ECOLE DE CURIOSITESってどんなブランド?|エコール・ド・キュリオジテ

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引用ecole_de_curiosites

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

掌編小説を作り、そこから服のデザインを紡ぎ出していくという少し特殊なプロセスで服作りをおこなうブランド、ECOLE DE CURIOSITES(エコール・ド・キュリオジテ)。

その特別感と、丁寧なものづくりも相まって、非常に注目度が上がっているブランドです。

今回は、

  • ECOLE DE CURIOSITESってどんなブランド?
  • デザイナー
  • ブランドの特徴
  • 人気アイテム
  • 中古市場での評価

という形でお話していきます。

ECOLE DE CURIOSITESの服が気になる!という方はもちろん、中古相場についてもお話していきますので、すでにECOLE DE CURIOSITESのアイテムをお持ちで、フリマアプリでの売却や専門店での買取サービスのご利用をお考えの方もぜひご覧ください。

ECOLE DE CURIOSITES(エコール・ド・キュリオジテ)とは?


引用ecole_de_curiosites

ECOLE DE CURIOSITES(エコール・ド・キュリオジテ)は、2016年秋にパリにて誕生したブランドです。

「好奇心を失わない大人たちに選ばれる服」をコンセプトに掲げ、丁寧なものづくりの姿勢が共感を呼んでいます。

コレクションごとに掌編小説が創作され、物語の主人公とコレクションがリンクするという独自のアイデアが、ブランドの唯一無二の世界観を作り出しています。

エコール・ド・キュリオジテは、デザイナーである伊藤ハンス氏と小説家の原田マハ氏によって立ち上げられました。

原田氏が掌編小説を執筆し、それをもとに伊藤氏が何ヶ月もの時間をかけて洋服を作っていきます。

「言葉のプロ」である原田氏が紡ぐ物語とファッションの融合は、それ自体が一種の芸術作品のようです。

2018年の春夏シーズンにて「アンリ・マティス」の助手だった女性をテーマにしたコレクションを発表しました。
そこで作った「マティス」というジャケットが、パリでも屈指の人気美術館「ポンピドゥー・センター」のマティス担当のキュレーターに気に入られたそうです。


「Matisse Jacket」 引用madamefigaro.jp

題材となったアーティストをよく知る方からも愛されるという、パリならではのエピソードですね。

デザイナー

伊藤ハンス


引用tjapan.jp

伊藤ハンス氏はパリ在住のデザイナーです。
パリの専門学校、Ecole de la Chambre Syndicale de la Couture Parisienneを卒業後、「メゾン マルタン マルジェラ」のアトリエに在籍。

2016年に独立しエコール・ド・キュリオジテを立ち上げました。

小説の資料探しでパリに来ていた原田マハ氏と知り合い、センスが通じるものがあると意気投合。
その後は原田氏のプロフィール写真用のスーツを作るなど、関係を深めていきました。

「はじめに言葉ありきで服を作ったら面白いのでは」という伊藤氏の発想により、デザインの源泉となる掌編小説を原田氏に依頼したそうです。

独自の感性を持つ2人が一緒にものづくりをすることで新たな化学反応が生まれ、唯一の世界観を作り出しています。

原田マハ


引用tjapan.jp

原田マハ氏は小説家・エッセイスト・キュレーターとして活躍する日本人女性です。

有名な小説家なのでご存知の方も多いのではないでしょうか?

2006年に「カフーを待ちわびて」で作家デビューを果たし、「キネマの神様」「ランウェイ・ビート」など多くの作品が映画化されています。

マハ氏は小説家になる前は美術館で働いたり、仕事をしながら早稲田大学の美術史科に通うなど、芸術に対する造詣が深い方です。
そのため小説も絵画の知識を活かした作品がとても評価されており、美術史小説の名手だと言われています。

また、非常にエネルギッシュな人としても有名です。

飛び込みで美術館に「雇ってください」と直談判をしたり、大企業・伊藤忠商事に(またも)ほぼ飛び込みで「企業とアートの新しい関係」についてプレゼンを行いその度胸を買われ中途入社となるなど、とにかくアートに対する情熱が強く感じられます。

そんな原田氏が手がけるブランドだからこそ、一切妥協のないクリエイティブへの姿勢が伺えます。

余談ですが、「原田マハ」というペンネームの「マハ」は画家のフランシスコ・デ・ゴヤの「着衣のマハ」と「裸のマハ」に由来しているそう。


上から着衣のマハ/裸のマハ 引用wikipedia.org

原田氏が原作・戯曲を担当する舞台「リボルバー」で伊藤氏に舞台コスチュームを頼むなど、ブランド立ち上げ後も2人でタッグを組んで様々な仕事に挑戦しています。

伊藤氏は原田氏のことを「言葉の先生」として慕っており、とても良い関係で共同作業を楽しんでいるそうです。

ブランドの特徴

モードとアートと物語の融合


引用ecole_de_curiosites

「エコール・ド・キュリオジテ」というブランド名は「好奇心の学校」という意味を持ちます。

好奇心を忘れない大人のために、というブランドコンセプトのもと伊藤氏が長い時間をかけて決めた名前なのだそうです。

コレクションごとに掌編小説を発表し、その内容によって作られるという洋服はどんなものなのか?と、確かに好奇心をくすぐられるものがありますね。

掌編小説は実在する人物にちなんだストーリーとなっており、毎回主人公も変わるため、読み応えもあります。

新しいシーズンのものを公式サイトで読む事ができます。

今ではシーズンごとに小説家・原田マハ氏のファンはもちろん、ファッション好きからも注目されています。

ストーリーの内容にはデザイナーの伊藤氏も関わっており、モチーフとなるアーティストの作品が置いてある美術館に何度も足を運び討論を重ねて仕上げていくそうです。

モードとアートは密接な関係にありながら、このような形で洋服を作っていくメゾンは珍しいため、業界、ファッション好きからも注目度の高いブランドです。

「日常が贅沢になる」洋服づくり


引用ecole_de_curiosites

エコール・ド・キュリオジテの服は、珍しいコンセプトながら服としての機能や着心地の良さも追求されています。

TPOの厳しかった時代からボーダーレスに変化しつつある現代社会の流れに合わせ、ラインナップは日常の中でも着やすい上質な服ばかりです。

エコール・ド・キュリオジテの服は「ゆとり」を大事にしており、実際に着てみるととても軽く動きやすいものばかりです。
服を着ていても重さで肩がこる、動きづらい……なんていうことがないように「ゆとり」の部分にはとてもこだわっているそうです。

また、エコールの服は一見普遍的なデザインに見えますがギャザーなど細かなところに職人の丁寧な仕事ぶりが感じられます。
まさに着ているだけで贅沢な気持ちになり、コンセプト通り「日常が豊かになる」洋服です。

身に纏った際のふわりとした空気感はエコールでしか出せないもので、人気のアイテムはすぐに売り切れてしまうほどファンから支持を得ています。

SDGsへの意識

デザイナーの伊藤氏はブランドローンチの際からSDGs(持続可能な開発目標)について考えており、「着終わった後」のことまで意識をした服作りをしています。

エコールでは、通常ジップで開閉するようなパンツでもジップではなく交換可能なボタンを使用していたり、なるべく天然の素材のものを利用したり…と、長く着られること、着終わった後のことについても真摯に取り組んでいるのが感じられます。


パンツフロント部分のボタン留め 引用makes.jp

そういった取り組みをすることで、着る人に対してもSDGsについて考える機会を提案しており、ブランドの意義のある行動に賛同する方も多いです。

「ファッションを消費するだけで終わらせない」という強い意志が感じられます。

定番、人気アイテム

ブック型のクラッチバッグ“La Bouquiniste”


引用ecole_de_curiosites

「物語」を大切にするエコールらしい象徴的なアイテムとして、洋書を持ち歩いているように見えるバッグ、「La Bouquiniste」があります。

こちらのバッグは「本に見える」だけではなく、なんと実際に約100年前のアンティーク本を加工してバッグにしているそう。

使用している本は、デザイナー自身が蚤の市や古本屋で買い付けており、旅行ガイドから小説まで、さまざまな本がセレクトされています。

バッグの内側はヴィンテージのネクタイ生地を使用しており、滑らかな肌触りが気持ちのいい仕様。

正に「物語を身につける」ことができるこのバッグは、ブランドを象徴するアイテムといえそうです。

エプロンドレス“TESS”


引用eggtrading.com

エコールの中でも人気の高いエプロンドレスは、職人の丁寧な手作業によって何枚も重ねられたギャザーが非常に美しい1枚です。

計算されたふんわりとしたシルエットが優しい雰囲気を演出してくれます。

リネン素材のため、インナーを変えることで季節を問わず着ることが出来るのも嬉しいポイント。

下にパンツやレギンスを重ねるとまた違った印象になり、色々な着こなしが考えられます。

コーディネートによってガーリーにもモードにも寄せることができるため、1枚持っておくととても重宝するアイテムです。

スカート“SOLANGE”


引用veritecoeur.com

クラシックな雰囲気のスカート”SOLANGE”はコットンやリネンといった素材でできており、ゴム仕様のため着心地が抜群です。

たっぷりとしたギャザーが可愛らしく、サイドポケットも付いているため実用性もあります。

控えめに見えて存在感があり、頼れるワードローブとして活躍してくれます。

流行にとらわれないデザインなので長く愛用することが出来るのも、エコールらしい点です。

シャツ“BETTY”


引用trip-things.com

ギャザーが特徴的なバンドカラーのクロップドトップス”BETTY”。

七分袖とクロップド丈でスッキリとした印象を与えてくれます。

首元のギャザーが美しく、着る人に凛とした存在感をもたらします。

動きやすいコットンボイル生地で作られており、ずっと着ていたい!と思わせるほどの着心地です。

シーンを選ばないデザインなので幅広く活躍できる1着といえます。

中古市場での評価

ここまでECOLE DE CURIOSITES(エコール・ド・キュリオジテ)の魅力についてお話してきましたが、ここでは、中古市場ではどんな評価をされているの?という事についてお話していきたいと思います。

まず前提として、全体的に生産数が限られ、素材などにもこだわっているブランドということもあり、エコール・ド・キュリオジテは定価がやや高めに設定されているブランドです。

したがって中古市場ではまだまだ流通量が多くないものの、そのどれもがかなり高い金額で取引されているのが多く見受けられます。

服はもちろんですが、今回ご紹介したブック型のクラッチバッグ「La Bouquiniste」などは1冊ずつ違う本を使用しているという事でレア度が高く、中古相場が高いことに加えて、出品されてから売れる速度も早い印象です。

アイテム全体が総じて高く評価されており、状態にさえ気をつけて管理しておけば、手放したいと思った時に確実に高く売れるブランドといえるでしょう。

もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドです。

ものを送る前におおよその金額がわかる、LINE事前査定もおすすめです。

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ここまで読んでくださった方へ

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

掌編小説から世界観を編み、服を作っていくという特徴的なブランド、ECOLE DE CURIOSITES(エコール・ド・キュリオジテ)。

KLDでもECOLE DE CURIOSITESのお買取を強化しています。

ナチュラル系ブランド、モード系ブランドの査定を得意とするスタッフの在籍により、高い精度での強気のお値付けが可能です。

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