JAN JAN VAN ESSCHEってどんなブランド?|ヤンヤンヴァンエシュ
引用:instagram@janjanvanessche
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
アルチザンブランドという位置付けで、コアなファッション好きから人気を集めているブランド、JAN JAN VAN ESSCHE(ヤンヤンヴァンエシュ)。
日本文化に大きな影響を受けているという点も、国内での注目ポイントとなっています。
今回は、
- JAN JAN VAN ESSCHEとは
- デザイナー
- ブランドの特徴
- 人気アイテム
- 買取について
という形でお話していきます。
JAN JAN VAN ESSCHEが気になっている!という方はもちろん、JAN JAN VAN ESSCHEの買取についてお話もしていきますので、既にアイテムをお持ちで売却をお考えの方にも、ぜひご覧いただきたい記事となっています。
目次
JAN JAN VAN ESSCHEとは
JAN JAN VAN ESSCHE(ヤンヤンヴァンエシュ)は、ベルギーのファッションブランドで、デザイナーはブランド名と同じくヤンヤンヴァンエシュ。
2010年よりブランドをスタートさせました。
通常の洋服は、“洋服が身体を形作る”ことを前提に作られていますが、JAN JAN VAN ESSCHEは真逆で、“身体が衣服を形作る”ことを前提に制作されています。
そのため、極力縫い目を無くすようデザインされており、快適に着用できることを追求しているのが大きな特徴です。
デザイナー
引用:ssense.com
ヤンヤンヴァンエシュはベルギー出身で、2003年にアントワープ王立芸術アカデミーを卒業しました。
アントワープ王立芸術アカデミーはファッション関係の専門学校としては名門中の名門でとして知られており、名だたる有名デザイナーを輩出しています。
特に「アントワープの6人」と後に呼ばれることになる6名のデザイナーが良く知られており、更にはマルタン・マルジェラ、ラフ・シモンズもアントワープ芸術学校の卒業生です。
そんな名門校を彼は首席で卒業しており、当時から卓越したファッションセンスを持っていたことが伺えます。
卒業時には同校の元卒業生であり、彼のこれまでの功績を讃えて設立された「ドリス・ヴァン・ノッテン賞」を受賞しました。
卒業後はファッション業界で様々な経験を積んだ後、2010年に自身の名前を冠する「JAN JAN VAN ESSCHE」を立ち上げてスタートさせます。
ヤンヤンヴァンエシュは、JAN JAN VAN ESSCHEのアイテムを制作するうえで日本の文化からかなりの影響を得ています。
とある書物から、彼は日本にそこに生きる人達のたくましさ・しぶとさ・勤勉さといったものを感じ、更には禅に関する書物も熱心に読んでいるそうです。
2013年には、それまで年に1回だったコレクションの発表に加えて、秋冬シーズンのコレクションにあたる「プロジェクト」を始動。
従来のコレクションラインで培ってきた製織と縫製を更に探求し、コレクションラインとは異なるアプローチで自身の世界観を表現しています。
そして2016年には別ブランドである「O project」を始動。
O projectはデイリーウェアに注目し、ニット、カットソー、スウェットを中心に展開しています。
余談ですが、彼は今もアントワープに住みながらデザインをおこなっており、レコード店での長時間の探索や、地域に住む移民との交流、馴染みのコーヒー店などからインスピレーションを得ているようです。
JAN JAN VAN ESSCHEの特徴
JAN JAN VAN ESSCHEはアルチザンブランドというカテゴリーに属します。
アルチザンとは「職人」という意味であり、アルチザン系に属するファッションブランドのデザイナーは商業的というよりも自分たちが表現したいものを最優先にアイテムを制作するのが大きな特徴です。
JAN JAN VAN ESSCHEのアイテムもアルチザン系の例に漏れず一点一点とても丁寧に制作されており、他のブランドにはない独自の特徴を数多く有しています。
日本文化から強い影響を受けている
「KIMONO」 引用:brownie-brownie.com
デザイナーの項目でも触れた通り、デザイナーのヤンヤンヴァンエシュはアジア、特に日本の文化に多大な影響を受けており、JAN JAN VAN ESSCHEのアイテムたちにもその影響を色濃く感じられます。
JAN JAN VAN ESSCHEは2010年にデビューしましたが、その際のコレクション名は「yukkuri(ゆっくり)」でした。
「焦らず・気楽に」がテーマであり、以降このテーマはJAN JAN VAN ESSCHEの根底を成すものとなっています。
また、その後のコレクションにおいても、無(MU)やONE STONE(一石)など、日本語を織り交ぜたテーマを継続して提示しています。
日本文化の影響はコレクション名だけにとどまらず、JAN JAN VAN ESSCHEのアイテムには「KIMONO」という名称の服があったりなど、ブランドのデザインやマインド面において、日本文化は大きな影響を与えているようです。
ユニセックスで着用時にリラックスできる洋服たち
JAN JAN VAN ESSCHEの衣服は全体的にルーズなサイジングとなっており、タイトに着こなすというよりもオーバーサイズでゆったりと着用することを前提に作られています。
ファッション業界では数年前よりオーバーサイズでの着こなしがすっかり定着したため、JAN JAN VAN ESSCHEは今風の着こなしをするのにも適したブランドといえるでしょう。
メンズ・レディースといった分別はなく、ジェンダーレスに着用できるのもJAN JAN VAN ESSCHEの大きな特徴です。
今でこそジェンダーレスのアイテムはかなり多くなってきましたが、JAN JAN VAN ESSCHEでは2010年のアイテム創設当初よりこの姿勢を貫いています。
また、着物をベースにしているということもあり、肩の位置が決まっていないアイテムが多く、恋人同士や夫婦同士で違和感なくシェアすることができます。
パンツもベルトでウエストを調節するようなアイテムはあまりなく、基本的にドローコード(腰紐)によって調節するものがほとんどで、これもリラックスして着用できるような配慮といえるでしょう。
独特なコレクション発表
JAN JAN VAN ESSCHEのコレクション発表には特別なルールがあります。
現在、多くのブランドと同じように年2回のコレクションを発表していますが、春夏のコレクションは1年を通じてのメッセージを込める「COLLECTION」、秋冬の発表は、デザイナーの内面的な部分を強く反映する「PROJECT」と名付け、明確に役割を分けて展開しています。
各コレクションには毎回テーマが設けられており、その年によって英語、日本語、エチオピア語、ウォロフ語…など、様々な言語で表現されています。
JAN JAN VAN ESSCHEのこれまでのコレクションテーマは公式サイトで見ることが出来、その一見謎めいた意味を考察するサイトなども多くあり、ブランドの奥深さを感じることのできる一つの要素となっています。
時代に合わせてゆっくりとアイテムを適応させている
2023AWコレクションより 引用:wwdjapan.com
JAN JAN VAN ESSCHEのアイテムたちはルーズなサイジングではありますが、だらしなさはなく、リラックスした雰囲気の中にもそれとは相反するエレガンスさを感じられるのが大きな特徴で、それは同時にブランドの大きな魅力となっています。
JAN JAN VAN ESSCHEは日本だけではなく、世界各国の民族衣装から受けた影響を元に衣装を制作しており、ブランド創設当初はそのイメージを的確に表現させたからか、トップスはひらひらしていたり、パンツは裾が地面を引きずるようなデザインのものが多い印象でした。
しかしこのような衣服は、デザインとしては非常に優れているものの、日常的に着用するには使いづらく、ブランドが目指しているリラックスした日常を過ごすには障害となります。
JAN JAN VAN ESSCHEはアルチザン系ブランドではあるものの、そのような時代の変化やファンのニーズにはしっかりと応えるブランドで、近年は日常的に着用しやすいようにデザインは洗練されています。
人気・定番アイテム
JAN JAN VAN ESSCHEは日常的に着用しやすいアイテムが多く普段着として問題なく使えるため、自分の手持ちのアイテムとも合わせやすいデザインとなっています。
ここではJAN JAN VAN ESSCHEの人気アイテムをご紹介していきます。
KIMONO
JAN JAN VAN ESSCHEを代表するアイテムである「KIMONO」。
着物風のジャケットとして、シーズンよって素材を変えて展開しています。
袖は実際の着物よりもスリムで日常で着やすい形となっており、肩部分には境目がなく、肩を落とした雰囲気でリラックスして着用できます。
フロントの紐を結んで着れば、少し「甚平」のようなラフな和服といった雰囲気が出ます。
素材はさらっとしたコットンやざっくりしたヘンプ、リネン/ペーパー素材の混紡など、様々に展開しているので毎シーズンチェックして好みのものを見つけた時に購入するのも良いかもしれません。
ニット
引用:v-o-f.com
ニットはJAN JAN VAN ESSCHEが発表するアイテムのなかでも非常に人気があり、アイテムによっては完売してしまうこともあるほどです。
写真のニットはJAN JAN VAN ESSCHEらしくオーバーサイズに作られているほか、ボーダー柄も計算されたデザインになっていて、着用した状態で手を下ろすと、ボディと袖の柄が一致するようになっています。
シャツ
引用:v-o-f.com
このシャツは、裾の内側と背中中央以外に一切縫い目のない「ワンピースパターン」という手法で作られています。
そのため、着用時に腕を下ろすと、袖のストライプ部分はボーダーに変化します。
また、ボタンは比翼ボタンになっているため、第一ボタンのみ見えるようになっているのですが、複数のボタンを外してもストライプのラインが常に一本になるようなデザインとなっており、遠くから見るとつながった1枚の布地のように見えるのが非常に印象的です。
中古市場での評価
ここまでJAN JAN VAN ESSCHEというブランドの魅力についてお話してきました。
JAN JAN VAN ESSCHEの中古相場についてですが、結論からいうと非常に高い評価で中古市場で取引されています。
ファッション業界のサイクルとは距離をおくようなコレクションの発表の仕方やデイリーで長く使えるデザインから、発売からの年数の経過には関わらず、高く評価されているようです。
アウター類やニット類はとくに高額で取引されているものが多く見受けられ、状態が悪くなければ確実に強気のお値付けで売ることができると考えられます。
また、アウター類の中でもやはりKIMONOシリーズは人気が高いようです。
もちろんKLDでも全てのアイテムを強気のお見積もりでお買取可能です。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
アルチザンブランドという位置付けでありながら、独自のあり方を模索し続けるブランド、JAN JAN VAN ESSCHE。
KLDでもJAN JAN VAN ESSCHEのお買取を強化しています。
アルチザンブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。
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