TOGAのブランドライン解説|現行のもの、終了したもの、H&Mコラボまで|トーガ
こんにちは。ブランド古着のKLDです。
国産モード系ブランドで、メジャーな立ち位置にいながらもインディペンデントな存在感を放ち続けている尖ったブランド、TOGA(トーガ)。
メインラインの「TOGA」だけでなく、アイテムやコンセプトによって様々なラインを展開していることをご存じでしょうか?
「どのラインがどんな内容なのかわからない…」
という方のために、今回はTOGAが展開する系列ブランドを現行のもの、過去のものに分けてご紹介していきたいと思います!
- TOGAってどんなブランド?
- TOGAの現行のブランドライン
- TOGAの現在は終了しているブランドライン
- TOGAのラインごとの中古相場について
という形でお話していきます。
目次
TOGAとは
TOGAは、エスモードジャポン/エスモードパリでファッションデザインおよびパターンを学んだデザイナー・古田泰子氏により、1997年に東京を拠点に立ち上げられたブランドです。
デザインの特徴としては、様々な素材の大胆な切り替え、解体されて新たな解釈で構築された服たち、特徴的なレイヤード…など、TOGAにしかない独自の世界観をブレることなく表現しています。
2005年にはコレクション発表の場をパリへ、2014年にはロンドンへと移しました。
現在では、メインコレクションのTOGAの他に、靴ラインのTOGA PULLA SHOE、プレコレクションのTOGA PULLA、メンズウェアのTOGA VIRILIS、直営店だけに並ぶ一点物ラインのTOGA PICTAなどを展開しながら、様々なブランドとのコラボレーションも行っています。
官能的でありながらも構築的なデザインと独自の世界観が特徴的であり、コレクション発表当時からデザイナー自身を反映したかのような、「自立した力強い人物像」を根幹にした表現をし続けています。
TOGAの現行のブランドライン
現在、TOGAで展開しているラインは以下の通りとなっています。
- メインコレクション「TOGA」
- プレコレクション「TOGA PULLA」
- メンズウェア「TOGA VIRILIS」
- 靴ライン「TOGA PULLA SHOE」
- 直営店限定一点物ライン「TOGA PICTA」
ここから1つずつ、詳しい内容を解説していきます。
TOGA(トーガ)
TOGA公式Instagramより引用 togaarchives
TOGAはショー形式での発表を行っており、ブランドのメインコレクションとなっています。
東京での発表を始まりとして、2005年にはパリヘ、そして2014年にはロンドンへと発表の場を海外へと移しています。
世界4大都市コレクションのうち、常に伝統と革新が入り混じるロンドンでは、若手ブランドや個性の光る海外ブランドが多く発表する中で、TOGAは長年築き上げてきた確固たるブランドの地位を確立し続けています。
ブランドの世界観や真髄を感じられるこのメインコレクションは、個性的でありながらもセンシュアルなムードが漂います。
数あるブランドのコレクションラインの中でも唯一無二の存在として、ブランドのアイデンティティをダイレクトに表現するラインナップが揃います。
TOGA PULLA(トーガプルラ)
TOGA公式Instagramより引用 togaarchives
TOGA PULLAは、2004年にスタートしたメインコレクションの要素をデイリーでも着られるようにデザインに落とし込んだプレコレクションです。
シグニチャーのデザインのひとつであるウエスタン調のムードや、シルバーのメタルを使用した装飾などを用いたデザインが印象的です。
カジュアルな雰囲気とエレガントが融合したTOGA PULLAならではのアイテムは、シンプルなコーディネートにアクセントをプラスしたい人にも、誰とも被らない自分のスタイルを装いたい人にも受け入れられ易いアイテムが揃います。
ブランドが提案する“日常着”として、ブランドのファンをはじめ、幅広い層からの人気を博しています。
価格帯もメインコレクションよりも抑えたリアルプライスなので、小物や薄手のウェアなどからトライしてみるのも良いかもしれません。
TOGA PULLA SHOE(トーガプルラシュー)
TOGA公式Instagramより引用 togaarchives
当時バイイングに訪れていたバイヤーが、ロンドンのシューズディストリビューターのSIXの社長に声を掛けたことがきっかけとなり、誕生したコレクションであるTOGA PULLA SHOE。
TOGA定番のメタルやスタッズ、バックルを施したアイコニックなシューズラインです。
素材は革がメインとなっており、ウエスタンブーツから着想得たようなモデルをはじめ、サイドゴアブーツ、チャンキーヒールのパンプス、ストラップ付きのサンダル、ローファーなど、シーズンごとに様々なアイテムを展開しています。
価格も3万円台〜10万円以下となっており、価格レンジも幅広く手に取りやすいのも魅力的です。
ウェアのコレクションと並び、人気の高いラインとして継続的に展開をしています。
TOGA PICTA(トーガピクタ)
引用 eyescream.jp
TOGA PICTAは2005年にスタートした直営店でのみ取り扱っている一点物のコレクションラインです。
過去にはイギリスの老舗アウトドアブランドのBARBOUR(バブアー)とジャケットのコラボレーションも行うなど、ブランドらしさを打ち出したスペシャルなアイテムが揃います。
ブランドのアイデンティを投影したアイテム展開で、多くのファンの心を掴んできたコレクションは、人と被ることなく、自分のオリジナルのスタイルを貫く人にとって珠玉のアイテムとなっているようです。
オーダーメイドやカスタムメイドなどには手が届きにくい人にも、オリジナルの一点物のアイテムは比較的身近に取り入れることができて、自分だけのスタイルに取り入れられる点も嬉しいラインといえるでしょう。
TOGA VIRILIS(トーガビリリース)
TOGA公式Instagramより引用 tumitravel
TOGA VIRILISは2011年秋冬シーズンに誕生したメンズウェアのコレクションラインとなっています。
それまでは原宿の旗艦店で小規模展開していたメンズウェアを、クラシックなメタル使いやアクセントの効いた刺繍などメインコレクションのムードはそのままに、シルエットの綺麗なジャケットやスラックスなどオールアイテムで発表しています。
シックで鮮やかな色合い、一目でTOGAの雰囲気を感じられるテキスタイルやデザインは、個性的でありながらも、あらゆるアイテムと合わせても違和感なく馴染み易いのが特徴的です。
2019年、アーティストであるkohhがディレクションを手掛ける北区王子のセレクトショップ「Dogs」とのコラボレーションや、ファッション・カルチャーマガジンである「THE NEW ORDER」の10周年を記念したコラボレーションアイテムを発売するなど、アートやファッションに造詣の深いTOGAらしさが光るアイテムも展開しています。
【番外編】TOGA ARCHIVES×H&Mのコラボレーション
TOGA公式Instagramより引用 togaarchives
TOGA ARCHIVES×H&Mは、2021年9月2日に発売開始を予定しているTOGAとH&Mとのコラボレーションライン。
発売開始前から各メディアがこぞって注目している今秋最注目のコラボレーションでもあります。
長い年月とともに独自の世界観を打ち出してきたTOGAの豊富なアーカイブから着想を得たアイテムを中心に、サブカルチャーと独立性をミックスしたコレクションを展開します。
デザイナーの古田氏が思い描く“心地良さ”は、ジェンダーやあらゆる制約に縛られることなく、個々のマインドに従い、自由を謳歌する自身の表現に繋がっています。
自分らしく在り続けるための勇気を分けてもらえるようなアイテムは、H&Mとのコラボレーションにより、より多くの人の手に渡り易い価格帯となっているのも、大きな魅力です。
現在は終了しているTOGAのブランドライン
ここからは、現在は残念ながら終了してしまったTOGAのブランドラインについてご紹介していきます。
終了してしまったとはいえ、中古市場などではまだまだ手に入る可能性はありますし、もちろんお買取りもおこなっておりますのでぜひご参考にされてください。
TOGA ELASTIC(トーガエラスティック)
引用 seesaa.net
TOGA ELASTICは定番のアンダーウェアのラインとして展開されていました。
インナーとして着やすいタンクトップやTシャツなどのカットソー素材のウェアをはじめ、スカートなど他アイテムなどもラインナップ。
比較的手に取りやすい価格帯であったことも相まって、人気を博していたラインでした。
個性を感じるTOGAのウェアの合わせにも、デイリー使いにも重宝するインナー類などはいくつ手元に揃えても損のないアイテムです。
ウィメンズのみならずメンズサイズの展開もあったようで、もしも復刻するようなことがあれば、あらゆるサイズ感を楽しみながら、現在のブランドのコーディネートにも合わせることができそうですね。
TOGA ORNAMENT(トーガオーナメント)
2009年春夏コレクションで発表されたTOGA ORNAMENT。
クラッチバッグ、財布、ジュエリーなどの小物類が揃うこのラインでは、それ自体が主役となり得るような、存在感のあるアイテムが多く展開されていました。
カンガルー革を縮絨させることより、アルミホイルのような質感と光沢が特徴的な「アルミホイルボックス」と名付けられたシリーズや、重厚感のある造形的なヘッドが特徴的な「ステリックネックレス」は、全てのパーツがオリジナルで作成されており、ユニークなアイテムピースとして、コアなファンの心を掴んでいたそうです。
物づくりに妥協のないマインドを持つコレクションブランドだからこそ、ウェア以外のアイテムにもこだわりの詰まったコレクションが展開され、現在の小物のアイテムにもそのアイデンティティが宿っているようです。
TOGA ODDS&ENDS(トーガ オッズ アンド エンズ)
引用 wear.jp
TOGA ODDS&ENDSはブランドのリメイクラインとして展開されていました。
その名前は「半端物」「ガラクタ」「雑用」などの意味を持ち合わせており、デザイナーの古田氏が学生の頃、卒業コレクションで制作した「解体」のテーマを彷彿させるような、ブランドの根幹を連想させるコレクションテーマです。
既存のアイテムに新しいデザインを加えて、新たなアイテムとしての価値を見出すラインナップが揃います。
Tシャツをはじめ、バッグ、シューズの小物まで幅広く展開し、ベーシックに着られそうなシンプルなデザインもありつつもブランドらしさを象徴するような、捻りの効いたアイテムが数多く展開されていたようです。
TOGAの各ラインの二次流通市場での評価
このように、様々なラインを展開しているTOGAですが、中古市場の評価はどのようなものなのでしょうか。
現在の中古相場を見たところ、TOGAのラインの中ではメンズラインのTOGA VIRILISの取引数がとても多く、高い評価も得ていました。
また、購入のしやすさからかTOGA PULLAもそれに次ぐ勢いで取引されており、こちらも高い評価で取り引きされています。
H&Mとのコラボレーションアイテムも9月2日に発売されたばかりということもあり、フリマアプリなどでは購入したばかりのアイテムが並んでいるようです。
かといってメインラインのTOGAの評価が低いかといえばそうではなく、流通量は少ないようですが、しっかりと評価されて取引されています。
TOGAの中古品を売却する際に少し気を付けたいのが「発売からの年数の経過」です。
レディースのセレクトショップオリジナルブランドほどではありませんが、TOGAのレディースラインのウェアに関してはやや発売年からの年数の経過に評価額が影響されやすく、「必要無いかな?」と思った時にすぐに売却の決断をお勧めしたいブランドではあります。
逆に、小物系の展開は経年による影響はやや緩やかで、バッグや靴などは状態が良ければ高い金額で売却が可能かと思います。
KLDでは、シーズンの古いものであっても、売却可能な金額を鑑みて最大限のお値付けをさせていただいておりますので、少しでも気になるものがありましたらお気軽にご相談頂ければと思います。
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それに加え、国内のモード系ブランドに特に精通しており、自身もTOGAを愛用する査定士が「ファン」の視点でしっかりとお値付けをします。
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