m_moriabcってどんなブランド?|メモリア
引用hide-m.com
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
圧倒的なクオリティと極上の履き心地が魅力の、知る人ぞ知るアルチザンシューズブランド、「m_moriabc(メモリア)」。
試行錯誤をして完成した3つのラスト(木型)や最高級のレザーを用いて、こだわりを詰め込んだ唯一無二の靴を製作しているブランドです。
今回は、
- m_moriabcとは
- デザイナー
- ブランドの特徴
- 買取について
という形でお話していきます。
m_moriabcが気になっている!という方はもちろん、m_moriabcの買取についてお話もしていきますので、既にアイテムをお持ちで売却をお考えの方にも、ぜひご覧いただきたい記事となっています。
目次
m_moriabcってどんなブランド?
m_moriabc(メモリア)は、アルチザンの巨匠と呼ばれる、デザイナーのマウリツィオ・アルティエリが立ち上げたイタリア発のシューズブランドです。
もともと2012年にプロジェクトととして発足したm_moriabcは、靴のラスト(木型)の研究や開発を重ね、2015年に本格的にブランドを始動しました。
そんなm_moriabcの靴は、ベースとなる3つの木型と多彩なモデルを組み合わせて作るカスタムオーダー形式をとっており、すべてハンドメイドで作っています。
使用される技術は、グッドイヤーウェルテッド製法やノルウィージャンウェルテッド製法、古くから使われているウッドネイル製法など、非常に手の込んだ製法を使い分けて製作しています。
またブランド名は、ラテン語で「死を忘れるな」という意味を持つ「memento mori(メメントモリ)」に 、「a b c」それぞれに「過去」「現在」「未来」という意味を込めた文字を繋げて名付けたそう。
デザイナー
マウリツィオ・アルティエリ 引用hide-m.com
マウリツィオ・アルティエリ(Maurizio Altieri)は、1966年にイタリアのローマで生まれました。
18歳の時に放浪の旅に出て、約10年間メキシコやタイ、スペイン、トルコなど世界中を巡り、そのうちの2年間はロンドン、半年間はロサンゼルスに定住していました。
放浪の際はクロムハーツの設立者であるリチャード・スタークの下で働き、製造と革処理の基礎を学びます。
1994年、自身の息子の名を冠する「カルペディエム(CARPE DIEM)」という「新しいものと旧いものの融合」をコンセプトにした、靴とレザーのブランドを設立し、翌年の1995年から本格的に活動を開始します。
ブランド名はラテン語で「今、この瞬間を生きる」「その日を摘め」という意味が込められており、商品はすべて手作業で作っていました。
また、このカルペディエムは、まだアルチザンブランドがマイナーだった当時、マウリツィオが“アルチザン”というジャンルを世に広め、ファッション界に大きな影響を与えたブランドとしても有名です。
そして1999年春夏からは、布帛ラインである「LMアルティエリ(LM Altieri)」をスタート。
このラインでは主に麻や絹を原料とした製品を展開し、ニットやカットソーなどが人気となっています。
2000年には、活動の拠点をフランス・パリからイタリア・ペルージャへ移転し、その際にブランド表記を「CARPE DIEM」から「C DIEM」に変更し、2001年には社名を「1+1=3(1 piu 1 uguale 3)」に変更しました。
2002年には、“One piece”を基本コンセプトとした一枚布で作る衣類の「リネア(linea)」コレクションがスタートします。
さらに同時期には、レザーをメインとしたオーダーメイドブランドである「サルトリア(sartoria)」も立ち上げます。
しかし2006年、顧客との温度差による違和感からマウリツィオ・アルティエリ自身の手で「1+1=3」の組織活動を停止します。
そして、2012年にマウリツィオ最後の仕事として、「m_moriabc」をプロジェクトとして発足。
5年以上の活動休止期間をかけ、靴の美を追求した渾身のブランドです。
また、2017年には「C DIEM」を復活させています。
この復活は、ジュン ハシモトのデザイナーである橋本淳が、マウリツィオのデザインに感銘を受けたことがきっかけとされています。
このように様々なブランドを展開してきたマウリツィオですが、実は服飾学校などで縫製やデザインを学んだという経験はないそう。
しかし彼は、レザーに洗いをかけたり、今でこそ一般的なシワや色褪せ加工などを施したり、革新的な製法で独創的なアイテムを生み出してきました。
そんな彼の発想力や経験、芸術的センスなどが、m_moriabcでも存分に活かされています。
ブランドの特徴
3つのラスト(木型)について
m_moriabcの最大の特徴は、3つのラスト(木型)と、0~10番までのモデル計11種類を組み合わせた33種類が同時にリリースしているという点です。
モデルは以下の通りです。
RaDiCaL (0)
BaSe (1~3)
VaRiaTion (4~6)
MiNiMvM (7)
aVaNT (8~9)
iNDieTRo (10)
3つのラストはそれぞれ「過去」「現在」「未来」というテーマを持たせ、すべてを合わせると「時間」を意味します。
また、構成している数字においても「数」や「時計」を表現しているそう。
そのため、一部変更や追加等があっても大幅な変更はない、という普遍性を持っています。
ここからは、m_moriabcのラストについてお話します。
「a」 過去、丸、木製
aは、過去の時代の伝統技術を尊重したラストです。
歴史ある価値と技術に焦点を当てた、前時代的でオーソドックスな形が特徴。
トゥに丸みがあり、ほかのラストと比較すると最もボリュームのある型となっています。
デザインでいうと、伝統的なシングルステッチを採用したり、トゥから甲にかけてグッとシェイプが効いていたりします。
また、“過去”というテーマ通り原始的なラストですが、実はマウリツィオ自身が過去、カルペディエム時代に作ってきた象徴的なデザインを詰め込んだものではないか、とも言われています。
「b」 現在、正方形、鉄製
bは、現在を表現しているラストです。
現代で馴染みのある、スリッポンやサイドゴアブーツ、ビジネスシューズなどを作るのに適しているラストです。
図形のモチーフである正方形は、ヒールの形にも反映されているため、ぽってりとした踵とは対照的になるシャープな印象を作り出すことができます。
ステッチは、表側が見えるように開き、縫い目を内側に隠す技法である「縫い割り」を施すダブルステッチを採用。
また、近代化した現代社会をあらわすよう、素材イメージは「鉄」としています。
「c」 未来、三角形、アルミ製
cは未来を表し、進化を促すようなラストです。
図形のモチーフである三角形を想起させるような、流線型に近いフォルムが特徴。
デザインでいうと、重ためな丸みのある踵部分と長めのノーズが印象的です。
ステッチは、すべて内側に隠す技法が用いられています。
また、cのラストで作られる靴は、“未来”を彷彿とさせるような洗練された雰囲気が漂います。
製法について
m_moriabcの靴は、バリエーション豊かな製法を用いて製作されています。
また、手作業でありながら一つ一つの製法で凄まじいクオリティの高さをみせているが魅力です。
ここからは、m_moriabcの靴作りに欠かせな様々な製法についてお話します。
グッドイヤーウェルテッド製法
グッドイヤーウェルテッド製法とは、中底に貼り付けられたリブテープ、アッパー(甲革)、ウェルト(細い帯状の革)をすくい縫い(縫い付け)して、ウェルトとアウトソールを出し縫い(縫合)する技法です。
手縫いで縫い付ける「ハンドソーンウェルテッド」という製法を進化させ、機械で縫い付けを可能にしたのがグッドイヤーウェルテッド製法です。
m_moriabcでは、あえて機械を使わず、手縫いでグッドイヤーウェルテッド製法を駆使しています。
また、“出し縫い”といわれるウェルトの表面に出るステッチは、表からは見えない手法を使っているのだとか。
そのため、靴の輪郭にステッチがなく、すっきりとした靴のシルエットになるのです。
グッドイヤーウェルテッド製法はただでさえ複雑な工程なのに、さらに巧妙な技術を取り入れのはさすがの一言です。
ノルウィージャンウェルテッド製法
ノルウィージャンウェルテッド製法は、登山靴や雪道用の靴など、極めて頑丈な靴作りに用いられる製法です。
基本的にグッドイヤーウェルテッド製法と同じ技法ですが、ウェルトの形状が少し異なります。
ノルウィージャンウェルテッド製法では、平らなウェルトをL字に折り曲げて使用します。
そのL字のウェルトに“すくい縫い”を施すため、ステッチが靴の側面に見えるようになるのです。
ただ、m_moriabcのノルウィージャンウェルテッド製法の場合、出し縫いが細かくきれいに収まっているので、例え側面にすくい縫いが見えたとしても、すっきりとしたミニマルな印象に映るのです。
m_moriabcでは、aのラストで使われることの多い製法だそう。
オパンケ製法
オパンケ製法は、土踏まず部分のソールをアッパーにかぶせるように縫い合わせる製法です。
スニーカーやカジュアルなブーツなどによく使う製法で、革靴の場合は、土踏まず部分のすくい縫いが丸見えになるデザインが多い印象です。
また、デザイン的な要素だけでなく、土踏まずのフィット感を高めるといった実用的な利点もあります。
ただ、縫い方やミシンが独特で比較的高い技術を要するため、この製法を扱える職人は数少ないのだとか。
m_moriabcでは、手間のかかるオパンケ製法を、一部のモデルに使っています。
また、そんな高技術な製法を駆使できる技術がありながらも、“それはブランドの概念を構成する一要素”と捉えている、m_moriabcらしい価値観も魅力です。
ウッドネイル製法
m_moriabcの中で格段に印象的であるのが、ウッドネイル製法。
この製法は、ウッド(木)のネイル(釘)を底面の縁に沿って打ち込み、アッパーと中底を固定する技法です。
非常に古典的な製法とされており、世界でも限られた職人しか扱えないそうです。
m_moriabcでは、ほかの木材と比べて耐水性が高く、腐食したり劣化したりといった心配がない「オーク材」を用いた釘を使用しています。
耐久性の面で比較すると、もちろん金属の釘の方が優れていますが、木の釘はしなりがあるため、鉄製より地面からの衝撃を吸収してくれるといったメリットがあります。
レザーについて
引用darte.jp
m_moriabcの靴に使用する革といえば、マウリツィオが惚れ込んだという、ホーウィン社のコードバン。
アメリカの老舗タンナーであるホーウィン社は、イタリアなどのブランドにレザーを提供することは少ないそうですが、m_moriabcはホーウィン社のコードバンを使用することを許されているそうです。
引用darte.jp
そんなコードバンをm_moriabcでは、マット、ワックス、ポリッシュの3種類の仕上げと、ブラックやダークブラウン、ホワイトなどの17色を用意し、様々なモデルによって使い分けています。
そして、コードバンの魅力といえばなんといっても、きめ細やかで美しい光沢感や滑らかな触り心地、高い耐久性など、一目で分かるその品質の高さです。
完璧なラストで作られた無駄のない美しいフォルムと、艶やかで品格のあるコードバンは非常に相性が良く、ファンを魅了する要素でもあります。
また、はじめこそ硬いコードバンですが、履いてみると足に程よくフィットし、履くたびに馴染むため、年数を重ねるごとに革の質感や表情の変化を楽しむことができます。
こだわりつくしたディテール
m_moriabcの特徴であり魅力であるのが、こだわりの詰まったディテールです。
例えば、靴のソールに配置されているアーチの形状。
m_moriabcにはノーアーチ、シングルアーチ、ダブルアーチ、ツーパートという4種類のアーチがあります。
引用darte.jp
中でも中央部分のソールがない「ツーパートアーチ」は、左右のアッパーが下まで覆うような構造になっているため、ソールよりも柔軟性と強度があるうえ、美しい作りも実現しています。
また、裏張りのソールにまでこだわりを見せるm_moriabc。
まず一般的なブランドは、裏張りのソールを自作することなどほとんどないですが、m_moriabcは裏張りのソールを自作しただけでなく、その素材にも信念を貫いています。
その素材は、なんとココナッツの繊維を混ぜ込んだ天然ゴム。
引用darte.jp
しかも単に自然由来のもので作りたいというマウリツィオのこだわりだけでなく、摩耗耐性やグリップ力など、申し分のない機能性も備えているのです。
ほかにもデザイン的なディテールでいうと、手作業で縫い付けたステッチは1本もずれがなかったり、履いたときにしっかり足を包み込むフォルムだったり、高級財布のようにレザーが美しく磨かれていたり…。
どのディテールを挙げても、上質で高品質な作りが際立つのです。
ブランドの感性を反映したオプション
m_moriabcでは、ブランドの世界観をより堪能できるオプションの展開もあります。
オプションの種類は、シューレースやシューキーパー、ウッドボックスなど。
また、先述した裏張りのソールも、お願いすると張ってくれるそうです。
オプションは、基本的に靴のオーダー時に選ぶことができます。
引用darte.jp
シューレースは、ラストやモデルの種類によって選べるデザインが異なるそうですが、どのデザインもm_moriabcの靴に合う独特な雰囲気があります。
引用darte.jp
シューキーパーやウッドボックスもm_moriabcの世界観を反映しており、保管している時間もブランドらしさを味わえるプロダクトとなっています。
買取、中古相場について
ここまで、m_moriabcというブランドの魅力についてお話してきました。
ここでは、中古相場について少しだけお話していきます。
唯一無二の存在感を持つm_moriabcのシューズですが、やはり中古市場でも非常に高く評価されており、高額で取引されているのが見受けられます。
取引数は決して多くはありませんが、どれもかなり強気の値付けで売却されている印象です。
また、特筆すべきは状態の良いものが多い点。
ユーザーがブランドの理念に深く共感し、大切に扱ってきたのが分かる品が多く、それ故に中古市場でも高い評価を受けるものが多いといえます。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
一件気難しそうに見えがちなアルチザンブランドでありながら、極上の履き心地で根強いファンを多く有するブランド、m_moriabc。
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