Klattermusenってどんなブランド?|クレッタルムーセン

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引用Instagram@klattermusen_japan

こんにちは。ブランド古着専門店のKLDです。

スウェーデン・オーレという雪の多い土地で生まれたアウトドアブランド、Klattermusen(クレッタルムーセン)。

自然と共にある事を掲げ、真にサステナブルな取り組みをし続けています。

今回は、

  • Klattermusenとは?
  • 発祥・沿革
  • ブランドの特徴
  • 定番、人気アイテム
  • 中古市場での評価

という形で、「Klattermusenってどんなブランドなの?」がわかるよう、お話していきます。

Klattermusenのアイテムが気になっている方はもちろん、中古相場のお話もしていきますので、売却をお考えの方もぜひご覧ください。

Klattermusenとは?


引用klattermusen.jp

Klattermusen(クレッタルムーセン)とは、1975年に創業されスウェーデンのオーレを拠点に展開するアウトドアブランドです。

サステナビリティに基づいた素材選びや、人間の体に合ったアイテム制作、そして他のブランドと一線を画す独特のデザインが魅力。

大雪が降る気候の地域で生まれたアウトドアブランドとして親しまれていますが、そうでない地域のファッション好きからもデザイン性や機能性、社会貢献性などで高い支持を得ています。

Klattermusen(クレッタルムーセン)の理念は以下の5つ。

  • DIY精神を忘れない
  • 捨てなくて良いものを。
  • 貧しすぎて安いものが買えない。
  • 自然に挑むのではなく、自然と共に。
  • できるだけものを作らない。

それぞれを少しだけご紹介します。

DIY精神を忘れない

Klattermusenは、もともと創業者であるピーター・アスクルブが開いた「登山用具を作るワークショップ」から始まりました。(詳しくは後述します)

無いものは自分で作ろう、そういったDIY精神はブランドの創業から今まで、Klattermusenの根底にあり続けています。

捨てなくて良いものを。

厳しい環境で培われてきたスカンジナビアのデザインをリスペクトするKlattermusenは、「捨てなくて良いものを。」をコンセプトの一つとしています。

壊れやすいパーツ(ベルクロや止水ファスナーなど)を使わない事によって、長持ちする、すぐに買い換えずに長く使えるものを作り続けています。

貧しすぎて安いものが買えない。

これは、一見すると「どういう事?」と思ってしまうコンセプトの一つですが、Klattermusenの価格設定の話をしています。

先述の「捨てなくて良いものを。」に通じる部分があるのですが、「安くてすぐに壊れるもの」を買い続けて結果的に貧しくなってしまうのではなく、少し高くても長く使えるものを購入することが、最終的な豊かさにつながるという事を示しています。

自然に挑むのではなく、自然と共に。

これはKlattermusenが、「自然の中に入っていく時に自然のものを身につけられないか?」という問いかけの元に商品開発をしていることを示しています。

化学繊維だけで作られたものではなく、コットンを基調としたウェアの開発に力を入れており、たとえば山に入った時、より自然を邪魔せず、自然と一体となれるものづくりを推進しています。

できるだけものを作らない。

「存在しないことがもっともサステナブル」
これは商品の製造をおこない、それを販売する事で成り立っているブランドにとって、永遠の課題といえます。

Klattermusenはこの企業としての矛盾に真摯に向き合い、「この商品は本当に必要なのか?」「新しくする必要はあるのか?」「改良することはできないか?」と、常に商品開発に厳しい目を向けて、既存商品の改良やものづくりをおこなっています。


このように、機能性やデザイン性に優れていながら、自然といかに調和するか、無駄を無くすか…などを常に問い続けるブランド、それがKlattermusen(クレッタルムーセン)です。

発祥・沿革

ブランドの始まり


スウェーデン・オーレの風景 引用letsgo-sweden.com

先述の通り、Klattermusen(クレッタルムーセン)はスウェーデンのオーレという都市で誕生し、展開しています。

スウェーデンのオーレは雪がよく降り、ウィンタースポーツが盛んな街です。

ブランドの創業者であるピーター・アスクルブは、学生時代に林業を学び、登山を趣味としていました。


ピーター・アスクルブ氏 引用klattermusen.jp

そんなピーター・アスクルブが、Klattermusen(クレッタルムーセン)を立ち上げるきっかけになったのは、ある日の雪山登山の日。

質の悪い登山用具を使って破損してしまった際に、高い探求心を持つピーター・アスクルブは「自分で質の良い登山用具を作ろう」と決意したそうです。

そして1975年に知人と共に登山用具を作るワークショップを開き、Klattermusen(クレッタルムーセン)が誕生します。

スウェーデンの子どもたちのヒーローである「Klas Klättermus(山ねずみのキャラクター)」をベースに、高い品質を持ちながらも遊び心のあるアイテムの制作を目指すことをブランド名に込めました。


1953年に児童書として出版されて以来、人気の山ねずみのキャラクター「Klas Klättermus」 引用wikipedia.org

創業後はアウトドアウェアだけでなくアウトドア用品、バックパックなど、登山に要する幅広いアイテムの展開をしていきます。

過去のアイテム

Klattermusen(クレッタルムーセン)の定番アイテムは長い歴史を持っています。

まずバックパックの定番、「Granit」は1978年に誕生。
いまでは定番の「ループウェービング」はまだない、機能性に特化したベーシックなデザインでした。

そして1986年には「ヌナタック・アノラック」という、Klattermusen(クレッタルムーセン)初のアウターが登場。

1992年頃にアウトドアウェアブランドとしての認知が高まっていきます。

そして2004年には「Einrideジャケット」という、縫製を必要とせず、ラミネート技術だけで形作るアウターが発表。

「洋服なのに縫製が必要ない」という衝撃を世間に与えた歴史的な名作であり、「Duracoatコーティング素材」という独自の素材を生み出しました。

こうして見てみると、Klattermusen(クレッタルムーセン)はコンスタントに世間を驚かせるようなアイデアを提供していることがわかります。

ブランドの特徴

人間の体に合った設計と登山での使用を考え尽くした機能性


引用klattermusen.jp

沿革で先述の通り、Klattermusen(クレッタルムーセン)は雪山登山でのシーンを考え制作されています。

例えばバックパックは、防水・撥水はもちろん大容量で収納力抜群。

特に登山で用いるキーリング付のアイテムを付けることが出来るフリルのようなデザインは、機能性がありながら、チャームポイントにもなっています。


「Brimer 24L」 引用klattermusen.jp

「雪山登山のブランド」と聞くと、かなりかさばって日常には使いにくいイメージをするかもしれませんが、Klattermusen(クレッタルムーセン)のアイテムはいたってシンプル。

バックパックやアウター、パーカーやパンツ等、普段使いしやすい無駄のない洗練されたデザインは多くのファンを生んでいます。

創業者の精神に基づくサステナビリティな製品作り


引用Instagram@klattermusen_japan

先に特徴として挙げたサステナビリティは、Klattermusen(クレッタルムーセン)を知る上で欠かせません。

実は、ブランドポリシーのページには「我々は“サステナブル”という言葉があまり好きではありません。」と記載されています。

しかし、その在り方は「サステナブル」と謳っているだけで実態の伴わないブランド等と比べると「サステナブル」そのもの。

「最もエコロジカルな選択は、商品を作らないことだ。二番目に良い選択は、リサイクル材料から生産することだ」
と、多くの大手アウトドアブランドに対して声を挙げ、どのブランドよりも先駆けて環境に配慮した素材づくりに着手します。

2016年、定番アイテムの「Brageジャケット」が、 スカンジナビア・アウトドア・サステナビリティ・アワードを受賞。


「Brageジャケット」 引用sputnikshop.jp

この賞以外にもKlattermusen(クレッタルムーセン)は数々の環境への貢献を称える賞を受賞しています。

石油の代わりに豆の基質から製造されたバイオナイロン、カーボンフリーの生地、魚網を利用したリサイクル素材等、数々のサステナブルな素材作りに励み、2017年にはアウトドアブランドでは初めて、全てのアイテムが完全にPFOAフリー(有機フッ素化合物の完全排除)になるという快挙を果たします。

「Maximum Safety For you, Minimum Impact On Nature.(あなたの最大の安全と、自然への最少の負荷の共存)」をポリシーに、さらなる環境への貢献を続けていくブランドとなっていくことでしょう。

「かわいい」との声も挙がる独自のデザイン


ループウェービングが特徴の「Ull Backpack」 引用haveanicetime.jp

Klattermusen(クレッタルムーセン)のアイテムといえば、まずは波を打つような紐をあしらった「ループウェービング」。

一見フリルのようにも見える独特のデザインは、もはやKlattermusen(クレッタルムーセン)のアイコンとも言っていいほど特徴的です。

元々はスキーポールやピッケルといった、雪山登山に用いるアイテムをひっかけるために搭載されたデザインなのですが、デザイン性としても秀逸ですよね。

さらに、Klattermusen(クレッタルムーセン)のロゴを思わせる、リフレクター部分にあしらわれた三角形。


三角形のリフレクターとロゴ刺繍が特徴。「Gaut Messenger Bag」 引用Instagram@klattermusen_japan

また、スウェーデンの青字に黄色十字の国旗が小さくついた三角形タグも、Klattermusen(クレッタルムーセン)のアイテムを象徴するデザインです。


特徴的な三角形タグ。 引用baycrews.jp

これらのブランドを象徴するデザインは、アウトドアブランドを超えても他に類を見ない独自性を感じさせ、デザイン面でも多くの人を惹きつけています。

定番、人気アイテム

常に進化を続けるKlattermusen(クレッタルムーセン)。

長く濃い歴史を持つKlattermusen(クレッタルムーセン)には定番で根強い人気を誇るアイテムがいくつもあります。

今回はその中から3つ、アイテムを紹介します。

Mithrilジャケット


引用klattermusen.jp

1989年に登場した「Mithrilジャケット」は、Klattermusen(クレッタルムーセン)最上の名作との声も多いアイテム。

防風性と保温性のバランスが取れた、フルオロカーボンフリーの生地は、体の動きにフィットする圧倒的なストレッチ性を誇り、着心地が抜群です。

胸元のブランドロゴや、ボディ中心の三角形のデザインといった、ブランドを象徴するデザインを採用。

また普通真っすぐにつけられるジップが曲線を描いているのも特徴で、他のブランドに無い特異性を感じさせます。

機能性・デザイン性共に優れ、長い歴史を持つ「Mithrilジャケット」は、Klattermusen(クレッタルムーセン)を語る上では外せない一品と言えるでしょう。

Trudバックパック


引用black-brick.jp

一目でKlattermusen(クレッタルムーセン)のアイテムとわかるアイコニックなデザインのバックパック。

キーホルダー付きのアイテムをひっかけることができる「ループウェービング」は見た目にも楽しく、デザイン性に富んでいます。

そして何よりも優れているのが機能性。

完璧なまでの防水性や大容量の設計、両サイドからもものを出し入れできるチャックの搭載は、登山アイテムならではの機能性です。

Klattermusen(クレッタルムーセン)のバックパックはいかにも登山用、というビジュアルのものも多いですが、Trudバックパックは普段のシーンでも使いやすいデザインのため、オススメのアイテムとして挙げたい一品になっています。

Gereパンツ


引用klattermusen.jp

2006年に発表された「Gereパンツ」は、耐久性と補強がされた立体裁断デザインが特徴の定番アイテムです。

素材には「レビテント」という独自の生地を使用。
原料のウルトラミッド・バイオマス・ポリアミドは、製造原料を化石資源からバイオガスやバイオナフサなどの再生可能な原料に置き換えた素材です。

機能性とサステナビリティの面は勿論、デザインにも優れています。

ストレートでありながらも絶妙な太さのパンツは、着用時のシワ感が何とも言えません。

トレッキングシューズ以外にもスニーカーとも相性抜群で、Tシャツやパーカーといったアイテムと合わせてカジュアルなコーディネートとして取り入れることが出来ます。

中古市場での評価

ここまで、Klattermusen(クレッタルムーセン)の歴史や魅力についてお話していきました。

ここでは少し、Klattermusen(クレッタルムーセン)って中古相場はどうなの?というお話をしていきたいと思います。

ブランドの理念のとおり、長く使えるアイテムをリリースしているブランドだけあって、中古市場での人気も高く、高額で頻繁に取引されている印象です。

防寒に強いアウトドアブランドだけあって、冬のアウターはやはり相場が高く、高額で取引されています。

またブランドを代表するアイテムであるバックパック等も人気で、それなりに使用感のあるものでも需要があります。

Tシャツなど、肌に近い部分で着用するアイテムに関しては使用感が強いと再販は難しくなっていく傾向がありますが、着用感があまり強くないものであれば十分に需要はありますので、「このTシャツあまり着ていないかも?」というお品物があれば早めに売却するのがおすすめです。

その他のアイテムに関しても、KLDでは強気のお見積りが可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。

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ここまで読んでくださった方へ

自然と共に生きることを標榜し、独自の哲学で展開するブランド、Klattermusen(クレッタルムーセン)。

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