DAN TOMIMATSUってどんなブランド?|金属でできた繊細な輪ゴム|ダントミマツ
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
輪ゴムやヘアゴム、セロハンテープなど、日常的なモチーフから繊細なジュエリーを作り出すブランド、DAN TOMIMATSU(ダントミマツ)。
上質な素材感で、軽く着けられるものが多いDAN TOMIMATSUのジュエリーは、日常を共にするパートナーとしてぴったりです。
今回は、
- DAN TOMIMATSUとは?
- DAN TOMIMATSU コレクションの紹介
- DAN TOMIMATSUの定番アイテム10選
- DAN TOMIMATSUの中古市場での評価
という形で、DAN TOMIMATSUのシリーズ展開と定番アイテムをご紹介していきます。
また、中古相場についても解説していきますので、ご購入をお考えの方だけでなく、売却をお考えの方もぜひご覧ください。
目次
DAN TOMIMATSUとは?
DAN TOMIMATSUは、「心に作用するデザイン」がコンセプトのジュエリーブランド。
ジュエリーは純粋な装飾品であるため、日常生活で役に立つなどの物理的な機能は持ちません。
それでも人がジュエリーを身につけるのは、「人の心に働きかける作用を持っているから」だとDAN TOMIMATSUは考えます。
世界最高水準の技術を誇る、日本の職人によって作製されたDAN TOMIMATSUのジュエリーは、日本の歴史・伝統・工芸と現代的なデザインのミックスが特徴です。
極限まで削ぎ落とされたシンプルなデザインは、さまざまな装いや生活に溶け込み、日々愛用することで「人の思いを宿す器」のような存在になっていきます。
DAN TOMIMATSUはジュエリーを通して、「人にとっての真の価値とは何か」を問うブランドです。
デザイナー
DAN TOMIMATTSUデザイナー、富松暖さん 引用experimental-creations.com
DAN TOMIMATSUのデザイナーは、富松暖さん。
1982年生まれ、東京都出身。
2006年に多摩美術大学プロダクトデザイン科を卒業し、イギリスに渡ります。
プリストル遊学後、イタリアのドムスアカデミーにてプロダクトデザインの修士課程を修了。
また、イギリスのウェールズ大学美術コース修士課程も修了しています。
帰国後、2009年に富松設計事務所を設立し、DAN TOMIMATSUをスタート。
富松さんの活動範囲は、ジュエリーだけではありません。
自ら製作した映像作品”O”がマンチェスター国際映画祭にてBEST EXPERIMENTAL FILMを受賞するなど、幅広い分野で活躍しています。
さらには、芸術に長けた家系のようで、父親は現代彫刻家の富松幹夫さん、母親は染色家の富松るみさん。
そのほか血縁者には洋画家の織田廣喜さん、舞踏家の割鞘憂等さんがいます。
DAN TOMIMATSU4つのコレクション
ここからは、DAN TOMIMATSのジュエリーを4つに分類するコレクションについてご紹介します。
UNBOUND
まず1つ目は、「UNBOUND」。
輪ゴム、テープ、ロープなど、なにかを留める道具に見立てられたジュエリーを展開しています。
もととなるのは、富松さんの「ジュエリーとは自己表現するものであると同時に、人の思いや出来事、記憶を留めるものである」という考えです。
デザインのモデルになったものの面影を残しながら、素材が貴金属へ変化し、形状が簡素化されたジュエリーたち。
これらは本来備えていた物理的な機能を失っていますが、象徴として人の心に作用しています。
DAN TOMIMATSのコンセプトに通ずるものがありますよね。
ENLINK
引用casanovaandco-subjunction.com
2つ目は、「ENLINK」。
これは、富松さんのルーツである奈良に古くから伝わる金で作られた糸、「金糸」をモチーフにデザインされたコレクションです。
1400年前飛鳥時代に存在していた金糸は、現在では技術が途絶え、生産されていません。
それをDAN TOMIMATSUでは、18金を使って再現し、新たな解釈を加えて蘇らせました。
日本の伝統と、現代的なデザインがミックスされた、DAN TOMIMATSUらしいコレクションと言えるでしょう。
DISSOLVE
引用 Instagram「DISSOLVE DAN TOMIMATSU」より
3つ目は「DISSOLVE」。
これは、DAN TOMIMATSU独自の工芸技法を用いて製作されたコレクションです。
金や銀の装飾品は、何千年もの間地中に埋もれた状態でいると、その不純物が溶け出して消失する現象が起こります。
その結果、装飾品の表面に生まれる起伏に加え、内部にも複雑に入り組んだ空洞ができるそうです。
人間の手によって加工されたものでありながら、自然の力によって生み出されるこの質感にDAN TOMIMATSUは着目し、工芸技法へと発展させました。
そして、このコレクションに込められた富松さんの思いが2つ。
- 日本の美意識
- 飽きを防ぐ
まず「日本の美意識」についてですが、DISSOLVEの地金は京都のマイスターによって作られていて、1つとして同じものはできません。
それは陶芸作品のように、意図的ではない柄や割れも愛でるような、日本的な美意識に通じるものがあります。
次に「飽きを防ぐ」についてですが、人は人工的なものに飽きることはあっても、自然に飽きることはあまりないですよね。
その理由として、建築物やポスターなど、「人が作るものはシンプルで単純であるから」と富松さんは考えました。
そのため、長く身に付けられるジュエリーを製作するにあたって、自然の要素を含んだDISSOLVEが完成したそうです。
EQU
4つ目は「EQU」。
対であることを前提にデザインされた指輪のコレクションです。
薄く長い板状の地金を巻いて製作しているのですが、すべてのサイズで同一量の地金を使用していることが特徴。
5号も24号も、同じ重さであり同じ価格という珍しい作りになっています。
結婚指輪として人気のあるコレクションですが、「EQU」とは、平等や同価値という意味の「Equal」「Equivalent」からきています。
まさに現代の夫婦のあり方を表しているような指輪ですね。
以上、DAN TOMIMATSUの4つのコレクションをご紹介しました。
DAN TOMIMATSU定番アイテム10選
ここからは、DAN TOMIMATSUの定番アイテムを、コレクションごとにご紹介します。
UNBOUNDコレクション
RUBBER BAND BRACELET [SILVER]
輪ゴムから着想されて作られたブレスレットです。
棒状の地金を曲げてロウ付けして成形したのち、手作業で歪ませて繋ぎ合わせるという職人技。
男女問わずさまざまな洋服に合い、重ね付けにも向いているところが高い人気を誇る理由です。
高品質な素材を厳選して使用しているため、人体への親和性が高く、品よく見せたいときにはうってつけのブレスレットと言えるでしょう。
夏服に合わせるのはもちろんですが、厚手のニットからチラッと覗かせて身につけるのもおすすめです。
RUBBER BAND RING [SILVER]
こちらは先ほどご紹介したブレスレットのリングタイプです。
同じく輪ゴムから着想されて作られたデザイン。
ブレスレットのタイプもそうですが、捻れがあるので光の当たり方によって多様な表情を見せてくれるところがポイントです。
そのため、華奢なデザインですが、程よい存在感があります。
こちらのリングタイプは、少し太めのリングやバングルと一緒につけると、バランスがよくなります。
HAIR BAND BRACELET [SILVER]
続いては、ヘアゴムがモチーフのブレスレット。
ヘアゴムなので先ほどの輪ゴムモチーフタイプと比べて丸みがあり、フェミニンな印象になります。
少しボリュームは増しますが、RUBBER BAND BRACELET がメンズライクすぎると感じたかたにはこちらがおすすめです。
ゴム特有の、弾力性のある歪みのなだらかなウェーブが美しいデザインですね。
本記事では紹介しませんが、こちらもリングタイプがあるので、気になったかたはぜひ調べてみてください。
TAPE RING LONG [SILVER]
テープを巻き付けたようなデザインのリング。
こちらはセロハンテープから着想されて作られたものです。
わずか厚さ0.3mmの板を少しずらしてロウ付けされていて、これより薄いと形状の安定性が崩れるそうです。
長年研究されて作られたことがわかるアイテムですね。
とても軽量ですが、面が広いので存在感のあるタイプです。
上でご紹介した、華奢なタイプのものと重ね付けして使うのがおすすめ。
TAPE FOLD BANGLE [SILVER]
こちらは先ほどご紹介したTAPE RING LONGと同じ、厚さ0.3mmの板を使用して作られた別のシリーズ。
TAPE FOLD BANGLE 最大の特徴は、二重になっているところです。
構造強度を保つため、橋などの建造物に用いられている張力を利用した仕組みになっています。
端と端が繋がっていないため、このバランスを維持できるように作り上げる、職人技が光るアイテムと言えるでしょう。
TAPE RING FOLD [SILVER]
上でご紹介したバングルの、リングタイプ。
同じく二重構造になっています。
リングなので端をつけることも可能ですが、あえて「間」を作るようデザインされています。
板の端がずれたデザインも特徴ですね。
TAPE RING LONGでは難しいですが、サイズの微調整ができるところもポイントです。
TAPE RING LONGよりも、さらに一癖あるアイテムがお好きなかたには、こちらがおすすめ。
SILK ROPE NECKLACE [SILVER]
UNBOUNDコレクションから、最後の1つをご紹介します。
こちらは見た目の通り、ロープから着想されてできたネックレス。
紐の素材にはDAN TOMIMATSUオリジナルのシルクが使われており、京都の組紐職人によって手作業で作られています。
古くから美術工芸品として伝わってきたシルクの組紐が、エンドパーツなど複数のパーツと組み合わさってジュエリーとなったアイテム。
スライダーパーツで長さの調節ができるので、前後どちらも使えてデザイン性にも優れています。
伝統や文化を取り入れ、現代のものとミックスされている、まさにDAN TOMIMATSUらしいネックレスと言えるでしょう。
以上、UNBOUNDコレクションから定番アイテムをご紹介しました。
ENLINKコレクション
SPOOL BANGLE WIDE – half wound [18KYG / SILVER]
シルバーのベースに金糸を巻き付けたバングル。
ENLINKコレクションについて記述した通り、奈良に古くから伝わる金糸を、18金によって再現したシリーズです。
silver925のベースに、18金のイエローゴールドで作られた糸が手巻きされています。
経年変化によって、ベースとなっているシルバーの部分に深みが出て、18金の糸が浮いて見えるようになるそう。
長く楽しめるデザインがポイントのバングルです。
SPOOL RING LONG – half wound [18KYG / SILVER]
こちらも、シルバーのベースに金糸を巻き付けたリング。
このリングは、金糸をまく工程上、3サイズのみしか作れないそうです。
サイズに制限があると、特別感が増しますよね。
18金の輝きにより存在感があるので、華奢なブレスレットと一緒につけるのがおすすめです。
以上、ENLINK コレクションから、定番アイテムをご紹介しました。
DISSOLVEコレクション
RECTANGULAR RING [SILVER]
DISSOLVEコレクションの性質を上でご説明しましたが、その金や銀が消失する特性を活かして作られたリングです。
ベースとなるsilver925とそのほかの素材をマーブル状に混ぜて製作し、silver925以外の金属が無くなっていく環境を意図的に作り出しているとのこと。
そのため、ある一定の工程までは職人の手でコントロールが可能ですが、最後は出来上がるまでどうなるかわからないという特殊な製法です。
人工的な面と、自然に委ねる面が合わさってできるこのリングは、まさにDISSOLVEコレクションらしいアイテムと言えるでしょう。
以上、DAN TOMIMATSUの定番アイテムをコレクションごとにご紹介いたしました。
中古市場での評価
ここまでDAN TOMIMATSUの人気ジュエリーをご紹介してきました。
そんなDAN TOMIMATSUですが、中古市場ではどのように評価されているのか?についてお話していきたいと思います。
シンプルで飽きのこないデザインのアイテムを多く作るDAN TOMIMATSUだけあって、中古市場での評価も安定した金額で取引されている印象があります。
取引額も定価に対して高い割合で中古品が売買される傾向があります。
シンプルなアクセサリーが多いだけあって、発売されたシーズンに関係なく、状態が良ければかなり強気のお値付けでも売却することが可能です。
また、フリマサイトやリユース店で売却の際には、できるだけ購入時に付属していた保存袋などを付けて売却するとより高い評価で売ることが出来ます。
洋服などに比べてシミや汚れなどがつきにくい分、金属のサビや曇りなどを綺麗にしてから売却すれば、中古市場ではかなりの需要があるブランドではないかと思います。
もちろんKLDでも強気のお見積りが可能なブランドですので、気になるアイテムがありましたらお気軽にご相談ください。
ものを送る前に金額がわかる、LINE事前査定もおすすめです。
ここまで読んでくださった方へ
ここまで読んでくださりありがとうございます。
上質なゴールドやシルバーを使い、繊細な表現のアクセサリーを展開するブランド、DAN TOMIMATSU。
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