のみのショップ”。
パリのエッジの効いた花屋をイメージして、空間にもこだわり、外からほとんど様子がわからないような人を惹きつける店舗にしたのだそうです。
小さい店舗ながら話題を呼び、全国から注目されるショップへと成長させました。
「僕は着古したときの、人になじんで色が落ちた状態が完成形だと思ってるんです。
だからいつかリアルなワークウエアを作りたいと思っていました。」
引用yaizu-zempachi.jp
宇多さんは、インタビューでこう答えています。
そして、さまざまな経験を経て、買い付けるという発想から、“フランス現地で物づくりを始めたい”と考えるように。
フランスへ自ら足を運び、現地の工場の人たちに話を聞かせてもらっていたそうです。
メイドインフランスで、自身が以前から好きだった“ワークウェア”を作るべく、OUTILを立ちあげています。
フランスの写真が散見される、宇多さんのSNS Instagram「outil Yuya Uta」より引用@yuyauta
OUTILの特徴
ここからは、OUTILというブランドの特徴や魅力についてご紹介します。
「道具」を意味するワークウェア
OUTILのベースとなるのは、フランスのワークウェアです。
立体的な弾力のある生地やリネンのシャリ感など、ワークウェアの特徴を最大限活かすことができる素材を使用しています。
衣服を「道具」として捉え、フランスに受け継がれる素晴らしい技術や手仕事を採用。
着る人にも届けたいという想いが込められています。
そんなOUTILが初めて最初に作ったのは、東京・目黒のレストラン「Kabi(カビ)」のユニフォームです。
お店で一緒に飲んでいた友人からの依頼がきっかけだったそう。
機能面はもちろん、働く人の気持ちまでも支えてくれるようなこだわりのワークウェアは注目を集めました。
またOUTILのウェアは、日本の鋳物ホーロー鍋ブランド「VERMICULAR(バーミキュラ)」で働くスタッフや、工場の職人たちのユニフォームも手がけたことでも知られています。
レストラン「Kabi」 引用magazine.hitosara.com
メイドインフランスのこだわり
着古していくことで魅力が増していくOUTILの服。
デザイナー宇多さんの洋服作りのインスピレーションは、フランスの景色や人との出会いから得ることが多いようです。
フランスのワークウェアから着想を得たブランドであるが故に、伝統を重んじ、新しいものを生み出す情熱は並々ではありません。
たとえば、生地を編むところから縫製にいたるまで、今ではかなり希少となった旧式の編機で製作したり、縫製もフランス海軍のユニフォームを縫っていた人たちにお願いしたり。
職人とも密なコミュニケーションを行いながら、その生産背景も大切にして丁寧に作られたアイテムからは、細部まで徹底したこだわりが感じられます。
次々に変わりゆくトレンドや、モノが溢れる時代において、“本物”のウェアを作っているブランドは、近年のファッションの神髄ともいえるのではないでしょうか。
ビンテージウェアさながらの奥深い経年変化を楽しませてくれます。
OUTILの定番・人気アイテム
古くからのワークウェアをベースにしたOUTILの展開するアイテムの中から、毎シーズン展開する定番や不動の人気アイテムをいくつかご紹介します。
PANTALON BLESLE(パンタロンブレール)
フランス軍の名作、M47をベースに製作したカーゴパンツ。
OUTILが服作りをスタートした当初から、アップデートを繰り返して製作されてきた定番のアイテムです。
生地はコットン85%とヘンプ麻15%で、製品染めで仕上げたオリジナルファブリックはラフな風合いが特徴。
裾に付けられたボタン式のアジャスターベルトなど、特徴的なディテールやミリタリートラウザーならではの雰囲気は、当時のオリジナルさながらのデザインです。
オリジナルのミリタリーならではのディテールや雰囲気を残しつつ、スッキリと着られるよう、OUTILオリジナルの現代的なシルエットに進化させています。
インディゴと備長炭による二度の染め加工が施されることで現れる濃淡の色目からも漂う、唯一無二のヴィンテージ感。
M-47をモデルにしたアイテムは市場で幾多と見かけますが、PANTALON BLESLEは、ひと際存在感を放っています。
フランスの文化を愛するデザイナーならではの、こだわりのオリジナルファブリックの独特な風合いを、楽しみたい一本です。
TRICOT AAST(バスクシャツ)
OUTILを代表するプロダクトのひとつ「TRICOT AAST」。
デザイナーがフランスで出会ったゆったりとした古着のバスクシャツをベースに、現代の着やすいシルエットをデザインに落とし込み、独自のパターンを採用しています。
そもそもバスクシャツとは、フランスとスペインにまたがるバスク地方にて誕生したとされるシャツ。
漁師や船乗りの仕事着として生まれ、後にフランス海軍の制服としても採用されたマリンアイテムですが、実際にはバスク地方で製作されるものはあまり見かけません。
そんな中、TRICOT AASTは素材をフランスの老舗カットソーメーカーに依頼し、全ての工程をフランス製に拘った渾身の一枚。
実際にフランスに住んだ経験があり、フランスのワークウェア、ミリタリーウェアとフランスの人々をリスペクトする、宇多さんならではの愛情を感じられるアイテムです。
また特徴的なビックシルエットは、袖をロールアップするのがおすすめ。
天竺編みらしい絶妙な肉感で、オールシーズン対応可能です。
男性の袖ロールアップもいいですね 引用people-boutique.com
MANTEAU AVIGNON(マントアヴィニョン)
優しい肌触りが特徴で、密度が高いため長く愛用できる“モールスキン生地”を使用した珠玉のコートです。
デザインの元となるのは、1930年代にパリの左岸にあった老舗デパート「サマリテイヌ」のアトリエコート。
当時販売された百貨店アイテムならではの、上質で丁寧で美しいシルエットをベースとしています。
コットンの糸を高密度に織り上げ、ハリと柔らかさを持った程良い厚みの生地は、滑らかさがあり、袖を通すと背筋が伸びるような素晴らしい心地良さです。
長い着丈だからこそ醸し出す雰囲気も、また魅力。
程よい長さの丈感と、ラグランによる肩馴染みの美しさ、襟の幅や、ボタンを止めた時に漂う品のある佇まいなど、圧倒的な存在感を感じられる一着です。
カラー展開は、シックなブランクインディコと、鮮やかなコバルト、ストライブを展開。
なかでも“ストライプ”は、新しく開発された染色方法で作成しており、ブラックインディゴに染め上げた後に、抜染で柄を作りだしています。
細やかなストライプは、「美」を追求したフランスヴィンテージならではの繊細な技術です。
抜染によるストライブ柄 引用people-boutique.com
ほどよいゆとりがあるため、厚手のインナーも合わせることができ、薄手のブラウスと組み合わせても違和感のないボリュームです。
また共地のベルトでウエストをきゅっと絞るのもおすすめ。
コートを着る度に生地に落ち感が出てくると、更に味わい深い風合いになるのも特徴と言えるでしょう。
着用と洗いを繰り返す事で、どんどん生地の表情が変化し、長く愛用することで現れる経年変化が楽しみになるような、OUTILならではの名作コートです。
中古市場での評価
ここまでOUTILというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、そんなOUTILは、中古市場でどんな評価を受けているのか?についてお話していきたいと思います。
ワークウェアの文化を背景として、丈夫なものづくりをするOUTILだけあって、中古市場での評価も上々のようです。
とくにボーダーのバスクシャツ、「TRICOT AAST」などは、ファッション的にも取り入れやすいアイテムとして中古市場でも盛んに取引されている印象です。
他にも凝った染色を施したアウター類や、長く履けるパンツなど、OUTILの美学を感じられるアイテムは非常に高く評価されており、高額で取引されています。
大きくデザインを変えず、アイテムをリリースしている事も中古相場に良い影響を与えており、購入してからある程度年数が経ったアイテムであっても、新しいものと遜色ないお見積りが可能な場合も多々あります。
もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。
気になるアイテムをお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください!
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
フランスと日本を掛け合わせによって生まれ、私たちの日常や働く日々に寄り添うブランド、OUTIL。
KLDではOUTILのお買取を強化しております。
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