blurmsってどんなブランド?|ブラームス
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
生地やシルエットにこだわり抜き、絶妙なニュアンスのある服を作り続ける日本のブランド、blurms(ブラームス)。
ただ格好いいだけではなく、日常を共に過ごす相棒として、着心地の良さや扱いやすさなどにも定評があります。
今回は、
- blurmsとは?
- デザイナーについて
- ブランドの特徴
- 定番、名作アイテム
- 中古市場での評価
という形で「blurmsってどんなブランド?」というお話をしていきたいと思います。
blurmsの服が気になる!と思っている方はもちろん、中古相場についても解説していきますので、フリマアプリでの売却や、リユース店への買取をお考えの方もぜひお読みください。
目次
blurms(ブラームス)とは?
blurmsは、2012年に誕生したドメスティックブランドです。
ブランド名はblurmsとは「blur(ぼんやりしているもの)」と「hmm…(ふーむ…)」を組み合わせた造語。
「物事は不鮮明な状態から始まり、考えぬくことでより良い物事が作られること」を意味しています。
着心地や丁寧さ、程よいリラックス感と使いやすさがコンセプト。
生地開発から縫製、加工まで日本の職人が緻密に考慮して展開されるアイテムは上質かつリラックス感があり、使いやすい仕上がりになっています。
ミニマルなデザイン、アイテムごとにシルエットバランスを最大限に考慮し、遊び心とひねりのある、「見たことはあるがどこにもない」アイテムを展開しています。
販売に関しては、ユナイテッドアローズやアークネッツ、ジャーナルスタンダードなど感度の高いセレクトショップで取り扱いしています。
また、「blurms」と共に、「blurms ROOTSTOCK」という、同デザイナーが手掛けるブランドがあります。
後者のブランドはよりスタンダードな商品構成で主にデニムやスウェット、ジャケット、カットソーなどのアイテムをメンズ、レディース共に展開しています。
デザイナー
ブランドを手掛けるデザイナーは村上圭吾氏。
高校卒業後、服飾専門学校でファッションを学びアパレル会社に就職。
工場、生地開発、販売、生産など一通りのアパレル会社の業務を経験し、2011年に自らのブランド、blurmsを設立しました。
現在は下北沢のアトリエにて服作りに取り組んでいます。
主にミリタリーやワークのテイストをベースにしているそうで、所有している古着のアーカイヴなどを参考に、自分が「今着たい服」を想像し、村上氏らしいアイデアのあるアイテムを展開。
「“村上流”のようなオリジナルのバランスがある」と言われるほど、絶妙な感覚でデザインを作っていく姿勢に定評があります。
blurmsの特徴
「見たことはあるがどこにもない」アイテム
上述したように、blurmsでは「見たことはあるがどこにもない」というコンセプトでアイテムを展開しています。
ベースは村上氏の保有する古着や、ヴィンテージのワーク、ミリタリーウェアを現代らしくアレンジし、あくまで村上氏が「今着たい」と思うものを作る事を心がけているようです。
デザインに「元ネタ」があるとはいえ、それをそのまま採用するという事ではなく、例えばディテールに関しては、ボディはイギリスベース、ポケットはフランス風、前立てのステッチにはドイツの仕様…などというように、今の気分に合わせて村上さんのセンスでデザインを編んでいきます。
blurmsの服を見て、「これ見たことあるけど、なんだっけ?」と思われたら「してやったり、と思う」というほど、一見して元ネタがわからないようにさりげなく表現することを意識してデザインを作っている村上さん。
例えば、一見ヴィンテージ風のカレッジスウェットを作る場合でも、
- 裏のループに無然糸を使用してソフトな肌触りに。
- 表地は毛羽立ちを抑え、光沢が出るようにしっかり度詰めをしてハードな風合いに。
- サイズ感はゆったり着用できるオーバーサイズシルエットに仕上げる。
など、当時無かった技術やデザインを使い、上質な生地で着心地が快適なものになるようブラッシュアップして作成しています。
ソフト&ハード ロゴ スウェット 引用0101.co.jp
着て格好いいだけでなく、じっくりとディテールを紐解いていくと意外な発見がある…blurmsの作る服は、そういった奥深さも楽しめるものとなっています。
高品質な素材
上述したように、blurmsではヴィンテージやミリタリーを元ネタにしつつも、現代風に再解釈した着やすいアイテムを作っています。
そのこだわりに欠かせない要素の一つといえば、やはり「素材」といえるでしょう。
前述のヴィンテージ風スウェットにもいえる事ですが、あくまで着心地を大切に、現代の生活に寄り添うように上質な素材を使う事を意識しています。
既存の素材を使うだけではなく、オリジナルの素材開発をおこなったり、展示会で配布するシートにしっかりと使用している素材を記載したりなど、良い生地へのこだわりはblurmsの服を作るうえで欠かせない要素となっています。
また、良い生地を使用するだけでなく、着用、洗濯などを経て、生活の中で着ていく事も考えられており、洗濯によって質感が変わったり縮みが出る生地などを使用する際には、洗濯後の姿を想定してデザインを作るそうです。
リネン生地は洗って縮みが出る事も計算して制作 引用bloom-branch.jp
ただ素材が良いだけではない、しっかりと良い素材を活かすようなデザインに落とし込む服作りは、blurmsの大きな魅力の一つとなっています。
サイズ感
blurmsは、基本的にはユニセックスの展開となっています。
サイズ感としては、主にレディースが0サイズ。
メンズは2〜3サイズとして着用するとちょうど良さそうです。
作り自体は全体的にゆとりのあるオーバーサイズのため、レディースの0サイズでもメンズサイズのSサイズ相当になります。
メンズアイテムの2〜3サイズは、2でオーバーサイズのMサイズ、3でオーバーサイズのLサイズを想定すると分かりやすいかと思います。
カットソーなどでは3、4のみの展開であったり、アイテムによって違いはありますが、3は同様の大きめのLサイズ相当、4では大きめのXLサイズ相当のサイズ感になっています。
価格帯について
価格帯については、
- カットソーで8,000円~20,000円前後
- スウェットなどのトップスで20,000円〜40,000円前後
- ジャケットやアウターで30,000円〜100,000円前後
と、価格帯はやや高めの設定でしょうか。
しかしながら、blurmsによるオリジナルの生地や、日本の職人によるパターンや縫製などを加味すると、納得のお値段かと思います。
まだまだ発展途上のブランドといった印象なので、今後更に値上げする可能性は大いあるといえるでしょう。
blurms 定番アイテム
blurmsのアイテムは、発売される年により生地だけが変更、シルエットだけが変更、昨シーズンのアイテムをベースにブラッシュアップする…など、常にアップデートを繰り返しています。
ここでは、そんなblurmsの特に人気、定番とされるアイテムの中でおすすめのものをご紹介していきます。
Wool Surge Motorcycle Coat
¥126,500(税込)
blurmsのアウターを代表する「Wool Surge Motorcycle Coat」。
British ARMYモーターサイクルコートをベースにデザインしており、本来はボタンやベルトを全て閉めた状態が美しいモーターサイクルコートを、開閉時にもキレイに見えるよう仕上げています。
上質なウールとラミーを使用し、ケンビのようにラミーで毛羽立たせたドスキン生地を使用しています。
いなたい雰囲気とは裏腹に、柔らかく適度な張りのあるアイテムなのでストレスなく、普段のスタイリングに使い勝手のいいアイテムです。
12oz Selvage Denim Long Belted Pants
¥36,300(税込)
少しムラのある超長綿を使用し、洗い加工を施して仕上げたデニムパンツ。
ウエストからつながっているベルトが最大の特徴で、トップボタンが無いぶん、ベルトでウエストを調節しながら穿く事が想定されています。
超長綿独特の柔らかさが特徴で、洗って穿いていくうちにどんどん馴染んでくる気持ちよさがblurmsらしい一着。
DENIMOVERALLS
引用wear.jp
¥50,600(税込)
アメリカコットンの生地を使用しており、自然なムラ感や独特の風合いが楽しめる生地。
オールシーズン対応できる11ozの生地をベースに、ゆったりとしたシルエットで着心地が良いアイテムです。
フロントは長めのジップ仕様で、着脱も容易なうえデザイン的にもアクセントになっています。
少し野暮ったく可愛い雰囲気は、女性にも人気です。
セットアップ
Wool Surge Cardigan Jacket
引用palcloset.jp
¥56,100(税込)
Wool Surge Super Wide Easy Slacks
引用arknets.co.jp
¥46,200(税込)
ジャケット、パンツとして別々に販売されていますが、セットで着ればblurmsの魅力をより味わえるセットアップ。
ジャケットはボタンレスのカーディガンジャケット。
高密度に織られたblurmsオリジナルウールサージ素材を使用しワイドなシルエットに構築されています。
ボタンなどの付属品がなくとも製品が成立するのは、上質な生地と考え抜かれたシルエットによる仕立ての美しさによるもの。
袖裏にはキュプラを使用するなど細部まで拘りの感じられるアイテムです。
パンツはワイドシルエットのスラックス。
オーバーサイズながら着用時のバランスがキレイに見えるアイテムです。
ポケットはバーチカルスリットポケット。
着用時のストレスを感じにくいなど、細部にまで拘りが感じられるディテールが魅力です。
こちらも素材はウールサージ素材で、裏地にキュプラを使用しています。
コロナ禍において楽にスタイリングを成立させるアイテムという事で、今現在の気分とマッチしやすいセットアップ。
インナーを変えるだけで、あらゆるシチュエーションに対応できます。
Soft and Hard Sweat Crewneck Big
¥26,400(税込)
「blurhms ROOTSTOCK」ラインの定番スウェット。
他にも同素材を使用したカレッジスウェットや、スウェットのセットアップ、ラグランスリーブのスウェットなど数多くスウェットはありますが、今回はこちらのスウェットをご紹介します。
無地の定番スウェットとして展開しているこちらのアイテム。
表地は毛羽を抑えて光沢感が出るようしっかり度詰めされ、ヘヴィーウェイトの生地を使用しています。
ヴィンテージのリバースウィーブを彷彿させるようなサイドのリブ仕様は、着心地も楽な印象も与えることができます。
裏のループには無燃糸を使用しているため生地感とは裏腹に肌あたりの良いスウェットになっています。
ヴィンテージのチャンピオンなどのリバースウィーブなどでは感じることができない着心地や、現代らしいシルエットはどんなスタイリングにも反映させることができる優れものになっています。
中古市場での評価、買取について
ここまでblurmsの魅力についてご紹介してきましたが、中古市場での評価はどのようになっているのか?についてお話していきたいと思います。
blurmsは中古市場でもなかなかの人気があり、アウター類等は定価がそれなりに高額なこともあって、安定した金額で取引されています。
その反面、比較的肌に近い位置で着用するスウェットやTシャツ、カットソー類はやや相場が下がる傾向があるので、中古品の売却の際などは、状態に注意が必要です。
まだまだ発展途上のブランドと先述しましたが、中古市場での取引もまだ多くはなく、出品すれば「レアな出品」と認識されるチャンスがあり、アウター類などは強気のお値付けで売却できる可能性があります。
今回ご紹介した「Wool Surge Motorcycle Coat」などは、中古市場でも人気が高く、探しているユーザーが多くいるアイテムといえそうです。
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ここまで読んでくださった方へ
ここまで呼んで下さり、ありがとうございます。
今回は、blurmsの魅力や中古相場についてお話してきました。
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