patagoniaの品番、タグから判断する年代・シーズン判定|パタゴニア
こんにちは!ブランド古着買取専門店のKLDです。
この記事はパタゴニアのタグについて分析したものです。
パタゴニアのブランドタグは時代と共に変遷しており、年代を見分ける目安となります。
一度は見たことがあるであろう山のシルエットにpatagoniaの文字。
実は山ではなかった時期もあるのはご存知でしたか?
数年しか使われなかったタグもありファンの間では価値の高い一品になっています。
そしてパタゴニアの内タグには品番が記載されており、そこからそのアイテムの発売シーズン、製造年代を特定することができます。
今回は、ブランドタグと内タグの2つから分析を行っていきます。
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目次
パタゴニアとは
1973年にイヴォン・シュイナードがアメリカで設立したアウトドアブランドです。
もともとはロッククライミングの固定具を販売する会社でした。
1966年創業のシュイナードイクイップメントという会社で、ハーケンと呼ばれるロッククライミング時に岩盤に打ち込む金属製の固定具の製造から始まりました。
改良を重ね続けた結果、シュイナードイクイップメントはクライミング用品の製造で確固たる地位を築きます。
そこでウェアも製造することになるのですがクライミング用品のイメージはそのまま残しておきたかったので、パタゴニアというブランド名で登山だけに留まらないアウトドアウェアを展開していきます。
パタゴニアとは、南アメリカ大陸を流れるコロラド川以南の地域を総称する言葉です。
地図には載ってないような遠隔地というイメージや想的な風景が思い起こされるさまが由来となっています。
そしてどこの国の言葉でも簡単に発音できるためという理由もあったそうです。登山家でもあるシュイナードらしいですね。
そして今から紹介していくロゴのモチーフとなっている山々。
これはパタゴニア地方にあるフィッツロイ山群です。標高は3,405メートルで、クライマーの聖地として知られているのです。
かなり切り立った山々で、登山をしない人でも一眼見て険しそうだなと実感するのではないでしょうか。ぜひ検索して実物の写真を見てみて下さい。
タグからシーズンと年代を判別する2ステップ
それでは、パタゴニアの内タグからシーズンと年代を判別するための方法を説明していきます。
大まかには次の通りです。
Step1 : ブランドタグの変遷から年代を判別する
Step2 : 内タグから年代、シーズンを判別する
順番に見ていきましょう。
Step1 : ブランドタグの変遷から年代を判別する
パタゴニアのブランドタグは現在のタグになるまで合計8種類のタグが存在します。
1970年代前半「白タグ」「初期タグ」オレンジの夕焼け
1970年代の中期から80年代初期にかけて使われていたタグは白タグ、初期タグと呼ばれています。
白地に黒文字のロゴ、クライマーの聖地フィッツロイ山群を表した山と雪、夕焼けに染まる空と海が描かれています。
前期と後期で少々デザインが異なっており、前期の白タグには夕焼けの部分がオレンジ1本で表現されています。
1970年代後半「白タグ」「初期タグ」青、紫、オレンジの3色
前期はオレンジで夕焼けがデザインされていましたが、後期になるとそこに紫色のデザインが追加されます。
夕焼けの部分が2色となり、山の形状も少し変わっています。
1980年代 前半「デカタグ」®️なし
現行と比べると大きいタグなので「デカタグ」と呼ばれています。
白ベースから黒ベースに変更され、ロゴも黒文字から白文字に。
書体も変わっています。
1980年代後半「デカタグ」®️マークあり
1980年代後半になると、デカタグにⓇ(レジスターマーク)が入るようになります。
余談ですが、レジスターマークとは登録商標マークのこと。
特定の国や地域において、その語句や記号がすでに商標登録されていることを知らせるものです。
1980年代後半~1994年 「®️マーク入りタグ」
この年代になるとタグが小さくなり、現行とほぼ同程度のサイズになります。
この年代のものを通称「®️マーク入りタグ」と呼んでいます。
また、これと同時期にあったタグの種類として、襟元の内側についているブランドタグで「三角タグ」と呼ばれるものが存在します。
こちらは80年代に展開していたもので、上述の 「®️マーク入りタグ」のある商品で、なおかつ襟元にこのタグが付いているものは80年代の商品と判断してまちがいないでしょう。
1992年~1994年「雪なしタグ」
1992年から1994年までの短い期間に使用されていたもので、背景の山に雪の白いラインがないタイプです。
当時コピーアイテムが出回っていたため、その対策として作られたと言われています。
ここからⓇマークではなく○の中に点があるマークに変わります。
1993年 〜 1996年 「波タグ」
波をモチーフにした「波タグ」は、1993年から1996年の間使用されており、Tシャツやリバーショーツなどサーフ系アイテムに付けられていました。
1994年~「現行タグ」
山際の雪は復活し、Ⓡレジスターマークではなく○の中に点があるマークが引続き使われています。
パタゴニアをお持ちの方は、ぜひご自身のタグを照らし合わせてみて下さいね。
続いては内タグでの判別の仕方をお伝えしていきます。
Step2 : 内タグから年代、シーズンを判別する
内タグから品番・モデルを判別する
ブランドタグの次は、内タグから読み解いていきます。
こちらのタグをご覧ください。
パタゴニアの内タグには大きく以下のような情報が記載されています。
- 製造工場への発注番号
- 品番・モデル
- 法人登録番号
- 製造国
- 会社名
内タグから年代やシーズンを判定する際に必要なのが「品番」です。
品番はSTY + 数字 + 英語 + 数字で構成されています。
こちらのタグだとSTY52931SP18という表記です。
最初のアルファベットが品番を表しています。
STYの他にもSTYLE、ITEMといった表記があります。
そしてSTYの次の数字がモデル番号になります。
シーズンコード、今回だとSP18を抜いた数字を公式サイトで検索するとモデル名を調べることができます。
つまり52931はメンズ・ステアーズマン・シャツになります。
出典 : patagonia公式
内タグからシーズン・年代を判別する
品番 の末尾の英数が季節を表し、数字が年代を示しています。
今回のタグで言うとSTY52931SP18のSP18の部分です。
英語表記は以下の4種類があり、シーズンが判断できます。
S | 春 |
SP | 夏 |
F | 秋 |
FA | 冬 |
末の数字 | 年代 |
したがって、このタグは2018年夏モデルのアイテムのもの、という事になります。
以上の情報をまとめると、「STY52931SP18」という品番は、2018年夏にリリースされたメンズ・ステアーズマン・シャツを表しているということです。
こちらは余談ですが、品番の上下に記載されているPO/RNの意味は以下の通りです。
POはパタゴニアから製造工場への発注を管理する番号で、製品の製造ロット番号です。
製品、カラー、サイズによって異なる番号が印字されています。
RNは米国における法人登録番号。パタゴニア製品の布タグには全てRN51884 の印字がついています。
※情報は当社にて調査を行った結果を掲載しており、確実な情報をお約束するものではありません。
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最後に
パタゴニアはいつのアイテムも魅力的で、中古市場でも高い評価を得続けているブランドです。
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