Dries Van Notenってどんなブランド?|刺繍とプリントの花鳥風月|ドリスヴァンノッテン
Dries Van Noten公式Instagramより引用:driesvannoten
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
ラグジュアリーとエスニックが融合した独自の雰囲気を持つDries Van Noten(ドリスヴァンノッテン)。
様々なカルチャーやテイスト、時代を融合させ、シーズンスタイルを作り続けています。
植物や動物の生命力をそのまま感じられそうな繊細な刺繍やプリントなどは、とてもインパクトがありますよね。
今回は、
- Dries Van Notenってどんなブランド?
- デザイナーについて
- ブランドの特徴
- 着用芸能人について
- 中古市場での評価
という形で、「Dries Van Notenってどんなブランド?」というお話をしていきたいと思います。
Dries Van Notenを聞いたことがあるけどよく知らない方はもちろん、中古相場についても解説していきますので、売却をお考えの方にもぜひお読みいただきたい記事になっています。
ぜひご覧ください。
目次
Dries Van Notenとは?
Dries Van Noten(ドリスヴァンノッテン)は1985年にベルギーで始まったラグジュアリーブランドです。
「ラグジュアリーな美術作品」とも言われ、ブランド誕生から現在に至るまで、様々なカルチャーやテイスト、時代を融合させ独自のスタイルを提案しています。
ブランドとして30年以上、コレクションとしては100回を超えるほどの長い歴史を持っているにも関わらず、時代を問わず愛されるものづくりを続けています。
デザイナーであるドリス・ヴァン・ノッテン氏は、仕立ても行う生地店で生まれ育ちました。
テキスタイル、色へのこだわり、生地や素材への探究心が極めて強く、多くのデザイナーからも一目置かれ続けています。
伝統的な刺繍などのクラフト技術をコレクションに取り入れ、アフリカやアジアといったエスニックな民族調スタイルをラグジュアリーな中に巧みに取り入れています。
また、デジタルプリントといった革新的な新技術を取り入れつつも、職人的な人間の手でもたらされる技術を大事にしてきたブランドです。
伝統を重んじながらも、現代的にアレンジを加えたデザインが多くの人々を魅了しています。
デザイナー
ドリス・ヴァン・ノッテン氏 引用:wwdjapan.com
Dries Van Noten公式Instagramより引用:driesvannoten
Dries Van Notenのデザイナーはドリス・ヴァン・ノッテン。
1958年ベルギーのアントワープで、高級ブティックを経営する家に誕生。
10代から両親の仕事の関係でファッションが身近な環境で育ち、売るだけではなく自分でデザインすることに興味を持ち、デザイナーを目指します。
1977年に、ファッション専門学校であるアントワープ王立美術アカデミーに入学。
在学中、父の経営するブティックのバイヤーを担う一方、フリーのデザイナーとしても活躍。
1981年にアントワープ王立芸術アカデミーを卒業し、政府が企画したモード活性化のためのプロジェクト、生産工場とデザイナーを結びつけるためのコンクールに参加。
1986年、ロンドンコレクションに「アントワープの6人」と呼ばれるメンバーの一人として参加。
このことがきっかけで、ブランドを商品化するチャンスを手に入れます。
1991年にはファッション界の最高峰であるパリコレクションに初参加。
以降、彼が創り出す唯一無二のファッションは、世代や性別を問わず多くの人々から支持されています。
アントワープ6について
アントワープ6 引用:affashionate.com
ベルギーにあるアントワープ王立芸術アカデミーの卒業生6人が、1985年、86年にロンドンのデザイナーズショーに参加。
当時のメンバーは以下の6人です。
- Dries Van Noten(ドリス・ヴァン・ノッテン)
- Ann Demeulemeester(アン・ドゥムルメステール)
- Marina Yee(マリナ・イー)
- Walter Van Beirendonck(ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク)
- Dirk Van Saene(ダーク・ヴァン・サーヌ)
- Dirk Bikkembergs(ダーク・ビッケンバーグ)
以降、マスコミの取材がきっかけでアントワープがファッション業界で脚光を浴び、6人のメンバーは世界中で「アントワープの6人」と称えられました。
各デザイナーは90年代に新しいモードの波を起こしていきます。
Dries Van Notenの特徴
デザインの特徴
Dries Van Notenのデザインの最も大きな特徴として、エスニックとラグジュアリーが絶妙なバランスで融合している点が挙げられます。
ラグジュアリーな中に、アフリカやアジアといったエスニックな民族調スタイルを取り入れ、独特な雰囲気を醸し出しています。
そんなお得意の民族調スタイルは、温かみのあるデザインを基調とし、東洋的な雰囲気を現代風にアレンジして表現することを得意としています。
伝統的な刺繍やスパンコールといったクラフト技術を巧みにコレクションに取り入れることで、現代的でありながらも刺激を感じられるデザインに。
ハンドクラフトの温かみとエキゾチックな雰囲気が感じられる、唯一無二の魅力を放っています。
Dries Van Notenは、素材にとても強いこだわりを持っている点も特徴です。
シンプルなシルエットでもファーなどの高級素材を取り入れたり、生地の伸び方や使いやすさ、触り心地や着心地までもとことん追及。
コレクションではエスニックだけでなく、バロック調やルネッサンス調といった古き良き芸術が取り入れられ、そういった芸術をプリント柄として使用することも多く見られます。
デザインの着想源
デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテン氏は、デザインの源となる着想をアート、花など様々な分野から得ています。
着想源「花」
アントワープ郊外の自宅の部屋に花を生けるドリス氏。そのまま映画に出てきそうな美しい邸宅。
自慢の庭で植物の手入れをするドリス氏。敷地面積はなんと東京ドーム6個分にも及ぶとか。
引用:ginzamag.com
Dries Van Notenの服づくりにおいて、花はとても大切な着想源です。
彼の住まいの庭には花々が溢れ、バラとダリアの庭園や50種類ものアジサイ、そして森林地帯もあるそう。
一年中鮮やかな色に囲まれた庭から、シーズン問わずDries Van Notenの作品は生まれ続けています。
着想源「アート」
Francis Baconの作品 引用:francis-bacon.com
Dries Van Notenは度々、アートから着想を得て、自身のコレクションに反映しています。
2009AWのWOMENSWEAR COLLECTIONではFrancis Baconの絵画作品からインスピレーションを受けています。
その際Dries Van Notenは、「私は彼が絵画に使用した色たちから着想を得て、AW2009のコレクションに反映させました。」と述べています。
2009AWコレクション。本人曰く、あまり売上は良くなかったんだとか。 引用:firstview.com
また、絵画だけではなく、2011AWでは詩人であるジャン・コクトーやヴィスコンティの映画などから着想を得たとも。
こういった様々なアートもまた、重要なブランドの着想源となっています。
テキスタイルについて
刺繍
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Dries Van Notenのコレクションでは、毎回必ず刺繍のテキスタイルによるアイテムが登場。
そういった刺繍の数々は、25年以上も前から、インドの伝統を継承した職人の手作業により施されています。
コレクションの中のほとんどの装飾は、高い技術と繊細な感覚を持つインドの職人により作られたものです。
刺繍はDries Van Notenに欠かせない存在で、ブランドを象徴すると同時に、職人の技術と生活を守ることにもつながっています。
デジタルプリント
2008SSコレクションより 引用:firstview.com
Dries Van Notenは織物印刷の世界に革命をもたらした事でも有名です。
2008SSのコレクションではインクジェット印刷技術を利用し、シルクのドレスを50種類の青色で印刷したテキスタイルで製作し大注目を浴びました。
多くの色を使用した細かいパターンを布に正確に印刷することで、唯一無二のテキスタイルを生み出すことに成功しています。
色使いについて
Dries Van Noten公式Instagramより引用:driesvannoten
Dries Van Notenは色彩感覚に非常に長けており、コレクションを見ても色使いが特徴的であることが分かります。
花柄の刺繍やプリントといった「花」をベースとしたデザインや、エスニックな色使いを得意としています。
色合いの強い柄に、さらに強い色の柄を合わせる難易度の高い組み合わせも特徴的。
一見異なる印象をもつ要素同士であっても、彼の手にかかれば巧みに調和してしまいます。
Dries Van Notenのアイテムは、もはやそれ自体がアートといっても過言ではないでしょう。
全体的な色使いは多彩ですが、ベースにはブラックやブラウンのような落ち着いた色味を使用することが多く見られます。
人気、定番アイテム
スウェット
Dries Van Notenのスウェットは、2017年の春夏コレクションから、ほぼ毎シーズン発表されている定番アイテムです。
ここまでご紹介してきた華やかなドリスからは想像しにくいかもしれませんが、こういったシンプルなアイテムも実は得意なのがこのブランド。
無地のものからタイダイ染めなどの柄物まで、シルエットは変わらないものの、シーズンごとに様々な表情で展開しています。
スカーフ
Wool printed scarf 引用:driesvannoten.com
デザイナー自身も好きだというスカーフはブランドの定番アイテム。
シーズンごとに、メンズ、レディース問わず多くの型がリリースされています。
ブランドを象徴するデザイン、生地がコーディネートに彩りを与えるでしょう。
PHILIP
デザイナー自身が愛用しているパンツの一つ。
派手なデザインのイメージが強いDries Van Notenですが、シンプルでベーシックなアイテムこそ、こだわりの技術が発揮されます。
前述のスウェットに並んで根強い人気を誇っているアイテムの一つとして、時代を問わず愛されている名作といえるでしょう。
着用芸能人について
Dries Van Notenを着用する芸能人の一例をご紹介いたします。
吉沢亮さん
Dries Van Notenらしいグラフィックデザインのセーターを取り入れたコーディネート。
デザインが効いていますが、色使いが落ち着いておりラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。
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星野源さん
星野源さんは衣装でも私服でもDries Van Notenを愛用している芸能人の一人です。
「創造」という曲のMVでは花がプリントされたコートを着用。
「アート」がデザインの着想源になっていることもあり、芸術的な映像に仕上がっています。
中村アンさん
Dries Van Notenのワイドスラックスを取り入れた、茶系のコーディネート。
派手な色味や奇抜なデザインのイメージが強いブランドですが、ベーシックなアイテムも非常に綺麗です。
中古市場での評価
ここまでDries Van Notenの魅力をお伝えしてきましたが、中古市場ではどのように評価されているのか?ということについてお話していきたいと思います。
結論からいえば、Dries Van Notenは中古市場でも評価されやすく、高値で取引されやすいブランドといえます。
非常に高度な縫製技術と唯一無二なデザインが、トレンドやシーズン関係なく人気であることが理由の一つと推測できます。
特にDries Van Notenらしい派手な色でデザインの効いたアイテムは、高額で取引されやすい傾向があるといえます。
凝った刺繍のアイテムなど、一見してゴージャスで重厚感のあるアイテムなどは、やはり人気が高いです。
一方で、ウール素材のシンプルなコートやテーラードジャケットなどの汎用性が高いアイテムについても高い人気があります。
ブーツやカバンといった小物も、上質な素材で作られているため寿命が長く、フォーマルでもカジュアルでもシーン問わず使えるため、高額で取引されるアイテムの一翼を担っています。
KLDでも間違いなく強気でお値付け可能なブランドですので、売却をお考えのお品物がありましたらお気軽にご相談ください。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
様々な美しいものを力強く表現し続けるブランド、Dries Van Noten。
KLDでは、Dries Van Notenのお取り扱いを強化しております。
Dries Van Notenのこれまでのお買取り履歴はこちら
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